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「その名はキャプテン 48-3」(2007/05/01 (火) 19:01:13) の最新版変更点
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紫色の目をキラキラ輝かせながら宝箱をいじくり回す18歳の美少女。
しかし、彼女がお金を求める理由を知った今、スタンにそれを注意する事なんて出来なかった。
「グフフ・・・中々の重さねぇ。何が入ってるのかしらぁ~。」
まぁ、花も恥じらう可憐な乙女が『グフフ』なんて言っていいのかは注意したかったが。
カチッ、と音がすると同時にアメジストの様な目の輝きがさらに光を帯びた。
暗闇にも大分慣れてきたのでハッキリとまでは行かなくともそれが分かる。
「さぁ、お宝ちゃ~ん。でておいで~。」
この荒んだ時代、古びた宝箱一つでここまで幸せそうな顔が出来るものだろうか。
帰りを待つ子供たちのために、雀の涙だろうと拾い集めなければならない。
まだ18歳だと言うのに。神が居るというならば、彼女に背負わせている物は過酷過ぎるのではないか。
いや、ある意味そこらの貴族などより幸せなのかも知れない。
金銭を目にした時の彼女の活き活きした表情、18という若さで幸せとは何かを理解しているのだろう。
箱を開け、お宝を手にした彼女の喜びようを脳裏に浮かべると涙腺が熱くなる。
駄目だスタン、泣いてはいけない。笑って彼女と喜びを分かち合うのだ。
そして白い手が箱に触れる、頑張れスタン。作り笑いでもいいから見守るんだ。
「ハァ?何これ・・・。」
入っていたのは小銭と大量のゴミであった。ようするにハズレである。
「とんだ期待外れだわ!大体あんな雑魚が後生大事に取っておいた物なんてこんなもんよ!
ああぁ~、宝箱の場所だけじゃなくて中身を見抜けるように出来ないのぉ・・・?」
重かったのは箱の重量だったのだ、怒りを箱にぶつける為、思いっきり蹴飛ばす。
「いったぁ~!」
飛ぶには飛んだが無理して蹴りあげるので足にダメージを受ける。
ほんの少し浮き上がった箱は、縦ではなく横に回転しながら洞窟の奥へと消えていった。
だが何故か箱が消えても回転音が止まない。重そうな箱が見えない所で回転し続けている。
「おい、ルーティ・・・?」
「まぁ・・・何も起こらないうちに逃げるのが一番っしょ!」
スタンの手を掴んで暗闇を走る、数秒遅れてガコッ、という音が背後に響いた。
~騎士団の砦跡地 2階~
「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
騒音のレベルを遥かに上回る大音量で、ブルーと愛銃サラマンダーが吠える。
次々と砕け散っていく魔物の群れ、マグナム弾の威力にマシンガンの連射力。
「ファーック!これでも喰らって、汚ねぇ尻の穴から脳ミソ吐き出しやがれ!」
突然、銃を解体したかと思えばそうではない、分離させたのだ。
太いコードで繋がれているが使い慣れたブルーには邪魔にはならない。
全方位への射撃を可能とした究極のマルチウェポン。
そのとてつもない範囲への射撃を前方180度に集中させた時の凄まじさ。
「こんな恐ろしい男を相手にしていたとはな・・・。」
撃ち漏らした相手を片づけながら改めてブルーの力を認識する。
構造の理解できない武器だが、大気の振動で分かる。
恐らくブルーの両腕には、常に多大な負荷がかかっている筈だ。
鉄製の武器で硬い地面を全力で叩いた時の感触。
ビリビリと衝撃が手から体の方まで伝わってくる。
それに近いものを連射してる限りは腕から離れない筈。
「ボサっとしてんなボーイ!またベビーナイトって呼ばれたいか!?」
サラマンダーの力を把握していなかったラファエルも、その力を目の当たりにして呆気に取られていた。
普段ならラファエルに喝を入れるのだが、そんな事も忘れる位にブルーに見入った。
初めて会った時はこんな速度で撃ってこなかったが、もし今の様に正面を弾で覆われたら・・・。
かわすも何も、鎧ごとミンチにされてしまうのが目に見えている。
(なんだよ、余裕すぎて弾があまっちまうぜ。お前のハニー達は長い夜にしてくれそうにねぇな。)
数だけで大したことのない敵ばかりなので暇なのか、ファッツが意味もなく話しかけてくる。
だが、ブルーは感じ取っていた。段々と危険が身に迫りつつある事を。
(黙って弾薬の精製を続けな。嫌な予感がするぜ・・・。)
「終わった・・・・のか?」
死屍累々と横たわる魔物達を、夢でも見てるかのような虚ろな目で眺める。
死肉が床中に広がり、別種の魔物の血と混じり合って肉ではなく粘液となっている。
「いや、階段を降りる音が聞こえる。足音からして・・・・一人、いや人間じゃねぇ。」
素早く銃のリロードを終えると同時に正面に構える。
ブルーは一体何者なのだろうか、魔物の群れを一掃する事で静寂を取り戻した。
しかし、それでもここから反対側の鉄格子に阻まれた扉との距離はかなりある。
音の反響しやすい建物内とは言っても、ここから階段を降りる音を聞き取るのは不可能だ。
アサシンとしての修練を積めば可能になるかもしれないが、アサシンギルドは遠い昔に壊滅した筈。
まさか、サルーインの復活に先駆けて再興したのだろうか?
「速い・・・馬・・・・・・・?違う、蹄の音が洒落にならねぇデカさだ!来るぞ!」
部屋に飛び込んできたのは、雷に身を包んだ白馬の姿をした獣だった。
美しい毛並みは見る物を魅了し、頭にある雄々しい角は美しさと裏腹に見る物を恐怖させる。
姿形から立ち振る舞いに至るまで、それが神に愛された生き物である様に思わせる。
これ程までに美しい生き物は、全世界を探し回っても存在しないと言い切れる。
「キリン・・・幻獣キリンか!」
幻獣キリン、目撃例の全くない正体不明の生物。
太古から変化の見られない原始的で強力な、生体の解明の進んでいないモンスターは古龍と呼ばれる。
その為、分類は古龍種だが龍とはかけ離れた姿をしており、例えるならば
神話の聖獣ユニコーンの様な姿をしている。
しかし、その美しい姿と裏腹に性格は極めて凶暴で、自在に雷を操る魔物である。
息を荒げながら、毛並みと同じ真っ白な目を鋭くして3人を睨みつける。
白光の獣が定めた生贄は、年老いた堅牢な騎士だった様だ。
後ろ足で大地を蹴る、身に纏った雷撃を周囲に振り撒きながら突撃してくる。
人が操れる生き物で馬より速い生物はこの世界には存在しない。
馬の姿をした魔物が姿を似せることで、実力まで擬態させている事を思い知る。
「ぬううううあぁっ!」
直前でシールドで突撃を防ぐが、全ての衝撃は受け流せない。
更に雷撃が盾から全身へと駆け抜け、身を焦がす。
(シイット!奴の体中に広がった雷でスキャンが出来ねぇ、戦闘力は未知数だぞ!)
「おい、年寄りは大事にしな!駄馬じゃ物足りねぇがロデオなら俺がしてやるよ!」
サラマンダーを連射するが全て弾かれてしまう。
しなやかに見えて鋼鉄以上に固い肉体は易々とは貫けない。
「ヒヒィィーーーン!!」
生態系は馬と酷似しているのか、雄々しい鳴き声は名馬のそれの如く周囲に響き渡る。
角がバチバチと音を立てて光り輝くと同時に天から光が降り注ぐ。
「うううおおおおっ!」
雷がブルーを直撃し、膝を地面についたまま動かなくなる。
「ブルーさん!しっかりしてください!」
「無駄だ、雷に打たれて生きていられる者など・・・・。」
唖然とした表情で立ち尽くす二人の目には、平然とした表情で立ち上がるブルーが映っていた。
それを見た幻獣が敵意をブルーに集中させ、一層激しく体を雷で光らせる。
「へっ、肩こりを治すには丁度いいな。」
雷が直撃したにも関らず、いつもの様にへらず口を叩く。
無理をしている様には見えない、本当に平気そうにしている。
ゴムの様に電気を遮断する装備をつけていれば別だが、身につけている服は革素材。
どう考えても防ぐ事は出来ないのに、何故生きているのか。
ID286名前:五十七話「二つの幻」 [sage]投稿日:2007/04/26(木) 15:27:04 ID:yEBuGct00
「ボサッとしてんな!こいつは雷を完全にコントロール出来てない筈だ。
正面以外は一度落とした場所には雷は落とせない、間を潜り抜けて角を折れ!」
まだ一度しか見ていない落雷を何故、見切れるのかは分らない。
だが、今はブルーを信じるしか道はなかった。
「ぬうりゃあ!」
全身の筋肉をフルに使って重い一撃を振り下ろす。
キリンの背に直撃するが硬くて弾かれてしまう。
体には傷一つ負わなかったが、切られた事が気に入らなかったのか、
ブルーから視線を外すと顎を引き、テオドールに角を振り上げる。
間一髪、横に転がり角を避けると今まで居た場所に雷が落ちる。
少しでも遅れていたら死んでいたというのに、心は舞い上がっていた。
「何年ぶりになるか・・・この緊張感、忘れていたぞ!」
テオドールを引き離した幻獣は標的をブルーに戻そうと振り返る。
横から鉄の光を感じ取り、目を向けてみると若騎士の姿があった。
ハヤブサの如き速力を剣に宿らせる、先手を取るため威力を捨てた斬撃『ハヤブサ斬り』
軽い一撃を角に正確に命中させると、同時に幻獣が雄叫びを上げ雷を落とす。
キリンの側面に回り込み、正面への雷をなんとかして避けることに成功した。
「ボーイ、横にも雷が来てたらアウトだったぜ。運がよかったな。」
軽口を叩くブルーの腕に握られたサラマンダーが火を噴いた。
雷を落とす際に両足を上げる習性がある事を見抜いたブルーは、
その瞬間は確実に移動しない事を確信していた。
炎の精霊の名をもつ銃から、死を撒き散らす鉛の塊が次々とあふれ出した。
鉛弾が次々と顔面を捉え、何発かが角へと当たるとキーンと高い音と共に、
角の真ん中からへし折れて少量の血が噴き出ていた。
(なっ、俺の言ったとおり弱点だったろ?)
「ああ、かなり効いてるみたいだが・・・こっからどうするんだファッツ?」
もう脳に声が響く事は無かった、苦笑いしながら目の前の幻獣を見つめる。
ブルル、と息を吸い込むと更に体を光らせ、雷が力強さを増す。
「角と雷が関係ないとは、古龍学者に知らせたら喜びますね・・・。」
「生きて帰れると言い切る様になるとは、成長したなラファエル。」
二人の騎士も苦笑いしながら、余り笑えないジョークを言い合う。
死を覚悟したその時、一筋の希望の光が差し込む。
「お~い、みんなぁ~!」
間の抜けた声で走り寄ってくるその姿に、期待せずにはいられなかった。
「スタンさん、ルーティさん!無事だったんで・・・」
思わず声を失うラファエル、期待はスタン達の後ろを走り抜ける生き物を見ると潰えた。
「助けてくれ・・・ってもう一匹!?」
「ちょっと!これどうなってるのよ!?」
「そりゃこっちの台詞だよ、厄日だぜ今日は・・・。」
走り抜ける白光に身を包んだ白馬、その頭部には稲光する雄々しい角。
間違いなく、超稀少な生物である筈の幻獣キリンだった。
「学者はやはり信用出来ん、何が目撃例の少ない生き物だ・・・。」
二匹の幻獣が怒りに任せて大地を蹴る、一匹でも苦戦する相手が二匹。
突撃の速さに加えて二体いる事で安全地帯が絞られる。
そのうち一匹がテオドール目掛けて駈け出した。
多少のダメージを覚悟し、老騎士は受け止めて少しでも動きを止める事にした。
今度は見誤らずに受け止めるので衝撃は少ない、電撃はやはり多少喰らう。
どうやら電撃によるダメージはそこまで深刻ではないようだ、問題は手の痺れ。
目の前にいる敵を見逃す訳にはいかない、痺れが力を半減させるが精一杯の力で剣を振り抜く。
顔まで固い皮膚で覆われているが、胴体よりは効果があるのか幻獣の体が横に傾く。
ふら付きながらも体制を保つその姿は、その美しさに似合わず弱々しいものだった。
どうやら体力は多くないようだが、念のため一度距離を取る。
すると、何故かテオドールにそっぽを向いて一人の男へと狙いを定めた。
「なんで二匹とも追いかけてくるんだぁ!」
全力で逃走するのは最強の剣の持ち主、ソーディアンマスタースタン・エルロン。
最も、ソーディアンを失った今ではそこそこ腕の立つ普通の冒険者である。
二匹の幻獣が力強く大地を蹴りながらピッタリと後ろに張り付く。
「ハイハイ、みんな今のうちに回復するわよ。ヒールは一回1000金、ナースは5000金ね。」
本当だったらガルドで払ってもらうのに、そんな事を心の奥で呟きながら
みんなが答えるのも待たずに回復晶術、ナースを唱える。
周囲に水の精霊たちが現れ、注射器によく似た針を突き刺してくる。
その針に痛みは全くなく、むしろ心地よさを感じるくらいだった。
「ルーティ・・・もうダメ・・なんとかして・・・・。」
息も絶え絶えに、今にももたれそうな足で走り続けるスタン。
少しづつ距離を詰める二匹の幻獣、彼等もゆっくり走る事でスタミナを整えていたのだ。
本気で走ればいつでもスタンを跳ね飛ばしてズタズタに出来た。
「こっちも準備が出来たぜ。スタン、受け取れ!」
ブルーが手にした物体をスタンに向けて全力で投げつける。
咄嗟に手を出し、受け取ると同時に体制を崩して転ぶ。
そして二匹の幻獣が走るのを止め、両前足を高く上げて雷を呼び寄せる。
「ちょっ・・・あんな状況で変な物渡すんじゃないわよ!スタン!?」
焼け焦げた地面、巻き上がる煙の中で男が一人立っていた。
ビリビリと眩い光をその手に従え、炎のような闘志を空のように蒼い目に秘めた男が。
「間に合ったな、奴等の角で作った剣。刀身の色と纏った雷から紫電と呼ばれる業物だ。」
(この世界の情報はメルビル図書館とやらで大体インストール済みだぜ。役に立ったろ?)
「この剣・・・これならいけるぞ!」
柄には耐電処理がされて尚、腕を微弱な電流が駆け抜ける。
その微弱な電流が筋肉を刺激し、痛覚を麻痺させ筋力を増幅する。
そして、刀身には決して触れることの許されないキリンの角を削り出し、加工した刃。
幻獣の角は通常ならば絶対に折れないとされ、死体から切り取るしかない。
死して弱まった電力でも獲物を仕留める力が宿っているからだ。
しかし、サラマンダーの圧倒的な火力を持って折った角には、
死んだ角とは比べ物にならない雷が宿っていた。
「アンタ、いつあんなもの作ったの?」
「剣の秘密はお互い様さ。お前の剣ほど怪しくねぇよ。」
そういってウィンクするとサラマンダーの標準をキリンへと定める。
スタンに当たらないよう注意しながら三点バーストに切り替えて頭部を撃ち抜く。
ガンガンと音を立てて弾かれていくがダメージは大きい。
やはり体よりは柔らかいようで一部の弾が皮膚を突き抜け、血が吹き飛ぶ。
苦痛に顔を歪め、ブルーを睨みつける。
これでよかった、本当の狙いはダメージではなく注意を引くことだ。
「スタン!さっさとその剣試してみな!」
「うぉぉ!魔王、炎撃波ぁ!」
激しく稲光する剣で一閃、キリンの角で作られた刃が容易く強固な胴体を切り裂く。
だが、手応えがいつもと違う。がっちりと手に獲物を捉えた衝撃が無い。
おまけに胴体を切り裂く事は出来たが雷は全て吸収されている。
「バカ!そんな細身の剣で大振りしてどうすんのよ!」
魔王炎撃波、ソーディアンディムロスの生み出す業火によって敵を焼き払う奥義。
だが、炎の代わりとして激しい雷をその身に宿してはいても相手を切り裂く際にしか放出していない。
相手を包み込む様な攻撃が出来ない上にディムロスの様な剛剣では無いので大振りする意味がないのだ。
「なるほど・・・炎じゃなくて雷、つまり魔王電撃波!」
「0点、ダサすぎて話にならないわね。どうでもいいからしっかり戦いなさい!」
結局の所、普通の剣技しか使えないのでガッカリのスタン。
しかし紫電の力に疑いの余地はない、相手との相性は最悪だが。
「スタン、電撃は奴に吸収されちまうから意味がねぇ。逆に剣で奴の電撃を受け止めろ!」
バースト連射を続けながら的確に指示を出すブルー。
一方でブルーの連射を潜り抜けた片方の幻獣は、二人の騎士によって行く手を阻まれていた。
「ラファエル!まだ手を出すな、奴の攻撃を見切ってから仕掛けるのだ!」
「わ、分かりましたテオドール卿!」
左右にジャンプしながら軽快に近づいてくる、回避と攻撃を兼ね備えた攻撃法。
熟練ハンターでも回避は難しく、咄嗟に受け止める事で生存率を上げる。
ガッチリとテオドールが強力な突撃を受け止め、一瞬の隙が出来る。
「・・・・そこっ!」
ラファエルが目を見開き獣を見据える、しかし本当に開いているのは心の目。
次の攻撃へ移るまでの時間を的確に『心形剣』で捉える。
針の様に鋭い一撃が、既に折れた角の下半分を粉々に砕く。
「ヒィーン・・・!」
ガクガクと震える脚で、必死に逃げようとラファエルに背を向ける。
だが、逃走経路で立ち塞ぐ老騎士はそれを許さなかった。
「砕けちれえぇぇぇい!」
両腕で握りしめた大剣を、下から上へと全力で振り抜く。
それだけの技だが並の戦士では遠心力によって加速した大剣の重さに両腕が耐えられず、
無理をすれば内側の筋肉と同時に骨ごと千切れてしまう事もあるという技と呼べぬ一撃。
老いて尚、その身に健在する剛力から放たれた『アッパースイング』がキリンの顎を吹き飛ばした。
ビチャビチャと音を立てて肉片が飛び散る、皮膚に残った雷で、くっついた肉がピクピクと痙攣している。
その場に息も絶え絶えに座り込む二人の騎士と骸となって横たわる幻の獣、残る幻獣は後一匹。
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