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さてどうしたものか・・・、下記基準のどれを基準にして疎開の基準を作るべきか?今悩んでますが、とりあえずメモ的に。
● 私的安全基準Ⅳまでなら生涯暮らし続ける。但し、妊娠したら出産までは安全基準Ⅱの地域へ疎開する。
● 私的安全基準Ⅴなら5年までは暮らし続け、6年目に入っても値が下がらないようなら、私的安全基準Ⅳの地域へ疎開する。
● 私的安全基準Ⅵは、考慮しない。低線量地域である日本で暮らし続けてきた我々にはどうなんでしょうか?

● とは言っても、台湾での調査のこともあります。嘘かホントか?
  これでいくと、50mSv/y(5.7μSv/h)は顕著に癌死亡率を下げるということのようだ。


monoコメ
  ・この記事を読むと、kittyさんの安心しろという言葉とは別のことを想像する。
   それは、1980年代から急激に増えた癌は、タバコや環境ホルモンのせいではなくて、中ソの大気圏内核実験による放射性物質の降灰によるものなのではないかと思えてくる。原子力関係者が放射性物質の危険性を覆い隠すために、タバコのせいにしているのではないか、と。ま、癌で死亡する人は増えたが、とりあえず核実験の降灰被曝者群は基本的に元気であることに変わりはないが。
   kittyさん、それにしても、コレってもしかしたらやぶ蛇?

■ 【私的安全基準Ⅰ
※ ICRPの勧告である一般公衆の限界線量である〔年 1mSv〕 と 自然放射線量〔2.4mSv/y〕のうち空気中から受けるとされている放射線量〔年 1.26mSv〕を足して計算する。

1mSv/y + 1.26mSv/y = 2.26mSv/y

よって、1時間当たりの線量は

2.26mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.00025799086mSv/h ≒ 0.26μSv/h

この値以下なら、生涯にわたって安全であり、遺伝的にも安全であるということになる。

■ 【私的安全基準Ⅱ
※ 放射線作業従事者において、妊娠が分かってから出産まで(7ヶ月とする)に許容される限界線量〔7ヶ月 2mSv〕 と 空気中か受けるとされている放射線量〔年 1.26mSv〕を足して計算する。(妊婦が安全なら非妊婦も安全だろう) ⇒ 参照

2mSv/y + 1.26mSv/y = 3.26mSv/y

よって、1時間当たりの線量は

3.26mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.00037214611mSv/h ≒ 0.37μSv/h

つまり、最初の年は 0.37μSv/h 以内で、あとは上の安全基準の〔Ⅰ〕か〔Ⅱ〕に順ずる。ということになる。 

■ 【私的安全基準Ⅲ
※ 中国の陽江は高自然放射線地域で、平均 〔年 3.5mSv〕 であり、白血病・癌の発症・遺伝的な影響に関して他地域との有意な差はない。⇒ 参照 / 参照

3.5mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.00039954337mSv/h ≒ 0.4μSv/h

この値以下なら、生涯にわたって安全であり、子孫に関しても安全であるということになる。

■ 【私的安全基準Ⅳ
※ イランのラムサールは高自然放射線地域で、平均〔年 10.2mSv〕、最高値は〔年 260mSv〕であり、癌発症に他地域との差は認められない。⇒ 参照 / 参照

10.2mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.00116438356mSv/h ≒ 1.16μSv/h

この値以下なら、生涯にわたって安全であり、子孫に関しても安全であるということになる。


参考:260mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.02968036529 ≒ 29.7μSv/h

■ 【私的安全基準Ⅴ
※ 放射線作業従事者においては、〔年に20mSv〕 を超えない範囲なら、現在および生涯に渡って健康に問題はないとしている。(但し、遺伝的影響に関しての言及はない。つまり、遺伝的には問題があるかも知れないということか?) ⇒ 参照

20mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.00228310502mSv/h ≒ 2.28μSv/h

被曝した個人に関しては、安全な範囲内であるということになる。

■ 【私的安全基準Ⅵ
※ 稲 恭宏博士は、世界平均2.4mSv/y の百倍でも安全だと言う。これは、イラン・ラムサール地方の最高値〔年 260mSv〕のことを言っているのだと判断して。⇒ 参照

260mSv/y ÷ (365d×24h) = 0.02968036529 ≒ 29.7μSv/h

この値でも、被曝する個人および遺伝的な問題もないと博士は言っていることになる。




※ 有意な差:10万人に1人。
  日本の癌死亡率は、2003年統計によれば、10万人に対して804.6人である。これは100万人に対しては8046人である。
  よって、有意な差を100万人に対して考えると、8056人となる。
  100万人に対して、下は8037人から上は8055人までの範囲は変動範囲内。





※ blanklink プラグインエラー: URLかページ名を入力してください。放射線防護のための低線量及び低線量率での電離放射線被曝による健康影響){http://www.jca.apc.org/mihama/world/ecrr2003.htm}


※ ページ下の添付ファイルは、このページで参照したweb記事を保護しアップロードしたもの。


 ・安全レベルとは、深刻なリスクなしにどこまで高い放射線が許されるかということである。
人間の放射能被害を修復する機能の最新研究からすると、100ミリシーベルト/月1200ミリシーベルト/年というあたりは、安全と考える。
福島の人々は全員帰宅させるべきである。



 ・ミリじゃないですよ、みなさん。1.2シーベルト(1200ミリシーベルト、1200000マイクロシーベルト)の被曝でもまったく大丈夫、とおっしゃるのは、オクスフォード大学名誉教授(粒子物理学専門)のウェード・アリソン博士。

 ・教授は福島でチェルノブイリの教訓が生かされていない、とし、その例として、次のようにおっしゃっています。(スライド12ページ):

避難すること(および放射線による健康被害のリスクがあると住民に知らせること)のほうが、放射線自体よりはるかに大きな害を住民の健康に及ぼす[国連(2011年)およびIAEA(2006年)の報告書]。福島ではこの報告書が読まれていないのだろうか? 教訓が生かされず、過ちが繰り返されている。

しかしなんといっても驚くのは17ページ目。博士が提案するのは、「比較的安全な最大レベル」の被曝量の設定。その数字は、

1回の被ばく限度 100mSv
1か月の被ばく限度 100mSv
生涯の被ばく限度 5,000mSV











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最終更新:2011年11月08日 22:22