- 骨格系
骨量低下
女性は閉経後に一気に骨量が低下する。
男性は70歳、80歳くらいから骨量が低下する。
一定の骨量の相対値以下になると、骨粗鬆症になる。
具体的な症状は腰や背中の痛み、腰が曲がる、
背が縮む、骨がもろく折れやすくなる、など。
軟骨の老化
関節軟骨がうすくなり、主成分のコラーゲンが変質
することで、クッション作用が低下し、
変形性関節症を引き起こす。
また、軟骨の老化により巧緻性の低下、
運動学習の低下が見られる。
筋力の低下
20歳の時の筋力を100%として、70歳の時には
上肢 上腕屈筋群では87%、上腕伸筋群では76%、
下肢 大腿屈筋群では81%、大腿伸筋群では60%
まで筋力が低下する。
- 生理的機能の低下
行動体力は1歳につき1%能力が下がる。
(例 : 握力、ボール投げ、立位体前屈など)
体力回復の速さは遅い。(個人差大)
高齢になってからのダメージは体にこたえる。
- 以上のことにより、高齢者には転倒が多い。
転倒は寝たきりの原因の第3位。
転倒をする原因は、体の問題と環境の問題の2つ。
体の問題としてあげられるのは、下肢の筋力低下、
平衡感覚の低下、歩行しにくい、危険を認識できない、
よく見えない、よく聞こえない、など。
もう一つは環境の問題。
段差をなくす、手すりをつける、などで解決できる。
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