(これはsos団にやってきた事件の別ルートです。)

 

今、俺たちSOS団は何をしているかというと、あることについての会議をしていた。それは・・・・岡部殺害計画。そのことについて話し合っていた。なぜ、やつを亡き者にする必要があるのか?それは・・・・聞いてはいけないことを聞いてしまった、それだけだ。しかし、聞かれたことが周りに広がったらマズイことになるからだ。なぜならそれは、ハルヒが神だということだからではない。資金不足が表に出てきたため、強盗をしようと部室で会議していたところをあいつは聞いてしまった。更にそれを利用し、ハンドボール部に入れといってきたのだ。いくらSOS団が非公式といえども、いつもいると愛着心が付いてくるものだ。更に従わないのなら情報を流すとまで言ってきやがった。そのため口封じにあいつを殺すことにした。犯行を気付かれないようにしつつ、完璧に奴を殺すには物陰の少ない体育館倉庫が一番だった。そうすることで全員一致、犯行に移すことにした。

 

岡部「こんなところに呼び出して何のようだ?部の返事なら職員室でできただろうに。」

 

キョン「どうしてもここで聞く必要があったんですよ・・・・部のことですが、なかったことにしてくれませんかね?」

 

岡部「無理だ、しょうがない、言いたくはなかったんだが流すしかないようだな。」

 

長門「その必要はない。」

 

岡部「どういう意味だ?」

 

古泉「なぜなら、あんたはここで息絶えるからだよ。」

 

岡部「な、何をする気だ、やめろ、やめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

ハルヒ「もう遅いわよ、さようなら。」

 

岡部「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・」ドサッ

 

ハルヒ「さあ、こいつが自殺したように見せるのよ、有希、遺書は?」

 

長門「ここにある」

 

ハルヒ「じゃあ、そこにおいて、みくるちゃん、ナイフは?」

 

みくる「ちゃんと用意してますよ、指紋もこいつのをつければ完了です。」

 

ハルヒ「よし、これで完了、と。引き上げるわよ。」

 

翌日、朝、バレー部が朝練するために用具を引っ張り出そうとした際、岡部の遺体が見つかった。すぐに警察が来たらしい、現場は即立ち入り禁止となった。

 

~右京、薫SIDE~

 

伊丹「これはひどい、一面血だらけになってやがる。」

 

米沢「死亡推定時刻は昨日の夜7時から8時の犯行と思われます、周りにはこれといったものは見つかりませんでした、遺書とナイフを除いては。」

 

三浦「これは自殺で間違いないだろう。」

 

右京「つまり、被害者は敢えて人目につかないところで自殺をした、これはいささかおかしいとは思いませんか?」

 

三浦「何で特命のあなたたちがいるんですか、警部殿?」

 

薫「がやがや騒がしかったのでこっそり付いてきたらこのざまだった、というわけ。」

 

伊丹「お前には聞いてないんだよ!この亀!」

 

芹沢「で、なぜおかしいんですか?」

 

右京「この時間帯にはほとんど教師も生徒もいません、なのになぜここを選んだのでしょう?」

 

薫「それは気付かれたくなかったからじゃないんですか?」

 

右京「おかしいのはもうひとつ、遺書は確か遺体のそばにありましたよね、なのに血が一滴も付いていません。周りはこれほど血まみれなのに、遺書には一滴も付いていない、更にはナイフは血が付いているのに指には付いてはいません、深く差し込んだのなら血がついててもおかしくありません、それなのに指には血が付いていないすなわち、これは自殺ではなく殺人だということですよ。」

 

伊丹「それは、遺書は害者が倒れたときに落ちたんじゃないですか?指の血はナイフから離れていたんですから付かなかった。明らかに自殺ですよ。」

 

三浦「とにかく、自殺ということで事件性はありません、われわれは失礼します。」

 

右京「米沢さん、遺書の指紋鑑定、気付かれないようににして置いてください、頼みましたよ。」

 

米沢「わかりました。」

 

薫「右京さん、ここはいったん戻りましょう、捜査はそれからでも遅くないですし。」

 

右京「そうしましょう。」

 

~捜査 ~

 

警察が来たその翌日、新聞には教師、自殺と書かれた記事が乗っていた。馬鹿な奴らだ。まあいい、おかげで俺たちの容疑は晴れた、もう犬(警察)の相手もする必要もない、俺たちはホシ(犯人)じゃなくなったんだ。そう思っていた矢先のことだ、放課後、部室にとんでもない来客がやってきた。

 

???「失礼しますよ。」

 

ハルヒ「誰よ?あんたたち、見たところうちの教師じゃないようだけど。」

 

右京「ええ、その通り。警視庁特命係の杉下です。」

 

薫「亀山です。ちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

SOS団一同「!!!」

 

右京「どうかしましたか?なんかそわそわしてるように見えるのですが。」

 

キョン「いや、警察の方が来たのでびっくりしただけですよ。それで、何のようですか?」

 

薫「昨日のことなんですが、お時間いただけますか?」

 

古泉「昨日のことなら自殺と出たんじゃありませんか?」

 

右京「おや、どうしてわれわれが昨日の自殺の件について話に来たんだとお分かりになったんですか?」

 

古泉「それは、その・・・ほら、事件のあった次の日ですし。」

 

右京「それなら、自殺と分かっていることなのに来る必要はありません、なのになぜ来たのか、それはあれは殺人だからですよ。」

 

ハルヒ「証拠はあるの?殺人だという証拠が?」

 

右京「血ですよ、更に遺書です。」

 

みくる「それがどうかしたんですかぁ?」

 

薫「遺書には本来あるはずの指紋がありませんでした、更に被害者の手に血が付いてなかった。」

 

右京「つまりこれは自殺に見せかけた殺人なのですよ、更にその日には強盗事件が起きています、偶然とは思えませんがねぇ。」

 

長門「つまり、何が言いたいの?」

 

右京「これは同一犯による可能性が高いのですよ。おそらく、被害者はこのことを聞いていたとすると、今回の殺人の動機としてもありえるんですよ。」

 

薫「つまり、殺害現場からして犯人はこの学校にいる人なんですよ。更に犯人は重要なことを教えてくれたのです。」

 

キョン「それは、一体?」

 

薫「おっと、下校時間のようですね、じゃあ、また明日。右京さん、行きましょう。」

 

~決着の時~

 

こうして、あの二人は去っていった。そして、思った。あの人たちは俺たちを疑っている、と。間違いない、完全に自殺だと思わせるようにしたのにあの二人には通じなかった。必ず、あの二人は確実な証拠を持ってくる、そう思った。長門は証拠隠滅を図ろうとしたが、無理だったらしい、しかし、俺たちがやったという証拠はない。そう思いながら下校していたときのことさ。帰ったはずのあの二人がいた。

 

キョン「おい、ハルヒ、堂々と俺たちの後ろからあの二人が来ている、どうする?」

 

ハルヒ「ここで走ったら怪しいと思われるわ。落ち着いて普通に歩きましょ。」

 

右京「ちょっとすいません。」

 

古泉「!・・・なんだ、あなたたちですか、びっくりしましたよ。」

 

薫「ちょっと来てもらっても構いませんか?大事な用があるもので。」

 

ハルヒ「いいわよ、どこでするの?」

 

右京「現場ですよ。」

 

キョン「なぜそこに?」

 

薫「言ったでしょう、決定的な証拠があると。」

 

キョン「分かりました、行きましょう。」

 

そして、現場につれてこられた。

 

右京「僕たちの考えはこうです、犯人は被害者をここに来るように仕向け、彼を殺し、自殺に見せかけるために細工をした、そして、本来の仕事へと向かった、そう考えているのですよ。」

 

ハルヒ「それじゃあ、殺した意味は何だったの?」

 

薫「計画を聞いてしまったんですよ、彼は。それに後から気付いた犯人は彼を呼び出して殺した、そうゆうことです。」

 

古泉「じゃあ、凶器のナイフの説明はどうするんです?」

 

右京「おかしいですねえ、確か亀山君は始めてあなたがたと話ししたとき手に血が付いてなかったとしか行ってません。どうして、凶器がナイフだと分かったんですか?」

 

キョン「それは・・・・あ、そうそう新聞に載ってたんですよ。」

 

薫「そんなこと、記事には書いてませんでしたよ、被害者が血まみれで倒れていたとしか。」

 

右京「・・・・いい加減、白状したらどうなんですか!」

 

長門「じゃあ、私たちが強盗をしたとも言うの?証拠もないのに。」

 

ハルヒ「そ、そうよ、強盗したという証拠がないじゃない?足跡でもあったというの?」

 

右京「そう、足跡があったんですよ、それも、あなたたちの靴から。」

 

キョン「いつの間に調べたんだ!俺たちの靴に血が付いていたなんて!」

 

右京「そういった時点であなたたちが犯人であると認めてしまったのですよ。それでも、まだ白を切るつもりなのですか!!!」

 

俺たちは言葉が出なかった。そう、確かに犯罪を犯してしまった犯罪者だ、白を切っても無駄なだけ、あきらめよう、そもそも俺たちが犯罪をすることが間違っていたんだ。そして、洗いざらいすべて話し、出頭した。あれからもう6年が経った。まだ、俺たちは同じ牢獄で、留置所で、ひっそりと暮らしている。ここの生活にも慣れた、それに一生出ることがないのだから・・・・・・・・・・・・。

 

FIN.

 

~知りたい人のための白状シーン~

 

キョン「そう、それは俺たちが岡部を殺す前日だ・・・・・・・・」

 

~回想~

 

ハルヒ「ねえ、皆、部費が少ないと思ったことない?」

 

キョン「そんなの俺たちには関係ないこと・・・・・・じゃなかった。いつも俺がみんなの分のおごっているから財布がパフパフ言ってるんだ、部費で下ろせないのかと思ったことはないね。」

 

ハルヒ「そんなの関係ないの、あんたが遅れるのが悪いんだから、それより、部費が多ければいろいろなことができるのよ、それはいいとは思わない?」

 

キョン「それはそうだが・・・・どうしろと?」

 

ハルヒ「どこからかお金を取るのよ、それが一番だわ、そうね、銀行にしましょう。」

 

キョン「まて!俺は犯罪なんか薄汚れたことなどしたくない!やるならお前一人でやれ!」

 

ハルヒ「じゃあいいのよ、キョンはなくても。その代わり、びた一文たりともあげないからね。せいぜいパフパフの財布持ってなさい、会計のとき払えなかったらツケよ。そうね・・遅れる語とに千円ずつ上げるから!覚悟しなさい!」

 

キョン「う・・・・・・・・それはいやだ。」

 

ハルヒ「なら協力しなさい。」

 

キョン「家族の皆、俺は薄汚れた子になってしまいます、そうなる前に縁を切ってください。」

 

ハルヒ「何ぶつぶつ言ってるのよ、さあ作戦会議を始めるわよ!」

 

~回想 終了~

 

キョン「その翌日のことだ、岡部が俺たちを脅してきた、更にはこの計画をバラすとも言ってきた!俺たちは心底おびえたね、そしてやむを得ず殺してしまった、用のない三人まで巻き込んで・・・・・」

 

右京「つまり、五人全員が知っていたのではないと、そういうことですね。」

 

キョン「そうさ、その日の放課後、みんなの前でこのことを言った、そしたらこの三人は何を言ったと思う?どうせなら全員が犯人になろうなんか言ってきた、関係ないのに、こんな事件に巻き込んでしまったんだ!ほんと、馬鹿だな俺は。」

 

薫「確かにな、計画を考えた時点で馬鹿だお前らは、だがな、関係ないやつを巻き込んで何になる!そのせいで、一人の尊い命を奪ったんだ!ふざけんな!お前らそれでも仲間か?おい!」

 

古泉「ええ、だからですよ、二人のいないSOS団にいる必要はないのでね、どうせなら最後まで共に行きたかったのですよ、仲間として。」

 

右京「そういうのは仲間とは言いません、そんなことは常識を知らない人のすることです!!!!!!そんな人に仲間だという資格はない!!!」

 

長門「とにかく、犯行に関わったのは確か、警視庁でもどこでも連れて行きなさい、私たちは一生牢獄生活を送るのだから。」

 

右京「残念ですが、これは極秘での捜査ですのでね、僕たちが連れて行くのはいささか問題があるのですよ、上からどういわれるのか分かりませんし。」

 

ハルヒ「まるで私たちみたいね。」

 

薫「いや、月とスッポン並みに違うね、紙ひとつ超えるか超えないでは違うんだよ。」

 

キョン「そうですね、所詮俺たちは紙ひとつまともに越えられない奴だった、ってことか。」

 

~知りたい人のための白状シーン END~

 

ちなみに刑法199条には『人を殺したものには死刑・無期懲役または5年以上の懲役に処する』と記されてある。

 


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