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あの閉鎖空間から帰ってきて約2ヶ月、今日は七夕だ
涼宮ハルヒは何故かメランコリー状態、しかし部室に来るなり
ハルヒ「七夕マジックショーをするわよ!!」
などと言い出した、しかも朝比奈さんをバニーに着替えさせ、自らもバニーだ
まぁここまではいいとしよう、何故長門にまでバニーを着せるのかねこいつは
別にかまわんがな
用意された小道具・大道具にはそれぞれ魔術紋様が描かれていた、まぁ長門や古泉と言った怪しげな魔導書の主ともなればそれくらいはわかる
では何を意味しているのかと問われれば答えよう、わからん
長門に聞いてみると
長門「そのうちわかる」だそうだ、意味深だがまぁそのうちわかるならいいだろ
時刻は夜7時、お開きとなり俺は長門と朝比奈さんからそれぞれ栞とメモを渡された
長門「……後で役に立つから」と手渡され、朝比奈さんからはハルヒに気付かれないようこっそり渡された
内容は、解散しても残っていてと言う一言だけだった
 
と言うわけでお開きになった後の部室に残っているわけだが、さてどうしたものか……
みくる「すみません、お待たせしました」
キョン「いえかまいませんよ、それでどうしたんです?」
みくる「まず私と契約してください!それから一緒に3年前に行ってほしいの」
キョン「と言うと接吻ですか……」
みくる「大丈夫です!直ぐに終わります」
 
で30秒後
 
キョン「それでは行きましょうかゴトゥーザ様」
みくる「おう!!」
 
3年前七夕……
 
キョン「はっ!」
みくる「あっ、気が付いた?」
キョン「ここは?」
みくる「3年前の七夕です」
キョン「てことは、俺は時間旅行をしたわけか」
みくる「はい」
 
起き上がり辺りを見回すと、部室ではなく公園だった時刻は8時を過ぎたところだ
キョン「それで朝比奈さん、この時代で何を……」
みくる「zzz」
やれやれ、眠ってしまったか
みくる(大)「お久しぶりキョンくん、また会ったわね」
キョン「あなたですか朝比奈さん(大)」
みくる(大)「ここからは私があなたを導きます」
キョン「どういう事です?」
みくる(大)「あなたと契約しこの時代にまで導くのがこの子の役目、そしてここからあなたを導くのが私の役目なの」
キョン「最初からあなたが来れば良かったのでは?」
みくる(大)「詳しくは言えないんだけど、ここであなたと契約しないと私は私になれないの」
キョン「……禁則ってやつですか?」
みくる(大)「えぇ」
キョン「それで俺に何をさせようって言うんです?」
みくる(大)「この先にある中学校に女の子がいます。その子のやろうとしていることを手伝ってあげて」
キョン「一体なにをやるんです?」
みくる(大)「それは行けばわかります」
キョン「……わかりました、じゃあ行ってみます」
みくる(大)「よろしくね、じゃあこっちの私はおぶって行ってね、キスくらいならいくらでもしていいわよ」
キョン「はぁ……」
 
こうして俺はその中学校とやらに向かうことにした
やれやれ何が待っているのかね
 
みくる(大)「……」
 
問題の中学校に到着したが誰もいない……
やれやれどうもここではないらしい、何々、東中学校ねぇ……はて聞き覚えがある名前だな
 
ガタガタ
何の音だ?おっあいつか!
キョン「おい!」
女の子「え?」
キョン「何やってるんだ?」
女の子「見てわからない?」
キョン「学校に侵入か」
女の子「そうよ、あんたこそ何誘拐犯?」
キョン「何をやろうとしてるんだ?」
女の子「別にあんたには関係ない……でもちょうどいいわ。あんたちょっと手伝いなさい!」
キョン「いやそれは構わんがどうやって入るんだ?」
女の子「鍵があるから開けるわ」
キョン「どこで手に入れたんだ?」
女の子「職員室から合鍵ちょろまかしてきたのよ」
キョン「犯罪だぞ」
女の子「いいのよ、どうせあたしの手品に引っ掛かってるんだから。さっ開いたわよ」
キョン「あぁ」
 
俺が敷地内に入るとそいつは一直線で体育倉庫の裏へと進んだ。そこにあったものは、白線を引くアレだ
これで一体何をしようというのだろうか、皆目見当がつかない
 
女の子「あたしの指示通りに白線を引いてちょうだい。んしょっと!」
キョン「……俺が運んでやる」
女の子「お礼は言わないわよ」
キョン「何かお前、俺の知り合いに似てるな」
女の子「へぇどんな人?」
キョン「手品で世界を盛り上げようとしてる奴さ」
 
掻い摘んで俺の高校生活を話してやった、元々興味があったのか食い付きがよかった
 
女の子「ふぅん魔術師ねぇ、あんたが……。まぁ嘘でしょうけど信じてあげるわ」
キョン「そうかい」
女の子「その代わりしっかり私の指示通り、書いてもらうわ」
キョン「はいよ!」
 
女の子「こらー!そこ歪んでる!!違う!ダメ!やり直し!!」
キョン「どう違うってんだ!」
女の子「うるさい黙って足を動かしなさい!!」
 
とまぁ怒鳴られながらなんとか仕上がった校庭一面に描かれたそれは……、さっきみたハルヒの魔術紋様であり長門からもらった栞にも描かれているものだった……まさかこいつ!
女の子「ようやく完成ね!そう言えばまだ名前を聞いてなかったわね、あんた名前は?」
キョン「人に名前を聞く前にまず自分の名前を名乗るもんだ」
女の子「それもそうね、あたしは涼宮ハルヒ、それであんたの名前は?」
 
なんだと!?やっぱりか。となると、あだ名で名乗るワケにもいかないし、かといって本名はまずい。よしここは一つ
キョン「ジョン・スミス」
 
ハルヒ「あんた……それ本気で言ってんの?」
キョン「偽名だがそういう事にしといてくれ」
ハルヒ「じゃああっちの娘は?」
キョン「アレは俺の姉ちゃん」
ハルヒ「わかった、そういう事にしておいてあげるわ」
キョン「すまんな、でも何でこんなもん描こうと思ったんだ?」
ハルヒ「あたしはね、トリックを使った魔術師じゃなくて本物の魔術師になりたいのよ」
キョン「なら魔導書を探した方が早くないか?」
ハルヒ「あるわけないでしょそんなもの」
キョン「……知ってるか?力ある魔導書は時として人の姿をするらしいぜ」
ハルヒ「それはさっき聞いた!」
キョン「じゃあ契約する時は接吻が基本らしいぜ」
ハルヒ「何でキスしなきゃならないのよ!」
キョン「さぁな魔導書に聞いてくれ」
ハルヒ「それもそうか、あたしにも見つかるかなあたしだけの魔導書」
キョン「案外近くにあるのかも知れないな」
ハルヒ「近く……か。じゃあこうしちゃいられないわ!帰る、帰って魔導書を探すわ」
 
キョン「あぁ、気を付けて帰れよ」
ハルヒ「わかってるわよ!それじゃ(北高……か……)」
さてと、疲れたぞっと。さぁ朝比奈さんを起こしてとっとと帰るか
 
キョン「朝比奈さん、起きてください」
みくる「あたしは眠いんだよ!」
キョン「……ゴトゥーザ様、朝食の時間です」
みくる「ふぇ、もうお腹いっぱいでしゅ」
キョン「……朝比奈さん寝ぼけてないで起きてください」
みくる「え?あれ?私いつの間に眠ってたんですかぁ!」
キョン「やっと起きてくれましたね。どうやらここでやるべき事は終わったようですから帰りましょう」
みくる「そうなんですか?わかりました、それじゃあ……」
キョン「どうしました?」
みくる「ごめんなさい!魔力が不足していて私たちがいた時間軸に戻れません!」
キョン「なんと!?」
 
困った、どうするか……待てよ、もしかしたら!!
キョン「朝比奈さん、戻れるかもしれませんよ!」
みくる「ほんとですかぁ!」
キョン「長門ですよ、もしかしたらこの時代にもいるかもしれない!」
 
俺も朝比奈さんも、もう手段が無い事を確信しており、わらにもすがる思いで長門のマンションを訪ねることにした
 
???『……』
キョン「涼宮ハルヒの知り合いの者だ」
ガーッ
 
みくる「私長門さんが苦手で……」
キョン「大丈夫ですよ、さぁ行きましょう」
 
長門「……入って」
 
この時代に来た理由と取り残された事を伝え、出発前に貰った栞をこの時代の長門にわたす
長門「同期プログラムダウンロード、インストール……状況は全て把握した。今の私はあなたと契約している命令を」
キョン「見返りは接吻か?」
長門「……もちろん!」
キョン「わかったよ、じゃあ頼む」
奥の部屋に案内された後の第一声
長門「眠ってくれるだけでいい」
みくる「え、え、でも!」
キョン「うぅむ」
長門「時間が来たら起こす」
なんとそこにあったものは何と、ダブルベッドだった。そこに二人して寝ろと言うのだ……
みくる「わかりました、背に腹は代えられませんからね、おらキョン寝るぞ!(ドキドキ)」
キョン「はい!ゴトゥーザ様!!(って何で俺こんな立場なんだろ)じゃあ長門おやすみ」
 
長門「……コク、また図書館に……」
 
カチカチ
 
キョン「うぅん、もう少し」
長門「……おはよう」
ガバッ!ささっ!!
みくる「あぁ!キョンくん、戻ってこれました。元の時間軸です!」
キョン「なんですと!!んむっ!長門何をする!」
長門「……おはようのキス、契約通り接吻した、この契約になんの問題もない」
キョン「わかった……じゃあ説明してくれ」
 
長門曰く、俺と朝比奈さんが眠るこの部屋を空間ごと凍結したとかなんとか
朝比奈さんの説明によると、この部屋だけ時間を止めたのだそうだ
 
やれやれとんだ時間旅行だったぜ……
 
翌日古泉にこの事を話してやると羨ましそうにしていた
ハルヒはというと、まだメランコリー状態から脱しきれてないのか団活以外ではため息をついていた
そうそう、あの魔術紋様が何だったのかというと魔導書へのメッセージだったらしい
内容は『わたしはここにいる』だそうだ
 
何だかんだと大変な1日もとい3年だったが楽しませてもらったぜハルヒ
あっ……試験勉強してねぇ……ま、まぁ何とかなるさハハハ
 

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