私には法官1級の資格があります。
護民官3級の資格があります。
星見司4級の資格があります。
吏族5級の、参謀3級の資格があります。

私はそれらすべてを破棄します。
私に能力はいらない。能力を示すための、使うための印はだからいらない。

私は無名世界観が好きです。
それが私のここにいる理由です。

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下手の横好き、下手だから上手くなりたがる、下手だから上手くなった証拠が欲しくなる、
だから資格を山ほど取って。

けれども私は見失いました。
自分の気持ちの矛先を、追い求めるあまり、自分の気持ちそのものを見失いました。

私には法官長の責任がありました。
私には藩国民の権利がありました。
どちらももういらないです。思い出せなくなるくらいなら、そんなもの必要ない。

文字通り、それにまつわる何もかもを、信頼丸ごと投げ捨てました。
だからもう誰にも信じてもらえなくて構わない。いるだけで目障りと思われていることにします。

それでも私は無名世界観が好きでした。
とっても簡単な回想録ですみません。けれども、どの熱狂も、どの苦しみも、どの喜びも、どの悲しみも、俺にとって、自分を見失う以上のインパクトはありませんでした。

だから私はこれ以上の回想録が書けません。
自分の気持ちを見失ったらあんなに苦しいのかと、これまで思ってもいませんでした。アイドレスが原因ではありません。けれど、アイドレスにまつわることで、だから、私は回想録としてこれを書いています。

私には2007年の1月から12月の間まで、一年に渡って付き合い育ててきた参加キャラクターがいます。

それももういりません。

何一ついりません。

自分の気持ちを見失うことに通じるのなら、何一つ、いりません。

ただ好きでいるだけにします。

俺は最高に偏った人間です。最高に極端から極端へと振れる人間です。これまでのプラスが丸ごとマイナスに、いつでもひっくり返る人間です。

そういう人間は多分アイドレスにいらない。
そういう人間は多分アイドレスにいらないと、自分で自分に理由をつけて、だから俺はアイドレスを去ろうと思います。

最高の拍手喝采でおめでとうと言いながら見送ってあげるといいと思います。
よかった、これで一人、いるだけで目障りなやつがいなくなった、と、喜ぶのが一番です。
だから、おめでとうです。

それでも俺はここにいます。
ただ無名世界観が好きなだけの人間として、ここに。

それが俺のアイドレスに対する回想録のすべてです。

御拝読ありがとうございました。

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The undersigned:Joker as a fool:城 華一郎(じょう かいちろう)

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最終更新:2008年01月29日 00:18