/ 毒物 / 大麻 / 覚せい剤

+ クチコミ検索〔コカイン〕 #bf
+ ブログサーチ〔コカイン〕 #blogsearch
+ ニュースサーチ〔コカイン〕




■ http://tocana.jp/2018/07/post_17429_entry.html 「TOCANA(2018.07.12)」より
/
 麻薬の名前、マフィアが扱ってるやつ、洋ドラ/映画で見た……アレです。日本には驚くほど密輸されることが少ないので、ほとんど話題になることもありません。

 その理由は主に2つ。1つはドラッグとしての効き目、つまり高揚させる働き(精神賦活作用)が覚醒剤に近く、すでに覚醒剤が幅をきかせている日本市場に食い込みにくいこと。そしてもう1つは主要な生産地である中南米からあまりにも離れすぎていることです。そのため、コカインは日本で「馴染みの薄い」ドラッグとなっています。

 その反面、アメリカでの乱用状況はひどく、マフィアのメインの資金源ともなっています。最近では合成麻薬の台頭と生産地でのコカの木の伐採などの影響により、コカインの生産量も流通量も減少したといわれます。しかし、アメリカでは毎年350億ドル(3.9兆円!)を超えるばく大な金額が動いており、アメリカの紙幣を検査するとほぼ全ての紙幣からコカインが検出される(コカイン乱用者は紙幣を丸めてストロー状にして鼻から吸って吸引する)という話もあります。コカインはヘロインと双極をなす、まさにキングオブドラッグといえます。

(※mono....中略)
/

●コカインの性質


 コカインには「局所麻酔作用」と「精神を高揚させる」という2つの、一見すると相反する働きがあることが知られています。

 実際に、医療用コカインは表面麻酔薬(歯茎などの粘膜に塗って使う局所麻酔)として日本では塩野義製薬から製剤化されていますし、世界中の多くの国で使われています。歯の治療なんかに使う麻酔薬も、元々はコカインが起源だったりするわけです。もっとも、その麻酔作用のみを分子をいじくって作り出したプロカインという麻酔薬のほうが、現在では多く使われているのですが。

 後編ではコカインが脳内でどうやって気分を高めているのか、脳内での働きと表面麻酔とのつながりについて解説したいと思います。実はコカインと覚醒剤は脳内で犬猿の仲であり、併用すると死ぬ可能性もあるのです……

●コカインの薬理学

 日本では馴染みの薄いコカイン、どうやって使うのかご存知でしょうか?

 映画やドラマで、ストローや丸めた紙幣で白い粉を鼻から吸うシーンを見たことはありませんか? あの白い粉こそコカインです。机の上にコカインの粉を置いて、それをクレジットカードのような堅いものでゴリゴリつぶし、そのあと一直線のライン状に並べて鼻から吸引するのです。これは「スニッフィング」と呼ばれる摂取方法です。

(※mono....中略)
/
 似たような効果のある覚醒剤はピークこそなだらかなものの、効果自体は数時間続くため、麻薬としてのコスパ(?)は覚醒剤の方が上かもしれません。コカインと覚醒剤がライバル関係にあるのもこのためです。

 実はこのライバル関係、脳内でも続いていたりします。

●コカイン vs. 覚醒剤

 同じアッパードラッグであり、ドーパミンをドバドバ溢れさせてハッピーな全能感を与えるコカインと覚醒剤(アンフェタミン、メタンフェタミン)。実は、覚醒剤とコカインでは脳への作用の仕方が異なります。そして、神経内での動きでもライバル関係にあるといえます。

(※mono....中略)
/
 コカインのようなアッパードラッグは、効いている間はたしかに生産効率の上がることも多いのですが、その後のダウンタイムでは長時間しんどい状態が続きます。ダウンタイムを紛らわすため、さらに追加のドラッグを使うようになると、どんどんと幸せの閾値が変わっていき、さらには脳の神経に高負荷がかかって精神的な病を発症します。こうなると、もう二度と元には戻れなくなってしまいます。

 故にコカインや覚醒剤は違法なのです。くれぐれも手をださないようにしましょう。















.
最終更新:2018年07月13日 16:39