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■ 東北でよかった。東京なら日本が終わってた 「二階堂ドットコム(2017.4.26)」より
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バカだな。東北だからよかったんだよ。東京で同じのが起きてみろ、日本の主権すら危ういよ。北海道はロシアに選挙され、ここぞとばかりにミサイルも落ちる。世界大恐慌だよ。

本当に地震と津波が東北でよかったよ。あんなGDPの2%くらいしかない地域、どうでもいいもの。すべてはカネだから。きれい事言っても、カネがあったから復興できるわけだろ。東京おじゃんだったら復興もクソもないよ。「田舎者は黙ってろ」で終わりだよ。

日本は誰も本音を言わない。いつまでも浪花節。情と事実は分けなきゃな。大臣だったから怒られるだけで、ウチなら何でも好きなだけ言える。それが言論の自由だ。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


■ 今村復興相の「被災地軽視発言」の持つ意味は何か 「researchmap(2017.4.26)」より
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本日、今村雅弘復興大臣が辞任し、後任に吉野正芳氏が就任しました1。

今村氏は4月25日(火)に開かれた自民党二階派の政治資金パーティーで講演し、東日本大震災の被害について「まだ東北で、あっちの方でよかった。首都圏あたりだと莫大、甚大(な被害)だったと思う」と発言しました2。

今村氏の発言は被災地の復興を主管する復興相があたかも被災地を軽視するかのような内容であったため、今回の辞任は安倍晋三首相による事実上の更迭と考えられます2。

ところで、これまで本欄が参照してきた閣僚の失言に関する川野徳幸氏の研究では、閣僚の発言が「失言」となる場合として、次の4つの類型を示します3。

(1)発言内容
(2)国内政治的な要素
(3)閣僚の発言が外交問題になるか否か
(4)国内外のマスメディアの存在

この類型に従えば、今村氏の発言は、東日本大震災の被災地の復興を所管する身でありながら被災地を軽視すると指摘されてしかるべき事柄を述べたという点で、第1類型に相当します。

また、自らが所属する二階派の政治資金パーティーという私的な場において発言したことと失言は本音」という考えを重ねれば、今村氏は平素から抱いている考えを気を置けない場で表現したと推測することが出来ます。

従って、今村氏は、たとえ私的な場であるとしても復興大臣という自らの職務に反する発言を行った点において復興相として不適格であることを明示したのであり、辞任は当然のことといえます。

その一方で、山本幸三地方創生担当大臣が4月16日(日)に外国人観光客らに文化財などの説明や案内が不十分であるとして「一番のがんは文化学芸員。この連中を一掃しないと駄目」などと発言した事例4と対照させると、「今村発言」の重要さが分かります。
+ 続き
すなわち、山本地方相の発言は「博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業についての専門的事項をつかさどる」という学芸員の職務5を踏まえていない、事実誤認に基づくものであったにもかかわらず、山本地方相は発言を撤回するだけで注意を受けることも、学芸員の資格を所管する文部科学大臣から抗議を受けることもありませんでした6。

どれほど発言を謝罪し、撤回したとしても不正確な認識に基づいて発言を行ったという事実は変わりません。その意味で、山本地方相も「学芸員はがん」発言によって自らの無知を示しており、程度の低さという点で今村氏の発言と同類であるといえます。

しかし、一方は謝罪によって事態が収束され、他方は辞任を余儀なくされたのですから、管轄外の学芸員の職務に対する認識の正確さと所管事項である東日本大震災の被災地の復興とでは発言が与える影響が異なることを示しています。さらには、学芸員の職務の内容いかんは国民の注目を集めにくいものの、東日本大震災の被災地に関する話題は今なお国民の注意を惹く状況にあることをわれわれに教えます。

その意味で、「山本発言」と「今村発言」は、大臣の知的水準の低さや無知蒙昧でも大臣の職を務めることができる現状だけでなく、話題の対象によってある発言が許される場合と指弾される場合とがあるという失言の基準の複数性を改めて示しているといえるでしょう。

復興相としては無能力ではあったものの、川野氏が提示した「失言」の基準の多様さを身をもって示したという点で、今村氏にも一定の功績があったというべきでしょうか。

1 今村復興相が辞任 後任に吉野氏. 日本経済新聞電子版, 2017年4月26日, http://www.nikkei.com/article/DGXMZO15756760W7A420C1I00000/?n_cid=NMAIL001 (2017年4月26日閲覧).
2 今村復興相を更迭、「東北でよかった」、震災巡り発言. 日本経済新聞, 2017年4月26日朝刊1面.
3 川野徳幸, 閣僚失言の政治学. 国際協力研究誌, 7(1):19-35, 2001.
4 山本地方創生相、「観光のがんは学芸員」. 日本経済新聞, 2017年4月17日朝刊35面.
5 博物館法. 第四条4.
6 「がんは学芸員」発言謝罪、山本地方創生相. 日本経済新聞, 2017年4月17日夕刊13面.

<Executive Summary>
What Is a Meaning of an Incompetent Minister's Improper Language? (Yusuke Suzumura)

Reconstruction Minister Masahiro Imamura resigned by the reason of his improper language on 26th April 2017. Mr. Imamura is incompetent, since he did nothing as the Minister for Reconstruction. However he shows that there are multiple standards for improper languages by his own comments and it might be his only contribution as the Reconstruction Minister.


★ 今村復興大臣が辞任 後任は吉野正芳衆院議員を起用 「NHK-newsweb(2017.4.26-10;00)」より
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今村復興大臣が辞任 後任は吉野正芳衆院議員を起用
4月26日 10時00分
今村復興大臣は、東日本大震災に関連し、被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、安倍総理大臣に辞表を提出し、受理されました。これを受けて安倍総理大臣は、後任に福島県出身で自民党の吉野正芳衆議院議員を起用することを決め、「任命責任は内閣総理大臣たる私にあり、国民に心からおわびする。東北の復興、福島の再生に全力で取り組んでいく」と述べました。
今村復興大臣は、25日夜の講演で東日本大震災に関連して「東北のほうだったからよかった」などと述べ、その後、発言を撤回し、謝罪しました。
+ 続き
しかし、政府与党内からも責任を問う声が出たことなどから、今村大臣は、被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、午前9時半すぎ総理大臣官邸で安倍総理大臣に辞表を提出し、受理されました。

今村大臣は、記者団に対し「東北の皆さん方には、本当に大変なご迷惑をかけ、傷つけてしまい、私の不徳の致すところであり、誠に申し訳ない」と述べました。また今村大臣は、記者団から国会議員を辞職する考えがあるか質問されたのに対し「残された職責をしっかりやっていくつもりだ」と述べました。

そして安倍総理大臣は、午前10時すぎに総理大臣官邸に自民党の吉野正芳衆議院議員を呼び、後任に起用することを決めました。

このあと安倍総理大臣は、記者団に対し「東日本大震災からの復興は安倍内閣の最重要課題だ。被災地の皆様の心に寄り添いながら復興に全力を挙げる、これは揺るぎない内閣の基本方針だ」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、「任命責任は、もとより内閣総理大臣たる私にあり、国民の皆さまにおわびする。復興は道半ばであり、多くの方々が困難に直面しており、停滞は許されない。被災地福島の出身で、復旧復興に全力を挙げてきた吉野氏を後任に充てることにした。東北の復興、福島の再生に全力で取り組んでいく」と述べました。

吉野氏は、皇居での認証式などを経て、正式に就任する運びです。吉野氏は、福島県いわき市出身で衆議院福島5区選出の68歳、福島県議会議員を経て、平成12年の衆議院選挙で初当選し6期目で、環境副大臣などを歴任し、現在、衆議院の東日本大震災復興特別委員長を務めています。安倍総理大臣としては、福島県出身で被災地の復興に尽力してきた吉野氏を起用することで、内閣の重要政策と位置づける東日本大震災からの復興に全力で取り組む姿勢を改めて示し、信頼回復につなげる狙いもあるものと見られます。
今村大臣「心からおわび」
今村大臣は安倍総理大臣に辞表を提出したあと記者団に対し、「大変、申し訳ない。深く反省しています。東北の皆さん方には、本当に大変なご迷惑をかけ、傷つけてしまい、私の不徳の致すところであり、誠に申し訳ありません。心からおわび申し上げます」と述べました。

また、今村大臣は記者団から、国会議員を辞職する考えがあるか質問されたのに対し、「残された職責をしっかりやっていくつもりだ」と述べました。


★ 辞表提出後の今村雅弘氏発言全文 「産経新聞(2017.4.26)」より
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 今村雅弘復興相は26日午前、首相官邸で安倍晋三首相に辞表を提出した後、記者団に「不徳の致すところで申し訳ない」と謝罪した。記者団に語った発言の全文は次の通り。

     ◇

 --首相とはどういった会話をしたのか

 「大変申し訳ございませんでしたということで謝ってまいりました」

 --辞表を提出した

 「そうです」

 --今回の一連の受け止めを

 「大変申し訳ない。深く反省をしております(5秒ほど深々と頭を下げる)

 --東北の被災地の方に一言

 「東北の皆さま方には、本当に大変なご迷惑をかけ、また、傷つけてしまって、私の不徳の致すところであり、誠に申し訳ありません。心からおわび申し上げます(深々と頭を下げる)

 --辞表は受理された

 「はい」

 --首相から何か発言はあったか

 「特にありません」

 --辞表を渡した際にも首相から何も言われなかったのか

 「えー、特にありません」

 --言葉はない

 「ありません」

 --今、率直にどんな思いか

 「先ほど言った通り、大変申し訳ない、ということであります」

 --議員辞職は

 「あのー、もう復興大臣を辞任をしたということであります」

ーーーーー
★☆ 今村雅弘復興相のパーティー発言概要 「産経新聞(2017.4.26)」より
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【パーティーでの講演】

 皆さまのおかげで東日本大震災の復興も着々と進んでいる。

 社会資本などの毀損(きそん)もいろんな勘定の仕方があるが、25兆円という数字もある。これがまだ東北で、あっちの方だったから良かったけど、これがもっと首都圏に近かったりすると莫大(ばくだい)な、甚大な被害があったと思っている。

 おかげさまで、いろんな道路であるとか、住宅の高台移転など着々と進んでいる。本当に皆さんのご支援のおかげということで、改めて厚くお礼を申し上げる次第だ。

【記者団に釈明(1)】

 東北でも、あんなひどい25兆円も毀損するような災害だった。ましてや、これがもっと首都圏に近い方だったら、もっと、とんでもない災害になっているだろうという意味で言った。

 そういった防災をしっかり対応しなきゃいけないという意味だった。1万8千(人)なにがしですね、一瞬にしてそういった方が命を落とされた。そして社会資本の毀損もあった。こういったことがもう二度とないように防災、強靱(きょうじん)化対策をやらなければいけない。大変な災害だということはもちろん承知している。

 (発言は)ぜひ取り消させていただく。撤回ということであれば、もちろんこれは(撤回)する。ご心配を掛けたことを改めておわび申し上げる。

【記者団に釈明(2)】

 先ほどの講演の中で、大変な不適切な発言、表現について深く反省し、皆さま方におわびを申し上げる。申し訳ありませんでした。

 (安倍晋三)首相も大変申し訳ないと言っている。私自身もそれ以上に大変申し訳ないということで、深く、深く反省し、おわびを申し上げる次第だ。

 (辞任については)そこまで、まだ及んでいない。




















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最終更新:2017年04月26日 16:05