+ クチコミ検索〔パリ・シャンゼリゼ銃撃テロ〕 #bf
+ ブログサーチ〔パリ・シャンゼリゼ銃撃テロ〕 #blogsearch
+ ニュースサーチ〔パリ・シャンゼリゼ銃撃テロ〕




★ シャンゼリゼ発砲 容疑者は「対テロ捜査の対象だった」 「BBCnews(2017.4.21)」より
/
フランス警察によると、パリの中心繁華街シャンゼリゼ通りで20日夜、男が警察車両に向けて発砲し、警官が1人死亡、2人が負傷した。逃亡しようとする男を、警察が射殺。男は以前から警察の対テロ捜査の対象になっていたという。
捜査当局は、男が乗りつけた自動車に残された書類から身元を特定したが、まだ公表していない。
仏メディアは、容疑者はパリ郊外に住む39歳で、以前からイスラム過激主義者の可能性があるとして捜査線上に浮上していたと伝えている。また2000年代初めには、警官に発砲した罪で有罪となり数年服役したことがあるという。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)

大統領選目前
23日に大統領選の第1回投票が行われるフランスでは、イスラム過激主義が大きな争点となっていると、各種世論調査が示している。AFP通信によると、フランスでは2015年以降、238人以上がイスラム聖戦主義の攻撃で死亡している。
事件は、11人の大統領候補がテレビに生出演している最中に発生した。
中道右派候補のフランソワ・フィヨン氏はツイッターで、「我々を守るために自分の命を捧げる治安部隊に敬意を表する」と書いた。極右「国民戦線」のマリーヌ・ル・ペン党首はツイッターで、「またしても標的にされたこの国の治安部隊に同情するし、応援したい」と書いた。
ル・ペン氏とフィヨン氏は共に、被害者に敬意を示すため、選挙戦最終日となるはずだった21日の予定イベントを中止し、選挙活動を早く打ち切ると発表。フィヨン氏は、他の候補にも選挙活動を終えるよう呼びかけた。
+ 続き
無所属中道派のエマニュエル・マクロン氏はテレビ出演中、国民を守ることが大統領の「第一の義務」だと述べ、警察との「連帯」を表明した。
左派候補のジャン=リュック・メランション氏はツイッターで、「殺害された警官と負傷した警官たち、そして家族の皆さんに思いを強く寄せている。テロ攻撃は必ず処罰するし、共犯は決して忘れない」と書いた。
パリとその周辺の観光名所は普段から、何千人もの兵士と警察が警備している。今年2月にはルーブル美術館の売店入口を警備する治安部隊兵士が、大刀を持った男に襲われ負傷した。3月にはオルリ空港で、39歳男性が警備中の兵士を襲撃して射殺された。
ドナルド・トランプ米大統領はホワイトハウスで、「フランスの人たちに、この国からお悔やみを申し上げる。またしてもテロ攻撃のようだ。なんともはや……ひたすらキリがない」と話した。
英首相官邸は「英国はパリの恐ろしいテロ攻撃を強く非難する。首相は、オランド大統領にお悔やみをお伝えした」とコメントを発表した。
アンゲラ・メルケル独首相は、「力強く決然と」フランスを支えると述べた。

<解説> 大統領選への影響は カティヤ・アドラーBBC欧州編集長
安全保障や移民やイスラム原理主義に対して、しきりに声高に主張してきたマリーヌ・ル・ペン氏が、この事件によって有利になると判断するのは簡単だ。
しかし、状況に不安を抱く有権者は代わりに、経験豊かな保守政治家のフランソワ・フィヨン元首相を頼りにするかもしれない。
これまでのところ世論調査によると、4人の主要候補が伯仲する激戦状態だが、まだ何百万人もの有権者が誰に投票するかを決めかねている。
この攻撃がどの程度、選挙結果に影響するか、見通すのは難しい。しかし中道派のマクロン氏と左派のメランション氏は、自分が決して外交や安全保障が得意な候補とは見られていないと、十分すぎるほど自覚しているはずだ。
(英語記事 Policeman and suspected gunman shot dead in Paris 'terror attack'

ーーーーー

  • 「イスラム国」がアマク通信を通じて犯行声明
  • フランスでは2015年11月から非常事態宣言が続いている

フランスの首都パリのシャンゼリゼ通りで20日夜(日本時間21日未明)、男が発砲し、警察官1人が死亡、2人が負傷した。銃撃犯は射殺された。パリの観光名所であるシャンゼリゼ通りは事件後に封鎖された。フランス当局はテロ事件として扱っている。
  過激派組織「イスラム国(IS)」がIS系メディアのアマク通信を通じて犯行声明を出した。同通信によると、発砲した男は「アブ・ユスフ・アルバルジキ」で、ベルギー出身だとした。この情報をフランス当局は確認していない。
  オランド仏大統領は司法相と内務相との会合後、「現時点でわれわれが入手している情報はテロリストとの関連を示唆している」と説明。選挙を控え、厳重な警戒態勢を敷いていると述べた。主要閣僚による会議を21日午前8時(日本時間午後3時)に開く。発言は現地テレビで放映された。
  フランスは23日に大統領選の第1回投票を控えており、選挙は激戦となっている。過去2年に起きた一連のテロ事件で、同国では2015年11月から非常事態宣言が発令されたままとなっている。大統領候補のマリーヌ・ルペン氏とフランソワ・フィヨン氏は21日に計画していた集会を取りやめた。
  パリ検察当局のフランソワ・モラン検事は、テロ捜査を開始したことを明らかにした。事件現場で語ったもので、共犯者がいないか調べているという。
  フランス当局は18日、南部マルセイユで大統領選の期間中に攻撃を計画していた疑いで男2人を逮捕していた。
大統領選に影響も
  世論調査会社オピニオンウェイの政治担当ディレクター、ブリュノ・ジャンバール氏は、今回の事件が第1回投票の結果に影響を与える可能性があると分析。極右政党・国民戦線(FN)党首であるルペン氏が特に注目されると述べた。
  仏内務省のスポークスマン、ピエールアンリ・ブランデ氏が記者団に語ったところによると、20日夜の銃撃犯はシャンゼリゼ通りで警察車両の隣に車を寄せ、降車した後に発砲した。撃たれた時、警察官らは車両内または車の脇に立っていた。男はその後、走って逃走したが射殺された。オランド大統領によると、通行人1人も襲われた。
  モラン検事は捜査が行われていることを理由に容疑者の身元を明らかにしなかった。BFMテレビによると、男は警察に知られていた人物で、AFPによれば警察はパリ郊外の住宅を捜索している。
  シャンゼリゼ通りの大部分と3つの地下鉄駅が閉鎖され、警察はこの地区を避けるよう呼び掛けている。
原題:Paris Shooting Leaves Policeman Dead Three Days Before Election(抜粋)



















.
最終更新:2017年04月21日 14:18