● 先進技術実証機(航空機)〔Wikipedia〕
先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X) は、日本の防衛省技術研究本部(技本)が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の航空機。
通称「心神(しんしん)」と呼ばれることもあるが、心神と言う名称はプロジェクト初期の部内における名称であり、現在心神と言う名称は公式、非公式ともに使用されていない。



■ 先進技術実証機ATD-X、8月に機体公開 F-X用エンジンの開発開始 「世界のニュース トトメス5世(2015.7.21)」より
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ATD-Xのエンジンは既に哨戒機用エンジンとして実用化している
(※mono.--エンジンの画像略、詳細はサイト記事で)

先進技術実証機ATD-Xが8月の始めには公開される事になり、9月の初飛行が確実になった。
既にF-X用の戦闘機エンジンの開発が始まっているという。

9月初飛行が決定的

国産ステルス戦闘機の実験機と位置づけられている、先進技術実証機ATD-Xが8月に公開されるのが分かった。
公開後は試験を続け、9月にも初飛行するのが確実視されています。




■ 【投稿】 「二階堂ドットコム(2015.7.30)」より
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ユーロファイターから距離を置いたフランスの航空機開発ですが、エンジンなどの国内産業を保護する目的があったので(それで戦闘能力が落ちてはいけませんが)、空母艦上機にもなれるラファールがインド、カタールに続いてエジプトが導入を決定しました。F2戦闘機のラインを閉じてしまった我が国には些か見習って欲しい部分がありますね。

【仏戦闘機エジプトに納入】
http://www.sankei.com/world/news/150722/wor1507220004-n1.html

現地生産や修理などについてはインドが後の話ではありますが、ライセンス生産を行うとの事で、モンキーモデルなどそこまで厳しい輸出措置が取られている訳でもなさそうです。
 こうなったら意地でも三菱重工業さんには国産戦闘機を生産して頂きたいところですね。

【ステルス実証機が納入遅れ 三菱重工、初飛行も延期】
http://www.sankei.com/economy/news/150107/ecn1501070036-n1.html


■ 先進技術実証機の初飛行迫る、高い純国産戦闘機への期待 「神風通信(2015.5.6)」より
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国産ステルス戦闘機の開発がいよいよ本格化しそうだ。三菱重工業 <7011> が防衛省から委託を受けて開発を進める、「先進技術実証機“ATD-X”」の初飛行が8月にも行われると各メディアが報じている。プロジェクト初期には心神(しんしん)とも呼ばれていたので、こちらの方が通りは良いだろう。

<国産第6世代戦闘機「i3FIGHTER」>

ATD-Xは、将来の戦闘機に適用が期待されるステルス機体形状やエンジンの推力偏向制御などの先進技術を盛り込んだ実験用航空機。防衛省はF-2戦闘機の後継「i3FIGHTER(アイファイター)」と名付ける次世代(第6世代)の将来戦闘機構想を持つ。i3とは高度に情報化/知能化され、瞬時に敵をたたくという意味。ATD-Xはアイファイターに向けた実験機的な位置づけ。ただ、すでに世界では米国を筆頭にステルス機能を持つ第5世代戦闘機が実用化されている現状を考えると、日本の試みは決して早くない。

第5世代戦闘機の特徴としてはステルスと機動性、先進的なアビオニクス(通信機器、航法システム、自動操縦装置、飛行管理システムなど)の両立が挙げられる。日本が導入する米国のF-35(ロッキード・マーティン)をはじめ、同じく米国のF-22(ロッキード・マーティン、ボーイング)、ロシアのT-50(PAKFAとも、スホーイ)、中国のJ-20(中国航空工業集団)などが代表的な機種だ。

第6世代は第5世代の能力に加え、カウンターステルス、情報・知能化、瞬間撃破力、外部センサー連携が特徴。防衛省は日本が保有する世界的な技術を使用した能力として、ステルス性能(高い電波吸収特性を持つシリコン・カーバイド繊維、高い電波遮へい特性を持つプラズマテレビ用電磁シールド、電波の方向を曲げる特性を持つメタマテリアル)、世界一のパワー半導体技術を利用する次世代ハイパワー・レーダー(ガリウム・ナイトライド・パワー半導体素子)、耐熱材料技術による次世代ハイパワー・スリム・エンジン(世界最高温度レベルの耐熱材料である鍛造ディスク材、世界最高温度レベル耐熱材料である単結晶材、日本でしか作れない素材を使った耐熱セラミックス材)を挙げる。

<技術波及効果は100兆円?>

アイファイターは2040年頃の実用化を目指しており、機体規模にもよるが防衛省によると開発費は5000億-8000億円規模。莫大な開発費だが、国産なら先端技術の開発になるため、民生技術への波及効果が期待できる。例えばF-2はチタンボルトが医療用骨折時チタンボルト、フェイズド・アレイ・レーダーは車載用衝突防止レーダーやRFID電子タグ、フライ・バイ・ワイヤがドライブ・バイ・ワイヤ(デジタル電子制御)などにスピンオフされた。防衛省によると航空産業の1970年から1998年における技術波及効果は103兆円。アイファイター開発による技術波及効果は、数兆円規模を見積もれそうだ。

関連銘柄は数多い。機体開発の中心はATD-Xを開発する三菱重工となるのは間違いないが、航空機の関連産業はエンジン、アビオニクス、素材など裾野が広く、思惑は同社以外にも広がりそう。もっとも、どのような企業が開発にかかわることになるのか現時点では推測の域を出ない。日本航空宇宙工業会によると日米共同で開発したF-2主契約者が三菱重工、特定下請負会社は川崎重工業 <7012> 、富士重工業 <7270> 。下請負会社は1095社に及んでおり、このあたりが関連銘柄といえる。



■ ATD-Xの情報を徹底的に間違う韓国紙 「Annex to a house(2014.8.15)」より
(※ 前略)
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「ネタにマジレスするのはカッコワルイ」と言われそうだが、中央日報が本気で色々と突っ込みどころ満載なんだが。

日本独自の技術で製作したステルス戦闘機F-3(プロジェクト名、心神)

「日本独自技術で製作」までは合っているが、それ以降がいきなり間違いだ。

「ステルス戦闘機F-3」ではなく「先進技術実証機ATD-X」である。

更に、プロジェクト名も、「心神」ではなう「先進技術実証機(高運動ステルス機)の研究」である。

その直後の引用部分は流石に間違ってはいないが、引用後にすぐにこれである。

日本防衛省はその後2年にわたり実戦を仮想した試験飛行を繰り返し、敵の探知を避けるステルス機能などを検証する計画だ。ステルスは敵のレーダーから出る電波を他の方向に反射したり吸収する方法で敵陣に入り、作戦を展開できる。

悪いが「実戦を仮想した試験飛行」ではない。「ステルス機の運動性能とそれを探知する技術の実証を行うための試験飛行」である。

(※ 後略。詳細はブログ記事で)

■ 国産ステルス機、ロールアウトする 「Annex to a house(2014.7.12)」より
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おー、待ってました!

★ 国産ステルス実証機ATD-X、三菱重工小牧南工場でロールアウト 「Fly Team(2014.7.12)」より
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三菱重工の小牧南工場で製造されていた先進技術実証機(ATD-X:Advanced Technological Demonstrator-X)が、2014年7月12日に放映されたTBS系「報道特集」でロールアウトの様子が紹介されました。ATD-Xは「心神」としても知られた開発で、2014年中に初飛行を予定しているものです。

ATD-Xの開発ではステルス性能、ベクタード・スラストを使用した高機動性が重視されています。このうち、高機動性の実現を目指し、IHIが開発を手がけている実証エンジンXF5-1に設置された推力偏向パドルは「機密」の理由から実際の機体に装備された部分は、映像にぼかしが入りました。

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初飛行、はよ!

一応、用語説明をまず最初にしておこう。

ロールアウトとは、完成品が製造工場から出ることを意味する。今回のケースだと、小牧南工場で製造されたATD-Xが、形になって工場から出荷される運びになることだな。

今後、いろいろな試験をやって、初飛行にこぎつけるという運びになるわけだが、飛んだからOKというわけでもない。飛ばせてからがATD-Xの本番だ。



ATD-Xとは、先進技術実証機(ATD-X:Advanced Technological Demonstrator-X)つまり、実験機のことだ。日本でジェット機を作った経験はあれど、ステルス機を作った経験はない。だから、ステルス仕様のジェット機をつくろう!というのが、こんかいのATD-X計画の流れである。「心神」という呼び名もあったが、現在では使われていない。


こちらに大きさ比較をしている絵があるのだが、一番右が今回のATD-X。どれだけ小さいかがよく分かる。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で)












最終更新:2015年07月31日 19:07
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