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1941年12月8日における日米開戦に関しては、常々、“勝てない無謀な戦争”を戦ったと評されてきました。日米間の国力の差は歴然としており、軍事力や調達可能な物資等に関する客観的なデータに基づく分析では、圧倒的に日本国側が不利であり、長期戦となれば日本必敗と報告されていたからです。

 今日と当時とでは国際状況は違いますし、政治と経済を同一視するわけにもゆきませんが、日本国政府をはじめとした日本国内全般に見られる自由貿易主義への無批判な礼賛は、どこか、当時の決断の危うさと重なって見えます。何故ならば、世界大での自由貿易が拡大し、さらには単一のグローバル市場が誕生したとしても、規模の経済が働く限り、日本企業、否、日本経済が勝者となる見込みは極めて薄いからです(近い将来、グローバル・レベルで競争政策が強化され、巨大化した中国企業が分割されるとも思えない…)。

(※mono....中略)
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 中国との間の技術差が縮小し、分野によっては中国が先行する今日、規模に優る企業に勝利を約束する自由貿易主義にあって、果たして、日本企業は、生き残ることができるのでしょうか(因みに、戦前の中国の主要な対日戦略は大陸奥深くに日本軍を引き込み、退路を断って撃破するというもの…)。識者のみならず、AIに問うてみても、‘必敗’という回答が出されるならば、敗戦を覚悟してでも大義のために闘ったとも言える戦前の判断よりも、自由貿易主義に身を投じる今日の日本国の判断は、相当に無謀、かつ、非合理的に思えるのです。


■ 「自由貿易」が日本を滅ぼす②~ソウルメイトの思想 「進撃の庶民(2017.6.8)」より

■ 「自由貿易」が日本を滅ぼす①(後) 「進撃の庶民(2017.6.1)」より

■ 「自由貿易」が日本を滅ぼす①(前) 「進撃の庶民(2017.5.25)」より


コロンビア
■ コロンビア反乱: "自由貿易"とはこういうものなのだろうか? 「マスコミに載らない海外記事(2013.9.2)」より
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2013年8月27日  Public Citizen

コロンビア農民は何トンものオレンジを道路にぶちまけた。国中で道路は封鎖されている。 何十万ものコロンビア抗議行動参加者達はゴム弾や実弾を受ける危険を冒して街路に繰り出した。

“自由貿易”とはこういうものだろうか?

「不公平な貿易」というのが、現在コロンビアを見舞っている、ほとんど報告されていない抗議行動のスローガンの一つだ。抗議行動集団は、コロンビア政府に、(何よりも)米コロンビア“自由貿易”協定(FTA)を一時停止し、再交渉するよう要求している。主として、2012年5月に発効したFTAのおかげで、多大な助成金を受けているアメリカ農産品が、コロンビアの小規模農民を打ち負かし始め、彼らの立ち退き、コロンビア全国での生活手段の劣化、コロンビアの食糧安全保障の喪失を促進している。

(※ 以下詳細略、ブログ記事で)









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最終更新:2018年04月18日 22:03