● 破局噴火〔Wikipedia〕
破局噴火(はきょくふんか 英: Ultra Plinian)とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる[1]。大規模なカルデラの形成を伴うことからカルデラ破局噴火と呼ぶ場合もある。また、そのような噴火をする超巨大火山をスーパーボルケーノ(英語版)とも呼ぶ。
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☆ [PDF]大規模カルデラ噴火の前兆現象 - 京都大学 防災研究所
☆ [PDF]日本列島における巨大カルデラ噴火 「産総研地質調査総合センター第9 回シンポジウム:伊藤順一 (地質情報研究部門 長期変動研究グループ)」
☆ 日本の主要カルデラ 「航海日誌」より
☆ 現代都市を脅かすカルデラ破局噴火のリスク評価:早川由紀夫(群馬大学教育学部)
☆ [PDF]7300 年前の大噴火の傷跡が明らかに 「平成20年10月15日 海上保安庁」
☆ 日本でカルデラ噴火(破局噴火)の恐怖〔NAVERまとめ〕



■ カルデラ破局噴火の報道で「地球には同じ系統の文明を継続させないメカニズムがある」ことに気づき、同じ日に「新たに数千以上の海底火山の存在が確認された」ことも知り 「In Deep(2014.10.25)」より
(※mono.--前後略、詳細はブログ記事で)
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2011年以来、「日本と自然災害」というキーワードは、特に西欧では敏感に反応されるようになっているのか、日本の政治のことは西欧世界で話題になっているのを見たことがないですが、日本の自然災害関係は大きく扱われやすいです。

上のニュースの冒頭を訳しますと、下のようなものとなっています。

日本は次の世紀までに超巨大火山噴火によって破壊され尽くしてしまうかもしれない。

大学による新しい研究によると、日本の人口の 1億 2700万人以上が、この脅威にさらされている可能性があるという。「それは日本を絶滅に陥れることになるかもしれないといっても過言ではない」と神戸大学の巽好幸教授は研究の中で述べている。

話がどんどん大きくなっていっている感じもしまして、何というか、まるで「日本版イエローストーン的な話題」として海外で伝えられているわけですけれど、神戸大学の教授の言う、

<> 巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算

のそのものが何らかの具体的な目安になるというものではないとは思います。

というのも、ここでいう「巨大噴火」の発生のサイクルの「期間」には非常に幅があるために、発生確率のパーセントでの表示での理解は難しい感じがするのです。

なお、報道では「巨大噴火」という言葉が使われていて、「破局噴火」という言葉はあまり使われていないようですが、ここでは「破局噴火」という言葉を使わせていただきます。

過去記事で何度か記したことがありますが、今一度、この噴火について書いておきます。


■ 日本にとどめ? 富士山の「カルデラ破局噴火」 「早起き・散歩・ダイエット(2012.3.5)」より
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破局噴火が危惧されているのは南九州のようですが、地震の影響で各地の火山活動が活発になってる今、もし富士山で起きればそれこそ山の形そのものが激変し、物理的・精神的ダメージは計り知れません。
今はまだ「がんばれ」の連呼を皮肉る悪のりレベルの「あきらめよう日本」ですが、ホントになりかねない。

でもなんか、心配するのが無意味に思えるくらいの災害ってあるんですね(しみじみ)。


■ 原発よりも遥かに危険な阿蘇山の大噴火 「日本経済をボロボロにする人々(2011.5.18)」より
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 最近阿蘇山が元気になりつつある。日本における最大級の大爆発を起こす危険性の高い活火山が、ついに永い眠りから目を覚ます時がきたのかもしれない。というのは少々大袈裟だが、2009年2月から爆発し、今では灰色の噴煙を500メートル上空にまで巻き上げているそうだ。
 九州には巨大カルデラがいくつかある。鬼界(きかい)カルデラなんかは約7300年前に火山が大噴火したことによってできたもので、2万9000年前には姶良(あいら)カルデラでピナツボ火山が噴火した時に出したマグマ量の約30倍にも及ぶマグマを放出し、大変な被害を各地にもたらした。これはマグマ量換算で、鬼界カルデラの約3倍に相当する。ちなみに1707年の富士山で宝永大噴火が起きた規模の約180倍ぐらい。火山灰を九州全土に50センチ以上降り積もらせ、関東にも10センチ、東北にも5センチ火山灰を積もらせたという。
 しかし上には上があり、阿蘇カルデラは姶良カルデラよりも巨大な噴火であり、北海道でも火山灰が15センチ積もったとされているほどの大規模な噴火である。これは約9万年前に起きたとされている。確認されている中では日本で最大級の大噴火だった。
(※ 以下略、詳細はブログ記事で)








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最終更新:2016年11月30日 21:27