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■ マリに軍事介入したフランスはニジェールに特殊部隊を送り込んだというが、これはアレバが持つウラニウム利権を守るためで、人権や生命を尊重してのことではない 「櫻井ジャーナル(2013.1.30)」より
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 マリに軍事介入したフランスは、特殊部隊をニジェールへ送り込んだという。アルジェリアの天然ガス関連施設を襲撃した武装グループはニジェールから入ったと言われているが、そうした事情から特殊部隊が向かったのではなく、ニジェールにあるフランスの利権を守るためのようだ。フランスの国有会社、アレバは40年にわたり、ニジェールでウラニウムを掘り続けてきたのだが、最近は中国やインドが食い込んでいた。ここでも「西側」とBRICSの戦いがある。
(※ 以下詳細略、サイト本文で。)

■ マリの「資源戦争」はニジェールに飛び火 「ROCKWAY EXPRESS(2013.1.30)」より
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 1月18日号「マリでの戦争:ウラン、金、石油、戦略鉱物の宝庫」で示されたように、フランスのマリへの軍事介入は、その地下資源を確保する事が目的であり、同様の目的でフランスは隣国ニジェールに対してもその地下のウランを確保するために特殊部隊を派遣することになったようだ。

 既にイギリスもマリに対して軍を派遣する決定を出しているし、アメリカも介入を議論している様子だ。特にこの地域には中国などが触手を伸ばしてきているから戦略資源の争奪戦という姿が明らかになりつつある。

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●マリの「資源戦争」はニジェールに飛び火
http://www.globalresearch.ca/mali-resource-war-extends-into-niger-france-sends-troops-to-secure-niger-uranium-mines/5320825
【1月29日 By Bill Van Auken】

(※ 以下略、本文で。)


★ 米国、ニジェールと地位協定―マリ近域での軍事プレゼンス拡大へ 「WSJ(2013.1.30)」より
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 米国は28日、西アフリカのニジェール共和国と協定を締結し、隣国マリの紛争端域での米軍プレゼンスの拡大に向けた道筋をつけた。
+ 記事続き
米仏は、ニジェールに情報活動拠点を設ける構えで、そうすることによってマリ国境近くに基地を設置し、そこから無人偵察機を送りこんでマリ北部の広大な砂漠地帯に潜むアルカイダと関係のある過激派を監視することをもくろんでいる。

 今回の動きは、米仏が北西アフリカの過激派グループをターゲットに掃討作戦を仕掛ける構えで、それに向けた準備の一環とみられる。

 米仏当局はニジェールをマリ近くの情報収集活動拠点とするのに理にかなった場所とみている。マリでは、イスラム過激派に数カ月前から占拠された市や町を奪還するため、フランスが戦闘機や地上軍を配備している。戦争計画者はニジェールの小規模な滑走路は偵察任務や攻撃の起点として利用される可能性があると話している。

 ニジェールとのいわゆる地位協定の締結は米軍の現地での作戦にとって必要な先行措置だった、と当局者らは話す。米当局によると、無人機基地に関するニジェールとの協議はまだ初期の段階だ。

 米国とニジェールは昨年、同国で活動している米軍兵士を法的に保護するため地位協定に関する交渉を開始した。しかし、フランスが1月11日に、マリ北部に陣取るイスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)やその関連組織のイスラム過激派勢力に対し、軍事行動を開始したことで、協議は緊急性を帯びた。米当局によると、協定については29日にニジェールの首都ニアメーで発表される公算が大きい。

 米国防当局は、28日にニジェールと締結された協定が「同地域の共通の脅威に対抗するため」に協力関係を拡大することを意図したものだと述べた。


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★ 仏軍、ウラン鉱山施設警備へ=マリ軍事介入でテロ警戒-ニジェール 「時事通信(2013.1.30)」より
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 【パリ時事】24日発行のフランス紙ルモンドは、ニジェールにある仏原子力大手アレバのウラン鉱山関連施設を仏軍要員が警備すると報じた。隣国マリへの軍事介入やアルジェリア人質事件を背景に、施設を狙ったテロや従業員拉致の危険が高まったとして、仏国防省が今週決定したという。(2013/01/25-06:06)







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最終更新:2013年01月31日 10:43