新自由主義の思想は、個人の自由と尊厳を守るために、私的所有、法の支配、自由市場、自由貿易のような経済的自由が必要であり、このような自由に支えられた社会はより多くの個人を幸福にすると主張し[4]、福祉政策は全体主義に繋がるとして批判する[5]。

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■ 経済がわかっていない新自由主義経済学 「21世紀の風(2008.1.27)」より
  • 新自由主義は、生産性を、労働者個人の能力としてとらえようとしている。しかし、それはまったくの幻想であり、不可能である。労働は、分業と協業という形態下での結合労働として営まれており、それを個人別に正しく評価することはできないのである。結合労働は、集合力・集団力・総合力であって、こちらが本質的規定である。それを個人能力の単純合計として評価しようとしてもできるものではない。そんなことは、現場の人々は体験からわかっていることで、とくに学問的に解明するまでもないことだ。



最終更新:2012年09月15日 17:23