■ デマ・誤解:ドイツ放射線防御協会の基準 「正しい放射能情報を【見つけるため】のサイト」より
  • ネットでは「ドイツの食品基準(放射性物質)は大人8ベクレル幼児4ベクレル」という知識が広まっているが、これは誤解。ドイツの食品基準はEUの食品基準 600Bq/kgと同じ。
  • 経緯:なぜ広まったか
ドイツ放射線防護協会という、私的な(反原発運動の)団体が提唱する計測が非常に困難といえる基準となっている。このドイツ放射線防護協会の提言を根拠に【「ドイツの基準は1kg当たり大人8ベクレル幼児4ベクレル」なのに日本の規制値は甘すぎる】という誤解が広まった。

  • 「ドイツ放射線防御協会」は、ドイツ放射線防護協会も学会ではなく、チェルノブイリ事故をきっかけにできた独立系情報提供会社

  • プフルーク博士は、

●食品基準値100bgはまだ高すぎる。大人8bg、子ども4bg以内が妥当。 
●汚染地からの避難を、日本政府はあらゆる手段を使って妨害している。 
●放射性がれきは環境から隔離して、厳重に管理してふたをする。その事で100年の猶予を与えられるのでその間に次の方針を考える。焼却/拡散するのは放射線防御の観点からいうと全く反対。埋め立てなど論外。
●日本政府だけでは終息は無理。国際的な支援が必要だが、日本政府がその要請をしない。
と訴えています。

  • ちなみに、セバスティアン博士は1990年に、東ドイツの大臣に就任した次の日に国内の全ての原発のスイッチを切ったという強者だそうです。それが彼を一躍有名にしたが、二ヶ月で首になり、もう二度と大臣に呼ばれる事は無かったとか(笑)。ドイツの根強い脱原の運動の先頭を走ってこられた方です。

最終更新:2012年06月08日 23:14