☆ ペトカウ効果〔Wikipedia〕
 ・「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、低線量放射線を長時間、放射することによって容易に細胞膜を破壊することができる」という現象である。
 ・カナダの医師アブラム・ペトカウが、1972年3月、マニトバ州にあるカナダ原子力公社ホワイトシェル研究所で牛の脳細胞を用いた実験のミスから偶然に発見し、Health Physics(『保健物理』)誌に発表した。

 ・ただし、Health Physics(『保健物理』)誌に発表したとされる論文は、生物の代謝機能を考慮していない、あくまでも実験標本でのデータであること、数値を見れば分かるように、「毎分0.00001シーベルト」は「毎時0.0006シーベルト=600μSv/h」の、それなりの線量であること、などから、チェルノブイリ・福島第一原発事故においては、現場労働者以外の「低線量内部被曝」の研究適応例としては不適切である[3]。

 ・(※ 参照



以下は、ブログ&サイトからの関連記事↓


 ・ペトカワ効果ではヒロシマ・ナガサキの原爆被害では無視されるか軽視された内部被曝に注目しているのです。
体に蓄積され、長い時間に渡って低濃度での被爆では、むしろ短時間で 高濃度で被爆するよりも、はるかに発癌の健康被害が高いとの学説が『ペトカウ効果』ですが、この考え方は良く知られている今のアスベストとか喫煙とかの発癌メカニズムに完全に合致している。


■ 「低線量被ばく_揺らぐ国際基準_追跡!真相ファイル」 「ふじふじのフィルター(2011.12.30)」より / ※※

 ・さて、12月28日にNHKで放映された「低線量被ばく_揺らぐ国際基準_追跡!真相ファイル」を見たが、ICRPの安全基準は政治的に意図的に決められたこと、結果、安全とされた低線量被曝で住民に深刻な健康被害が出ている事実があること、つまり、安全基準は実際にはまったく安全でないことが報告されていた。




■ [原発]ペトカウ効果で低放射線量の内部被曝を怖がってる奴らは絶対元の論文読んでない 「愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記(2011.8.13)」より

 ・今日は、ちゃんと読んだと思われる人のテキスト紹介するだけにします。

 ・(※ 紹介の記事を下枠に載せました。)
■ 「ペトカウ効果」は低線量被曝が健康に大きな影響を与える根拠となるのか? 「ぷろどおむ えあらいん(2011.6.16)」より

 ・ただ,ここからが非常に問題なのですが,たとえばこちらのブログによると,(おそらく)この実験結果について「内部被爆の脅威」という書籍では「放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。」と紹介されているようなのですが,元の論文には「線量を増大させることにより膜の持続時間は短くなるが,照射線量と膜の持続時間の間には対数軸で比例関係がある。」という事しか書かれていません。

 ・おわかりでしょうか。つまり,このペトカウ効果が検証されているのは,低線量とは言いつつも,現在首都圏で測定されている空間放射線量の1000倍以上高い領域での話なのです。

 ・つまりどういうことかというと,確かに放射線の影響によりりん脂質二重膜は傷つけられる可能性があるが,それは放射線により直接破壊されているのではなく,放射線により発生したスーパーオキシドアニオン(・O2-)がりん脂質中の不飽和脂肪鎖を切断していること,そしてそのスーパーオキシドアニオン(・O2-)を除去し,放射線の影響を最小限に抑えるためのシステムが生体には備わっていることがすでに確かめられていると言うことになります。

 ・ちなみに,氏がこの後どういう研究をしていたかも調べてみたのですが,ペトカウ氏はこの後,放射線医療による副作用をSODで抑えるための研究などを中心に進めていたようです。というわけで,実はこのペトカウ氏は,低線量放射線が人体に多大な影響を与えるなんてことは何一つ言っていないんですね。








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最終更新:2012年01月12日 10:10