地震直後の数日間の原発関連記事は載せていますが、基本的に地震被災関連記事を載せます。
【東北地方太平洋沖地震】
被災地・被災者支援 / 被災者の戸籍 / 福島原発事故

+ ニュースサーチ〔3.11〕








■ 「政府は3.11の8日前に知っていた」-井戸川元双葉町町長 「カレイドスコープ(Wed.2013.07.24 )」より





■ 頻発する巨大地震と自然改変装置(1) 「NETIB NEWS(2009.10.13)」より

■ 頻発する巨大地震と自然改変装置(2) 「NETIB NEWS(2009.10.14)」より

■ 頻発する巨大地震と自然改変装置(3) 「NETIB NEWS(2009.10.15)」より

■ 頻発する巨大地震と自然改変装置(4) 「NETIB NEWS(2009.10.16)」より

■ 頻発する巨大地震と自然改変装置(5終) 「NETIB NEWS(2009.10.17)」より



 ・リンク先には、写真が29枚、出ています。(顔も見たくない、という方々のためにご注意:9番目は管首相のアップです。)


■ 311地震の真実が見えてくる年表 「contemporary navigation(2011.5.4)」より


 ・日本の東北でのマグニチュード9の地震の数日前より、電離層全体の電子量が劇的に増加したことがわかったとゴダード宇宙飛行センターの研究スタッフは言う。そして、この電子量は地震の3日前に最大限に達した。

  同時に、衛星は巨大な赤外線放出を観測した。この赤外線の放出は、地震直前にピークに達した。

  これは言い換えると、空気が加熱していたということになる。



【2011.5.15】

■ 日本のM9.0地震の音、アラスカでも聞こえていた 「Pouch[ポーチ](2011.4.21)」より

 ・何も知らずに聞けばただゴーッという音が続くだけなのだが、あの恐ろしい地震の振動だと思って聞くと、背筋が寒くなるのを禁じえない。



【2011.5.13】

■ 中国・韓国・台湾等の海外企業の仮設住宅提案件数決まる~中国80件・韓国73件~ 「(新)第三の隣人 中国朝鮮族(2011.5.12)」より

 ・まず、素直な印象を言えば、中国と韓国が圧倒的に多い。台湾はもう少し多くても良いのではないかと思ったが、9件に留まったことは違和感があった。

 ・「何故日本製のみでまかなえないのか」ということだが、納期を出来るだけ急ぎたい考えがあり、それには、地元の業者と海外輸入製に頼るしかなかったということだ。


 ・次に、国土交通省はさぼっているのではという質問もあるが、これは断じてあり得ない震災後から2ヶ月で仮設住宅3万戸を着工したことは奇跡に近い。もちろん、これは国土交通省が協力を要請した住宅生産団体連合会の尽力も大きいが仮設住宅を優先した結果、本設の住宅建設の工期が後回しされているのも事実。11日の時点で7,441件の仮設住宅が完成している。とりあえず住宅生産団体連合会が必死になって6万戸を供給するが、残りの8,000戸がどうしても不足する。




■ 被災地仮設住宅居住改善ネットワーク 被災地の仮設住宅の居住性の改善を図る



【2011.5.2】
■ 大震災でも道路の早期復旧が実現した理由とは~知られざる「くしの歯作戦」 「(新)第三の隣人 中国朝鮮族(2011.5.1)」より
 ・普段。官僚はダメだとか、腐っているという批判も多いが、今回の東日本大震災では、その官僚たちの奮闘ぶりが目立ったことをすでに書いた。
 読者の中には、確かに、「自衛隊や警察は頑張っているけれど、他で頑張っている人はいるのか」という質問もあると思う。
 今回は、国土交通省東北地方整備局が凄く頑張ったことを是非紹介したい

 ・3月11日、東日本大震災を受けて、4号線・東北道と三陸道路が寸断された。これでは、津波で大きな被害を受けたと思われる太平洋沿岸に救援に迎えないことを危惧した東北地方整備局の徳山日出夫局長は、地震当日、「くしの歯作戦」を展開せよと命令を出した。

 ・私は、こうした大震災では官僚の力が非常に大きく、またその判断が正しいことを痛感した。

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■ 救援ルートの啓開に挑んだ東北地方整備局の戦い 「トラックマガジンフルロードブログ(2011.3.30)」より
 ・もはや世間やマスコミの関心は「福島原発」一点に集中してしまっているが、その陰で忘れ去られてしまいそうな、被災地の救援ルートの確保に尽力したある役所の話を紹介したい。東北地方整備局の話である

 ・震災翌日の3月12日には、早くも11の東西ルートを確保し、14日には14ルートを確保。15日には15ルート全てを確保し、翌16日には一般車両の通行も可能にしている。さらに第3ステップとして沿岸部を走る国道の啓開に着手し、国道45号は3月18日までに97%が通行可能になるなど、道路啓開は概ね終了。同日より応急復旧の段階に移行している。

 ・しかし、この東北地方整備局の「くしの歯」作戦は、おそらくはあまり世に知られることもなく、東北関東大震災のあまりにも多くの「後世に語り継がれるべきこと」の中に埋もれてしまうかもしれない。あるいは、「そういう役所なんだから、当然やるべきことをやったまでの話だろう」で終わってしまうかもしれない。
しかし震災当日の、情報が錯綜し状況が混乱する中で、「何としても救援ルートを確保するんだ!」という強い使命感の下、的確で迅速な対応を取った東北地方整備局の陣頭指揮は、称賛に値するものだし、被災者の救援や被災地の復旧・復興に直結する大きな役割を果たしたことは間違いないはずだ。こういう仕事ぶりこそ、まさに非常時に求められるものだと思う

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■ 「くしの歯」作戦 「海コン運ちゃんの運行日誌(2011.3.31)」より
 ・今回の震災で国土交通省 東北地方整備局が行った「くしの歯」作戦について書いているんですけど、これを読むと「道路」にたずさわる全ての方々に、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになります


■ 道路開通へ くしの歯作戦は本日で終了だそうです(2011.3.19) 「」より
 ・TVでは情報が出ていないって言ってるけど、記者はいったいどこを見てるんだ?
  くしの歯作戦、も 道路啓開も、ニュース検索しても出てこない…


☆ 「くしの歯」作戦について 「<国土交通省>東北地方整備局道路部」より




【2011.4.30】
■ 忘れられた被災地 「オランダ生活お役立ち情報~庶民的生活~(2011.4.26)」より

■ 存在を忘れられた高齢被災者 「kooss run〔FriendFeed〕(2011.4.23)」より

■ 忘れられた被災者 「雀雀録(2011.4.19)」より

■ 頑張ろう、忘れられた被災地 「発言小町(2011.4.13)」より

■ 桜塚やっくん 大槌町で炊き出し「おいらはここで何が出来る?」 「livedoorニュース〔J-CASTニュース〕(2011.4.11)」より





■☆ 忘れられた県外避難者〔阪神・淡路大震災〕 「県外避難者特集(2000.2.8 週間プレイボーイ)」より

■ 洪水からの目醒め(3) 翁(おきな)の消えた国に旅立つ翁 「NY金魚(2011.4.29)」より(長文の記事の中から、特に忘れたくない言葉を抜粋編集)

 ・多くの在日外国人が故国に逃げ戻っている時期に、たったひとりのアメリカ人日本学者が日本の国籍をとり、これから東京に移住し、永住する決断をしただけのことなのだが、日本に住む人たちのこころに大きな勇気を与えることになるだろう。

 ・その夕刻、同校東アジア図書館で行なわれた壮行レセプションの際、 少しお話しする機会があり「先生が永住することで、日本の人たちはどんなに勇気をもらうことでしょう」と僕が興奮しながら涙ぐんで言ったことばにも、実に温和に「ずっと以前から決めていたことですから、そんなに深く考えないように」とやさしく釘を刺された。この翁をまえにすると、大抵のひとが子どものように素直になってしまう。

 ・NYC在住の友人のひとりは、ヴォランティアのために先週東北地方に旅立った。かれが被災地入りして3日目の4月26日のツイッタ—はこう語る。「ヘルプ!南三陸エリア、水も電気もありません。歌津の田ノ浦という所に、11人が暮らす避難所あり。ここは、簡易トイレもない。『水が欲しい』と言われた。それと発電機! 誰か寄付してくれませんか?」地震発生からもはや50日が経っている

 ・これらの混乱を生じた原因をひとつづつ検証などという愚はできないが、根底にある長い歴史に培われた日本人の精神文化が、われわれのこころの中にもう少し純粋な形で残っていれば、状況はかなり違っていたように感じるのは僕だけではないと思う。

  それは決して政府や東電だけのせいでも、アメリカのせいでもない。

  原発問題に関して、すべてをもしアメリカの言いなりになった歴代の政府のせいにするのであれば、それ以前にそのような体質の政府を選びつづけた国民が悪いということである。

  個人の内なる倫理がいつの間にか社会の風景から遠のいていて、見るも無惨な津波のあとの大量の瓦礫のように、精神風景のなかに溢れつくしてしまったのだ。

  そのことはたとえ異国に住んでいても、僕のこころのなかにも当然起こっていたわけで、いまそれを含めて深く猛反省をしている。われわれ全員の先祖からいただいた内なる意識を目醒めさせること

  それには新しい形の「翁」の舞いが必要となる。

 ・「翁」が消えてしまった社会に、もうすぐアメリカから、古きよき日本を深く愛するひとりの「翁」が到着する。



【2011.4.29】


★ 亡命チベット人らも四十九日法要、東日本大震災 「AFPBB News(2011.4.29)」より

 ・東日本大震災から49日目を迎えた28日、 ネパールのカトマンズ(Kathmandu)でも亡命チベット人による四十九日の法要が営まれた。ボウダナート寺院(Bouddhanath Stupa)に集まったチベット人たちは、震災犠牲者の冥福と被災者の平安を祈った。

★ 南三陸で続く捜索活動【Youtube】2011.3.24up 「AFPニュース(日本語訳)」より


 ・我々東京市民は今や全世界の檜舞台に立って復興の劇を演じておるのである。我々の一挙一動は実に我が日本国民の名誉を代表するものである。(演説より引用)


 ・商店街の歩道に出された商店や家庭のがれき、ゴミを自衛隊員や米海兵隊員が協力して大型トラックに積み込んでいる光景を目にした。
 被災地の道路事情が比較的早期に好転したのは、間違いなく自衛隊の尽力によるものだと現地で強く認識した。インフラの復興のほか、人命救助、あるいは行方不明者の捜索についても自衛隊が果敢な活動を行っていた

 ・今回の大震災では、政府の支援体制のもたつきが目立つ。もたつきというよりは、被災者の足を引っ張るような行動、言動さえ見受けられる。現地でも頻繁に政府を手厳しく批判する声に接した。ただ、T氏と同様、多くの被災者が自衛隊の体を張った活動には感謝の声を送り続けていた

 「ありがとうございます

 T氏がつぶやいた小さな声が、この日1日、筆者の耳から離れることはなかった。

【2011.4.28】
■ オペレーション・アリガトウ(2011.4.24) 「Red Fox」より
 ・TOMODACHI作戦とアリガトウ作戦の経緯が詳細に書かれています。このブログはいつも調査資料などが多く長文なのですが、今回はいつもに増してたいへんな長文です。ぜひ最後まで読み通して欲しいです。- monosepia 

■ 冴えわたり響く辺見庸の言霊 - 3・11後の言葉と思想へ(2011.4.28) 「世に倦む日日」より (以下部分引用 - mono.)
 ・番組の中で、この出来事の本質に迫る言葉をテレビや新聞は発しているのかと辺見庸は言っていて、私もその主張に同感する。

  言葉がないのだ。数万人が一度に死んだ悲劇に見合う言葉が、その壮絶な事実と釣り合う報道がなく意味を深いところで考える思索や表現がなく死んだ者や苦しんでいる者に真摯に向き合って言葉を発する人がなく、苛立って気が滅入るのである。

  言葉だけではない。この事実に対応する政治がない。政策がない。日本のマスコミで流れる情報は、悉く東京から発信されているが、それを聞いていると、まるで、数万人が死んだ事実などなかったようであり、避難所で暮らしている人は、三食足りて元気で健康で、全員が復興に向けて明るく生きているように見える。

  「もう限界に達している」と偶に報道は言うが、その内実は追いかけず、高齢者が次々と要介護者になり、死に瀕している事実を伝えない。我慢強く忍耐強い東北人に、不平不満を言挙げせぬ東北人に、死ぬまで我慢しろと強いている

  津波の死者は、少なく見積もっても3万人はいる。3万人とか4万人の日本人が一瞬で死んだ出来事など、戦後は一度もなかったことだ。そうした悲劇についての悲痛さが、マスコミからもネットからも全く届いて来ないのである。

  辺見庸は、3・11がわれわれに根本的な認識論上の修正と改変を迫っていると言っている。そして、自分(辺見庸)は、この事態を言い表す言葉を打ち立てるのだと言っている。私も、3・11は日本人にこれまでの生き方や考え方を変えるよう迫っていると思うし、死者に報いるとすれば、日本人が3・11を有意味な画期とするとすれば、生き方を根本から変えることだと素朴に思う。それは、私の言葉で言えば、新自由主義を清算することだ。新自由主義以前の思想と信条に還ることだと思う。

  辺見庸へのビジビリティは、中原中也賞や文藝春秋への寄稿などを見ると、客観的に高まっているように見受けられるのだけれど、一方、ネットの中の静けさを見ると、NHKの視聴率計算の推測も頷けないでもない。辺見庸が言うように、日本人は根本的に思想を改めるだろうか。認識論上の修正をするだろうか

生き方を変えるだろうか。  

■ 被災地の女子高生からの手紙(2011.4.22) 「杉並からの情報発信です」より
 ・私達は・・・見捨てられました。おそらく福島は隔離されます。完全に見捨てられます。国に殺されます。
  私達、被災地の人間はこの先ずっと被災者を見捨てた国を許さないし恨み続けます。
 ・そしてその人を今よりもっと大切にして下さい。今、青春時代をすごす学校が遺体安置所になってます。
  体育や部活をやった体育館にはもう二度と動かない人達が横たわってます。

【2011.4.27】
■ 狂った日本人と狂ったゴールデン・ウィーク東北ツアープロパガンダを斬る!(2011.4.28) 「ヘンリー・オーツの独り言」より
 ・ありもしない電力不足から節電を国民の当然の義務だと思わせたり、放射能汚染された野菜を食べることがまっとうな日本人の行動だと思わせているのは原発推進派に他なりません。そんな嘘に騙されてはいけません。この後に及んで政府や東電のいうことを信じている人には人間を辞めて欲しいとすら思います

■ 青森沖と房総沖に関するTV報道に関して(2011.4.27) 「心安らかなる日々」より
 ・どうも、今回地震があった岩手、宮城、福島の上下にある青森沖と房総沖に歪がまだ蓄積しているはずだから、という単純な理由なようです。
  これは従来のプレートテクトニクス論者なら考えそうな話です。

 ・わたしの仮説によれば、もうこんな歪はとっくの昔になくなっています。

 ・プレートテクトニクス論者の場合、プレートにたまった歪は地震によって解放されるしかないという致命的理論的欠陥があるのです。

 ・わたしの新理論?では、プレートにたまった歪は三つの方法で解放されると考えています。(1)冷熱流がプレート境界を通過したとき、(2)温熱流がプレート境界を通過したとき、(3)地震があったとき、の三つの場合です。
  そして、(1)と(2)による歪の解放、つまり、歪がなくなることが圧倒的に多く、地震での歪の解放というのは実はほとんどないのです。

【2011.4.25】
■ 辺見庸が語る大震災 - 瓦礫のなかから言葉をひろって(2011.4.25) 「世に倦む日日」より
 ・カミュは、結局、人間は禍を制し得ないであろう、人は一度起きた悲劇を忘れるであろうというふうなことを示唆して、『ペスト』という小説を閉じていくわけですけれども、私はそういう予想を思いつつも、でも、救いは例外的な個人にあるというようにも思う。
 ・放射能がかなり高いレベルの場所に留まって、患者を診ている医者、どうあってもそこを動かないという医者。あれがベルナール・リウーだよ。あれが誠実さっていうもんだよ。あれが救いなんだよ。
 ・今、ホスピスにいる母親から電話がかかってきたけれど、死ななきゃいけないと思っているわけね。死ななきゃいかんと。そういう人たちこそ励ました方がいいんだよ。そういう人たちこそ生きるべきなんだよ。助けてあげなくてはいけないんだよ。この人は若いから、この人は有能だから、この人は社会に役立つから、だから生きてもらうということでは、絶対にあってはいけない。違う。

【2011.4.21】
■ 自衛隊は本隊に復帰せよ(2011.4.21) 「心に青雲」より
 ・私も賛成だ。自衛隊は本来の目的である国防をおろそかにしてはいけない。 防衛がおろそかになって六週間にもなる。
 阪神大震災のときもそうだったが、自衛隊の力を国民は心強く感じたと思う。ただし朝日新聞を代表とするアホなサヨク系新聞は意識的に自衛隊を無視しているが…。

 ・自衛隊が被災地に駆けつけたのは、あくまで非常時だったからだ。生存者捜索を第一に全力をあげたのは良い(逐次投入という愚は犯したが)。しかし今はもう復興期である。政府は自衛隊を便利屋かなにかと勘違いしている
 残った復旧作業は、基本的に避難所にいる避難民がやるんだという意識が必要だ。ボランティアが支援をすることに反対するわけではないが、被災地は被災地で立ちあがらねば

 ・だから体育館で昼間からゴロゴロさせてないで、瓦礫の片付けでもさせろと言ったのに…。
 自立させる意味でも自衛隊は撤収し、民間の土建業者にユンボなどの重機を入れて瓦礫を撤去し、被災者も手伝う事であるいつまでも支援に頼るな



■ 東北関東震災復興には増税でなく米国債担保の日銀引受国債を100兆円規模で発行せよ。(2011.4.19) 「阿修羅♪」より
 ・mono注:上記「SankeiBiz」の記事を紹介。こちらはコメントを参考に。
  ・08. 2011年4月19日 22:08:13: mEDoM0uCGg
政府だろうが日銀だろうが、何でもいいよ。
自然災害で25兆円の財産が失われたわけだから、25兆円を補えば良い
損害分の金と財をゼロから生んで構わないのだ。
それで、震災直前のデフレ状態にもどる。
ついでにデフレも脱却して良いのだから、ちょっとぐらい金を余計にバラまいても良いことしか起きない
この局面で増税を主張する者がいるとしたら、そいつの頭は狂ってると言って良い

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■ 榊原英資 - 「増税の必要はなく、財政支出を拡大せよ」(2011.4.21) 「世に倦む日日」より
 ・消費税増税を正当化する常套句として、「将来の世代にツケを残さないため」という言葉が言われる。この寸言はキラーフレーズとして効いていて、テレビ報道を聞いていても、復興財源を消費税増税で賄う理由の説明については、この言い捨てで簡単に済まされている。国民の共通認識だから、それで十分だろうという政治や官僚やマスコミの判断が窺われる。
 ・現在、マスコミ報道の洪水で脳を漬け込まれ、国民は国の借金が自分の過失と責任によるものだと思い込んでいる。そうではない。そうではないということを、民主党の09年マニフェストは謳っている。借金を脹らませながら、経済を拡大できなかった原因は、一重に財務省の財政ミスであり、無駄な天下り法人を膨張させて予算を浪費してきたからだ。国から地方自治体への交付金は17兆円なのに天下り法人に流れる補助金は12兆円もある。09年マニフェストの要諦は、子ども手当等の支給政策ではなく、一般会計と特別会計を統合する財政改革にこそある。
 ・榊原英資は、「5-10年のスパンで消費税増税を考えるべきだ」(P.41)と言っていて、私自身も、日本経済が回復軌道に乗り、年成長5%を5年続けて達成するようになり、労働者一般の所得が元に戻り、さらに天下りと特別会計の問題が清算され、官僚による浪費が根絶されれば、消費税を上げる選択もあると考えている。日本のGDPが600兆円を超え、高齢化を克服しつつ700兆円へと向かう展望ができれば、財政再建(借金返済)を早めるために消費税を上げる判断ができるだろう。

【2011.4.20】
★ 東日本大震災:死者9割超が水死 60歳以上6割(2011.4.19) 「毎日新聞」より
 ・検視が終わった1万3135人について分析したところ、死因別では水死が1万2143人(92.5%)で大半を占めた。岩手県は87.3%、宮城県は95.7%、福島県は87.0%で、なかでも宮城県の津波による被害の甚大さを示している。
 ・その他は、焼死148人(1.1%)▽圧死・損傷死・その他578人(4.4%)。不詳は266人(2.0%)だった。焼死は岩手県(1.6%)、圧死・損傷死・その他は福島県(12.6%)の割合が高かった。

【2011.4.18】
★ 台湾の義援金が140億円を突破=それなのに感謝の新聞広告はなし―日本 「livedoorニュース〔Record China〕」より
 ・震災から1か月を迎えた11日、日本政府は米国、英国、フランス、中国、ロシア、韓国の新聞と国際英字紙ヘラルド・トリビューンの計7紙に感謝状の広告を掲載した。
 ・月13日までに48億5374万台湾ドル(約141億円)もの巨額の義援金を提供した台湾では、新聞広告は出されなかった。
 ・なぜ台湾の新聞に感謝の広告を掲載しなかったのか。そう不満に思うネットユーザーは少なくない。一部では有志でお金を集め、民間で感謝広告を掲載しようという動きが広がっている

■ 皆さんとディスカッション(続x1176) 「防衛省OB太田述正の日本はアメリカの属国だ」より
 ・属国根性ハンパないわw。
 中韓ロに媚び、巨額義捐金の台湾は中国との関係から感謝しない。
 お馴染みの光景だが、自民でも同意見だろう
 あと、財界・官僚・マスコミもかな。

 日本独立なんかは不可能だね、太田さん!

【2011.4.16】
■ 民主党、復興構想会議の狙いは大増税!?(2011.4.16) 「サーチナ」より / 記事保護
 ・Q: 復興税として増税が提案されたようですね?

  A: 極めて姑息な、ずるいやり方です。

  Q: なにが問題なのですか?

  A: 民主党政府は「復興構想会議」を設置して、そこで増税を提案させる手法をとっています。それは国会で議論されたものでも、国民の合意を得たものでもありません。菅政権が思いつきで設置してメンバーを好き勝手に選んだだけ。この会議で増税という重大なテーマを決めるなどもってのほかで、国民不在の暴挙と言ってよいでしょう。

  Q: でも復興会議で専門家が決めたことなら構わないのでは?

  A: 全16人のメンバーのなかに、税、財政、金融、マクロ経済などの専門家は1人もいません。国民に選ばれたわけでもない哲学者や脚本家や建築家に勝手に増税を決められては、国民としてたまったものではないでしょう。
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■ 震災復興税をぶち上げる復興構想会議の正体とは?(2011.4.15) 「サーチナ」より / 記事保護
 ・Q: 「震災復興税」が創設されるって本当ですか?

  A: まだ正式な提言ではありませんが、復興構想会議の五百旗頭議長が「震災復興税」を創設する考えを表明しました。

  Q: 五百旗頭議長って誰ですか?

  A: 「日本は前の戦争で中国を侵略して迷惑をかけたので、いつまでも中国に謝り続けなければならない」などの発言で知られており、過去に、皇室に敬語を使わない論文を書くなどして物議を醸した方です。

■ 海ゆかば水漬く屍 山ゆかば草むす屍(2011.4.16) 「逝きし世の面影」より
 ・『海行かば』は万葉集にある大伴家持の長歌から採られたもので、その長歌の舞台も陸奥国(むつのくに)で今の青森、岩手、宮城、福島の各県であり、今度の大震災の被災地にぴったり一致している。
 ・今回戦争でもないのに、東京から僅か2百数十キロの福島第一原発周辺ではニューギニアやガダルカナル島のジャングルと同じで、日本人被災者の遺体が放置されたまま日本の復興を始めるとはあまりに無責任。不謹慎でもあり不真面目でもある。




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最終更新:2023年07月17日 08:44