○がつ ×にち てんき(はれ)
俺は、今日から日記をつけてみる事にした。
……しかし、一体、何を書けばいいのかわからない。
今のマスターに無理を言って頼んだは良いが、日記の書き方など、俺は知らなかった。
これまでに誰かが書いた日記のサンプルもないので、余計に不安だ。
……まずは、本でも読めばいいのだろうか。
こんな事なら、日記を書く前に本を手に取ってみれば良かった。
そうだ。試しにマスターに貸してもらおう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「マスター、何か、本があるか?」
「え? レイバーの操縦マニュアルとか、そういうのならそこに……」
「……やっぱり良い」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ひとまず俺は、自分の力だけで日記に挑戦する事にした。
俺がそうまでしてこの日記を書くのは、少しでも人間の事を知っておきたいからだ。
人間は、その日の事を、記憶だけでなく、後に残る記録にも留めておく事があるらしい。
俺も、もっと人間の事を知る為に、それをやってみたかった。
現世では出来なかった事だ。
いや、一度死んだからこそ、こうしてこの世にいる間の事を日記に書きたいと思ったのかもしれない。
……そういえば、進ノ介も霧子も、よく日記のような物を書いていた。
シマツショ、とか、ホウコクショ、だったか。まあ、そんな事はいい。
とにかく、マスターには「なんでも書きたい事を書けばいい」と言われたので、俺はそれに従う事にした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「マスター。……日記には、文字ではなく、絵を描いてもいいのか?」
「え? うん。絵日記とかあるし」
「わかった。感謝する」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
【この文章の直後、二人の男と一人の女の絵が描こうとした痕があるが、出来が気に入らなかったのか塗りつぶされている。】
俺には絵の才能がなかった。
だから、今から俺が書きたい事は文章で書く。
ひとまず、つい先ほどあった事を書いていこうと思う。
今日死んだ、前のマスターの事を書くのは後にする。
それは、また後で、時間が残っている時に書く事にしたい。
何故なら、今日あった事を書くだけで、今日が終わってしまうからだ。
……間もなく23時00分だ。
そろそろまずい。急がないと間に合わない。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「どう? ライダー。日記、上手に書けてる? 絵、描いた?」
「すまない。黙っててくれマスター。俺は今、日記と戦っている。……時間がない。このままだと今日が終わってしまう」
「え?」
「今日の日記は、今日書かなければならない。でなければ、ここに書いてある事が嘘になる」
「はぁ。何もそんなに無理に書かなくても……」
「────今から俺は、脳細胞をトップギアにする」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
……俺は、昨日まで別のマスターと行動を共にしていた。
ライダーのクラスでこの世に出現してから、俺はずっと、その人間と一緒に聖杯戦争から脱出する術を探していたのだ。
しかし、俺は、今日、21時20分に、その相棒を失った。
マスターは……俺の相棒は、悪い人間ではなかった。
何しろ、昨日まで俺と共に一緒に過ごした、大事なダチだ。
語りたい事は山ほどある。
だが、先ほど言った通り、この男について語るのはまた後にしたい。
相棒は、アサシンのサーヴァントに狙われていた。
そして、それを見抜けず、守れなかった俺のせいで、マスターは死亡した。
俺の目の前で、相棒は突然、後ろから胸を突き刺された。
……今、その事を書いていて、手が震える。こんな感覚は初めてだ。
……あの瞬間の出来事は、何度でも俺に悲しみを与えるのだ。
そして、言い知れぬ怒りをも、俺に与えた。
ただ、それは敵への怒りだけではなく、自分への怒りだった。
俺は、相棒を守る事が出来なかった。
ダチを……進ノ介や、霧子や、剛のような、大事なダチを、俺は守れなかった。
俺は、それから、そのやり場のない怒りをぶつける為、仮面ライダーに変身し、アサシンを倒した。
同じくサーヴァントとしての力を持つ俺にとっては、アサシンも大した事はなかった。
こんな奴が俺の相棒を倒したのか、と思ってしまう。
だが、人間は脆い。
俺の相棒は、そんなサーヴァントの攻撃を前に、もう完全に動かなくなっていた。
アサシンを倒した後も、心が痛かった。
そして、涙が出た。
俺は、マスターの、相棒の、ダチの、名前を叫んだ。
俺は、守る事ができなかった。
俺は、守る事ができなかった。
俺は、守る事ができなかった。
俺は、相棒の亡骸を抱えながら、消えるのをただ待っていた。
俺には願いはない。戦い、誰かを犠牲にしてまで得る願いなど何もない。
ただ、マスターを守る事だけが、俺の使命だった。
だから、英霊としての使命はそこで失われたのだろうと思った。
しかし、その時、ふと思った。
今、倒したサーヴァントの相棒は、どうなったのだろう?
サーヴァントを倒されたマスターも、マスターを失ったサーヴァントと同じく、消えてしまう運命にある。
だから、今倒した敵のマスターも、近々消えてしまうのだ。……俺はそんな大事な事を忘れていた。
あのサーヴァントの、アサシンのマスターは、近くにいるだろうか。
俺は、マスターの亡骸をそっと地面に寝かせた。
眠りについているマスターの胸の上で、彼の指を組ませてやった。
ただ、申し訳ないと思った。
それから、アサシンのの相棒を探してみる事にした。
見つからなければ、俺は、アサシンを倒した事で、一人の人間を、殺してしまう事になるのだ。
それは、進ノ介や剛たちと同じ仮面ライダーを名乗る者として、あってはならない。
そして、俺はすぐに表通りで、そのサーヴァントのマスターを見つけ出した。
髪が短い人間の女性だった。
彼女は、自分のサーヴァントが俺に倒されるのを目の当りにしていたらしい。
だから、俺を恐れながら……逃げようとした。
死神。
彼女にとって、俺は、仮面ライダーではなく、そう呼ばれるべき存在であったに違いない。
俺が死なせるのだから。
……いや。実際どうだったのかわからないので、今、マスターに直接訊いてみよう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「マスター。……俺が死神に見えるか?」
「え? 別に……」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
すまない、日記。
マスターは別に俺の事を死神だと思ってはいなかったらしい。
……そうだ。ここまでに大事な事を書き忘れていた。(やはり日記を書くのはむずかしい。)
俺は、その女性と、新たに主従の契約を結ぶ事になったのだ。
それは、彼女を救う為だった。
彼女をこのまま消してしまえば、俺は人を一人殺めた事になる。
それは、俺の本能が決して許さなかった。
彼女を死なせてしまえば、俺は「仮面ライダー」を名乗る資格がなくなってしまう。
この名前は、俺の仲間がくれた、大事な宝物の一つだ。
こうして相棒の仇と新しく契約を結ぶ事を、相棒が許してくれるかはわからない。
だが、俺は、相棒の仇も守りたかった。
俺は、彼女に聞いて、再契約を結ぶ事になった。
そして、彼女の名前は、泉野明(ルビ→いずみ のあ)といった。
職業は、警察官らしい。……つまり、進ノ介や霧子たちと同じだ。
彼女は、俺の相棒と同じく、巻き込まれてこの聖杯戦争にやって来た人間だった。
アサシンとの相性は悪かった。
何らかの願いを持っていたアサシンが、野明に隠れて、俺のマスターを殺したらしい。
確かに、アサシンは良い性格ではなかった。
だから、彼女にとっては、俺が現れた事の方が都合が良かったのかもしれない。
だが、相棒。
お前は俺を許してくれるのだろうか。
……少しだけ、あの時の事を思い出してきた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~~~~~回想パート~~~~~
『……はぁ……はぁ……』
『……きみが、アサシンのマスターか』
『……はぁ……はぁ……』
『──きみの願いは、なんだ? なぜ、この聖杯戦争に来た?』
『……願いなんて……願いなんて、ないよ! アサシンには……あったかもしれないけど……』
『そうか。……きみの名前は?』
『野明……泉、野明……』
『イズミ、ノア、か』
『ねえ、あなたは……あなたは、一体、何者なの……?』
『「チェイス」……それが、俺の真名だ──もう一つの名は、「仮面ライダーチェイサー」』
『そう……』
『……』
『ねえ……チェイス……あたし……死んじゃうの……? もっと、色々したい事とかあったんだけどな……』
『……いや。きみは、死なない』
『え?』
『生きたいならば、俺と契約してくれ。そうすればきみは消滅を免れる。それには、泉野明……きみの合意が必要だ』
『……』
『──俺と契約してくれ。確かに俺はアサシンを倒した。……だが、それ以外の誰かを死なせたくはない。俺と契約すれば、きみは助かる』
『……』
『頼む』
『……わかった。……契約しよう、チェイス。……チェイス、あなたが、ここで──あたしのサーヴァントになるんだね』
『ああ。そうだ』
『……』
『……ありがとう、野明。救われてくれて、ありがとう』
『……え?』
『────良かった。これで、俺は、「仮面ライダー」の名を捨てなくて済む……』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
……大丈夫だ。
俺は、たいせつな事だけは、日記に書かなくても一つ一つ思い出せる。
全てが俺の中にメモリーに刻まれている。
これも日記に書いておきたいと思った。
……だが、何故だろう。
過去の言葉をひとつひとつ日記に書くのは、何故か恥ずかしい気がする。
そのせいか、筆が止まった。
やはり、書かないでおこう。
俺たちは、それから、相棒がいた場所に戻った。
そこで、かつてのマスターの肉体が分解され、消滅するのを目の当りにした。
サーヴァントを失ったマスターとして、聖杯がその肉体を回収したのだ。
俺は、その時、遂に相棒がこの世に何も残さず死んでしまったのを知った。
俺は、余計に悲しかった。
何故、俺は相棒を守れなかったのだろう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~~~~~回想パート その2~~~~~
『……ねえ、ライダー。ここ、どこ?』
『──ここが、俺のマスターと、君のサーヴァントの墓標だ。この場所を俺は、覚えておきたい』
『……』
『俺は、マスターを……大切な相棒を守れなかった。それを繰り返すわけにはいかない……仮面ライダーとして』
『……』
『──野明。何をしている?』
『……敬礼』
『……』
『あたし、これでも警察だから。……本当は、制帽が無い時はやっちゃいけないんだけど』
『……警察。……霧子や進之介と同じか』
『え? 誰それ』
『────かつての友の名だ』
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
……という出来事を逐一書いていたら、やはり時間が近づいていた。
現在、23時50分。あと10分しかない。
これでも急いだ方だが、もっと急がなければならない。
今日の重要な出来事は、全部書いてしまった。
後で日記を読み返す時にも、これだけ書いてあれば、俺も今日の事をありありと思い出せる。
もし、俺がいなくても、マスターがこの日記を思い出にしてくれれば、俺はそれで良い。
かつて、コアが破壊されて俺が死んだ時にも、俺は大切な仲間たちに、何かを遺せたのだろうか?
……今となっては、俺にはそれはわからない。
そうだ。
それより、今のマスターの事を書いておきたい。
これから、俺にとって重要なのは、今、守るべきマスターの事だ。
聖杯戦争から脱出し、マスターを平穏な場所に返すのが俺の役目なのだから、俺はマスターの事をよく知らなければならない。
だが、考えてみると俺はマスターの事を知らない。
今聞いてみよう。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「……マスター。弟はいるか?」
「え? いないけど」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
マスターに弟はいないらしい。
ここが霧子と違うところだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「マスター。恋人はいるか?」
「え? え、ええー……ええーと、……いません。……今のところ」
「そうか」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
マスターに恋人はいないらしい。
俺は、もう、霧子に未練はない。
霧子と進ノ介が、あれから人間として幸せに生きている事を俺は願う。
だが、勿論、これは聖杯に託す願いなどではない。
あの二人ならば、聖杯に頼らなくても幸せにやっているだろう。
今のマスターにも、早く恋人ができてほしいものだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「マスター。仕事上の相棒は──」
「ああーっ!! もう!! そんな事いちいち日記に書くんじゃない!!!!!」
「だが……」
「……まったく、そんなのは、これから知ればいいじゃない。まだ時間はあるんだしさ!」
「……そうか。それもそうだな」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
というわけで、今日の日記はこれでおしまいだ。
日記を書くのは、意外と楽しかった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「……ねえ。ライダー。それより、あたしからも質問良い?」
「なんだ?」
「あんたいつまでここに居る気なの? もう12時過ぎちゃうよ?」
「いつまでもだ。俺は野明を魔の手から守らなければならない」
「え」
「俺はこの部屋にいる。ここで、朝まで、誰より近くで野明を守る」
「……出てけ」
「は……? 野明。きみの言っている事がよくわからない。俺は、きみを守る為に」
「ここは本当なら男子禁制なの! そもそもこんな時間までいるのがおかしいんだぞっ」
「だが、俺は……」
「──いいから、出てけ!!!!!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
……すまない、日記。
先ほど、これで今日の日記はおしまいだと書くつもりだったが、もう一つ書いておく事がある。
俺は今、野明の部屋を追い出
【────00時00分】
【CLASS】
ライダー
【真名】
チェイス@仮面ライダードライブ
【パラメーター】
基本
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具A
仮面ライダーチェイサー
筋力A 耐久B 敏捷B+ 魔力D 幸運E
魔進チェイサー
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運E
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。
ただし、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
ちなみに、普通自動車運転免許を取得しているが、免許は現世に置き忘れている為、普通自動車に乗る場合、免許不携帯を少し気にする。
【保有スキル】
機械生命体:A
人間ではない、機械より生まれた存在。
精神汚染などの類いを同ランクまで無効化する。
しかしこのランクが高ければ高いほど神秘は低下していく。
戦闘続行:B
名称通り戦闘を続行する為の能力。
決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。
彼の場合は、更に「仮面ライダーの生き様」とも表現される。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【宝物/宝具】
『人間が俺にくれた称号とはなにか(仮面ライダーチェイサー)』
ランク:A 種別:対人用の宝物 レンジ:- 最大捕捉:1(自分)
ライダーがかつて得た、『仮面ライダー』という名の称号、それが「仮面ライダーチェイサー」の名である。
彼にとっては、宝具と呼ぶよりも、「宝物」と呼んだ方が良いだろうか。
『マッハドライバー炎』、『シグナルチェイサー』、『シンゴウアックス』……この宝物を構成する道具の一つ一つも、彼と人間との絆の証であり、彼個人にとっての宝物である。
ちなみに、この宝物を発動する方法は、『マッハドライバー炎』を装着し、シグナルバイク・『シグナルチェイサー』を装着して、「変身!」と叫ぶ事。
すると、彼の身体が「仮面ライダーチェイサー」へと変身し、パラメーターが上昇する。
更に、この宝物を発動すると、専用マシンの『ライドチェイサー』を召喚でき、そこから『シンゴウアックス』を取りだす事が出来る。
『ロイミュードの死神としての使命はなにか(魔進チェイサー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1(自分)
ライダーがかつて持っていた、ロイミュードの死神としての称号、それが「魔進チェイサー」の名である。
この宝具を発動するには、『ブレイクガンナー』を手で押して認証を受ける必要がある。そして、この宝具を発動すると、専用マシンの『ライドチェイサー』を召喚できる。
しかし、彼は既にロイミュードの死神としての使命を放棄しており、また、同時にその使命を行う機会も聖杯戦争ではおそらくはない。
パラメーターの上昇もあるが、はっきり言ってそれも仮面ライダーとしての姿の方がマシ。完全下位互換でしかない。
その為、この宝具はライダー自身の手で封印されているが、その手に『ブレイクガンナー』がある限り、咄嗟の発現は可能である。
だから、もしかしたら、どこかの場面で使うかもしれない。
【weapon】
『マッハドライバー炎』
仮面ライダーチェイサーへと変身する為の変身ベルト。
これにシグナルバイク・シグナルチェイサーを装填して、「変身」する。
『シグナルバイク・シグナルチェイサー』
仮面ライダーチェイサーへと変身する為のシグナルバイク。
これをベルトに装填して、「変身」する。
『ブレイクガンナー』
魔進チェイサーへと変身する為の拳銃型ガジェット。
それと同時に、仮面ライダーチェイサーの変身後の武器としても使用される。
『ライドチェイサー』
変身時に現出する事が出来る専用バイク。
マスターとの二人乗りも可能。
『シンゴウアックス』
仮面ライダーチェイサーの変身時に、ライドチェイサーと共に現出する事が出来る斧。
彼が普段使う武器であり、信号機の形をしている。
【人物背景】
ロイミュードのプロトゼロ。
かつては、「死神」と呼ばれるロイミュードの殺し屋であったが、後にロイミュードと敵対し人間を守る仮面ライダーとなった。
ロイミュードという機械生命体であるが、誰よりも人間らしく、誰よりも純粋な性格をしている。
失恋も知り、友情も知り、車の運転の仕方も知った彼だが、まだ人間について知りたい事がたくさんあるらしい。
【サーヴァントとしての願い】
人間としての俺のダチが、人間としての人生を真っ当してくれているのなら、俺はそれでいい。
出来るのなら、機械生命体としてのロイミュードとしての俺の仲間たちにも、死後の安住の地と救済を願いたい。
【基本戦術、方針、運用法】
仮面ライダーチェイサーとして戦わせる事が前提のサーヴァントである為、戦闘時はそれによる直接戦闘が良い。
とはいえ、パワー型で、使用武器はそこまで多くない為、攻撃がパターン化してしまう恐れもある。持久戦は不利になりそうだ。
いざという時は、ライドチェイサーで上手に撤退する事も重要になる。
それに加え、彼は、人間を死なせる事を極端に嫌う。
たとえ、サーヴァントが悪事を侵していても、それを倒してマスターを消滅させてしまうのは避けるだろう。
それゆえ、そもそもサーヴァントとの戦闘自体を極力避けるべきかもしれない。
……まあ、サーヴァントもマスターも悪人であり、無差別に人を殺そうとしている場面があったならば、彼も容赦はしない。
彼が相手にするのはそういった敵のみで、基本はマスターを守りながら、聖杯戦争からの脱出方法を探る方針だ。
【備考】
この聖杯戦争において、これ以前にもマスターがいた。
少なくとも、男性であり、聖杯戦争には消極的であり、チェイスとは相棒になれるほど親しく数日過ごした事だけ明かされている。
その実像は不明であり、現在は、アサシンのサーヴァントに倒され、消滅している。
【マスター】
泉野明@機動警察パトレイバー
【マスターとしての願い】
聖杯戦争からの脱出。
【weapon】
『警察手帳』
【能力・技能】
レイバー、及び普通自動車の運転資格を有し、特にレイバーを細かい動きも含めて見事に操る。乗り物酔いもしない。
基本的な身体能力も高く、小学校ではソフトボール、中学校ではバスケットボール、高校では卓球で大活躍した。
【人物背景】
警視庁警備部特科車両二課第二小隊員。階級は巡査。
レイバーの搭乗資格を持ち、特車二課にて、一号機「アルフォンス」を扱うメカ好き。一応、自動車運転免許も所持している。
「いずみの・あきら」ではなく、「いずみ・のあ」。
それ以外の設定はテレビアニメ、漫画、劇場版、OVAなど各所で少し違っているが、上記以外は今は細かくは決めない。
どの出来事があった事になっていてもなかった事になっていてもあまり気にせず、それが「科学聖杯の泉野明」としておく。
【方針】
ライダーと共に、聖杯戦争からの脱出。
【備考】
少なくとも、これまで聖杯戦争で、アサシンのサーヴァントと共に行動していた。
しかし、アサシンは、現在契約しているライダーによって倒されてしまっている為、サーヴァント不在となった状態からライダーと契約した。
以前のサーヴァントであるアサシンは、聖杯戦争に積極的であり、野明とはソリが合わなかった模様。
最終更新:2015年12月18日 22:37