ある日、いつもの俺は何も考えずに部室に向かった
しかし、このことが俺の人生の大転換期を迎えるなんて予想もつかなかった
キョン「ウィーすって古泉しかいないのか、俺は部室専用の
エンジェル朝比奈さんのお茶を飲みにきたというのに」
古泉「ちょっと、お話があります。いいニュースと悪いニュースが
二つありますどっちから聞きますが」
キョン「とりあえず、良いほうから聞こう」

古泉「良いほうのニュースは、最近、閉鎖空間発生する回数が
極端に減っていることです。もうひとつの良いニュースは
涼宮さんが神のごとき力を発揮する回数が減っていることです。」
キョン「それは良かったじゃないか、でっ悪いニュースの方は」
古泉「朝倉涼子が情報統合思念体により復活した模様です。
明日に再び転入してくるようです。でも、安心してください
長門さんによると統合思念体本体から朝倉さんの行動自体に
プロテクトがかかってるのであなたを再び殺したりすることは
ないようです。しかし、涼宮ハルヒに直接コミュニケイトすることに
により情報爆発を観測することを企んでいるので注意が必要ですが」
キョン「もうひとつの悪いニュースというのは何だ」
古泉「実は、それは非常に言いにくいのですが、私は、最初
あなたは普通の人間だといいましたが、組織の再調査によって
普通の人間でないことが明らかになりました」
キョン「な、何ですとぉ。それは俺が異世界人だと言うことか」
古泉「いや、そういうことではないのですが、あなたはなぜ自分が
キョンと呼ばれているのか考えたことはありますか」

キョン(俺は古泉の言ってることが全く理解できなかった。
これは古泉流のジョークなのか?)
キョン「キョンというのは俺のあだ名だろ、それ以上の意味はない
もしかして、MMR的な引用をして詭弁で俺を騙すつもりじゃないだろうな」
古泉「いや、そういう意味ではないのですが、それではこうしましょう
あなたこの場で本名を言って見てはもらえないでしょうか」
キョン「お前は何を言ってるんだ、もしかして俺の本名を覚えてなかったのか
お前にはがっかり、したよ俺の名は…。
(俺の脳みそはこの瞬間完全にフリーズして、しまった。whyなぜ
俺は自分の名前も言えなくなってしまったんだ。考えろ考えるんだ)
古泉「やはり、そうでしたか。」
キョン「やはりってなんだよ、ってどういうことだか説明しろ」
そうこうしてるうちに本を持った長門が現れた。

キョン「長門、お前は何か知ってるのか」
長門「七夕にあなたにあった時からあなたの本名は把握していない」
キョン「どういう事だ、長門にも俺の本名が分からない。
(これは人生最大のミステリーだぜ、主人公の本名が存在しない
そんなものはSFの世界でも起こりえない出来事だ、本名が出てこない
ライトノベルというものは読んだことがあるが、主人公の本名が
存在しないなんてものは見たことがない。ハルヒこんな身近に
素晴らしいミステリーがあったんだぜ、町を探索する必要もなかったんだぜ)
古泉「取りあえず、落ち着いてください。あなたは名前は5月頃までは
確かに存在していました。どうやらあなたが閉鎖空間へ行ったあの日を
境になくなってしまったようです。今となっては確認のしようがないですが」
キョン「ちょっと、まてお前の話には穴があり過ぎる、どうせ、また俺を
俺を騙そうと企んでるんじゃないのか、戸籍謄本にもキョンと書いてあるとか
言うんじゃないだろうな」

古泉「その、まさかです。組織の方で確認を取ったところ間違い
ないそうです。今、市役所に確認に行きましょうか?」
キョン「いい、そんな戸籍は見たくない」
古泉「どうやら涼宮さんがあなたと親しくなっているうち
本名を忘れてしまっていたようなのです。そして、あの閉鎖空間
の発生で世界はあなたの名前が正式にキョンで登録されて
しまったようです。」
キョン「なんで俺だけ、それに俺の妹は改変されてないはずだぞ。
それにそれは法律で認められてないはずだ。」
古泉「妹さんの名前は●●ですよね。確かに家族の名前は改変
されていませんよ、法律の方は知らないうちに民法が改正されているようです。
それに、いいじゃないですか。キョンだって素敵な名前だと思いますよ。」
キョン「ふざけるな、こっちの身にもなってみろ。」
みくる「ごめんなさい、キョン君」
そこに涙を浮かべながらやってきたのは部室専用のエンジェル朝比奈さんだった。

みくる「私も今上司から、聞かされて今、知りました。
私も最初はキョン君じゃなくて、名前の方で呼んででたんだけど
遂みんなキョンって読んでるから、ついキョン君って呼んでしまって
そのうちキョン君の本名にプロテクトがかって、最後にはキョン君は
キョン君だってことが規定事項になってたの、私が本名で呼んでいたら
ご、ごめんなさいです。」
キョン「いいんです、朝比奈さんは悪くないですよ。悪いのは
俺の本名を消してしまったハルヒの方なんですから。」
古泉「解決する方法はひとつだけあります。」
キョン「あるなら最初から言ってくれ古泉」

古泉「簡単ですよ。涼宮さんに名前を思い出してもらえば
いいんですよ。」
キョン「ああそっかって古泉そんなことできるのか、俺の本名は
と聞いて易々と思い出してもらえるのかよ。」
古泉「そこが問題なんですよ。涼宮さんがあなたの本名を重視
していなかったので、いっそのこと結婚すれば思い出すんじゃないんですか」
キョン「結婚だとふざけるな古泉なんで俺とハルヒが」
古泉「結婚すれば婚姻届を書かなければならなくなるつまり、あなたの
本名が重視されるry
キョン「却下、あいつと結婚するぐらいなら名前がキョンのままの方が
ましだ」
古泉「勿論、冗談ですよ。本気にしました。」
涼宮「やっほ~みんな元気、今日は新入部員をつれてきたわよ」

その新入部員というのは朝倉涼子だった。だが正直
今の俺にはどうでも良かった。今の俺は自分の名前のことで
メランコリー状態だったからな
ハルヒ「どうしたの、みくるちゃんも涙目だし、みんな元気ないわね。もしかしてキョン、みくるちゃんに告白して振られたの」
キョン「そんな訳ないだろ、(俺はいつもの4分の1の勢いで言った)」
古泉「彼と朝比奈さんは小テストで赤点をとったから元気がなかった用ですのでお気になさらないでください、
それよりもそちらの方の紹介をお願いします。彼女とは初対面なもので」
ハルヒ「本当なの、まあ、いいわ、キョンもみくるちゃんも勉強なら私が教えてあげるわよ。
彼女は朝倉涼子、私のクラスの学級委員よ。最近SOS団の活動もマンネリ化してるし、謎の留学をして1年もたたずにこんな時期に再び転校してくるのよ、
これって謎じゃない」
朝倉「あら、勝手にそんな謎扱いしないでよね。それに急な転校じゃないわよ。
ちゃんとキョン君と長門さんには前日に転校するって伝えたじゃない。」
キョン(こんな時にそんな事言うなよ、だいたいこっちはこっちで
大変な事になってるんだぞ、面倒な仕事を増やさないでもらいたい)
ハルヒ「ちょっと、ユキに、キョンなんでそんな大事な事、私に
伝えないの、これはどういうこと」
長門「彼女は私と同じマンションで知り合い、ただそれだけ」
朝倉「ユキちゃん、それって酷くない、昔は一緒に夕食を食べたりしたじゃない」
ハルヒ「でも、気になるわ。キョンが私に言わない理由がないじゃない。もしかして、朝倉といえない関係なのね」 

朝倉「そんな、事はないわよ。でも、キョン君と涼宮さんのことが
心配で最後に会って関係を確かめたのよ。変な意味じゃないのよ
ただ、涼宮さんがクラスで孤立するんじゃないかって心配で、でも
今の涼宮さんなら大丈夫。」
ハルヒ「そんなに私のことが心配なの、別に私はただ人間には興味がなかった
だけよ。それよりもあなたを入部させたのはちゃんと理由があるの」
そういうとハルヒは黒板に文字を書き始めた
映画第二段朝倉涼子の陰謀
キョン「なんだ、お前何を企んでるのかと思ったら、また映画制作か」
ハルヒ「そうよ、今度は古泉君を実は宇宙人の腹黒学級委員である涼子ちゃんが
狙いにくるという話でそれをみくるちゃんが守るの、安心してちゃんと
ユキちゃんの出番もあるから。それじゃ今日は台本を書き上げなきゃ
ならないから先に帰るわ」
キョン「ハルヒ一つ質問がある」
ハルヒ「なによキョン、反論なら映画を作った後にしてよね」
キョン「俺は実はポニーテール萌えなんだ。俺の本名を思い出してほしい」
(俺はこんな時賢しくも閉鎖空間の事を思い出していた。あの時と同じ
状況を作り上げれば俺の本名を思い出だすのではと思った訳だ。
しかし、俺もあほじゃないそんな事でハルヒが思い出すとは本気で思っていなかった。
その理由はハルヒの性格を考えれば簡単に分かることだ。しかし、それ以外
今の俺には解決手段が見当たらなかった。だから俺は少ない可能性に賭けた。
ハルヒの顔が赤くなっているこれは俺は賭けに勝ったということか。
部室専用のエンジェルに願った甲斐があってもんだ。)

その次の瞬間ハルヒのとび蹴りが腹にあたり俺は部室の机に頭をぶつけた。
(やはり、この作戦は失敗だったか、今思えば当然の結果だ。
こんなことするなんて谷口以下だぜ。久しぶりに閉鎖空間が
発生するかもな悪い古泉)
ハルヒ「何言ってるのキョン、ポニーテール萌えってどういうこと
今日のキョン、なんかおかしいじゃないの、あなたの名前は
キョンじゃない。いつも呼んでるでしょ、それで告白のつもり
そんな、もので私が落ちると思ったら大間違いなんだからね、私帰る。」
古泉「大分大胆なことしましたね。あなたがあんな事をするなんて予想外でしたよ。」
みくる「キョン君、大丈夫ですか。キョン君は少し乙女心を勉強したほうが
いいと思います。」
キョン「そうだよな、俺が先走り過ぎた。悪いな古泉、朝比奈さん」
古泉「いえ、そうでもないですよ。たぶん閉鎖空間は発生しないと思います。
少なからず、ポニーテール萌えだったといわれて少しばかりうれしかったのでは
ないですか。二言目に言われたことはちょっと意味不明だったような気がしますが
涼宮さんはあなたに好意を抱いてるようですから。例えば、今日の劇のシナリオ
なんであなたがそこにいる朝倉さんに襲われたことをモチーフにしたのか
疑問に思ったでしょう」
キョン「ちょっとまて、なんでお前がそのこと知ってるんだ。それに
朝倉とは初対面だと言ってなかったか」
古泉「ははは、その位のことは機関で情報は入手済みですよ。それに
朝倉さん本人と初対面ですよ。さて、本題ですが、その理由は涼宮さんがあなたに
恋心を抱いてるということは、当然あなたの事を知りたくなる。それで無意識の
うちに朝倉さんがあなたを殺しかけたという情報を入手したのです。勿論
無意識ですから、なにか小説のネタだという程度にしか思っていないようですが」
朝倉「でも、さっきのは涼宮さんに対してちょっと酷いんじゃないかな、
急にポニーテール萌えなんて言われたって困っちゃうでしょ。
それに本名って何のこと。あなたの本名は●●●●じゃないの」

キョン「あ、朝倉俺の本名をなんで」
朝倉「なんでって当たり前じゃない、委員長がクラス全員のフルネームを
把握するのは当たり前じゃない。」
キョン「ちょっ、ちょっと待て、どういうことか長門分かるか?」
長門「情報改変があったのはあなたが閉鎖空間に飛ばされた時、朝倉涼子の
情報連結は解除されていた。だから世界変革の影響を受けなかった。
涼宮ハルヒの世界改変が作用できるのは5次元までが限界、異世界の改変までは
可能だが、情報連結を解除されたものまで作用することは不可能」
キョン「って異世界があるのかよ。そして五次元って何だ。」
長門「言語では説明できない」
キョン「古泉知ってるか?」
古泉「いいえ、僕も知りませんでした。」
キョン「でも、これでハルヒに俺の本名を思いださせることができるぞ」
古泉「でも、涼宮さんがあなたの本名を忘れたのには深い理由があるかも
しれません。いや、これは一つの可能性なのでなんともいえませんが、もし、
そういうことなのであれば、思い出してもらえないかもしれません。
最悪の場合我々の記憶も完全に改変されてあなたは永久の本名キョンのままかもしれません。」
翌日、転入生の紹介でその場には朝倉が予定通り現れた、その後も話は
小説のようになんのひねりもなく授業が終わり、恐れていた記憶改変も
なかった。俺は掃除当番を済ませた後、部室へとむかった。

ハルヒ「遅い、後5分遅れたら。裸で公共放送局NHKが日本引きこもり協会に
買収されたって叫びながら校庭20周させようと思ってたのよ」
ハルヒ「それよりキョン、あれに気づかないの」
そこにはいつものメイド衣装のエンジェル朝比奈さんと、ネコミミを付けた
朝倉さんが、って朝倉さんなにをしてるですか
朝倉「キョン君、どう思うかな」
キョン「…。(殺されかけた相手にそんな言葉をかけるとは予想外だぜ、
でも、上目遣いでそんな事を言われるなんて情熱をもてあます)
に、似合ってると思うぞ」
ハルヒ「本当はネコミミはみくるちゃん用に買ってきたんだけど、ネコミミの委員長
って斬新だと思わない?でも昨日ポニーテール萌えだとか言っていた割には
ネコミミ萌えだったのね。」
といって長門を指差した、長門はなんとポニーテールになっていたのだ
しかも、よく見るとかつらだ、そんな事をするくらいなら自分でポニーテールに
すればいいのに
ハルヒ「さあ、それじゃあ今から映画の企画についてのミーティングを始めるわよ」
キョン この企画ミーティングの内容はみなさんの想像に任せてもらいたい、
なぜなら前の映画とほとんど変わらないからだ。変わったといえば
朝倉さんが主役になって4角関係になってることぐらいか
ハルヒ「さあ、これで今日のミーティングは終わり。じゃあね」
キョン「ちょっとまったこの後俺の教室に来てくれないか」
ハルヒ「ちょっと、キョンまた変なこといい出すんじゃないでしょうね。
キョン「いや、今日はどうしてもきてほしい、昨日はどうかしていた」
ハルヒ「まあ、いいわ団員に付合うのは団長の務めだしね、ただし
今回も変な話だったら分かってるんでしょうね」
キョン「ああ、分かってる」
そして、2人で教室でむかった。大体原因を作ったくせにいつもながら団長さんは
高圧的な態度だな、まあ、いつものことだが

ハルヒ「たく、こんな所で何の話」
キョン「俺の本名は●●●●だ。キョンじゃない。キョンは俺のあだ名の
はずだ。それ以下でもそれ以上でもない」
ハルヒ「なに言ってるの、あなたはキョンよ、●●●●のはずないじゃない」
そこでなぜか、ハルヒは泣き出してしまった。
whyおれが何かいったのか、いやそんな事はいっていない。
俺は動揺したなぜならハルヒがこんな風に泣き出すのは初めてだからだ
キョン「ご、ごめん俺が変な事いったのか」
ハルヒ「ち、違うの、昔わたしをいじめた奴が●●●●ていう
名前だったの、それで最初はキョンのことが嫌だったの、
あなたの名前を忘れようとしたの」
キョン「そうだったのか、悪かったなハルヒ、もう俺の本名は忘れてもいいぞ」
ハルヒ「で、でもあなたには関係ないものね、これからは本名で呼ぶことにするわ
キョン「いや、俺はいままでキョンていうあだ名が嫌いだった、でも今は気に入っ
てるんだ。だってお前との思い出がつまってからな」
ハルヒ「ふん、べ別にあんたのために呼んでやったんじゃないんだからね、でも
キョン」
キスをしようとするハルヒ、いつぞやの閉鎖空間を思い出す
谷口「WAWAWA忘れ物」
ハルヒ「へ」
キョン「谷口、ご、誤解だ」
谷口「ご、ごゆっくり」



翌日部室にて
古泉「どうやら、うまく言ったようですね。昨日は比較的小規模な閉鎖空間が
発生しましたがほとんど問題ありませんでしたよ。あなたの名前はちゃんと元通り
なってます、希望があればそちらにお呼びしましょうか」
キョン「結構だ、だいたいお前は俺のことをキョンと呼んだこと自体ないだろう
2人称でばかり呼ばれてるよな気がするぞ」
古泉「わかりました。キョン君」
キョン「やっぱり2人称でいいです」
キョン「そういえば、朝倉。なんでお前は教室であったことを捏造すれば
情報爆発を観測できるかもしれないのにそういうことは言わなかったんだ。
プロテクトがかかっててもそれぐらいは出来るだろ」
朝倉「私の事、そんな風に思ってたの酷い。一応、長門さんから止められてた
っていうのもあるけど。実は私、あなたの事すきだったんだよ」
キョン「冗談はやめてくれ」(いきなりのとんでも告白だ、こいつは予想外だぜ。)
朝倉「冗談じゃないよ。あの未来から来たメイドさんも本当はあなたのこと
好きみたいよ。キョン君て鈍感なのね。それにハルヒが好きだって顔に書いて
あるわよ。あとなry,なんでもない。」
キョン「なって、なんですか。非常に気になりますよ朝倉さん」
朝倉「本当にあなたって鈍感なのね」
ハルヒ「やっほ~みんな元気。今日はみんなで早速撮影に入るわよ」
キョン さて、これからまたハルヒの映画撮影に入るわけだがそれはまた
別の機会にすることにしよう。って朝倉さんは本当に何を言おうとしたのだろうか


fin

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