いつもの放課後、いつもの部室
朝比奈さんのメイド姿と、淹れてくれたお茶に幸せを感じていた俺
朝比奈さんがお茶を淹れてくれて、古泉と時間つぶしのゲームをして、長門が本を読んでいる。
こんな、なんでもない日常が、結構幸せだって最近思えてきた、が

ハルヒ「みんな!聞きなさい!すっごく面白いこと思いついたの!」

またか・・・ハルヒにとって面白いことが、俺にとって面白かった例がない

ハルヒ「今回は凄いわよ!題して」
『超能力者がみつからないなら、作ればいい大作戦!』

おいおい・・・何を言い出すんだ・・・

ハルヒ「私分ったの、宇宙人とか、未来人は簡単には見つからないってこと!」
ハルヒ「でも、超能力者なら見つけなくても、作ればいいのよ!」

こいつの思い付きに付き合っていたら、身が持たない・・・
どういう思考をたどれば、こんな回答に結びつくのか・・・

ハルヒ「っていう訳で、キョン!あんた超能力覚えなさい!」

へ?オレ?
どっちかっていうと、古泉が適していると言うか、本物と言うか・・・
まあ、本当のことを言えるわけもないし、言っても仕方ないことだが・・・

ハルヒ「簡単な超能力から始めるから!大丈夫!し~っかり超能力開発の勉強はしてきたわ!」

はあ・・・こうなったら何を言っても無駄だな・・・
仕方ないから付き合うしかないな

ハルヒ「じゃ!私と、キョン以外の人は、部室から出てね~~」

なぜ!?部員を締め出す必要があるほど、秘密要素満載なものなのか!?

部室から出る間際に、朝比奈さんが「頑張ってくださいね~」と言ってくれたのは嬉しかった
長門が無言で、俺を見つめていたのは何の意味があるんだ!?
古泉が俺に、笑みを飛ばしたのが凄く癇に障る

ハルヒ「ふっふーん、じゃあ、キョン!始めるわよ!」

もう、好きにしてください

ハルヒ「ふふふ、キョン二人っきりね」

当然だろ!お前が俺以外の部員締め出したんだからな

ハルヒ「ところで、キョン、アンタ今朝私に
ポニーテールが似合っているって、言ってくれたわよね?」

確かに言った。だから、なんだ?なにをされるんだ!?

ハルヒ「今日はホントにたまたま、ポニーテールだったんだけど、
似会ってるって言ってくれて、凄く、物凄く、限りなく少ーーしだけ嬉しかったわ!」

なんなんだよ、超能力開発とやらは始めないのか?

ハルヒ「ねえ・・・キョンあんた・・・ポニーテールが好きなの?それともポニーテールの私が・・・」

は!?コイツは、なにを言い出すんだ!?

でも、確かに昨晩の夢では、俺はハルヒに・・・
俺は、俺は、ハルヒをどう思っているんだ?

ハルヒ「なーんてね、さ、超能力開発始めるわよ!」

まて

ハルヒ「え!?」

実は俺、ポニーテールなんか全く好きでも、嫌いでもない!

ハルヒ「え?なに言ってんの?アンタ」

俺は・・・お前が気になってしょうがない!
好きとか、そういうんじゃないけど、とにかく気になるんだ
とにかく、お前が俺の前に現れて以来、俺はお前を中心に何もかもを考えている

ハルヒ「奇遇ね。実は私もなの」


~♪~♪~♪~♪~
なぞなぞみたいに地球儀を解き明かしたら ~

             fin

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最終更新:2007年01月14日 01:29