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あー、むかつく!

 

部室に入ると、すでに有希が本を読んでいた。
ちょうど良いわ、私の話に付き合って。

 

~回想シーン~
最後の時間は教師が休みだったんで自習になった。放課後のために今は寝る時間ね!

あほの谷口が壇上で何か言っているわ。
「よし、では予告どおりシングル人気投票を始める」
「まず、今回のエントリーはこのメンバーだ」

 

「ハルヒ、確認だがクラスでは隠しておくことで良いのか?」
うん?キョン?なにを言ってるの?
「いや、交際していると訂正しないと俺とお前もしっかりエントリーされているぞ」
キョンの話だと、あほが今回クラス内で異性のシングルを対象に人気投票を行う。
投票の際にはその理由も簡単に書くとのこと。無視ね、無視。
あー、でもせっかくだしキョンに一票入れてあげるかな。あたし以外入れる人いなさそうだし。
「かまう必要はないわ。ま、まあアンタに私の票をあげても良いわよ」

 

投票結果
「まずは女子だ。今回は票がきれいに分かれた結果、一位は『由良さん、5票』。」
「理由は、『眼鏡っ子萌え』『性格がいい』『ポニテ萌え』・・・」

 

ポニテ萌え・・・まさかね

 

「次は男子だ。は?まじかよ。『キョン8票』お前には明日はこないと思ったほうがいいぜ」
「理由は、『あの優しい視線で私も見て欲しい』『絶対に大切にしてくれると思う』『羨ましい』、涼宮に刺されるぞ、おまえ」

 

(今回、なやんだわ~)(国木田君も彼女もちだしね)(選択肢がなさすぎ)←クラスの声

 

え・・・こんなの信じられない!
古泉:「(携帯がなっている。閉鎖空間ができたようですね)」
~回想おわり~

 ~~~

「こんにちはです」
部室に入るとそこにいるのは長門さん相手に熱く語る涼宮さん。なんかクラスであったようですね。今のうちに着替えておかないと。
あ、キョン君と古泉君こんにちは。お茶入れますね。そういえば、キョン君。今日何かあったの?
「あ、ハルヒですか。いろいろと・・・」
そういうことですか。キョン君もあんなに想われて少し妬けますよ。
「それで閉鎖空間があの時間にできたのですか」
「あれだけ谷口をぼこぼこにしてまだイライラしていたのか」

 

「普通の容姿ではあるわ。でも口は悪いし、思いやりというのものが決定的にかけてるわ」
「・・・」
「みくるちゃんにはデレデレしているし・・・」
「・・・(本が読みたい)」

 

今日はあたしでも長門さんの表情が読めてしまいます。
どうやら、キョン君の悪い点を必死にあげているようですね。
今回はすこしお茶は温めにしましょうか。
「涼宮さん、お茶どうぞ」

 

「みくるちゃんちょうど良いわ。ちょっとそこに座りなさい。」
長門さんが解放されて、朝比奈さんが涼宮さんに捕まったようです。
さて、あちらはまだ終わりそうないですし今日はオセロでもしましょうか。

 

「大体、『優しい視線』とか彼氏にしてもらいなさいよ。」
「『大切にして欲しい』って、それは自分の努力不足の結果じゃない。キョンになんでそんなこというの」
「えーと、そのう」
どうやら、彼に票を入れた女子に対して嫉妬しているようですね。貴方もあそこまで想われて幸せじゃないですか。
「譲る気はないぞ」
貴方がそんなことを言う日がくるとは昨年の僕には信じられないでしょうね。

 

「いい、みくるちゃん。キョンはあたしの彼氏なの。だからあなたもその辺を弁えてキョンに接しなさい」
「涼宮さん、怖いですぅ」

 

さすがに朝比奈さん泣き出しそうです。あ、今回は僕に任せてください。貴方だと火に油を注ぎかねませんから。

 

「涼宮さん、そのお話僕にも聞かせてもらえませんか?」

 

「さすがに、涼宮さん怖かったですぅ」
お疲れ様でした、朝比奈さん。

 

「キョンは他の女子にデレデレしすぎだわ」
「いえいえ。僕からみれば今は涼宮さん一筋にしか見えないですよ」
「そ、そう?」
「ええ。彼の視線の大半を貴女が占めていますよ」

 

「他の子がなんであんなにキョンを褒める訳?キョンはあたしだけのものよ」
「仰せのとおりです。涼宮さんの目利きがいいのですよ。」
「え?」
「彼の良いところにほかの人が気がついても、それは彼が貴女に対する想いですから」

 

よし、がんばれ!
「・・・まずいことになった。古泉一樹は誘導に失敗した」
どういうことだ、長門?

 

「で、キョンがね。『お前の世話なんて俺以外にはできないだろ』って言ってくれたの。どう考えてもプロポーズだわ」
「朝、あたしの髪をやさしく梳きながら『お前が愛おしいよ』って言われた時なんて。きゃぁ」
「は、はあ・・・」

 

まてーーーーーーーーーーい!ハルヒ、お前なに俺の恥ずかしい記憶をなにばらしているんだ。
「キョン君、いつもそんなこと言っているんですかぁ?」
朝比奈さん、顔を真っ赤にしてそんなこと聞かないでください。長門、なんだその冷たい目は。
「このままではあなたの恥ずかしい記憶がすべて赤裸々に暴露される」

 

結局俺が聞くことになるのか

 

「で、結局お前は何が言いたいんだ?」
あんた、由良さんに入れたでしょ。『ポニテ萌え』ってなによ。私がポニテにしていないことへのあてつけかしら?
「ハルヒ、俺がお前以外に入れるわけがないだろ。自分の彼女以外の女性に票入れるやつだと思ってはいないだろ」

よく言うわ。まあよかったわね。あんた、モテモテじゃない
「ハルヒ以外の女性にもてても仕方ないだろ。そもそも俺がお前へ普段していることじゃないか」
そ、それは。たしかに言われてみればそうね。で、でもなにか悔しいわ。
「嫉妬するハルヒもかわいいが、ほかのみんなに当たるのはやめとけ。甘い言葉なら二人きりの時に言うから、な。」
そ・・・そうね・・・ま、まあ考えておくわ。
「はいはい」

 

「で、結局お前は俺になにをしてほしいのかな?」
う・・・、なにか言いくるめられてるようで悔しいわ。だめよ、キョン。そんな笑顔であたしを抱きしめられたら何でかどうでもよくなってきちゃうじゃない。ちょ・・・ちょっとキョン離しなさいよ。

 

「よし、ならあとで好きなだけ聞いてやるから自習の話は終わり。明日も谷口を絞めよう」
「朝比奈さん。ハルヒに新しいお茶お願いできますか?」

 

かくして、俺達はハルヒの語りによる閉鎖空間の発生を阻止したのであった。

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