あたしの名前は涼宮ハルヒ。
あたしは四年前の七夕の時にあいつに出会って決心ついたの。

         「変わる事」をね!

        A memory without the end

四年前…七夕の日にある男に出会った。
その男の名前は…「ジョン・スミス」。
ジョンは馴れ馴れしくあたしに話しかけたのは覚えてる。

「ねえ、あんた。宇宙人、いると思う?」
「いるんじゃねーの」
「じゃあ未来人は?」
「まあ、いてもおかしくはないな」
「超能力者なら?」
「配り歩くほどいるだろうよ」
「異世界人は?」
「それはまだ知り合ってないな」
「ふーん」

あの時は、面白かった。
ジョンの周りは面白い事があったのねと思ったわ。

その後、アイツはおかしい事言ってたわ。

「世界を大いに盛り上げるためのジョン・スミスをよろしく!」

笑えたわ。そこまで言う必要ないのに…。
でも…ジョンのために、あたしは頑張ってやったわ。何も無かったけどね。
あれから三年後、あたしは団体の名前をどうしようかと悩んでた時にジョンの言葉を思い出して決めたわ。

「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」

略して、SOS団と呼ばれる団体を誕生し、キョンや有希やみくるちゃんに古泉君を仲間して活動したわ。
あたしは、まだジョン・スミスに会える日が来ると信じて、頑張ってやって来た。
それなのに、会う日が来なかった…。

SOS団を誕生してから一年後…あたしは高校2年生になった。
勿論、キョンと同じクラスにいるわ。
「あぁ、暇だわ…」
あたしは、いつも退屈な日々を過ごしている。
「暇なら、何がやればいいんじゃないか?」
あたしに話しかけた人物は、キョン。
「あのね、暇なら既にやってるわ!でも、やる事は無いから暇なのよ!」
全く、キョンの考えって甘いわね。そうやって活動してたあんたは凄いわね。
「はいはい…」
何よ!この顔!ムカツクわね…殴ろうかしら。
あたしは、教科書を武器して叩いてやったわ。
「いたっ!何するんだよ!」
ふん、知らないっ!
「何なんだ?」
ふふふ、きょとんするキョンって面白いわね。

学校が終わり、あたしは部室へ猛ダッシュしたのはいいけど、これ結構疲れるんだよね。
みくるちゃんが淹れたお茶を飲もうかしら。と思った瞬間。
何が弾けた感覚が来たわ、あたしは慌てて周りを見たけど変わった所は無かったわ。
あたしの頭に?を作りながら部室へ入った。
「あ、お帰りなさい」
「……」
「どうも」
ふむふむ、古泉君とみくるちゃんと有希いるわね。
あれ?キョンがいないわ。
「キョンはどうしたの?」
と古泉君に尋ねたら、驚いたわ。
「キョン?そんな人いましたっけ?」
え?キョンの事知らない!?
「みくるちゃん、キョンって知ってるよね!」
「ん~、そんな人知りませんよぉ~」
そ…そんな、みくるちゃんまでも…。
「ゆ、有希は?」
「…知らない」
有希まで知らないの!?
「どういう事よ…何かの冗談だよね、ねぇ!皆!」
「僕は、知りませんよ」
「私も知りません」
「……(コクッ」
そんな…誰もキョンの事知らないの?
「……涼宮さん」
ん、有希?
「…帰りに、私の所へ来て…」
「わ、分かったわ」
あたしは、何言ってんの?と言いたかったけど…有希の目は真面目な目してたわ。

あたしは、今、有希の部屋にいる。
有希は何を言いたいのか想像出来ないけど、大事な事だと思うわ。
「あなたは、彼がいない事に驚いてる…」
彼?キョンの事ね。
「彼が消える前に何かあった?」
あたしは、有希の事を信用してるから今までの事を告白した。
有希は黙って聞いてたけど…理解してるのかな。
「状況は把握した」
把握した?何でこんなに簡単に分かったのかしら。
「確かに、彼はここにはいない…彼は別の世界にいる」
別の世界?どうやって行けばいいの?
「…あなたも行った世界の事」
「あ!?」
思い出した、キョンと一緒に行った世界。灰色の世界の事だわ。
「彼は、そこで独りで待ってる…彼はそこから脱出したいと望んでいる」
どうやって行けばいいのよ!
「それはあなたの期待…」
え?あたしの期待?どう言う事?
「どういう事なの?」
有希は、目を閉じながら俯いて顔上げて目を開いてこう言った。


      「それは、あなたの物語だから」


帰り道…。
有希が言ってたのは何なの?
それに、あたしの物語って…。
あぁ、もう!何なのよ!あたしの物語って何なのよ!
それに、家に帰ろうとした時に有希がこう言われたわ。
「もう一人いる…それは、あなたに会いたがってる人」
あたしに会いたがってる人?
誰かしら、キョンじゃないみたいだけど…。
みくるちゃん…いいえ、違うわね。
古泉君…これは有り得ないわ。
谷口…このバカは違うわね。
うーん、誰だろう?
考えても無駄ね、早く帰って寝た方がいいわね。
これは、夢だと思うわ。早く目覚めなさい!涼宮ハルヒ!

…家に帰ったのはいいけど、キョンに電話しても繋がらない…。
やっぱ、有希が言ってた事は本当だったのね。
でも、どうやって灰色の世界へ行けるのかな。…やっぱ寝たら行けるんじゃないかな。
ここで諦めたらいけないのよね、キョンを救うために寝るしかない!
まだ早いけどね、だって21時だもん。
ま、時間はどうでもいいから寝ることにしますか。おやすみ!
ぐっすり眠るとは思わなかったけど…目覚めたら、本当に灰色の世界へ行けたわ。
それは放っておいて、キョンはどこにいるのかしら…。
まず思い浮ぶのはSOS団室よね、あそこにキョンいるのかしら。
早速、SOS団室へ向かおうとした時に誰かがあたしに言った。
『あそこはいないぞ、教室にいる』
あたしは、え?誰?と思いながら振り向いたけど、誰もいない。
「さっきは誰だったのかしら…確か「教室にいる」って言ったわね」
だったら…キョン、待ってて!
あたしは走って階段を昇り廊下でも「走ったらいけない」と言う貼り紙を無視して走った。
2年5組…あたしとキョンがいるクラス。
「ハァー…ハァー…ん、ここね…」
あたしは息切れになるぐらい走ったから落ち着いて深呼吸してからドアを開けた。
いた…キョンの席にキョンがいた。

「よぉ、遅かったじゃないか」
良かった…いたのね。
「っ…キ…キョン…」
「おぃおぃ、泣くの早いぞ」
バカ…あたしはどれぐらいショック受けたと思ってるのよ。
「あー、スマない…色々あってな」
「…バカ…あんたが消えたと凄く焦ってたんだからね!責任取ってよね!」
「スマン」
キョンの笑顔を見て安心したわよ、キョン…。
それにしても…
「どうやって帰れるのかしら」
「あぁ、確かに…どうやって帰ったらいいんだろうな」
お互い、悩みながらあーでもないこーでもないと話し合ったけど。
結局、分からないままで終わったわ。
「そういえば、有希が言ってたわね」
「何と言ってた?」
「んー、何かね…あたしに会いたがってる人がいると…」
「ん、それじゃねぇの?それを解決すれば元に戻るとい『その通り!』
あたしとキョンは吃驚して、教室の入り口を見つめた。
「だ、誰?」
謎の人が入り口の前に姿を現した…のはいいけど、暗くて顔だけ見えないわ。
『ん、何だ…覚えてないのかな?四年前の…』
四年前と言ったら…あの人!?

「もしかして、ジョン?ジョン・スミス?」
「ジョン・スミスだって?」(何で、もう一人の俺がここにいるんだよ)
『確かに、俺はジョン・スミスだ』
やっと会えたわ!憧れのジョン・スミスに!
『お前の事は全て聞いたよ、なるほどSOS団って俺が言ったアレを思い出して付けたんだろ?』
「そ、そうよ!あんたに会えるために付けたのよ!」
やだ、あたしってば、なんで興奮してるのかな。
『そうか…変わったなハルヒは』
あたしは、変わるように頑張って来たんだからね!
『まぁ…それでいい、それでいいんだ』
「…ジョン?」
ジョンのどこか…悲しい感じがする。
『ハルヒ、俺は、この世界には存在してない』
え、どうゆう事よ。
『お前は俺に会いたがってたから、俺もお前に会いたがった』
「な、何で…存在しないのよ。嫌だよぉ、嫌よぉ…やっと会えたのにぃ…」
「ハルヒ…」
『泣くな、ハルヒ』
泣くなと言っても、泣いてしまうのよ!
『俺は居場所ある』
え、居場所?
『その居場所は…お前の心の中さ』
「こ、心の中…」
『そうだ、お前の心の中にいるんだ』
心の中…心の中にジョンがいる?

『俺が居なくでも、お前が想い寄せてる奴いるんだろ?そいつに頼れ!』
あたしが想い寄せてる人って、キ、キョンの事!?
やだ、何であたしが真っ赤になってるのよ!あぁ、キョンが不思議がってるよ!
「あ、え…っと…その…」
あーん、何を喋ればいいのよ。
『はははは…もぅ、俺の物語は終わった』
「ほぇ?物語?」
『あぁ、面白かったぜ…俺の物語は色々あったからな』
顔見えないけど、ジョンはキョンの方へ向いた気がする。
『キョン』
「は、はい!」(何、緊張してんだ俺よ!)
何で、あんたが緊張するのよ。
『これからもハルヒを守れ!いいな?』
「え…」(やっぱ、こいつ未来の俺だな…)
すると、キョンがあたしの方へ真剣に見てるよ!見ないでよね!恥ずかしいから!
「はいっ!守ります!」(俺はハルヒが好きだから守りたい気持ちあるからな)

『いい返事だ、流石……だな』
え、流石の後が聞き取れながったけど、何なの?
ジョンは外を見て。
『もうすぐ、この世界から出られるぞ』
「あ、あんたはどうするのよ?」
『俺は、お前の心の中で見守る事にしとくよ』
「で、でも…」
『言ったはずだ。俺の物語は終わった…今度はハルヒとキョン…お前達の物語だ!』
あたしとキョンの物語…それって面白い事が待ってるって事かな。
「ハルヒと俺の物語…」(それって面白い事が待ってるってか?)
キョンもあたしと同じ事思ってるよね?
『行け、世界はお前達を待ってるぞ』
あ、そうだ…ジョンにお礼しないと…。
「ジョン、あの時はありがとう!あんたが居なくでも、あたしはやるわ!」
『あぁ…』
光に包まれて行く…ジョン、ありがとう…さようなら…。
『ハルヒ…お前は俺の…』
…………
………
……



気付いたら、あたしは部室にいた。
「ん、起きたか?」
あ、キョン…って、あれ?
「あたし、寝てたの?」
「ん、あぁ…涎、拭け」
な、何で女の子の前にこんな事言うのよ!
取りあえず、拭かなきゃ!
「で、何で、あんたがここにいるのよ?」
「別に、たまにはお前と帰ろうと思ったが…嫌か?」
一瞬、ジョンの姿とキョンの姿を重なったかのように見えたけど、気のせいだよね。
…一緒に帰るのなら、そこで告白しようかな。
「うん!分かったわ!」
「ん、お前…何を企んでる?」
「企んでないよーだ!」
「お、おぃ!待てよ!」
ジョンが居なくでもキョンがいるから、いいよね!ジョン・スミス!

その後、告白したらOKしたわ。
即行でキョンの家へ行ってキスしたり、その…Hまでしちゃいました。
そこ!笑うな!本当に恥ずかしいんだからね!でも、正直…気持ち良かったわ…。
ハッ!そこ、見るな!あたしはす、好きでやったんじゃないからね!バカァ!

「ハルヒ、誰に言ってるんだ?」
「ん、な、ナンデモナイヨ!」

言っとくけど、キョンはあたしの物だからね!




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