「部屋荒らしたりするなよ?特にハルヒ!」
キョンはそう言い残して出ていった。
バタン
「腹立つわね!キョンのくせに!なにが『特にハルヒ!』よ!」
キョンはそう言い残して出ていった。
バタン
「腹立つわね!キョンのくせに!なにが『特にハルヒ!』よ!」
そんなに信用ないのかしら…?ってそりゃそうよね。普段からキョンには好き勝手言ってるし、やってるし…。
きっとキョンだってあたしのこと・・・・
って違う違う違う違~う!まるであたしがキョンに気があるみたいじゃないの。
ないない!それだけはない!
………はず///
きっとキョンだってあたしのこと・・・・
って違う違う違う違~う!まるであたしがキョンに気があるみたいじゃないの。
ないない!それだけはない!
………はず///
うわぁ~何考えてんのよあたしは!
「あ~もう!!!」
気が付くと声に出てた…。
「…………?」
有希が珍しく漫画(キョンの部屋だから)に向けていた目をあたしに向けて不思議そうな顔をしている。
「あ~もう!!!」
気が付くと声に出てた…。
「…………?」
有希が珍しく漫画(キョンの部屋だから)に向けていた目をあたしに向けて不思議そうな顔をしている。
ど、どこから声に出てたのかしら?
聞かれてたらまずい言葉もあったから困るわね…
と悩んでいると古泉君が話かけてきた。
聞かれてたらまずい言葉もあったから困るわね…
と悩んでいると古泉君が話かけてきた。
「きっとキョン君には涼宮さんに見られたくないものがあるから涼宮さんに念を押したんでしょうね」
「……なるほど!さすが古泉君ね。SOS団の副団長を務めるだけあるわ!」
そうよ!きっとそうに違いないわ!キョンにはあたしに見られたくないものがあるのよ。
例えば…
エッチな本とか?いや、それじゃ普通だわ。
高校生なら普通にあるはずだもの。
ていうかキョンもそういうことするのかな…?もしかしてあたしをおかずに……。
はっ!駄目よ!だめ!なに考えてんのよ!
ないない!それはないわ!もしそんなことしてたら死刑……?そうよ死刑なんだから!
「はぁ~なんか疲れちゃったわ。」
エッチな本とか?いや、それじゃ普通だわ。
高校生なら普通にあるはずだもの。
ていうかキョンもそういうことするのかな…?もしかしてあたしをおかずに……。
はっ!駄目よ!だめ!なに考えてんのよ!
ないない!それはないわ!もしそんなことしてたら死刑……?そうよ死刑なんだから!
「はぁ~なんか疲れちゃったわ。」
あたしはベッドに横になった。
すると古泉君が言ってきた。
「なんでキョン君の家にしたんですか?」
突然の質問にあたしは考えもせずに答えてしまった。
「キョンの部屋に行き…」ここまで言って気付いた。
「なんでキョン君の家にしたんですか?」
突然の質問にあたしは考えもせずに答えてしまった。
「キョンの部屋に行き…」ここまで言って気付いた。
ま、まずい!このまま言ったらまるであたしがキョンが好きだからキョンの部屋に行きたかったみたいに思われる!
「キョン君の部屋にいき…?」
古泉君がいつものさわやかな笑顔で聞いてくる。
「キョン君の部屋にいき…?」
古泉君がいつものさわやかな笑顔で聞いてくる。
とっさにあたしは考えた。「キョンの家に生き霊がいるらしいのよ!」
…我ながらいい誤魔化しだわ。ほれぼれしちゃう。
「でも生き霊はいないみたいね」
あたしは付け加えて言った。これで信憑性もばっちりね。
「でも生き霊はいないみたいね」
あたしは付け加えて言った。これで信憑性もばっちりね。
第一あたしはキョンの部屋に来たかったわけじゃ……?
そういえばここキョンの部屋なのよね。そしてここはキョンのベッドね。
そういえばここキョンの部屋なのよね。そしてここはキョンのベッドね。
パフッ
枕に顔をうずめるとキョンの匂いがした……。
枕に顔をうずめるとキョンの匂いがした……。
しばらくそのままでいたけど、ジッとしてるのは退屈だわ。
「遅いわね~」
有希にはいってもしょうがないので古泉君に言った。「まだ9分ぐらいしかたってないですよ」
古泉君が言う。
有希にはいってもしょうがないので古泉君に言った。「まだ9分ぐらいしかたってないですよ」
古泉君が言う。
え?まだそれだけしかたってないの?キョンが出て行ってからもう30分はたっていると思ってたわ!
時計を見るとたしかに9分ぐらい、むしろ8分ちょっとしかたってなかった。
あたしは時計を眺めてた。チッチッチッチッ……
なんか時計が進むのが遅い気がする。
壊れてるんじゃないの?と思い、携帯をみたら壊れてないことがわかった。
…暇過ぎる。キョンの匂いのするベッドでゴロゴロして長すぎる時間を持て余していた。
ガチャ
玄関の開く音がした。
あたしは時計を見た。まだ10分しかたってなかった。
階段をキョンが一段上ってくる度に、心臓の音が大きくなる気がした。
…まぁきっと気のせいね。
「買ってきたぞ」
入ってきたキョンは少し汗をかいてた。
古泉君と有希がお礼を言っている。
玄関の開く音がした。
あたしは時計を見た。まだ10分しかたってなかった。
階段をキョンが一段上ってくる度に、心臓の音が大きくなる気がした。
…まぁきっと気のせいね。
「買ってきたぞ」
入ってきたキョンは少し汗をかいてた。
古泉君と有希がお礼を言っている。
たしかに行ってくれたのは感謝してるけど団長のあたしをあんなに暇させるなんて本来なら死刑よ!
……でもまぁその汗に免じて許してあげるわ!
……でもまぁその汗に免じて許してあげるわ!
「10分ちょっとね。キョンにしてはなかなかのタイムね。お疲れさま」
やっぱりキョンがいないとつまらないわね。
なんでなのかしら?
なんでなのかしら?
まぁそんなのは気のせいね。そうに違いない!
「ハルヒ、お前部屋荒らしてないだろうな?」
キョンが言った。
「荒らしてなんかいないわよ!」
ふふん、やっぱりあたしに見られたくない物があるようね。
キョンが言った。
「荒らしてなんかいないわよ!」
ふふん、やっぱりあたしに見られたくない物があるようね。
あ!キョンの奴今タンスの方をチラ見したわ!
今度来たとき見つけてやるんだから!!
今度来たとき見つけてやるんだから!!
~キョンサイド~
ハルヒの奴日記には気付いてないよな…?タンスのあれはともかく机の引き出しの日記はまずいからな…。
おっと視線はタンスに向けてフェイクを入れないとな。
ハルヒの奴日記には気付いてないよな…?タンスのあれはともかく机の引き出しの日記はまずいからな…。
おっと視線はタンスに向けてフェイクを入れないとな。
おわり