「なぁ長門。お前のことが好きだ。付き合ってくれ」

「ずっとお前のことを想っていた。俺の、その、恋人になってくれないか?」

「好きだ! 長門!」

「長門、好きなんだ」

『拝啓 長門有希様。 …俺の柄じゃないな。だが俺の気持を伝えたい。好きだ』

「付き合ってくれ長門!」

「好きです。付き合ってください。……改まって言うと照れくさいな。だが本心だぞ」

「お前の魔女の格好は新鮮だったぞ。気付いたんだ、お前の可愛さに」

「その三角帽は反則だ! かわいすぎるぞ長門! ああ、好きだ!」

…………………………
……………………
………………
…………
……


「くそったれと伝えろ。……お前は俺が守る。長門、俺はお前が好きだ。あの世界で確信した」

………

「本当にいいんですね? 後悔しませんか?」

「いい。このままではまた世界を改変してしまう。
 何度も彼はわたしへの告白をし、そのたびに彼の記憶を改竄して恋慕を消去してきた。
 SOS団としていつも一緒に行動しているため段々告白の頻度が増え、また熱意も上がってきた。
 そしてわたしが世界改変を引き起こした直接の原因となった」

「しかし彼は彼女の鍵。彼とだけは恋愛関係にはなれませんね」

「今回わたしが引き起こした事件によって、完全に彼はわたしを保護対象とみなしている。タイミングは今」

「情報統合思念体に喜緑江美里、長門有希の連名にて申請。
 申請内容:知的有機生命体の記憶編集・思考傾向の固定。対象:パーソナルネーム……」

…………………………
……………………
………………
…………
……

「告白が間違いだったとわかって、少しは残念だと思わなかったか?」
「……少しだけ」

………

「おかえりなさい、長門さん。……いいんですよ、我慢せず好きなだけ泣いてください。わたしがずっといます」



|