「・・・・・・・・・・なんでよ?あたしのこと嫌いなの?」
ハルヒが泣いている・・・・いつもの笑顔からは想像も出来ない泣き顔
俺はハルヒを悲しませてしまったのか、あの太陽のような笑顔を守ってやれないのか
「そんなことない!好きだ!・・・・でも今は・・・・・・」




俺がハルヒと付き合い始めてから早1ヶ月。変わったことと言えば毎日一緒に登校してるってことと、日曜日の勉強会が午前になって午後からはデートになったってことぐらいだ
・・・・・・そうそう、どうでもいいことかもしれんが俺にはうれしい変化がもう1つあった。ハルヒのポニーテール仕様率の異常なまでの上昇だ。髪をバッサリ切ってしまう前のポニーの長さには到底届かない、言うなればチョンマゲのようなポニーだが、そこがまた可愛い!抱きしめたくなる衝動に駆られるね、正直言って・・・・・・・俺って変態だな
「・・・・・・・って有希は言うんだけど、みくるちゃんはね・・・・・ってあんた聞いてるの?」
「ん?あぁ聞いてるぞ。で朝比奈さんは何て言ったんだ?」
「なんだ、聞いてたんだ。間抜けな顔してたから回想にでも浸ってたのかと思ったわ」
するどいな・・・・・やっぱり心が読めるんじゃないか?
「なんだかんだ言ってもキョンはあたしの話を聞いててくれるから大好きよ!」
コラ!登校中にそんな大声で「大好き」発言するんじゃありません・・・・・・はぁ、周りの目が痛いぞ
「別にいいじゃない、付き合ってることなんて皆知ってるんだから」
ハルヒのとんでもパワーは今でも健在。古泉の機関の推測である、俺と付き合えば力も消えるってのは大外れで長門曰く増大したそうだ。その証拠がこの「皆知ってるんだから」である




話は遡ること1ヶ月前・・・・・・
「よう!キョン・・・・・お、嫁も一緒か」
空気の読めない男No.1(俺予想)の谷口・・・・・うわぁ、ハルヒがトマトだ
「だだだだだだだ誰が誰の嫁よ!ぶっ殺すわよ」
言ってることは連続殺人鬼並なのに顔がニヤケてますよ
「いて!蹴るこたぁないだろ・・・・・だって付き合ってるんだろ?」
「あれ?谷口。お前、何でそのこと知ってるんだ?俺は誰にも言ってないぞ?・・・・・・ってまさかハルヒ、皆に言いふらしたのか?」
「そんな非人道的なことあたしがすると思う?」
いや、朝比奈さんに強制わいせつしてるが、あれは人道的行為なのか?他にも挙げたらキリがねぇ
「何ブツブツ言ってるのよ!とにかくあたしは、言いふらしたりなんかしてないわ」
「だよな・・・・スマン、ハルヒ。疑ったりして」
「べ、別にあんたが謝る必要なんてないわよ・・・・あたしを好きでいてくれればそれで・・・・」
「・・・・・・・・・・ハルヒ」
「・・・・・・・・・・えぇっと・・・・・・・・俺、先行っていいか?」
谷口は相当イライラしてるみたいなんだが・・・・・正直スマンかった
「いや待て。誰から聞いたんだ?その付き合ってること」
「・・・・・・ん?そういえばそうだな。特定の誰かから聞いたって訳でもねぇし」
「はぁ?誰からも聞いてないのに知ってる?なんじゃそりゃ」
「いやぁ、俺も不思議なんだが自然とそう思ってたよ」
「不思議?!」
あぁ、ハルヒの目が輝いてる・・・・谷口、ご愁傷様
「ちょっと谷口!その話詳しく聞かせなさいよ」
谷口はネクタイを掴まれて・・・・カツアゲされてるみたいで可哀想で助けてやりたいのは山々なんだが確認しとかないとかけないことも出来たしな
「ハルヒ、先行くぞ」
・・・・・・不思議となれば俺の言葉も耳に入らないのか?まぁ先行くか
「・・・・・ふんふん、なるほどね。キョンはどう思う?ってあれ、キョンは?」
「先行ったみたいだぞ」
「何で言わないのよ!この役立たず!」
「いてー!蹴るなよ・・・・・殴るのもなしだって」




「長門、いるかー」
「・・・・・・・・・・・・・・・何?」
なんか朝は三点リーダーが多いな・・・・・長門も朝は苦手なのかな?
しかし、こんな朝早くから団室にいるなんて、流石長門だな
「ちょっと聞きたいことがあるんだが、いいか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・いい」
やっぱり機嫌悪くないか?昼休みでもいいんだが・・・・
「・・・・・・・・・怒ってなどいない・・・・・・・・・早く話して」
やっぱり怒ってねぇ?微妙に目が恐いんだが・・・・・

「そのことについては情報統合思念体も把握している。涼宮ハルヒの力によるもの」
まぁ、想像はしていたが・・・・・で、何でそうなったんだ
「情報統思念体の見解によると、涼宮ハルヒはあなたと恋愛関係にあることを世間に知られることで、あなたを他の女に取られることを防止したと思われる」
「なるほどね・・・・そんな可愛い一面もあるんだな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・恐いから睨まないでください
「で、なんでそのことを俺に教えてくれなかったんだ?」
「現実、事実を捻じ曲げた情報の書き換えはなく、また時間が経てば現状と同状態になると予測されたため」
「なるほどな・・・・納得したよ。ありがとよ」
「・・・・・・いい」

「・・・・・・でね、そしたら今度は有希が・・・・・って聞いてる?」
「聞いてるって、長門がなんだって?」
「フフフ・・・・・・やっぱりキョンはキョンね」
「どういう意味だ、それ?」
「そのまんまの意味よ!」
・・・・・・・・わけわからんぞ、それ




俺とハルヒのラブラブっぷりは自分で言うの変だが常軌を逸している
そのことが顕著に現れるのは授業中と団活中、それにデート中だ

「・・・・・・・・・」
授業中はずっと後ろから視線を感じる。まぁ後ろからって時点で視線の元はハルヒで間違いないんだが・・・・・それにしてもこの席順、変わらないな
「・・・・・・・・・何見てんだ?」
「キョンの背中って案外大きいのね。頼りになりそうね」
「そうかい、そりゃぁどうも」
授業中だというのに、こんな惚気た会話をしてて、よく自分が恥ずかしくないよな
しかし、この学校の教師はどうなってるんだ?これだけハルヒとお喋りしてるっていうのに注意の一つもしてこやしない
・・・・・・もしかして、またトンデモパワーで「ラブラブ遮蔽シールド」とか張ってるんじゃないだろうな・・・・・いや、ハルヒならやりかねん

まぁこのくらいは許せる範囲なんだが、やっかいなのが団活中だ
授業中にいちゃいちゃ出来ないのが不満なのか放課後の団活ではその不満を爆発させる
「ねぇ~キョン~・・・・キョン~・・・・・・」
だー!耳元でそんな甘い声で囁くな!!理性よ頑張れ!!
指定席だったデスクトップの置いてある団長席は今はただのパソコン台に成り下がり、ハルヒは俺の隣に座って、俺を弄ったり古泉とのボードゲームを観戦したり俺を弄ったり雑誌を読んだり俺を弄ったりノートパソコンでネットの世界にダイブしたり俺を弄ったり俺を弄ったり・・・・
つまり何だ・・・・・俺の理性を崩壊させたいだけなのかもしれん。こいつの悪戯心にはまいるよ。こんなこと毎日されてたら理性なんてあったもんじゃないぞ

まぁデートの様子なんて実況しなくてもわかるだろうし、実況なんてしたくもねぇ
いわゆる唯のバカップルってことだ




そんなハルヒもバカップルっぷりを唯一振舞わないのが土曜、つまり今日の不思議探索のときだ
クジでの組み合わせ決めで、俺はてっきり毎回ハルヒと2人きりになるとばかり思っていたんだがそうではないらしい。きちんと確率論に則った結果が毎回提示される
ここぞとばかりにハルヒパワーじゃないのか?こういうところで力を発揮して欲しいね
「大丈夫。わたしがさせない」
・・・・・・・・・・長門?!

・・・・・・・・・偶然だよな?
偶然なのかハルヒパワーなのか情報操作なのか規定事項かはしらんが今日の午前のペアはハルヒとだった。でも何かが違った。しいていうなら風邪をひいたハルヒってところか?いつもの猪突猛進さがないというか「キョンとね!じゃぁ行くわよ!」と言って手でも引っ張っていくと思ったんだが・・・・・そういえば付き合い始めてからはペアになるの初めてだな




なんだかしおらしいハルヒをつれて街中をぶらぶら・・・・傍から見ればただのデートなんだが、いつのまにか例の川沿いを歩いていた
なんかハルヒも元気がないことだしベンチで一休みするか
「なぁ・・・・今日のお前、元気がないな」
「そ、そんなことないわよ!いつも通りよ」
「・・・・・・・・そうか、ならいいが」
「・・・・・・・・・ねぇ、キョン。あたし達って付き合い始めてから1ヵ月経ったわよね?」
「ん?あぁそうだな」
「キスもたくさんしたわよね?」
「・・・・・まぁ・・・・・・・・・・したな」
「あたしのこと愛してる?」
「そりゃぁ勿論愛してるぞ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・そう」
何が言いたいんだ?やっぱり何処か変だ。少しどころではない。大分おかしい
「キョン・・・・・探索が終ったら家に来て」
「家って・・・・・・・ハルヒの家か?」
「うん」
「そうか・・・・・・・・わかった、行くよ」
「ありがとう・・・・・もう時間ね。皆の所に戻るわよ」
おかしい。おかしいことに間違いはないのだが・・・・・それにしても直接家に呼び出すなんて、よっぽど大事な話があるに違いない・・・・・・・別れ話なんて勘弁だぜ?




「さて、涼宮さんがいなくなりましたので・・・・・大事な話があります」
「お前の、その「大事な話」とやらはどうせ俺を巻き込む事態なんだろ?」
「何故そう思われるのですか?」
「この面子で話し合うことなんざ、どうせ俺が疲れる仕組みになってるに違いない」
「まぁとりあえず話だけでも・・・・」
午前のおかしなハルヒは朝比奈さんを引き連れて午後もおかしなまま2人で人ごみへと消えていった。つまり俺のペアは長門に古泉だ
俺たちはいつもの喫茶店の前で別れる振りをして再度入店した。なんでもこの店は機関のものらしく、聞かれたくない話を存分に出来るらしい。
「端的に申し上げますと、今朝のペア決めで凉宮さんとあなたがペアになられたとき閉鎖空間が発生しました」
なんだと?閉鎖空間ってあの閉鎖空間か?ハルヒがストレスを感じてたってことか?
「いえ、今回はそのような理由ではなく、また通常の閉鎖空間ではないようです。僕は機関からの報告を受けただけで実際に見ていないので詳しいことは分からないのですが、閉鎖空間内を覗ける長門さんに、ここは説明を任せます」
「了解した」
長門はそんなことも出来たのか・・・
「通常の閉鎖空間と違う点は2つ。1つは空間範囲の狭さと拡大する気配がないこと。2つめは神人の活発な活動が認められない」
あの神人が活発に破壊活動をしていない?想像も出来んな・・・
「神人は出現してから約3時間の間、ただうずくまって座っているだけ。破壊活動もしなければ身動きすらしない」
「そんな神人が出たのか・・・で機関はどうするんだ?」
「えぇ、そのことなのですが・・・・触らぬ神に祟りなしとも言います。しかし放っておけば何時までも閉鎖空間は消えませんし、何時拡大を始めるかもわかりません」
「そうか・・・・・・で俺はどうすればいいんだ?」
「そうですね・・・・なにか涼宮さんについて変わったこととかはありませんでしたか?」
「変わったところと言えば・・・・・どこか元気がなかったぞ」
「元気がない・・・・落ち込んでいるのでしょうか?」
「そのような感情の観測はなされていない・・・・言うなれば・・・不安になってる?」
不安?ハルヒが・・・本当か、それ
「宇宙人、嘘つかな~い」
長門・・・・キャラ変わってるぞ
「さて、これからどうしましょうか。僕としては探索が終ってからでも充分対策がとれると思うのですが・・・・どうです、長門さん」
「問題ない。探索終了後わたしのマンションで検討会を実施する」
そうかい。頑張ってくれよ
「何を言っているのですか。もちろんあなたにも参加してもらいますよ」
いや、俺はちょっと用事が・・・・
「世界とその用事とどちらが大事なのですか?」
そりゃぁハルヒも大事だが世界が終ってしまえば元も子もないか・・・・
「わかったよ」
「わかっていただけてよかったです。では探索終了後、1度別れる振りをして長門さんのマンションに集合ということで」
「はいよ」
「了解した」
「では探索に参りましょうか」




「今日の探索は終了!解散!」
ハルヒの一声で今日の探索とは名ばかりの活動も終了し俺も帰宅する振りを
「さ、行くわよ」
そうでした。呼び出し喰らっていましたね
しかし古泉にも言われたとおり世界のほうが優先されるべきなんだろうな・・・・世界崩壊の原因が目の前にいるとは
「あぁ、そのことなんだが。スマン、実は用事があってな」
「・・・・・・なによ、あたしより優先すべきことなの?」
「まぁそういうことだ」
「その優先することってなんなのよ!」
しまったな、言い訳を考えてなかった。まさか本当のことを言うわけにもいかないし、かと言ってハルヒに俺の考えた嘘が通じるとも思えないし・・・・・
「黙り込んじゃって、ますます怪しいわ」
しょうがない。本当のことを全部言うわけにはいかんが・・・・
「実は長門の家に呼ばれてるんだ」
「・・・・・え、有希?」




「・・・・・・・なんであたしより有希なのよ」
え?俺の目の錯覚か・・・・ハルヒの大きな目から1滴、2滴と大粒の涙が滴り落ちてゆく
「あたしより有希なの?・・・・・・・・あたしのこと嫌いになっちゃったの?」
「違う!そんなんじゃない・・・・・ハルヒのことは好きだ!」
「そんなの嘘よ!もういい!!」
そう吐き捨てたハルヒは走っていってしまった。こんなの常識的に考えて追いかけるだろ?世界なんて二の次だ
みっみっミラクル~み~くルンルン!」
「発信者:古泉一樹(グループ:SOS団)」
そう俺の携帯のディスプレイが表示している。いいタイミングだな
「・・はぁ・・・・はぁ・・・・・古泉か?」
「ええ。緊急事態です。閉鎖空間が急速に拡大し始めました」
まぁそうだろうな・・・・・あんなにハルヒが怒って泣いていたんだ
「はぁ・・はぁ・・・・・そうか・・・・・はぁ・・・・悪いが俺は行けそうにない・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・理由は・・・・・・・・・・後で」
「なんとなく状況は察しました。世界崩壊の危機を脱っすることが出来ましたらそのとき・・・では」
話のわかる仲間を持つと助かるぜ




「・・・・・・なんであたしの部屋に入ってきてるのよ」
「おまえが来いって言ったんだろ?」
・・・・なんてのは嘘で夢中で追いかけてたらハルヒの部屋まで来ちまった
「だってあんたは有希のところに行くんでしょ!」
「いや違うそれは・・・・」
「それは何よ!だいたいあんたはいっつも有希やみくるちゃんばっか見てデレデレしちゃって、あたしのことなんてちっとも見てないじゃない」
「なに言ってるんだ!俺はしっかりお前のこと見てるぞ!」
「・・・・・・そんなの嘘よキョンはあたしのことを見守っててはくれないわ」
「いいや、嘘じゃねぇ!お前のことを守って見せる」
「そんな約束いつまで続くかなんてわからないじゃない!」
「約束する。いつまでもおまえのこと見守っててやる!」
「・・・・・・?!ちょっとキョン、それって」
「俺は世界とハルヒを天秤に掛けてもハルヒをとる!何があってもハルヒを守ってみせる!」
「・・・・・・・・・・本当」
「あぁ、本当だ」
「・・・・・・・・まぁいいわ。今回は信じてあげる」
はぁ、よかった・・・・ってそういえば古泉たちは大丈夫なのだろうか
本当にハルヒの方の天秤をとったわけなんだが・・・・
「・・・・・・ねぇ、キョン。知ってる?」
何がだ?
「今ね、この家にいるのキョンとあたしだけなのよ?」
そ、それは拙くないか?男と女が二人っきり・・・・・
「別に拙くなんかないわよ。あんたさっき自分で言ったこと忘れたの?」
さっき言ったこと・・・・なんのことだ?
「はぁ?あんた覚えてないの?あたしを一生・・・・・・まぁいいわ、キョンはやっぱりキョンね」
・・・・・・・・なんのこっちゃ




「ここは再構築世界とかじゃないよな?」
「えぇ、おそらくは・・・・ですよね?長門さん」
「そう」
ハルヒを泣かしてしまうという事件もようやく一段落ついたその日の深夜、ようやく長門のマンションに来れた。本当はもっと早く来るつもりだったんだが、泣き疲れたハルヒは俺を抱きかかえたまま寝てしまった
別に腕の中から逃げてこられなくはなかったんだが・・・・・気持ちよさそうな顔だったから、つい見とれていこの時間だ

「・・・・・・・・可愛い寝顔だな」
「!?・・・・・Zzz・・・・」
あぁ、こいつ起きてやがる・・・・顔が真っ赤だ
「お前、起きてるだろ」
「・・・・・なんでわかったのよ」
「そりゃぁいつでも見守ってるからな」
「・・・・・・・・キョン」
「そういやぁ親はどうしたんだ?」
「・・・・・あんた雰囲気ってものを知らないの?」
「なんのことだ?」
「はぁ・・・・・・親は親戚の結婚式に行って夜まで帰らな・・・・ってもうこんな時間じゃない!何で起こさないのよ!!」
「可愛い寝顔だったからつい・・・・」
「バカこといってる場合じゃないわよ、本当に帰ってきちゃう。キョン、早く帰る支度して!」
別に「あたしの彼氏よ」とか紹介されてもいいんだが・・・・
「バカいってないでさっさと帰る!!」


ってな具合に家を追い出されてしまった
「そうか・・・・じゃぁ、今回の種明かしをしてもらおうか」
「種明かし・・・・ですか。結論から言いますと、男には女の気持ちはわからない・・・・でしょうか」
全然結論になってないぞ、古泉。ちゃんと説明しろよ
「僕も男ですし、今回の騒動は長門さんにご説明をお願いいたします」
「了解した」
長門って、その台詞多いな・・・・・
「凉宮ハルヒが不安になっていな要素はたった1つ。あなたとの関係」
「俺との関係?」
「凉宮ハルヒがあなたにしようとした行為によってあなたとの関係が壊れることを危惧し、その葛藤の中で例の閉鎖空間を発生させた模様」
行為?行為ってなんだ?
「・・・・鈍感」
「いやぁ、あなたがそこまで鈍感とは」
「・・・・・わるかったな」
ハルヒが俺としようとしたことぐらい俺にだってわかるさ。付き合って1ヶ月、キスも充分した、愛してる。でも気づくのが遅かったな。スマン、ハルヒ。やっぱり女の考えてることは男には到底わからないものなのさ・・・・・でもちゃんとわかるように努力はするよ




「・・・・な、なによ!じろじろ見て」
「いいや、別に。俺はただお前を見守ってるだけだ」
「・・・・・・・あんた、よくそんな恥ずかしい台詞が言えるわね」
お互い様だろ
「そんなに見られてたら答え合わせに集中できないじゃない!」
今日は土曜探索の翌日、日曜日だ。予定通り午前中はハルヒと勉強会中・・・・と言っても、もう終るんだがな
「・・・・うん、よし。今日はこれでおしまいね。お疲れ様」
「お疲れ、ハルヒ。いつもありがとな・・・・・午後はどこにデートに行きたい?」
「・・・・
・あたしの家に来ない?」
・・・・・・親に紹介でもするのか?
「んとね・・・今日も家に誰もいないのよ」

「それってまさか・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・バカ」

                         good end…







「いやぁ今回は出番が結構ありましたね」
「いっぱい喋った。ユッキーがんばった」




「あのー・・・・・わたしは?」

作者「空気乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「貴様、【禁則事項】で【禁則事項】して【禁則事項】するぞ!」

作者「アッー!!」
                         bad end…

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2020年03月15日 01:56