「俺はハルヒが好きだ」俺の言葉にハルヒは、はっと驚いて顔をあげた。他の2人は俯いたままだ。
俺は2人に何と声をかけたらいいかわからない。「ごめん、2人共」
「キョン…」ハルヒが不安そうに俺を見る。
「親友として、これからもよろしくね、キョンに涼宮さん」佐々木は涙をながしながら微笑み、言った。ああ、よろしくな。
「お兄さん…その…」ミヨキチは泣きながらも必死に何か言おうとしている
「涼宮さんと…幸せになってくださいね」ああ、ありがとう、ミヨキチ。
その後、俺は佐々木とミヨキチに「ハルヒを幸せにする」という誓いのキスをさせられた。俺もハルヒも真っ赤だったがな。
翌日の放課後、俺は古泉と中庭で喋っていた。
「いやあ、おめでとうございます」古泉、おだてても何も出んぞ。
いつも通り答える俺に古泉は「僕の仕事が減って、長門さんと一緒に居られる時間が増えれば、それで十分ですよ」そうかい。
「誓いのキスもしたそうですね?」何でお前が知っている!
「長門さんが教えてくれました。アナタのせいで、僕も色々大変だったんですよ?」
何が大変だったんだ?
「それは禁則事項です」ニヤニヤしながら言うな、気持ち悪い。
「ちょっとキョン!何やってんの!
ハルヒが呼んでいる。横には長門もいる。行くか古泉、団長様がお呼びだ。
ハルヒのところに行くと「古泉君と何話してたの?」と俺に聞いてきた。何でもないさ。
「ふーん。まあ良いわ、次の探索の日なんだけど…」
楽しそうに話すハルヒの顔を俺はずっと見ていた。「ちょっとキョン!聞いてるの!」ああ、聞いてるさ。
俺はハルヒを選んだことに後悔していない。先のことなんて分からない。きっと辛い事もある。
でも、コイツの、ハルヒの笑顔を見ていたいから俺はハルヒと幸せになる。


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