『キョン&ハルヒ&長門』

 

さて………どうしたものかね。目の前にある光景を。

 

ハルヒ「だから!今日はショッピングに行くって行ってるでしょ!」
長門「……図書館に行くべき。」

 

見てのとおり、団長様と宇宙人様が喧嘩してるわけだ。
ハルヒは絶対自分の意見を変えないし、長門もかなり負けず嫌いなとこあるしなあ。
こりゃこのままほっといても絶対決まらない。やれやれ……

 

キョン「まあまあ落ち付けよ。このまま言い争ってても決まらないだろ?」
ハルヒ「何よ!じゃあどうしろってのよ!」
キョン「いっそ今日は別行動にしないか?
    ハルヒはショッピングして、長門は図書館。俺は適当にそこらへんぶらつくから、さ。」
ハルヒ・長門「駄目(!)」

 

うお、ハモりやがった!なんでだ?

 

ハルヒ「3人一緒に行かなきゃ、意味ないじゃないの!」
長門「一人で行く図書館に、行く価値は見出せない。」

 

嬉しいこと言ってくれるじゃないの。じゃあ分かった。前半はショッピング、後半は図書館な?

 

ハルヒ「しょうがないわね。それで妥協してあげるわよ。」
長門「……しょうがない。」

 

ようやく決まったか。3人組ではこの組み合わせが1番疲れるな。まあ楽しい組み合わせでもあるけどさ。

 

あ、そういや俺の行きたい場所とか完全スルーだよな。これがデフォルトか。やれやれ……

 

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『キョン&ハルヒ&みくる』

 

さてさて……参ったねえ。

 

みくる「ふぇぇ~!!やめてくださいよぅ!」
ハルヒ「何言ってるの!この婦警さんなんか似合いそうじゃない!それともこっちの女王様?」

 

このやり取り、文字だけで見ればいつもの光景だ。朝比奈さんには申し訳ないが見なれてる。
しかしだ、問題なのは今は不思議探索中ということであり、さらにここがお店であるということだ。
恥ずかしい……ああ実に恥ずかしい…他人のフリ他人のフリ

 

ハルヒ「ねえキョン!あんた、どっちがいいと思う?」

 

他人のフリモードをしようとしてたことなど知ったことか!という感じでハルヒが訪ねてきた。
ふむ……婦警と女王様か。
婦警の朝比奈さん……くぅ~!たまらんね!逮捕されてぇ!
朝比奈さんに説得されれば例えどんな重大犯罪を犯していてもすぐ白状してしまうだろうよ。
でも女王様の朝比奈さんも捨てがたい。普段とは違う夜の強気な姿……
ああ、あなたの前では俺なんて犬当然。謹んで罰を受けますよ女王様!
……ってハルヒ、何睨んでるんだ。

 

ハルヒ「何鼻の下伸ばしてるのよ。このエロキョン。」

 

お前が聞いてきたんだろうが!
朝比奈さんに目をやると苦笑いでこっちを見ている。なんなんだ、まったく。やれやれ……

 

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『キョン&ハルヒ&古泉』

 

今日の午後は涼宮さんと彼と僕の3人組です。

 

ハルヒ「はぁ?キョンも一緒なの?古泉君だけで良かったのに!」
キョン「悪かったな!俺だって長門と朝比奈さんのグループに行きたかったぜ。」
ハルヒ「なんですってぇ!?」
キョン「先に言ってきたのはそっちだろうが!」

 

おやおや、どうやら喧嘩なさっているようです。
しかし……彼らを見ていると、思わず笑みがこぼれてしまいます。

 

キョン「おい古泉!何ニヤニヤしてるんだ!」

 

おっと、表情に出てしまっていましたか。
ここは素直に僕が感じたことを言わせてもらいましょう。

 

古泉「いえね、あなた達を見ていると、口で言っている割には、とても楽しそうに見えますよ。
   実に生き生きとして、一緒になれたことを喜んでいるようにしか見えないのです。
   むしろお邪魔なのは僕では無いかと思うくらいですよ。」

 

こう言うと二人は急にしおらしくなった。涼宮さんなんか顔が真っ赤です。わかりやすいお方だ。

 

キョン「ばっ……バカなことを言うんじゃない!んなわけないだろう!
ハルヒ「なっ……何言ってるのよ古泉君!……ああもう!さっさと行くわよ!!」

 

願わくばもう少し、素直になっていただきたいものです。お二人とも……ね。


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『キョン&みくる&長門』

 

今日は彼と朝比奈みくると私の3人。

 

キョン「いやー、どうします?」
みくる「今日は別に行きたいとこないかなあ……長門さんは?」

 

私は今日、彼についてある発見をした。
彼はこの組み合わせの際、私よりも朝比奈みくるに視線を向ける回数の方が多い。
更によく観察した結果、朝比奈みくるの更に一部分、主に胸部に視線を向ける確率が高い。

 

みくる「長門さん?」

 

すなわち彼は朝比奈みくるの平均よりも大きな胸に興味を示しているものと考えられる。
……理解不能。大きな胸のどこに彼をひきつける要素があるのだろうか。
胸が大きいことにおけるメリットを私は見出せない。むしろデメリットの方が多いはず。
だからこそ私という固体はデメリットの少ない身体にした。本当。信じて。

 

キョン「おーい長門―?」

 

なのに何故彼は朝比奈みくるばかりを見るのか?明らかにデメリットの多い方を選ぶのか?
本で見たことがあるが、大きい胸の方が男性の性欲をそそるという説もあるらしい。認めたくないが。
彼もその部類に属するのだろうか。所詮は性欲の塊。失望した。情報統合思念体は失望した。

 

長門「……けだもの。」
キョン・みくる「!?」

 

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『キョン&みくる&古泉』

 

今日は古泉君とキョン君が一緒です。
そして今、私の買い物に付き合ってもらっています。

 

みくる「良かったんですか?私の買い物に付き合ってもらっちゃって。
    皆さんにはあまり興味の無いところじゃないかなあ……」

 

そう、私が今いるのは食品売り場。お茶の葉が安売りしてたんで来てもらったんです。

 

キョン「全然大丈夫ですよ。朝比奈さんが一緒ならどこだって楽しいです。」
古泉「僕らは特に行きたい場所もなかったわけですし、どうかお気になさらずに。」

 

二人とも私に優しくしてくれます。古泉君は基本的に誰にでも優しいけど、
キョン君の場合こういう風にしてくれるのは私だけです。
涼宮さんや長門さんと違って丁寧です。ちょっと寂しい気も……しますけどね。
長門さんや涼宮さんがいる組み合わせの場合、彼女達の希望の場所に行くことが多いので、
今の組み合わせが唯一私がちょっとワガママ言える組み合わせだったりします。

 

たまには、いいですよね♪

 

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『キョン&長門&古泉』

 

今日の午後の組み合わせは俺と長門と古泉だ。
はっきり言って、何かあった時1番安心できる組み合わせと言えるだろう。
なんだかんだで俺が頼りにしているツートップだからな。
もっとも、長門はともかく古泉の前でそんなことは口にしたくないが。

 

古泉「最近はすっかり閉鎖空間も減りまして、平和ですよ。
   むしろ敵対勢力の動きの方が機関では重要視されてまして……
   天蓋領域の方はどうですか?」
長門「目だった動きは見せていない。しかし、情報統合思念体も警戒を強めている。
   対策用に新たなインターフェイスの配置も検討されている。」
古泉「そうですか。こちらも橘さんの組織の動向は常にチェックをしていますよ。
   佐々木という女性についても……」

 

しかし、二人の性格からかね、会話のレベルが高すぎる。
はっきり言う、ついていけん。なんだこのものすごーい置いてけぼり感は。

 

キョン「な、なあ。はっきり言って置いてかれているんだが。
    そういう話は今はいいんじゃないか?」
古泉「おっと失礼。そうでしたね、今は不思議探索を楽しむべき時間ですね。
   どこか行く場所の希望はありますか?」
長門「図書館。」

 

即答しやがった!まあいい、今は暑いからな。さっさと涼みに行くか……

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『ハルヒ&みくる&長門』

 

ハルヒ「絶対これが似合うって!有希!これ着なさい!」
長門「コクン」
みくる「この服もいいと思いますよぉ~!その次はこれ着てください!」
長門「コクン」

 

今私達は女ものの洋服売り場にいる。
今回の探索のテーマは『有希におしゃれをさせる!』
ちょっと子供っぽいけど有希もみくるちゃんに負けないぐらいかわいいからね!
無限の可能性が広がってるはずだわ!これこそ不思議だと思わない?

 

長門「……着た。」
ハルヒ「有希!最高に似合ってるわ!」
みくる「かわいすぎですー!じゃあ次はこれを!」

 

みくるちゃんもはしゃいでるわね。まあ当然ね。何を着せてもかわいいもの!

 

ハルヒ「いやーかわいかったわね。有希!なんか気に入ったのある?あったら買うわよ!」
長門「……全部買う。」
ハルヒ・みくる「「マジで!?」」

 

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『ハルヒ&みくる&古泉』

 

今日の午後は古泉君とみくるちゃんと一緒だった。
そして今は、終わって喫茶店でキョンと有希を待ってる。
にしても……

 

ハルヒ「ねえ、キョンと有希遅くない?」
みくる「え?そうですかぁ?」
ハルヒ「そうよ!!古泉君、今何時?」
古泉「3時45分。集合時間には、まだ15分余裕がありますね。
   僕等が早く来過ぎただけでしょう。」

 

あ、あらそう。まだそんな時間なのね。
確かに今日は成果も今1つだったし暑くて疲れてたから早めに切り上げたんだけど、
まだそんな時間なんだ。

 

ハルヒ「でもやっぱ遅いわよ、まったく……」
古泉「彼のことが気になりますか?」
ハルヒ「ちょ……!」

 

何言ってるのよ!私は別にキョンのことなんか……
そう、私が気にしてるのは有希よ!エロキョンに変なことされてないか心配だわ!
団長として有希の心配をしてるだけよ!

 

古泉「ふふ、ではそういうことにしておきましょうか。」

そういうことも何もそれが事実よ!コラ!何みくるちゃんもクスクス笑ってるのよ!
ほんとにキョンのことなんかどうでもいいんだからね!

 

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『ハルヒ&長門&古泉』

 

さて……困ったことになってしまいました。今僕達はファミレスにいます。
涼宮さんが「小腹がすいたわ!」と言って、長門さんも頷いたなら、僕に断る理由はありません。
しかしまさか……「小腹」でこんなに食されるとは思いもよらず……

予想される金額を払えるほど、サイフにお金が入っていません。
普段彼が奢ってくれますからね、完全に油断していました。

 

ハルヒ「あー食べた食べた!ちょっとトイレ行ってくるわね!」

 

涼宮さんが席を立ちました。今がチャンスです!

 

古泉「あのー長門さん?」
長門「何?」
古泉「実は……お金が足りないかもしれないのです。少しだけ負担してくださいませんか?」
長門「私も今はほとんど持ち合わせていない。」
古泉「そうですか……しかたない、涼宮さんに……」
長門「でも大丈夫。情報操作は得意。」
古泉「え?」

 

長門さんは例の高速呪文を唱えました。
するとびっくり!僕の財布の中に新たな諭吉さんがいるじゃありませんか!

 

古泉「あ、ありがとうございます!ほんとにいいんですか?」
長門「いい。」

 

涼宮さんが戻ってきました。

 

ハルヒ「こんだけ食べて古泉君一人に払わせるのもアレだからね!私も少し出すわよ。」

 

おや、彼女がこのようなことを言ってくださるとは。僕一人で払うことになるかと思ってました
先ほどまでなら神の言葉ですが、今は大丈夫です。

 

古泉「結構ですよ。僕が全部お支払いさせて頂きます。」
ハルヒ「いいの?」
古泉「女性にお金を払わせるのは僕のマナーに反しますので。」

 

さっきまで長門さんにたかってたのは誰だよ!というツッコミは受けつけません。
僕はお金を一人で支払い、さらにその後の買い物でも調子に乗って全額負担しました。
ありがとう長門さん!

 

1ヶ月後、機関からの給料が一万円少なくなってたのは別の話です。
ああ、そういうことだったんですね……orz

 

長門「ユニーク」

 

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『みくる&長門&古泉』
 
今日は涼宮さんとキョン君がペアになりました。
だから私は古泉君と長門さんと一緒です。
特に行くところが無かった私達は、河辺を散歩しています。

 

古泉「いやはや、実に嬉しそうでしたねえ。涼宮さん。」
みくる「ホントですよね。口では悪口言ってたけど、顔はにやにやしっぱなしでしたよ?」
長門「……わかりやすい。」

 

涼宮さんがキョン君と一緒のペアだと知った瞬間の笑顔、私は見逃しませんでした。
その後すぐに照れ隠しで不機嫌なフリをしてましたけどね。バレバレです。

 

古泉「彼の方もまんざらでも無さそうでしたね。」
みくる「私には嬉しそうに見えましたよ。涼宮さんよりは分かりにくいけど。」
長門「私もそう見えた。」
古泉「本当に素直では無いですね、あの方々は。僕個人としては早くくっついてほしいのですが。」
みくる「どちらが先に素直になれるかですよね。えっと、こういうのなんていうんでしたっけ…?」
長門「ツンデレ。」
みくる「それです!二人ともそうだと大変ですよね。」
古泉「いっそ僕らでそのきっかけを作ってしまいましょうか。
   実はまだ涼宮さんには内緒ですが新たなサプライズを考えているのです。
   その内容は……」

 

古泉君が企画の説明をしています。
でも、やっぱり最後は二人自身が歩み寄らないといけないと思うんです。
お似合いのカップルだから、一緒になってほしいなあ、と思います。

 

 

 


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