長門「・・・変態・・・・・・あなたのその特殊な性癖には、死んでも同意できない・・・」

長門「まだそこにいたの?誰もあなたなどと同じ空気を吸いたいとは思わない、早く消えて・・・」

長門「気持ち悪い・・・臭い、私から離れて・・・」

長門「あなたはこの世界の誰よりも劣っている、それにすら気づかずのうのうと生きる・・・真性のクズ」

長門「どのような角度から考えても、あなたの存在意義が見つからない。さっさと死んで」

キョン「ハァハァ・・・フヒヒ・・・・ハァハァ」



キョン「ハッ!ドリームか・・・」



これはヤバイ。俺は今ハルヒの奴に包丁を突きつけられている。
「ちょっとまてハルヒ!なんで俺が殺されなきゃならんのだ!」
「…」
やっぱり返事はない。かわりに、ハルヒの斜め後ろに立っている古泉が喋りはじめた。
「もう無駄ですよ。涼宮さんが本気であなたが死ぬことを願ったら、もはやそれは止めようがないんですから」
「くそ!俺は何も殺されるようなことはしてねえぞ」
「おやおや、あなたは1週間前に涼宮さんと喧嘩をしたでしょう。」
「そんな理由で殺されてたまるか!だいたい、あれはこいつが理不尽なことばっか言ってっから…うわっ!」
ハルヒがビクリと体を震わせたせいで、腹の辺りに少し包丁が刺さった。
「涼宮さんにとってあなたは自分を本当に理解してくれる数少ない人間だったのでしょう。
だから見捨てられたときのショックも大きかった。『かわいさ余って憎さ百倍』ってやつですよ」
くそ、足の力が抜けてきた。
「まあ、僕としては涼宮さんの心の平静のためにもあなたには生きていて欲しかったのですがね」
傷口は焼け付くように痛いが、だんだん寒くなってくる。
「お…まえは、こんな状況でもイエスマンを貫くつもりか!主体性ってものはないのかよ」
くそ、目が霞んできた…
「あくまでも涼宮さんの意思ですから。それに安心してください。もし涼宮さんが望めば、
あなたが死んでもあなたの役割を引き継ぐ人物が現れるでしょうから」

突然後ろの方で叫び声が響いた。誰かが走りよってくる音がする。
「キョンくん!キョンくんっ!」
ああ、天使がおむかえに来た…じゃなくて、朝比奈さんだ
「涼宮さん…?何をやってるんですか」
朝比奈さん、逃げてください  と言おうとしたが、倒れたまま力が入らない
「ああ、はやくそこからどいた方がいいですよ。あなたにも涼宮さんを見張る義務があるでしょう」
「キョンくん!しっかりしてください!死んじゃダメです!ダメですよぉ…」
朝比奈さんの後ろにハルヒが近づいてくるのがわかる
『やれやれ…』と言うように古泉が肩をすくめ、溜息をつく気配がした
「キョンくん!―――――っ」
突然、朝比奈さんが横向きに倒れこむ。最後に赤光りする包丁が目に入り、そのままフェードアウトした…



「さぁさぁ!はやくこの服に着替えるのよ!」
「いやぁぁぁ!やめてくださいぃぃぃ!」
またいつものパターンか。俺はドアノブにかけていた手を離し、いつも通り廊下で待つ。
すると、急に部室が静かになった。
「? おーいハルヒ、もういいのか?…朝比奈さん、入りますよー?」
てっきり疲労困憊した朝比奈さんがいるのかと思っていたが、違った
「おい…おい!ハルヒ!」
頭から血を流して倒れているハルヒ
「どうしたんだ!おい!  朝比奈さん!?どこにいるんです?来てください!ハルヒが!」
人の気配を感じて振り返ると、顔を赤くしてにっこり微笑んだ朝比奈さんがいる…が、これは上気しているのではない。色は血の赤―――
「!?」
胸の辺りに衝撃。見ると、ナイフが生えている。
「は!?え…?あ、朝比奈…さん?」
そのまま蹴り倒される
「…何、で?朝比奈さん?」
「禁則事項です」
その笑顔は――こんな状況で言うのもなんだが――最上の笑みだった
ふと、部屋の隅にいる長門の姿に気づく
――長門は何事もないように読書をしている。この世はある意味、へい…わ…だ
Fadeout



古泉「すると僕たちは、一万回以上同じ日々を過ごしていたのですか?」
長門「必ずしもそうではない。盆踊りに行かなかった時もあるし、バイトをしなかったこともある。ただ…」
古泉「なにかあるんですか?」
長門「一つだけ絶対に起こることがある…」
古泉「なにが起こるのですか?」
長門「彼が警察に捕まる…」
古泉「キョン君がですか?」
長門「…そのとおり」
古泉「キョン君!聞きましたか、ってあれ?キョン君がいませんね。さっきまでいたのに…」
長門「また、遅かった…」
古泉「ということは、もう事件を起こしていると?」
長門「…おそらく」
古泉「何の事件なんですか?」
長門「それは…」


キョン「君可愛いね…僕の妹にならない?ハァハァ…」
幼女「キャー!!!!!」



今日も、何事も無くSOS団ですごした
すっごい暇だった
あまりにも暇なのでみんなに話題でも振るつもりで
「核で人類が滅んで、革ジャン着たモヒカンの悪党どもが蔓延る世界にでもならないかなー」なんて言ってみたの
そしたら、みんな凄い驚いた顔で一斉に見てきたのたぶん時間にして1秒も無かったはずよ
私はこの話題でみんながそんなに食いつくとは思わなかったから、「冗談よ」と言ってそこで話題を切ったわ
そう言うとそれぞれ落胆のため息をついていたわ、悪い事しちゃったかな?
それにしてもみんな意外ものに興味があるのね、流行かしら?
みくるちゃんは普通に驚いていたし
古泉君は何時も営業スマイル顔(ってこう言っちゃ悪いかしら?)から真剣な表情へと変わっていたし
キョンは豆鉄砲でも食らったかのような顔をしていた
そして一番の驚きは、有希が本を落としておろおろしていたわ
こんなに反応してくれるなら明日はもっと内容を煮詰めて言ってみようかしら?
まあ今日はみんなの意外な一面が見つかって良かったな



ハルヒ「(あら……私だけなのね)」
ハルヒ「……」
ハルヒ「プーさんでしゅ!プーさんでしゅ!」
ハルヒ「ハチミツなめたいでしゅ!」
ハルヒ「ふわー頭が抜けなくなったでしゅ!」

ハルヒ「……」
ハルヒ「あほらし。帰ろ」



「ハルヒ、実は俺、お前のこと好きだったんだ。」
「う、うれしい。 あたし…」

「まあ黙って聞いてくれ。」
「う…うん。」

「俺さ、告白してお前の迷惑にならないか考えたんだ、ずっと…。」
「そ、そんなことない! だって…」
「まあ、黙って聞いてくれ。」
「わ…わかったわ…。」

「それでさ、俺ようやく君のこと吹っ切れたんだ。  今日はそのことを伝えようと思って・・・。」

「いたっ! なんで殴るんだよっ」
「バーロー!  あんたなんか死んじゃえ! うぐっ 死んじゃえ! うえええん」
「泣くほど嫌だったのかッ! それは悪かった!!    …いたっ、グーは本当に痛い! 痛いってば!」



長門「決めて」
古泉「何をですか?」
長門「金平糖と公明党。自民党に甘いのは……どちら?」



ハルヒ「これからここが私達の部室です。」長門「………」
キョン「なんかいるけど、あのこはいいのか?」
ハルヒ「許可ならもらったわよ!」
………
……

ハルヒ「へいへいへい文芸部!黙って読者は出来ても速読はできないってかw」
長門「………く」
ハルヒ「そ~らwwそ~らwwww」
長門「負けない…この部室は私が守る!」
ハルヒ「どうしたの?早く読まないとそれの結末を音読しちゃうぞ!!w」
長門「いや…やめて…」

ハルオ「で、部室をくれなきゃ毎日来るぞーって言ったらあ゙あ゙あ゙あ゙頭がおかしくなりそうだ!」
長門「いい」
キョン「まだ何も言ってねぇよ」



長門「・・・できた」
キョン「?何が出来たんだ?」

長門「あなたと私の子供」
キョン「・・・・な゙っ」
長門「愛の結晶」

キョン「ちょっとまて、だっておまえ安全日だって・・・」
長門「情報操作は得意」



古泉「ああ……駄目ですね。思い出せません」
キョン「………」
古泉「最近めっぽう度忘れが激しくて」
キョン「………」
古泉「こういうのってなんて言うんでしたっけ?」
キョン「………」
古泉「ああ~、喉まで出かかってるのに思いまだせない!気持ち悪いなぁこういうのっ」
キョン「………」
古泉「……あっ!思い出しましたよ!そうだそうだこういうのは…」
キョン「………くっ」
古泉「走馬…灯……て言………だ…」
キョン「…古泉?おいっしかりしろよ!お前が逝っちまったら誰がハルヒのご機嫌取りをするんだよ!
古泉………古泉ぃぃいいいいいい!!!」



気づくとあたしはここに居た。周りは汗臭そうな人ばかり。
どうやってここに?周りからいろんな声がする。
「あのコスプレの子可愛くね?」

だんだん人が寄ってきた。勝手に写真を取る奴まで出てくる。


ハルヒ IN アキハバラ



妹・ハルヒ
「なんで双子なのにあたしが妹なのかしら…ふん、まあいいわ。せいぜいお兄ちゃんヅラしてなさい」

「お兄ちゃん、おなか減った」
「そうか、じゃあラーメンでも作るか」
「わーい(しめしめ)」

「お兄ちゃん、のど乾いた」
「お茶淹れよう」
「ありがとう(しめしめ)」

「お兄ちゃん、このスカート似合うでしょ?」
「そうだな」
「欲しいな…でもお小遣い足りないからやめとく」
「じゃあ買ってやるよ」
「ほんと?うれしい(しめしめ)」

「お兄ちゃん過疎ってる」
「保守」
「…ねえ、なんでお兄ちゃんはそんなに優しいのよ。あたしのワガママに付き合ってくれなくたっていいのよ?」
「別に、兄妹なんだからできることはするさ。それに俺も好きでやってるんだ。お前の喜ぶ顔を見たいからな」
「…お、お兄ちゃん…バカ」



ハ「たこ焼きロシアンルーレットでもやるわよ~」
キ「それはおいしそうだな」
ハ「一人だけからし入りよ」

1回目
ハ「かっら~ 誰よここにからしいれたの 危うく死にそうになったわ」
キ(お前だよ)

2回目
ハ「辛い辛い また当たっちゃったわ」
キ(二度あることは・・・)

3回目
ハ「またぁ・・・?みくるちゃん冷たいお茶淹れてきて!早くっ」
キ(そんな無茶な・・・)
み「ぷみゅっ はっはい」

4回目
ハ「何で私ばかりなの?誰かの陰謀じゃない?」
キ(さすがに連続でここまで当たったら誰だって怒るよな・・・)

5回目
ハ「ぅぅぅ・・・何で皆と楽しく食べたいのに私だけ?・・・もうやめっ んんぅ・・」
キ(泣き出した・・・か)

キ「よしよしハルヒ 俺の知ってる中でそこまで外れ引いたのは俺に次いでお前だけだ」
ハ「うぅ・・・同情する気?じゃぁこの口の中の食べてよぉ・・・」
キ「えっ!?」 ハ「出したら気分害するでしょうから口移しで渡すわ・・・」

有「涼宮ハルヒとキョンの恋愛フラグがたつのを確認 Mission Complete」



妹・ハルヒ2

家にて
「ねえ、キョン」
「なんだハルヒ、それからお兄ちゃんと呼びなさい」
「あんた妹萌えだったの?」
「別に…」
(ふふ、照れちゃってかわいい)

学校にて
「お兄ちゃんっ!」
「げぇっ、ハルヒ?」
「お昼ごはん一緒に食べない?」
「学校では話しかけるなって言っただろ。幸い俺の名字をみんな忘れてるんだから。ほら、しっしっ」
(ぶす~!もういいわよ、知らない)

帰り道にて
「あーあ、雨降るなんて聞いてないわよ。傘持ってくれば良かったわ」
「よっ、ハルヒ」
「あ、キョン…(ぷいっ)」
「傘、入ってくか」
「いい。話しかけるなっていったのはキョンのくせに」
「俺みたいなできの悪い兄貴がいるのは、お前がかわいそうだと思ったからだ。妹に風邪をひかせる
わけには行かない」
「キョ…お兄ちゃん…」
(やっぱ妹萌えなのね。あたしはお兄萌えだけど♪)



古泉「こう見えて僕も昔はよくやんちゃしたものですよ」
キョン「そうなのか?」
古泉「えぇ、あの頃は悪いことをするのがカッコいいとか思ってましたしね」
キョン「例えばどんなこをしたんだ?」
古泉「駄菓子屋のお婆さんに5円玉を5十円玉と偽り差額で荒稼ぎしていましたね。計27万ほど」
キョン「どんだけもうろくしんてんだよその婆さん!?」
古泉「流石に店が潰れた時は肝を冷やしましたがね。中三の頃の話です」
キョン「なんかイタイよお前…」
古泉「そうそう中学時代といえば僕結構モテたんですよ」
キョン「ほうほう」
古泉「もう女の子なんて毎日取っ替え引っ替えで、あまりにもそのペースが早いもんだから“魚野郎”なんてあだ名まで付いてしまって」
キョン「それって“早朗野郎”って意味なんじゃねぇか?」
古泉「アッハッハッハッ」



「俺、実は人妻萌えなんだ」

次の日、学校へ行くとハルヒが岡部にまとわりついていた。教室へ入ると岡部が
困り切って俺を呼ぶ。
「おいキョン、涼宮がちょっとおかしくなったみたいなんだが、何とかならないか」
使えない上司のようなことを言う。
「どうしたんですか」
「ふふ、聞いて驚きなさい。あたし先生と結婚するわ。16歳になったらすぐ婚姻届を出すの」
「それだけでも十分おかしいのに、結婚しても一緒に住まないとか、絶対にセックスはしないとか、
わけのわからないことを言ってるんだ」
「ハルヒ、一体どうして先生と結婚したいんだ」
「誰でもいいのよ! とにかくあたしは人妻になるの」
岡部はしばらく呆気にとられていたが、予鈴に気づくと
「まずは親の同意を得てこい」
とハルヒを諭して教室を出て行った。
「もう、全然本気にしてくれないんだから…」
ぶつくさ言うハルヒに声をかける。
「ハルヒ」
「なに」
「俺と結婚したって人妻だぞ」



みくるちゃんが最近パソコンをいじるようになった。
時たま「保守」とか「ふぇええん、落ちちゃいましたぁ」とかつぶやいている。
どうしちゃったのかしら。



谷口「もう九月か・・・夏が逃げる」


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国木田「今日の谷口はえらく感傷的だね」
キョン「そーか?あいつは、いつもあんなもんだろ。
    ・・・・まぁ、八月も終わりだしな・・・ああいう気分になるのも分からないでもないが。」

国木田「夏が逃げる、ね」
キョン「日差しの割りに風がある、涼しいな、今日は。」

国木田「なんだか今日はキョンも感傷的だね。夏の終わりは人をセンチにさせるのかな?」
キョン「人間なんて誰も似たようなもんさ。
   だれだって適当に良い人で、適当に嫌な奴で。適当に怒りっぽく、適当に涙もろい。」

国木田「そして適当にセンチメンタルなんだね。」
キョン「そういうことさ。   ふぅ・・・夏が逃げる、か」

国木田「・・・」
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ハルヒ「もうすぐ秋ね。読書に食欲、有稀にはいい季節じゃない?」
長門「・・・・・・」
ハルヒ「いい風が吹いてるわね・・・」


長門「秋を語るには時期尚早。まだ夏は残っている」
ハルヒ「何か言った?」 長門「なにも。」

ハルヒ「そう」 長門「そう。」



「明日は海に行くわよ!」
「もうクラゲが出てるんじゃないのか」
「いいのよ! 水着の女の子見に行くんだから」



コンコンコン
ガチャ
キョン「ういーっす……って誰もいないのか」
キョン「……」
キョン「人間、誰も見てないとつい変なことしたくなるんだよな……」
キョン「……」
ガタンッ!!
キョン「いやっほーーう!!喜緑江美里は俺の嫁だーーー!!」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「いつからそこにいた?」
長門「最初から」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……あn」
長門「喜緑江美里と同期を開始、事実を確認する」
キョン「マジで勘弁してくれ!!」



ハルヒ「キョン……私、SOS団の活動にでられなくなっちゃった……」
キョン「どうしたんだ?いきなり」
ハルヒ「バイトを始めるの……」
キョン「なんでまた……」
ハルヒ「私ね、2ちゃんねるってずっと無料だと思ってた……」
キョン「……」
ハルヒ「でも実際は違った。私はこの夏、スレをたくさん立てたし、レスも沢山つけた」
キョン「……」
ハルヒ「ROMだってしてた。24時間粘着する勢いで。でもね?それには莫大なお金がかかるの」
キョン「……」
ハルヒ「私……どうしよう……あんな金額……払えないよお……うぇぇえ……グスッ」

キョン「(夏厨乙)」



ガチャ
古泉「おや、長門さんだk」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースの瞳に映りしお主の姿……」

古泉「な、長門さん!?その刀は!?」

長門「鬼に見えたり!!」
ザシュン!!

古泉「うごふ!!」

長門「お母様、私が切ったのは、人の姿をした鬼でございます(……フフッ決まった……)」ゾクゾク

ガチャ
キョン「ういーっす……って長門だけか」
長門「そう」
キョン「さっき古泉が部室の方に行くのを見たんだが……まだ来てないのか?」
長門「来ていない」
キョン「そうか」
長門「そう」



ハルヒ「一つ、人の世の生き血を啜り…」
キョン「二つ、不埒なフタナリ三昧…」
●「三つ淫らなキョンタァァァァーッン!」
キョン「く、来るなド変態ッ!」

ハ&み&長「(今のは自分で誘ったんじゃ…?)」



八月の後半、どんでもないことに巻き込まれている俺達は、本日善後策を協議するために
長門の部屋にやってきた。

その部屋の中心に据えられていたのは、炬燵だった。
たしか、5月の連休明けに来た時にも炬燵あったっけ、こいつの部屋

「あの 長門さん これって」
「はいって」
「あの、今は8月の下旬で、室内は冷房がんがんかけているんですけど」
「問題ない」

「僕から説明しましょう」
「また、おまえか、古泉」
「僕達、機関でもいろいろ副業をしていることはお話したと思いますが、
今回は、この新製品を紹介しましょう」

長門はとなりにたつ、アシスタントのつもりか

「今日ご紹介するのは、夏炬燵です」
そのまんまかよ

長門が無言で炬燵がけをめくる

「部屋全体を冷房するために掛かる光熱費を大幅に削減するため、炬燵の中に
小型ブラックホールを設置しています」
あぶなくないのかよってか、ブラックホールって冷えるのか
そもそも電気代の方が安いだろ絶対

「さらにこの夏炬燵の特徴としては、ブラックホールの燃料として何でも利用できる点
です、運用コストは格安」

長門がどっからもってきたのか、蜜柑を食べながら、炬燵かけをめくったまま、皮を炬燵の
中に放り込んでいる

ゴミ箱兼用かよ

「そして 注文をいただきますと、この夏炬燵本体、炬燵掛け2枚、マージャンで使える
リバーシブル天板、さらに今なら夏に最適、ひんやり涼しいブラックホール入り
抱き枕をお付します、デザインは我らがキョン君柄 ここまで1セットで、
200万円のところ、今なら80万 電話番号はこちら」

充分高いだろ、エアコン買えるってその値段

いつのまにか長門が俺のイラストが描かれた等身大抱き枕を抱えつつ、
電話番号を書いたフリップボードを胸に抱えている

あたま痛くなってきた

「ぜひ、このチャンスに、ご検討ください」

「朝比奈さん、帰りましょうか」
「え、ええ」
(でも、抱き枕 ちょっと欲しいかも…)
                               「夏炬燵」 おしまい



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