「このバカキョン! アンタなんかもういいわよ!」
あっ……走って行っちまいやがった、ハルヒは相変わらず理不尽だな。


さてここは土曜日の公園、時刻は夕方だ。SOS団で長門の家に上がりこんで遊んだ帰り道、夕方で暗くなり始めていたために俺ーハルヒ、古泉-朝比奈さんという俺にとっては非常に不本意な組み合わせでそれぞれ女子を送っていく事になった。
この組み合わせは別にくじ引きとかではなくターミナル駅のデパートで買い物をするという朝比奈さんとこれまた駅前に用事があるという古泉、両者の申告により自動的に決定された物だったりする。

さてなんだか微妙にハイテンションなハルヒだったが、こいつがいう近道な公園に差し掛かったところで些細な事から売り言葉に買い言葉、ハルヒは怒り出し走っていってしまったという訳だ。
俺もハルヒじゃなく朝比奈さんを送って行きたかったね……、仕方がない帰るとするかね。

「きゃっ!」

んっ? あの悲鳴は……ハルヒか、一体なにが? 声は確かこっちのトイレの方から……
俺は音がした方へと足を進めた、暗くて良く見えないがトイレの裏でなにやら物音がするようだな……
……っ!、覆面の男がハルヒらしき女の子をを組み敷いて揉みあっている!

……気が付いたら俺はその暴漢にタックルしていた、無我夢中だった。なにか訳のわからん事もさけんでいたと思う。
突然の背後からの攻撃に驚いたのか暴漢はそのまま逃げ出した。


女の子はやはりハルヒだった。おいハルヒ大丈夫か?
「……キョン、こんなの平気よ……どうってことないわ!」
そっか……無事でよかったな……。暗くて表情からは読み取れないが声は震えている、強気な言葉とは裏腹にショックを受けているようだった。
「いきなり……抱きつかれただけよ、ちょっとびっくりしただけ……」
そうかハルヒ、帰ろうな。今度こそ何があっても送ってくから。
俺はそういいながら倒れこんでいるハルヒに腕を差し出し起き上がるのを手助けした。
「キョン、ありがと……」
怪我は無いかハルヒ?
「大丈夫よ倒れたのは芝生の上だったし」
そうか……、帰るぞ。
「うん、…………キョン……」
んっハルヒ、どうした?…・・・。
「キョン……あたし……あたし怖かったの……」
ハルヒは泣いていた、気丈そうに振舞っていたがやはり大ショックだったようだ。こいつもやっぱり普通の女子高生なんだよな。
「キョンがいなかったら……あたし……」
泣くなハルヒ、お前は今無事なんだ、もう気にするな。


普段の強気一辺倒のハルヒからは今の泣きじゃくるハルヒは想像もつかないだろう、しかし俺の目の前には泣きじゃくるハルヒが現実に存在している、このハルヒといつものハルヒ……どちらも本当のハルヒだ。
ハルヒはまだ泣き続けている。よほどの衝撃だったのだろうか?

気が付いたら俺は嗚咽し続けるハルヒを抱きしめて『もう大丈夫だから』などと間抜けな慰めの言葉をかけ続けていた。
今ほどハルヒの力になりたいと思ったことはなかった、そしてハルヒに笑顔を取り戻せない自分の無力さが情けなかった。
どのくらい時間が経ったのだろうか?、泣き疲れたのかハルヒはようやくは泣きやんでいた、周囲の暗さからすると数分どころでは済まない感じだ。

とりあえず俺とハルヒは公園のベンチに腰を下ろした。
「キョン、ごめんね」
気にするな、それよりハンカチだ、これで顔を……、その……なんだ……可愛い顔が台無しだぞ。
「……ありがと」
疲れたろもうちょっと休んでいくか?
「……キョンあたしね、……今まで男なんか平気だって思ってたの、なにかあってもすぐに逃げ出せるって……、でもそれは違うって今日わかったの……」
そうか……でも今日はもう大丈夫だぞ、俺が付いてるからな……、ハルヒには指一本だって触れさせやしないぞ。
「うん……ありがとキョン」


俺はハルヒを促して公園を出ることにした。

公園の出口には新川さんらしき車が待っていた、いえば送ってくれるのだろうがハルヒの泣き顔を他の人には見られたくなかったので俺はスルーした。
機関は一日中ハルヒに張り付いているのだろうか? おそらくさっきの暴漢は機関が身柄を確保して色々調査中なのだろうか?
などという考えが一瞬頭をよぎるが余計な考えを振り払い俺はハルヒに集中した。
帰宅する間中ハルヒの口数はすくなかった、初め俺はハルヒの気を引き立てようと色々と話題を振ってみた、ハルヒも二言三言返事はするがすぐに会話は途切れる。
そんなハルヒの姿を見るに付け俺の心は痛んだ。


そして俺は今ハルヒ宅のリビングに腰掛けている。
控え目に上目遣いで上がってお茶でもと誘ういつもとは違うハルヒはもの凄く反則的だったので、思わず俺は一も二もなく承諾していたのだ。
但しお茶の前に家の中に不審者がいないかどうか一緒に確認するというオプションがついた訳だが。
しかしハルヒの部屋はともかく便所や風呂場、両親の寝室や全部の押入れまで見せられるだなんて一体どんな住宅探訪だ?
まぁ当然だがなにもなかったんだが、ハルヒの部屋が女の子らしかったのにはちょっと意外だったな。


ハルヒは台所でお茶の用意をしている、時々こちらを振り返っては俺の様子を確かめているが一体なんだろうか?
あぁハルヒ、その……何か用なのか? 目が合った時に俺はハルヒに聞いてみた
「……別になんでもないわ……、ただ……キョンが黙って帰っちゃわないか……心配で……」
ホントに今日のハルヒはショックを受けたんだな、まるで別人だ。
ハルヒ安心しろ俺はここにいるから、……ところでハルヒ、家の人は……その……?
と俺はさっきから気になっていたことを聞いてみた。
「……みんな出かけてるの、はいお茶よ」
えっじゃぁ今ここは俺とハルヒの二人っきり……って。
「冷めたら美味しくないから早くのんで……」

いや確かにこんな状態のハルヒをほっとく訳にもいかんが……
だからといって二人っきりってのはどうなんだ? 色々とまずい気がするな……
さっきのハルヒは反則的なまでに可愛かったし……その……

お茶を飲みながら俺はハルヒと暫く話をしたが会話はあまり弾まなかった。
ハルヒの状態があまり回復していないのと俺が二人っきりと意識してしまったせいもあるだろう。
当たり障りの無い会話のタネも付き始めた頃、俺は『じゃぁそろそろ』と帰り支度を始めた。

俺が帰るというとハルヒは不安気な表情を見せ、暫くためらったのち口を開いた。
「キョン……怖いの……ひとりにしないで……帰らないで…」
えっ……そっそうだ朝比奈さんか長門にでも……来て貰うか? 電話で頼んで……
「キョンじゃなきゃ……キョンじゃなきゃ駄目なの! あたしをひとりにしないで……」

ここはハルヒの家の風呂場で俺は入浴中だ。
ハルヒの雰囲気に呑まれてしまい、気が付いたら俺は帰らないことを約束していた。
というかあの上目遣いは反則だ、是非とも法律かなにかで禁止して欲しいね。
そしてそのまま強引に入浴を命じられ今に至っている。

しかしハルヒと二人きり……どうしたもんか…
確かにあいつの泣き顔をみたらほっとけないのはわかるんだが…。
「キョン、バスタオルおいとくね」
んっ、ハルヒありがとう。
「湯加減はどう?」
あぁ、いいんじゃないかな。
「ねぇキョン……」
ハルヒはさっきからひっきりなしに俺に声をかけてくる、脱衣所の前に常駐してるのだろうか?
俺がいなくならないかどうか未だ心配しているのだろう。

なぁハルヒ…、俺は黙って帰ったりしないから安心しろ、それに服を着たりするんだからその間にわかるだろ?
流石に裸じゃ帰れないしな。
「そ、そうよね。確かに裸じゃ……、ごめんなさいキョン」
気にするなハルヒ。
「そうだキョン、背中…流してあげよっか?」
ちょ、ちょっとハルヒ、流石にそれは……ってなに風呂を覗いてんだ!
「冗談に決まってるじゃない、でもちょっとは期待しちゃった?」
……知らん、というか冗談を言ってくるだなんてハルヒも多少は回復してきたようでなによりだな。
「じゃぁ晩御飯の支度するから、焼き蕎麦でいい?」
あぁ宜しくたのむ、ハルヒは安心したのか台所へと姿を消した。 

まったく元気が出てきたのはいいんだが冗談がすぎるぜ。
大体ハルヒに背中を流して貰った日にはこっちの理性が……っていやその……あれだあとでどんな無理難題を押し付けられるかわかったもんじゃないからな、ホントに。

……ぼんさんがへをこいた、ぼんさんがへをこいた、と

さてあがるとするか、さっきハルヒにからかわれたせいかちょっと湯あたり気味だな。
えーとハルヒがおいてくれたバスタオルがこれだな。
あれ? おれの服は……、おーいハルヒ俺の着てたものは?
脱衣所の扉に身を隠しながら俺は台所にいるであろうハルヒに声をかけた。
「そこに新しいのを一通り出してあるでしょ。うちの親父の買い置きだけど背格好が同じくらいだから入るはずよ」
あぁこれかそれじゃ遠慮なく、この寝間着もいいんだな?

さてとどうかな?
「馬子にも衣装ってトコね」
ようやくいつものハルヒらしさが戻ってきた感じだな。
それで俺の服はどこに? 携帯とか入ってたんだが。
「キョンの着てたものは全部洗濯中よ、乾燥機一体型だから明日の朝までには乾くわよ」
……それって俺のパンツまででしょうか? ……一体どんな羞恥プレイだ?
「キョンの携帯やお財布とかはこっちにおいてあるわよ」
そうかスマン、洗濯までして貰ってかえって悪いな。
「いいから気にしないで…それに……」
それになんだ? ハルヒはちょっと表情を曇らせた。
「寝間着なら……キョンも家の外に出られないかなって……、ごめん」
……そうか、本当に一人になるのが嫌なんだな。
俺は別に気にしてないし、ちゃんと約束した通りにここにいるから安心しろ。
「ありがと、…キョン」
だからその上目遣いはやめろというのに!
そ、そうだ焼き蕎麦作ってたんだよな、出来たのか? 

「いいことキョン、お風呂覗いたりしたら罰ゲームよ!」
食事の前にお風呂といったハルヒは、俺にずびしっとばかりにさらにそう宣言した。
わかったわかった、俺はここから動かない。
これでいいか団長様?
「そうねいい心がけだわ、でもあたしが助けを呼んだらすぐに駆けつけるのよ」
……あぁ、わかった、助けだな…それでそん時は目を瞑らなくていいのか?
「ちょ、ちょっとだけなら……って違うわ、目を瞑ったまま駆けつけなさい!」

さてハルヒもいったことだしお袋に外泊の連絡をいれとくか、古泉のトコに泊まるとでも言っておけば問題はないだろう。
流石にハルヒと二人きりともいえんしな。
どれと……あぁお袋?……それで古泉の家に泊まることに……。

おっハルヒ随分早かったな。カラスの行水か?
「うるさいわね、早く焼き蕎麦をたべましょ」
そうだな、多分…本当は長風呂してる間に俺がいなくならないかと心配だったのだろう。
しかしハルヒは怒ったように焼き蕎麦の皿を持ってきた。
「おなか空いちゃったわね、早く食べましょう」

ハルヒの作った焼き蕎麦はとても美味しかった。
ハルヒは俺と向かい合わせで焼き蕎麦を食べる。
湯上りで寝間着姿で洗い髪でいつものカチューシャはしていない。
俺が焼き蕎麦の味をほめるとちょっと照れ気味に笑う。
そんなハルヒがなんだかとても綺麗に見えたのは俺の目の錯覚では無い筈だ。

 

「ほらキョンこれ使い捨ての歯ブラシよ」
焼き蕎麦を食べ終えた俺にハルヒは歯磨きをするように促す。
あぁすまんなと俺は歯ブラシを持って洗面所へ向かった。
歯磨きを終えた俺と入れ替わりに今度はハルヒが洗面所へ向かう。
ハルヒの背中を見送り俺はテレビを見るとも無しにみていた。
すると……
「きゃぁ! キョン!助けて!」
ハルヒの叫び声を聞いた俺は直ぐに洗面所に向かった。
ハルヒが窓の外を指差して立ち竦んでいる
「キョ、キョン、外に誰かいるみたいなの……見てきて……」

みゃー。

なんだ猫だ、おいハルヒ猫だ猫、安心しろ。
「そ、そう猫なの……。ねぇキョン、今日は……ホントに泊まっていってくれるのよね」
ハルヒが心細そうに話す、そういうハルヒの表情はなんだかとても不安で儚げで思わず俺は『あぁ男に二言はない、任せろハルヒ』とそう即答していた。
「ありがとキョン」
そう答えるハルヒの声はなんだかとても満足気だった。

「キョン、布団を敷くからあんたはこの客間で寝て頂戴」
布団を敷きながらハルヒがいう。
「あたしはあたしの部屋で寝るから、何かあったら呼ぶからすぐに駆けつけるのよ。いいキョン」
はいはい団長様、わかったから早く寝かせてくれ今日は色々あり過ぎてかなりかなり疲れているんだ。
「キョンお休みなさい」と言い残しハルヒは去っていった。
それから俺は早々に眠りに落ちた。

 


明け方ごろだろうかふと目が覚めた……。
……俺の布団の中に何かが……これはシャミセンか。いやシャミにしては大きいな……ひょっとして妹か?
まったくいくつになったんだあいつは……って違う!
昨夜俺はハルヒの家に……するとこれは……お、おいハルヒ!
「あら、おこしちゃった? おはよ」
おい一体どうして俺の布団に
「だって寒かったんだもん! いいじゃないこれくらい」
そういうとハルヒはムキになったのか体をこっちへ寄せてくる、やばい理性が……。
俺は寝返りをうちハルヒに背を向けた、このままアイツの顔を見てたら自分を見失いそうだった。
お、おい、ハルヒ俺だって……俺だって男なんだぞ。そんなことされたら……。
「されたらって一体なによ!」
ハルヒが体を押し付けてくる、ノーブラなのか背中にはハルヒの胸のふくらみを感じる、寝返りは逆効果だったようだ。
そ、それは……その、なんだ…ハルヒは美人だしスタイルだっていいし…だから…その……
「……いいよ……キョンならいい…」
え、いいって……なにが?
「キョンがHしたいなら……して…いいよ」
お、おい。
「あたし初めてだからキョンが気持ちよくなれないかもしれないけどキョンがしたいならいいよ。ううんそうじゃない、あたしがキョンとしたいの」
そういうとハルヒは俺の背中に顔をうずめた。
俺は背中にハルヒの息遣いを感じてどうにかなりそうだった、落ち着け、俺。
「キョン、あたしをキョンの物にして、お願い……」
ハルヒ、お前……。
「あたしはキョンの事が好き、大好きなの……、キョンはあたしのことどう思ってるの」
俺がハルヒの事をどう思っているかだって、そんなこと入学式の日から決まってる。
バカ、俺だって同じだハルヒの事が好きだ。
「嬉しい……」

 

いいのかハルヒといいながら俺はハルヒを手早く脱がせた……というのは嘘だ、震える手を抑えてバクバクする心臓も抑えてやっとこさだった。
現れたハルヒの裸身にしばし俺はみとれた。
「は、恥かしいから、あんまり見ないで……」
凄く綺麗だぞ、ハルヒ……。
「恥かしいっていってるでしょ」
そういうハルヒの唇を奪い、俺はハルヒの体を抱きしめた。

 

舌を花芯に這わせるとハルヒの体が大きくのけぞる。
「キョ、キョンそんなトコ汚いからやめて……」
ハルヒに汚いトコなんてないさ、全部綺麗なママだよ、それとも風呂でここを洗ってないのかな?
「そ、そんなコトない……さっきちゃんと……ひゃ!キョン……」
まずは……ハルヒに気持ちなってもらうぞ、なぁハルヒ、セックスっていうのはお互いがちゃんと気持ちよくならないと駄目なんだ。
片一方だけが気持ちよくなって終わりなんてのはよくない、お互いがお互いを思いやり両方が気持ちよくなる、それがセックスだと俺は思うんだ。
だからマズはハルヒ、お前が気持ちよくなる番だ。
俺は舌と指による花芯への愛撫を強めた。
「キョ、キョン、あ、あたし……、ひゃっ」
俺の頭をハルヒの腿が締め付ける。
締め付けにもめげず、俺はハルヒへの愛撫を継続する。
「キョン、来る、来ちゃうよぅ……」
イっちゃえハルヒと俺は心のうちで叫びながら激しく舌を使った。
「いっ、いっ……いっ」
ハルヒの腿が一際強く俺の頭を叩くと脱力したかのように頭が自由になる。
どうやらハルヒはイったようだ。

 

荒く呼吸をするハルヒを抱きしめながら落ち着くのを待ち気持ちよかったかと問う。
コクリとハルヒがうなずく。
上気した顔がなんとも切なげでそしてとてもいやらしかった。

じゃぁハルヒ次は俺の番だいいな?と声をかける。
「うん、キョンは私の体で気持ちよくなって頂戴」
よしハルヒ、足を大きく開くんだ、そうだ膝を立てて……そう、そうだそのままじっとしてるんだ。
「こ、こうかしら、なんだか恥かしい……」
そうして俺はハルヒを膝立ち開脚の姿勢にすると自分の体をハルヒの足の間に割り込ませた。
「来て…キョン……」
いくぞハルヒ、俺は声をかけると自分の分身をハルヒの胎内に打ち込んだ。
半分ほど打ち込まれたところで何かに阻まれる感触を覚えた、多分そこが処女膜なのだろう。
俺はハルヒの腰をがっちり掴むと分身を更にねじ込んだ、するとなにかこじ開けるような感触があった。
「ひぃっ!……」
ハルヒ大丈夫か?
「ちょ、ちょっと痛いけど平気よ」
しかしその言葉とは裏腹にハルヒの表情は険しい、痛みを必死でこらえているようだった。
「こ、これで全部なの?」
あぁそうだ、根元まで入ったぞ、やはりハルヒはなおも苦しそうだ、結合部からはうっすらとだが出血もしている。
俺はハルヒと結ばれた感動にしばし呆然としていた、そして下半身からは快感の波が押し寄せる。
「キョ、キョン、動いて…いいのよ、じゃないと気持ちよくないでしょ」
いいのかハルヒ。俺はハルヒを気遣い声を掛ける。
「だ、だってキョンには気持ちよくなって欲しいの、だ、だからあたしの事は気にしないでキョンの好きしていいのよ」
だらだら続けて苦痛が長引くより辛くても一気に勝負をつけた方がハルヒにとっても楽なのかも知れない。
そう思った俺はハルヒの胎内へ抽送を開始した。
「!……」
ハルヒの苦悶の表情が一層深まるが俺は構わず、打ち込みを続けた。
必死で耐えるハルヒ表情がいとおしく感じられ、ハルヒを抱きしめながら俺はあっという間にハルヒの体内に精を放っていた。

 

……ごめんなハルヒ痛かったろう、と俺はハルヒを気遣う。
まぁいわゆる賢者タイムという奴だ。ハルヒの頭を抱きかかえ髪をすきながら俺はハルヒに語りかける。
よく我慢したな、偉いぞハルヒ、
「キョンは……あたしで気持ち良くなれたの?」
あぁ、最高だったぞ、というと俺は一層ハルヒのことを抱きしめた。
「よかった……、あたし……」
そ、そうだハルヒ、ゴムとか使わなかったけど……その妊娠とか大丈夫なのか?
「それは大丈夫、生理終わったばかりだから今日は安全日よ」
そうか…すまん、本当は男の俺がこういうことに気をつかわなきゃいけいのに。
「いいのよキョン、それにイザという時は責任とってくれるンでしょ?」
しばし逡巡したのち、あぁといいながら俺は自分の唇をハルヒの唇に重ねハルヒを抱きしめた。

 

「キョン、固いモノが当たってるわよ」
あぁ、いやその……すまん。
抱きしめたハルヒの感触が心地よく俺の分身は再び勢いを取り戻していた。
「ねぇキョン、触ってみていい?」
お、おい。
制止する暇もあらばこそハルヒは俺のモノを握り締める。
「こんな大きいモノが入ってたんだもの、そりゃイタイ筈よね……」
ハルヒ、おまえなぁ……っておい!
「ふふ……固くなってきた……キョンたらHねぇ……」
……ハルヒ、お前が触ってくるからだろ、生理現象って奴だ仕方がない。
「ねぇキョン手でしてあげよっか? 手コキっていうんでしょ。ほらこうして……」
ちょ、ちょっとまてハルヒ。
「いいから気持ちよくなっちゃいないキョン。ほらほら……」
うっ!……
ハルヒの手技の心地良さに俺はあっという間に達してしまった。

 

「変な匂いね、それになんかべとべとして変な感じ……」
再び訪れた賢者タイム……、俺は再びハルヒを抱きしめていた。
「なんかベトつくわね……そうだキョン一緒にお風呂に入りましょ、そしてお風呂で……さっきみたく沢山ペロペロして……こんどはあたしが気持ち良くなる番でしょ」
そういうハルヒの笑顔を見ながら、俺はハルヒと共にある幸せをかみ締めていた。

 

-終わり

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最終更新:2010年05月06日 05:16