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チョココロネの頭が細い方と太い方のどっちかなんて、
世間話にもならないくらいのどーでもいい話だが、
あえてその疑問を口にする女と、俺は出会っちまった。

 

 

こなた「ねえ前の席の人」
キョン「なんつう呼び方だ……何だ?」
こなた「チョココロネってどっちから食べる?」
キョン「……頭から、だな」
こなた「ふうん。頭ってどっち?」
キョン「太い方だと思うぞ。芋虫っぽいし」
こなた「あ、私と同じだ」
キョン「そうか」
こなた「そう」
キョン「…………」
こなた「ムグムグ」
キョン「……いや、だから何?」

 

 

こなた「貝だと思えば、細い方が頭なんだってさ」
キョン「何の話だ?」
こなた「チョココロネ」
キョン「ああ……ってお前今日も昼食チョココロネか」
こなた「燃料だからね。摂取しないと死んじゃうよ私」
キョン「何だその設定」
こなた「……ムグムグ」
キョン「おい、チョコ垂れてる」
こなた「ホントだ――あっ」
キョン「おっと」
こなた「……あー」
キョン「悪い。受け止めたけど、さすがにこれh」
こなた「なめていい?」
キョン「だめだろ常識的に考えて」

 

 

こなた「どうすればチョコを垂らさずに食べられるのか……」
キョン「いっそ、チョコを先に全部食っちまったらどうだ?」
こなた「わかってないなあ。チョコのないチョココロネはチョココロネにあらず」
キョン「そりゃそうだな」
こなた「そういう意見を出すってことは、好物は先に食べるタイプ?」
キョン「場合によるな……妹がいるときは、横取りされないよう先に食べる」
こなた「妹持ちか。ポイント高いね」
キョン「何のポイント?」
こなた「まあ好物を先に食するのは、初心者にはオススメできないけどね」
キョン「何の初心者?」
こなた「目当てのキャラを先に攻略すると、あとはプレイする気力なくなるじゃん」
キョン「ちょっと待て、この談義はどこへ向かおうとしてるんだ?」
こなた「ま、目当てのルートすら地雷だった…ってこともよくあるけどねー」
キョン「……(そこそこ理解できるが、それを口に出していいものか)」
こなた「勿体ないからプレイ続けると、興味のなかったキャラのシナリオが秀逸だったりね」
キョン「……(あ、それもわかる)」
こなた「そういうときは救われた気がするよー」
キョン「……そうかい」
こなた「でもチョココロネからチョコとったら残るのはパンだけなんだよねー」
キョン「そりゃそうだろ」


こなた「おにーちゃん」
キョン「悪い冗談はよせ」
こなた「おお、さすが貫禄があるね。そこいらのオタクとはケタがちがう」
キョン「何の話だよ。ついでに俺はオタクじゃない」
こなた「今度いとこと同居することになってね。姉のプレッシャーを感じているわけですよ」
キョン「ほうほう」
こなた「そこで、リアル妹がいる前の席の人に威厳を学ぼうと」
キョン「威厳、ねえ……そんなの、勝手についてまわるもんじゃないのか」
こなた「なんという余裕な発言。あなたが神か」
キョン「いや、正直に言うと俺に威厳なんてまったくない」
こなた「例えば?」
キョン「妹に平気で『キョンくん』と呼ばれてるあたり」
こなた「いやいや、それはいわゆる一つの萌え要素ってやつだよ」
キョン「萌えない」
こなた「……あーそうでしたね。リアル妹を持つ人に妹属性はないんでしたね」
キョン「拗ねるな」

 

 

こなた「その妹さん、義妹だったりしない?」
キョン「確かに俺に似ていないと思わんでもないが、実妹だ」
こなた「惜しいなあ。そのポイントを抑えたら、ギャルゲーの主人公認定なのに」
キョン「認定されても嬉しくないぞ」
こなた「全男子高校生の夢に何を言うー」
キョン「どっちかと言うと大きなお友達の夢じゃないのか」
こなた「……ハーレムが嫌いな男子なんかいません」
キョン「おいッ」
こなた「それは置いといて。かなりギャルゲ主人公の素質あると思うんだよね前の席の人」
キョン「まだ言うか」
こなた「お弁当作ってくれる幼馴染とかいない?」
キョン「そんな便利な奴はいないな」
こなた「合格」
キョン「何だって?」
こなた「いじらしい仕草を便利の一言で片付ける鈍感さGJ」
キョン「……ギャルゲー主人公ってそんなんだったか?」
こなた「今は男もツンデレの時代だよ」
キョン「そういうゲーム造ってるのは大抵男だろ。今も昔もツンデレは男の技術じゃないか」
こなた「――その発想はなかった!」

 

 

こなた「弁当は作らなくても、結婚の約束をしたり家に入り浸ってたりする幼馴染は?」
キョン「まず幼馴染自体がいない。てか、なぜ幼馴染にこだわる」
こなた「前の席の人、奥手そうだからそのあたりにしかフラグがないと思ってネ」
キョン「失礼な」
こなた「じゃあ他に心当たりはあるの?」
キョン「……ない」
こなた「ふふふ」
キョン「何勝ち誇ってやがる」
こなた「幼馴染がいないなら、お弁当は他属性のキャラに期待するしかないね」
キョン「いや、間に合ってる」
こなた「お弁当は主人公のステイタスの基本だよ。わかってないなあ」
キョン「……お前は俺をどうしたいんだ」
こなた「ギャルゲーの主人公にカスタマイズしたい」
キョン「いい迷惑だ!」
こなた「お弁当はとりあえず私が作るとして、あとは――」
キョン「人の話を聞けェェェ!」

 

 

国木田「さらりと流れたけど、さり気なくお弁当作る宣言してるよね」
白石「WAWAWA~」
国木田「……誰?」


こなた「あ、雨だ」
キョン「春先は仕方ないな」
こなた「傘持ってきてないんだよねー」
キョン「そりゃ災難だな」
こなた「……男子ってさ」
キョン「女子に優しくするもの、とか言うなよ。傘は渡さん」
こなた「傘忘れても、雨の中平気で走って帰るよね」
キョン「……まあな」
こなた「何で?」
キョン「何でって……あー」
こなた「私はブラが透ける心配がないからだと思うけど」
キョン「仮にも男子の前で堂々と言うなよ」
こなた「じゃあ男子の見解をお聞きしましょうかネ」
キョン「そりゃ、気持ちいいからじゃないか」
こなた「その心は?」
キョン「なんというか、ドラマみたいだし、濡れた方が気分いいときもあるだろうし」
こなた「ほうほう、つまり男はみんなロマンチスト、と」
キョン「自己陶酔しちまうんだろうな。雨の中走る俺カッコイー、とかさ」
こなた「あるある」
キョン「まあ、自分に酔える機会なんてそうそうないからな。大目に見てやってくれ」
こなた「うん。そういうわけなんで、さあ、傘をもらおうか」
キョン「 だ が 断 る 」
こなた「ころしてでもうばいとる!」
キョン「なにをするきさまー!」

 

 

国木田「相合傘で帰る…って発想はないのかな?」
白石「わざと避けてるんじゃないっスか?」
国木田「誰なんだキミは」

 

 

キョン「……」
こなた「……」
キョン「だからさ、譲るから。俺は濡れて帰るって」
こなた「昇降口まで来て何をしぶってるんだろねこの人は」
キョン「そりゃしぶるっての。相合傘なんて発想はねーよ」
こなた「だめだめ。ギャルゲ主人公は平然と『入ってく?』って誘うような天然ジゴロでないと」
キョン「主人公になった覚えはない」
こなた「――まったく。先が思いやられるネ」
キョン「安心しろ。俺がその道に走ることはない」
こなた「はいはい、そろそろ行きますよっと。アニメ見れなくなっちゃうじゃん」
キョン「あー……わかったよ、行けb」

つかさ「こなちゃーん!いっしょにかえろー」

キョン「――ああ、友達か。良かったな、そっちに入れてもらってくれ。じゃあな」
こなた「うん、じゃあね」
かがみ「おっす……ってあれ、さっきの人って」
こなた「前の席の人」
かがみ「まだそんな呼び方してるのか……」
こなた「よいしょっと」
つかさ「それ、折りたたみ傘?」
こなた「まあね。便利だよ、いらないときは仕舞っておけるから」

 


キョン「……くそ、雨気持ちいい……」


キョン「男は狼だ」
こなた「女はその狼を狙うマタギだよ」

 

 

こなた「んぅ~~~~ぅ~~~~~ぅ~~~~~」
キョン「寝不足か?」
こなた「昨日、世界をひとつ救ったばっかりだからね。美少女ゲームで」
キョン「やっぱりそれか」
こなた「ラブラブな最終決戦には、燃えて萌えたよ」
キョン「……そのテのゲームの女の子って、何で必ず戦いについていこうとするんだろ」
こなた「女心がわかってないなあ」
キョン「そうか?」
こなた「どんなに危険でも、惚れた男についていきたいのが女ってもんだヨ」
キョン「それこそ、男心がわかってない」
こなた「というと?」
キョン「惚れた女を危険な目に遭わせたくないのが男ってもんだ」
こなた「なるほど」
キョン「ああ」
こなた「ま、アニメや漫画の話だけどね」
キョン「……そうだな(えらく恥ずかしいことを言った気がする)」

 

 

キョン「女心と男心ねえ……少女漫画と少年漫画は相容れないってことか」
こなた「でも、最近は男の視点で見た少女漫画ってのもあるよ」
キョン「へえ……どんなもんなんだ?」
こなた「主人公は男子、世界の中心が女子って感じ」
キョン「ほう(なんだろう、デジャヴが)」
こなた「砕いて言えばギャルゲもその延長線だね」
キョン「……そうなのか」
こなた「なんで落ち込むの?」
キョン「いや……何か身に覚えが……何か申し訳ない様な……」
こなた「やっとギャルゲ主人公の自覚が出てきたね」
キョン「断固否定したい」

 

 

キョン「しかし…お前から女心なんて単語を聞くとはな」
こなた「失礼な。私を何だと思ってたんだか」
キョン「オタク」
こなた「その通り」
キョン「ツッコミなしかよ!」
こなた「女心なんか、ギャルゲやってれば大体把握できるって」
キョン「ダメな男の思考だぞ、それ」
こなた「やれやれ。すぐオタクを否定しにかかる……これだから女ってヤツは」
キョン「ツッコミどころ満載だぞ!」

 

 

かがみ「ホント、仲良いわねぇ」
白石「ポジションをとられてジェラシーっスか?」
かがみ「アンタ誰?」


こなた「何があっても『仕様です』の一言で済むんだから、

    クリエイターには良い時代になったもんだヨ」
キョン「パロディやオマージュが大手を振ってられるのもそのお陰なんだから、

    あまり言ってやるな」

 

 

キョン「中国にキャラをパクリ放題の遊園地があるらしいな」
こなた「さすが中国。日本にできないことをあっさりとやってのける」
キョン「いや、でも日本だって、言っちゃ悪いがパクリ文化だろ」
こなた「でもまるまるパクリはないじゃん。歴史好きな前の席の人らしくない反論だね」
キョン「ん……まあな」
こなた「パクっても改良してつき返すのが日本クオリティーってもんだヨ。国内でも然り」
キョン「なるほどな……いや、恐れ入った」
こなた「……『えむす●らんぶる』って例外もあるけどね」
キョン「何だそれ」
こなた「あー知らないならいいよ。知らない方が幸せってこともあると思うし」
キョン「……よくわからんが、大変なんだな」
こなた「大変ですよ」

 

 

こなた「女たらしってさー、エロゲジャンキーだと思うんだよね」
キョン「イメージ真逆な気がするが」
こなた「ゲーム漬けで感覚が麻痺してるから、選べるのは一人ってこと忘れてるんだよ」
キョン「二股以上かけられるほどのスペックの奴が、ギャルゲするか?」
こなた「プレイこそしなくても、存在を知らない男子なんていないよ」
キョン「……(反論できん)」
こなた「(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「……何だよ」
こなた「言葉に詰まったってことは……ニヤニヤ」
キョン「だから何だよ」
こなた「(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「……(この野郎!)」

 

 

こなた「仮面ライダー電王ってあるじゃん」
キョン「ああ、今やってるな」
こなた「あれってかなりギャルゲ向きだよね」
キョン「……予想斜め上で来やがったか」
こなた「1人のキャラで5回の攻略。何と画期的なシステム」
キョン「勝手にしてくれ」
こなた「でも同じキャラ絵じゃ飽きるかな」
キョン「声の人だって大変だろうに」
こなた「そこは性格ごとに違う人をキャスティングして……あ」
キョン「どうした?」
こなた「平野綾に全部任せてみるってのはどう?」
キョン「ちょwwwwwおまwwwww」

 

 

みゆき「たまにメタ視点のネタが混ざっているのはどうしてでしょう?」
白石「仕様です」
みゆき「そうですか~」
白石「……(ちゃんと反応されるのはオイシくないな)」


キョン「ゲームは1日1時間」
こなた「でも高橋名人はぜったい何時間もやりこんでるよね」

 

 

キョン「あ、始まった」
こなた「んー」
キョン「…………」
こなた「オープニングスキップしちゃだめじゃん」
キョン「ん、おお」
こなた「マイナーゲームでもいい歌使ってるときがあるからサ」
キョン「……なーんかデジャヴがする」
こなた「どの辺?」
キョン「映像の構成……あーこれ戦隊ヒーローのオープニングと似てるわ」
こなた「まあキャラ紹介が目的だからね、お互い」
キョン「あれ?この女の子、どっかで見た記憶が……」
こなた「マンガかラノベの挿絵じゃない?」
キョン「言われてみれば……ラノベのだな」
こなた「ラノベの絵師さんは、ギャルゲの作画やってる人も多いよ」
キョン「へえ、そうなのか」
こなた「うん。この人もすっかりラノベの方で有名になったけど、本業はこっち」
キョン「……なあ」
こなた「うん」
キョン「この人の絵って18禁には向いてn」
こなた「はいはいのい●たんの●ぢたん」

 

 

キョン「……(_゜」
キョン「……(ω= 」
キョン「……(_- 」
キョン「……(д′」
キョン「……(ー ̄」
キョン「……(∀`*」
キョン「……Σ(д゜」
キョン「……(д゜;」
キョン「……((((Д゜;)))ガクガクブルブル」


キョン「ギャルゲこわいギャルゲこわいギャルゲこわいギャルゲこわい」
こなた「ヤンデレに当たったか」

 

 

こなた「これが噂の妹さんか。なるほど、ギャルゲ街道まっしぐらだね前の席の人」
キョン「本人の前でその話題はよせ」
妹「だあれー?」
こなた「私はお兄さんの後ろの席の人だよ」
キョン「どんだけテキトーな自己紹介だ」
妹「高校生なの? 見えなーい、小学生みたい」
こなた「…………!」
キョン「お、おい」
こなた「おそろしい子!」
妹「きゃー怒ったー♪」
こなた「きさまのちはなにいろだー!」
妹「ひなんひなんー♪」
キョン「走り回るな俺の部屋に行くな人の話をきけェェェ!」

 

妹「こなちゃ~ん♪」
こなた「妹ちゃ~ん♪」
キョン「……(ガキどもめ)」

 

 

白石「(で、出番すらなしとは……はぁはぁ)グフッ」


こなた「ラブコメもので2人の仲が進展するのは、ネタに詰まったときなんだってサ」
キョン「……首絞めてるぞ、そのぶっちゃけは」

 

 

キョン「今日もチョココロネか」
こなた「『昨日もう食べたでしょ』ってネタは通用しないヨ」
キョン「やれやれ」
こなた「ムグムグ――は、はっ……」
キョン「?」
こなた「はーくしゅんっ!」
キョン「……」
こなた「……」
キョン「……」
こなた「……ゴメン」
キョン「……今度から、くしゃみするときは口に手をあててくれ」
こなた「そうするよ。ところで」
キョン「なんだ?」
こなた「顔に飛び散ってるチョコなんだけど、なめt」
キョン「チョココロネぐらい買ってやるから自重しなさい」

 

 

こなた「そういえば、他人にとられないようにすることを『つばをつける』って言うよね」
キョン「まあな」
こなた「そんなマネされたら本人以外は食べる気失せるだろうしねー」
キョン「逆に言えば、つばつけた以上は責任をとらなきゃならないんだけどな」
こなた「例えば?」
キョン「立ち読みで噴き出しちまったら、買わないと悪い気分になるだろ」
こなた「なるほどねえ」
キョン「ところでな」
こなた「うん」
キョン「このタイミングでその話題を出すか……」フキフキ
こなた「……マジ、すんませんした」

 

 

こなた「前の席の人、前の席の人」
キョン「なんだよ」
こなた「にらめっこしましょ、あっぷっぷ」
キョン「ちょっ……;`;:;`(゜ж゜;)ブフォ!!」
こなた「……」
キョン「……すまん」
こなた「つばつけたね?」
キョン「なっ!?」
こなた「責任……とってね?(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「待て待て待て待て待て待て待て待てェェェ!」

 

 

白石「こなキョンらしくないほど甘いっスねぇ」
かがみ「互いにつばをかけ合う展開がか……?」
白石「ま、こういうことしても『なかったこと』に出来るのがこのジャンルの強みですよねw」
かがみ「うかうかしてると、あんたの存在ごと『なかったこと』にされるわよ」
白石「WAWAWAっ!?」


キョン「純粋なオタクっているのかよ」
こなた「不純が100%なら、それは純粋だと思う」

 

 

こなた「『バベル』って観た?」
キョン「観たが……うかつに『観た』とは吹聴できない映画だった」
こなた「どして?」
キョン「『どうだった?』と訊かれても、説明が難しい」
こなた「ふっふっふ」
キョン「何だよ」
こなた「いや、この時期だけはオタクの方が勝ち組だなーっと思ってネ」
キョン「どういう意味だ?」
こなた「しんちゃんとコナンは毎年あるし、今年は実写版鬼太郎まであるってことさ」
キョン「……(そう言われると、そっちのが良かったと思えてくるから不思議だ)」

 

 

キョン「でもお前、前に『実写版は邪道』とか言ってなかったか」
こなた「漫画やアニメのはね。二次元の萌えをなめるなっての」
キョン「左様ですか……」
こなた「でもさ」
キョン「でも、何だ?」
こなた「なっちゃった以上は、私は観るよ。叩きもマンセーも、観てからやらないと」
キョン「ほう……」
こなた「市民権を得始めてる今、オタクは『まずは受け容れること』が必要だと思うんだよネ」
キョン「…………」
こなた「どしたの、前の席の人」
キョン「いや、いろいろ考えてるんだなあ、と何か感動してる」

 

 

こなた「オタク文化はメジャーになったけど、弊害もあるんだよネ」
キョン「今日はやけに熱く語るな」
こなた「テレビでよくやる特集。あれ、絶対に叩く対象に祭り上げようとしてるじゃん」
キョン「夕方の番組とか特にな」
こなた「こっちとしては、そっとしておいて欲しいのに」
キョン「……日頃からオープンなお前の言う台詞か、それが」
こなた「メディアで取り上げてまで晒すなって話だヨ」
キョン「まあ、な」
こなた「――でも、最近はちょっと気が楽かな」
キョン「そりゃ良かったじゃないか」
こなた「明らかに香ばしいのが出てくると、やらせにしか見えないからねー」
キョン「……シャレにならんな」

 

 

白石「今回は和やかとは程遠い会話でしたね……」
●<そう思って、もうひとつ用意してあるんですよ
白石「誰っスかあなたは!?」
●<その言葉、そっくりそのままお返ししますふんもっふ!
白石「アッー!」


※微糖注意

 

キョン「さて昼飯……ノォーーーーウッ!?」
国木田「どうしたんだい?」
キョン「ない!俺の弁当の中身がごっそり消えている!」
白石「な、なんだってー!?」
キョン「誰だお前は―――とにかく、犯人はわかってる」
こなた「(=ω=.)」
キョン「そこの余裕かましてるお前。犯人はあんただよ!」
こなた「ふふふ……証拠はあるのかね、キョン田一少年」
キョン「俺が席を外していたとき、弁当を狙うチャンスが最もあったのは後ろの席のお前だ」
こなた「……」
キョン「それにいつもならこの時間、お前はチョココロネをぱくついているはずだ」
こなた「……」
キョン「しかし今日は手ぶら……そりゃ、食べるにも食べられないだろうさ」
こなた「……」
キョン「なぜなら!俺の弁当を美味しく頂いたあとなんだからな!」
こなた「……おしいね。実におしいよキョン田一くん」
キョン「なに?」
こなた「キミは大事なことを忘れてるよ。私だって女の子、ダイエットくらいするさ」
キョン「ぐっ…(何が女の子だ、と突っ込んでやりたいが、人として自重すべきだ)」
こなた「そんな前の席の人には残念賞としてこの弁当を進呈します」
キョン「……は?」
こなた「手作りだからねー。味わって食べてねー(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「……ど、どうも」
こなた「さて、私は一眠りするよ」
キョン「そうか」
こなた「早弁したから眠くて眠くて」
キョン「やっぱ食ったろテメェ」
こなた「……ゴチニナリマシタ」

 

 

こなた「……もし、さ」
キョン「ん?」
こなた「前の席の人の、大事な人がいなくなっちゃうって知ったら……どうする?」
キョン「なんだそりゃ」
こなた「どうする?」
キョン「いなくなるような奴はいない」
こなた「………」
キョン「何かあったのかよ」
こなた「……ねえ、どうする?」
キョン「そうだな……できるだけ、そいつの願いをかなえてやろうとする、かな」
こなた「何にもしなくていいって言われたら?」
キョン「……最初はそれでいいと思うだろうが、結局連れまわしちまうだろうな」
こなた「何で?」
キョン「そっちはそれで良くても、こっちは思い出が欲しくなるだろうから」
こなた「ふうん……」
キョン「何でまたそんなこと聞くんだよ。気まぐれか?」
こなた「いや、一応理由があるといえば……ある、かな」
キョン「……なんだよ」
こなた「………………実はさ」
キョン「……お前、まさか――」
こなた「鬱ゲーにはまっちゃったんだゼ Σd(=ω=.)」
キョン「 表 に 出 ろ 」

 

 

こなた「おいーす」
キョン「……俺の自転車の荷台から降りろ。話はそれからだ」
こなた「いやなに、今日は前の席の人に特訓をつけてやろうと思ってね」
キョン「何のだ。筋トレとかなら間に合ってるぞ」
こなた「チッチッチ。近い将来、彼女ができたときのための二人乗りの特訓さ」
キョン「……いらん」
こなた「えー、二人乗りぐらいできないと格好悪いよ」
キョン「二人乗りは犯罪だ。それに、後ろに人を乗せるとバランスとるの難しいんだぞ」
こなた「まるでやったことあるような言い方だネ(=ω=.)」
キョン「ほら、どいたどいた」
こなた「はーい」
キョン「まったく……じゃあn」
こなた「それいけ、前の席の人!」
キョン「お、ま、待てっ……て!」
こなた「このよろめき、やっぱ初乗りだね。ダメだよ知ったかぶりしちゃあ(=ω=.)」
キョン「……いや、これなら行ける」
こなた「ほんとだ、うまいもんだネ」
キョン「前に乗せた奴より、お前が小さすぎたからな。慣れなくて手間取った」
こなた「……」
キョン「どうした?」
こなた「え、なに? 前に乗せたことあるって……マジ?」
キョン「まあな」
こなた「…………ふうん」
キョン「痛い痛い痛い痛いそこは首だ」


こなた「クロスオーバーの難しいところは、両方を立てなきゃいけないところだね」
キョン「どっちかはダシになる運命なんだけどな」

 

 

キョン「行ってきます! …まずい、遅刻ギリg」
こなた「(=ω=.)」
キョン「……何してる?」
こなた「おはよう前の席の人」
キョン「ああおはよう。で、何してる?」
こなた「前の席の人が飛び出して来るのを待ってたんだよ。パンくわえて」
キョン「そうか。それでどうなる?」
こなた「正面衝突するね。パンくわえて」
キョン「……それ何て漫画」
こなた「殺伐とした現代に、こんな和やかなイベントがあってもいいと思うんだよね」
キョン「全然和やかじゃねえよ。遅刻決定だし」
こなた「衝突と遅刻はセットのイベントだよ。きちんと発生させたら先生も許してくれるって」
キョン「何のシチュを再現したいのかは知らんが、現実は厳しいぞ」

 

 

こなた「結婚相手のお父さんに言う台詞の定番は『娘さんを僕にください』だよネ」
キョン「そうだな」
こなた「じゃあさ……婿入りするときはどう言うの?」
キョン「そりゃ……ん?婿入りって……同居だから、もらっていくわけじゃないし……うーん」
こなた「(=ω=.)」
キョン「『僕をもらってください』じゃないか?」
こなた「そうかな?」
キョン「それぐらいしか思いつかない」
こなた「ふうん。でもさ、それを言う相手……お義父さんだヨ?」
キョン「!?」
こなた「へー、前の席の人はアッチの趣味もあるんだ(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「謀ったな!」
●<もちろん喜んでいただきまs
キョン「古泉自重しろ」

 

 

白石「みなさんも婿入りするときは『僕をもらってください』なんt」
●<来る者は拒まず。喜んでいただきます
白石「アッー!アナルだけは!アナルだけは!」


こなた「らき☆すたはキャラが少ないから、キャラソン個別で出し尽くしたらデュエットかな」
キョン「ウチも二期が始まったらやりそうだな、デュエット」

 

 

こなた「仮面ライダー電王の挿入曲がアニメのキャラソンっぽい件について」
キョン「何だ急に……詳細を頼む」
こなた「主役の人と各フォームの声優さんとのデュエットなんだけどさ」
キョン「ほう」
こなた「タイトル同じ、サビ歌詞同じで、ハレ晴れユカイの個人verを思い出したネ」
キョン「立場が微妙なのでいまひとつツッコミできん」
こなた「いやさ、びっくりしたよ。急に演歌が流れたときには」
キョン「凄いことになってるんだなw」
こなた「前の席の人のキャラソン聴いたときと同じ衝撃だったヨ(=ω=.)」
キョン「……それは、どう考えても褒められてはいないよな?」

 

 

キョン「キャラソンか……本職の歌手じゃないのに歌えるのか?」
こなた「前の席の人が言えた話じゃないじゃん(=ω=.)」
キョン「そこには触れるな」
こなた「最近はキャラソンデビューも込みで声優さんが育ってるみたいだから

    割と安心して聞けるよ」
キョン「そうなのか」
こなた「まあ、歌がうまいに越したことはないけど、どうってことないかな。

    キャラソンだから買うんだし」
キョン「えーと、つまり?」
こなた「大事なのはそのキャラらしいか、掘り下げがしてあるかってことだよ」
キョン「なるほど」
こなた「仮に歌唱力が低くても、キャラを活かしたネタに走るってテもあるしね」
キョン「……おい、そr」
こなた「日常を壊すなよ~♪(=ω=.)」
キョン「コノヤロウ!」

 

 

こなた「~~♪」
キョン「……(これ見よがしに鼻歌なんかしやがって)」
こなた「~~♪」
キョン「転ぶぞ」
こなた「~~♪」
キョン「寝るな、まだ前半だぞ」
こなた「~~♪」
キョン「はい、急げ」
こなた「~~♪」
キョン「爆発寸前」
こなた「~~♪」
キョン「早くいく―――」
こなた「……」
キョン「……」
こなた「なーんで、やめちゃったのかな?(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「いや、女言葉には……抵抗がある」

 

 

白石「みなさんも歌うとき、ハルヒの台詞だけとばしたりしてません?」
谷口「ところでラン●ィスさん、キャラソン第10弾・谷口はいつなんだぜ?」
白石「あ、うっかり伏字なんか使うと―――」
●<お察しの通り、乱入です♪
白石・谷口「アッー!共存の道だけは!共存の道だけは!」


こなた「ツンデレは推理小説だ」
キョン「それはねーよ」
こなた「いやいや、当たらずとも遠からずだと思うヨ。

    ツンデレも犯人も隠し事してるのは同じなんだし」
キョン「秘めてるモノの差がありすぎるだろ」
こなた「まあね。でも、ストーリーのプロセスは一緒じゃない?」
キョン「そうか?」
こなた「ツンデレの恋心を見抜いてめでたしなのがラブコメ。

    犯人のトリックを見抜いてめでたしなのがミステリ」
キョン「その発想はなかった!」
こなた「ツンデレ探偵とかやったらイケると思うんだけどなー」
キョン「何でも探偵にすりゃいいってもんじゃねーぞ。2時間サスペンスじゃあるまいに」
こなた「ジャンルは本格萌えミステリー」
キョン「……萌えとかついてる時点で、本格とは程遠い気がするが」
こなた「ツンツンしながら捜査し、最後の謎解きで犯人にデレる」
キョン「デレてどうする」
こなた「事件を隠匿する。こいつは萌えだネ Σd(=ω=.)」
キョン「それじゃあダメじゃねーか!!」

 

 

こなた「ところで、ツンデレってどうすればいい?」
キョン「……は?」
こなた「ツンデレってどうすればいい?」
キョン「なんで俺に聞く?」
こなた「前の席の人はツンデレだって、その筋では有名だよ」
キョン「どの筋だか……妄言はカンベンしてほしいもんだ」
こなた「……ふむ」
キョン「なにが、ふむ、だ」
こなた「かがみもそうだけど、ツンデレラーってのは無自覚が多いみたいだネ」
キョン「認定するなっての」
こなた「はいはいツンデレツンデレ」
キョン「なんでもかんでも言えばいいと思ってやがるな」
ハルヒ「ちょっとキョン!さっさと部室に来なさいよ!」
こなた「お、初登場」
キョン「わーってるって。今は話してるんだからちょっと待ってろ」
ハルヒ「……」
こなた「はろー」
ハルヒ「すぐに来い。3分以内。じゃあね」
キョン「……やれやれ」
こなた「一応、私に気を遣ったのかな」
キョン「多分な。あいつも丸くなったもんだ……あと少し静かになりゃ(ry」
こなた「(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「何だよ」
こなた「真性のツンデレだよ、前の席の人は」

 

 

キョン「ツンデレと聞いて、ふと思ったんだが」
こなた「ふと思ってる時点でオタクっぽいよ」
キョン「やかましい――アレ、もともとは『最初はツンツン、親密になるとデレデレ』

    って意味だったんだろ?」
こなた「まーね」
キョン「つまり、物語の最初から最後まで通さないと、

    属性がツンデレだと判断できなかったわけだ」
こなた「うんうん」
キョン「それに比べて、最近のツンデレってスパンが短くないか?」
こなた「どゆこと?」
キョン「昔のは『前半はツン、後半はデレで固定』で普通だったのに、

    今じゃ『時にツン、時にデレ』になってる」
こなた「要するに、ひとつの作品の中で何回もツンとデレの逆転が起こっている、と」
キョン「そうだ」
こなた「ま、そうでもしないとキャラの好感度にも関わるしね。

    ツンばっかじゃ嫌な奴になっちゃうし」
キョン「なんか、属性に振り回されてる感じがするな」
こなた「きちんと明文化されちゃったことの弊害だネ」

 

 

かがみ「あいつら……そこまで考える脳があるなら少しは学業に力を回しなさいよ」
白石「ウホッ、いいツンデレ」
かがみ「ツンデレじゃない!」
白石「あっ、これは痛い!全くデレがないとわかりきってるツンは耐えられない!」
かがみ「……ほどほどにしとけ」
白石「あのー……それで、そろそろ……」
かがみ「あ、そうそう。あんた誰?」
白石「(そ、それを待っていた……はぁはぁ)グフッ」
かがみ「……ほんと、ほどほどにしとけ」


キョン「……zzz」
こなた「…………」

    ~●←ホクロ

こなた「……(ホクロから、毛)」
キョン「……zzz」
こなた「…………」

~ ブチッ Σ●<アッー!

キョン「アッーーーー!!?」
こなた「あ、ごめん」
キョン「何だ、何しやがった?」
こなた「首筋のホクロから毛が生えてたんで、つい」
キョン「そんなのあったのか」
こなた「いやー。そういうのって抜きたくなるよね」
キョン「他人のを無断で抜くなよ」
こなた「お詫びとして、捨てずにとっておくヨ」
キョン「それのどこがお詫びだ」
こなた「まあ、何? 幸運のお守りってやつ?」
キョン「……お前に幸運を抜き取られた俺はどうなる」
こなた「まあ私はラッキースターの看板を背負っちゃってるわけだし」
キョン「憂鬱とかネガティブな看板を背負っちまってる俺へのあてつけかッ」

 

 

こなた「ときに前の席の人。実は私の泣きボクロは星型だったりするんだよ」
キョン「ほう」
こなた「見たい?」
キョン「いや別に」
こなた「ほらほら」
キョン「だからいいって」
こなた「ほらほらほら」
キョン「ちょ、おま」
こなた「むぅ~~~~~~~~~~~~~~」
キョン「顔が近いんだよ気色悪い」
ハルヒ「……そんなに幸運が欲しいなら少し注入してあげよっか?」
キョン「何を言い出す」
ハルヒ「じーーーーーーーーーーーーーーー」
キョン「おい……」
こなた「むぅ~~~~~~~~~~~~~~」
ハルヒ「じーーーーーーーーーーーーーーー」

キョン「 暑 苦 し い 」

 

 

キョン「お前、何が星型だよ。てんで普通じゃないか」
こなた「そういう方がステキやん」
キョン「まったく、朝比奈さんじゃあるまいに」
ハルヒ「え? みくるちゃんってホクロあったっけ」
キョン「ああ、胸に星型のホクロが―――」
ハルヒ「(#^ω^)ビキビキ」
キョン「―――あ……る……とか、なんとか……」
ハルヒ「見たの?」
キョン「い、いやっ……聞いたんだ、本人から」
ハルヒ「へー、ホクロの秘密まで教えちゃう仲なんだ」
キョン「どういう解釈だっ!?」
こなた「(=ω=.)ニヤニヤ」
キョン「……あー、ニヤニヤしてないで、助け舟を出してくれないか」
こなた「ハルにゃんや。前の席の人がみくるさんにフラグを立ててるなんてのは誤解だよ」
キョン「そうそう」
こなた「もう自転車で2ケツする人がいるぐらいだからネ」
キョン「こいつ泥舟出しやがった!」
こなた「誰なんだろねー。私より先に乗せちゃった人って」
キョン「貴様、勝手に乗った分際で!」
ハルヒ「(#^ω^)ビキビキビキビキビキビキビキビキ」
キョン「ちょ、首はナシ!ナシだ……って……グフッ」

 


●<お察しの通り、ホクロです♪
白石「アッー!お約束だけは!お約束だけは!」


こなた「今日はこなキョン分が多いので、別方向に走ってみましたよっと」
キョン「正直、『こなキョンの憂鬱』の設定には本気で感心してる」
こなた「それにしても……前の席の人、何人斬りする気?」
キョン「 何 の 話 だ 」

 

 

かがみ「あ、前の席の人」
キョン「キミまでそう呼ぶか」
かがみ「冗談よ。こなたとは仲良くしてくれてるの?」
キョン「まあな……てかそれ、妹を心配する姉みたいな口調だぞ」
かがみ「こなたが妹? カンベンしてよね、あんな面倒なの」
キョン「はいはい。いつもながら厳しいことで」
かがみ「……あんたも、そう思う?」
キョン「何を?」
かがみ「私が……厳しいって」
キョン「あー、泉がそう言ってるな」
かがみ「なっ、あいつ広めてるのかよ!」
キョン「いや、たまにぽろっと愚痴る程度だから大目に見てやってくれ」
かがみ「……それで?」
キョン「ん、ああ。正確には『凶暴だ』といってるんだが」
かがみ「そうじゃなくて!」
キョン「!?」
かがみ「私のことどう思ってるかって!」
キョン「あ、ああ……」
かがみ(まずっ……ストレートすぎたか?)
キョン「正直、ありがたく思ってるよ」
かがみ「そ、そう?」
キョン「何ていうか……いっしょにいて、安心する」
かがみ「えっ――それっt」
キョン「背中を任せられる男友達のポジションだな」
かがみ「…………」

 

 

キョン「授業の後始末を任されるとは、まったくツイてない」
つかさ「しょうがないよ。前の席の人、日直でしょ?」
キョン「まあな。手伝わせて悪いな……泉のヤツ、さっさとバックレやがって」
つかさ「あはは。私のことは、こなちゃんの代わりだと思って気にしないでね」
キョン「……疲れたか?」
つかさ「平気だよぅ」
キョン「そうか、じゃあ休憩しよう」
つかさ「へ、平気だってば」
キョン「すまん、俺が疲れた」
つかさ「えっ……大丈夫?」
キョン「……すまん、ウソだ」
つかさ「もう、ひどいよぅ」
キョン「そうでもしなきゃ、お前は休んでくれないだろ」
つかさ「あ……」
キョン「気を遣いすぎだぞ。疲れがすぐ顔に出るってのに」
つかさ「う、うん……」
キョン「できる人になるってのは無理するのとは違う。自分のペースを保たないと」
つかさ「うん……でもね、ダメな子って思ってほしくなかったんだ」
キョン「まあ、確かに思わんでもないが……

    それがどうでもよくなるくらい、いいところも知ってるぞ?」
つかさ「そ、そうかな?」
キョン「無理に飾らなくても、俺は今のお前がいいと思う」
つかさ「ありがとう……でも、ごめんなさい。私、いつも迷惑かけてばっかりで」
キョン「俺はそれほど迷惑とは思ってないぞ。

    だから『できる人』になれるまでいつでも迷惑かけてくれ」
つかさ「……ごめんね。あと、ありがとう」
キョン「なあに、妹と同じと思えばなんともない」
つかさ「…………」

 

 

みゆき「今日はすみません……」
キョン「いや、付き添いぐらいどうってことないさ。しかし……」
みゆき「なんでしょう?」
キョン「高良さんが、歯医者が苦手だったとはね」
みゆき「あぅ……お恥ずかしい限りです……」
キョン「あ、いや。からかったわけじゃないんだ」
みゆき「ご迷惑ですよね?」
キョン「そんなことはない。俺は嬉しいよ」
みゆき「え?」
キョン「正直、高良さんって完璧超人みたいなイメージがあったからな」
みゆき「よく言われます」
キョン「一緒にいると、俺がいる意味あるのかなって自信なくしそうだったんだけど」
みゆき「すみません……」
キョン「でも、俺でもフォローできることがあるってわかったら、少し楽になったよ」
みゆき「……そう、ですか」
キョン「できればこれからも頼りに……っと。

    悪い、さすがにこれ以上弱点は晒したくないよな」
みゆき「うふふ。ではお言葉に甘えさせてもらいます。

     困ったときは、助けてくださいね?」
キョン「いや、高良さんが困ることってそうはないだろ」
みゆき「そんなことありませんよ」
キョン「ま、俺にできるのは泉や柊妹の世話を焼くことだけかな。そっちは任せてくれ」
みゆき「…………」

 

 

こなた「フラグを立てながらも即座に折ることを忘れない……ぐっじょぶだネ」
キョン「妄想で人をジゴロに仕立て上げるのはやめてくれ」
こなた「ところで4レスとかいっときながら、これで5レス目な件について」
キョン「あー、このスレには『改行エラー』という魔物が棲んでいてな(ry」

 

 

●<アナルスレの唯一神参上!けしからん甘さです、急いで酸味を追加しなくては!
白石「アッー!こんな出番だけは!こんな出番だけは!」


こなた「今日は予想外に暑くてのどが渇いちゃってね」
キョン「そうかい」
こなた「自販機でジュースでも買おうと財布を開けたら」
キョン「ふむ」
こなた「なんと10円足りない」
キョン「そりゃ残念」
こなた「いや、厳密に言えばあるんだよ」
キョン「どういうことだ?」
こなた「千円札とか百円玉なら充分ある。でも10円玉は1枚のみ。あとは5円と1円だけ」
キョン「それがどうした」
こなた「ジュースはだいたい120円で、自販機は5円玉使えないじゃん」
キョン「そうだな」
こなた「たかが10円のために百円崩すのって、負けた気がしない?」
キョン「……そうか?」
こなた「これはね、グッズを買うためのお金を無駄遣いするな

    という神のお告げだと思ったよ」
キョン「ほう」
こなた「と、いうことで」
キョン「うん」
こなた「さあ、ジュースをおごってもらおうか」
キョン「何でそうなる」

 

 

かがみ「今日は予想外に暑くてのどが渇いちゃってさ」
キョン「そうかい」
かがみ「自販機でジュースでも買おうと財布を開けたら」
キョン「ふむ」
かがみ「なんと10円足りなかったのよ」
キョン「……デジャヴ?」
かがみ「これは無駄にカロリーを摂るなっていう戒めだと思ったわ」
キョン「そういう考え方もあるか」
かがみ「そう、これは戒めなのよ」
キョン「?」
かがみ「神のお告げよ……そうに違いない……だって私は巫女……」
キョン「飲みたいんなら、おごるぞ?」
かがみ「……バカ!」
キョン「!?」
かがみ「バカぁぁぁぁぁぁぁ」グスッ
キョン「何で泣く」

 

 

つかさ「今日は予想外に暑くてのどが渇いちゃって」
キョン「そうかい」
つかさ「自販機でジュースでも買おうと財布を開けたら」
キョン「ふむ」
つかさ「小銭がうまくとれなくて……」クスン
キョン「……この暑い中、ずっとそこに立ってたのか」
つかさ「うぅ……暑いよぅ」
キョン「……代わりに買うよ。どれがいい?」
つかさ「待って、今とれそ―――あっ」
キョン「…………」
つかさ「…………うっ」
キョン「泣くな。拾うの手伝うから」
つかさ「うっ、うっ……ごめんね、私がおごるからね」
キョン「いいよ。不憫すぎてたかる気になれん」
つかさ「あっ、でも、ひとつしか買えない」
キョン「だからいいって」
つかさ「でもお礼はしなきゃだし……でもそれじゃ間せt――あわわっ」
キョン「おーい……」

 

 

みゆき「今日は思っていたより暑いですね」
キョン「そうかい」
みゆき「……」
キョン「……」
みゆき「……」
キョン「……自販機でジュースを買ってみる、というのは?」
みゆき「あ、その発想はありませんでした」
キョン「言いだしっぺだし、良ければおごるけど」
みゆき「いえ、そんな……あ、それなら」
キョン「なにか?」
みゆき「ひとつのジュースをふたりで分け合うというのは、いかがでしょう?」
キョン「……(゜д゜;)」
みゆき「どうかなさいました?」
キョン「い、いや(危なっかしいなこの人……)」

 

 

白石「いやあ、暑くなってきましたねえ」
●<カルピスでもいかがですか?
白石「嫌な予感がビンビンするので結構です」
●<うほーん


ハルヒ「……」
かがみ「……」
ハルヒ「……あのちっこいのもそうだけど、なぜか他人の気がしないわ」
かがみ「なんでだろ……」
キョン「お前もか。実は俺も以前から……」
かがみ「……な、なによ」
キョン「お前を見てると、何だか安心するというか、しかし歯痒いというか」
こなた「それは恋だよ」
かがみ「――――!!」ズキューン!!
キョン「マジでか」
こなた「んなわけねーだろwww」
キョン「そうか」
かがみ(踊らされた……orz)

 

 

ハルヒ「……でも、冗談抜きでシンパシーを感じるわ」
こなた「それはね。私とかがみんを足して2で割ればハルにゃんになるからだよ」
ハルヒ「人を人造人間みたく言うなっ!」
こなた「ベースはかがみ、エキセントリックさと声が私」
キョン「ああ、なるほど」
ハルヒ「ちょ……納得すんな!」
こなた「んじゃ、実際に私がかがみに声をあててみようか」
かがみ「え?」
こなた「はいはいこっちこっち」
キョン「何で俺の前に寄越す」
かがみ「え、えーと……」
こなた「ハルヒ声で)ちょっとキョン!あたしを食べt」
ハルヒ「やめてぇぇぇぇぇ!」
こなた「うひょひょー」
かがみ「おま……これわざわざ私に声を当てる必要ないだろ」
キョン「…………これはキた」
かがみ「えっ……」

 

 

こなた「あばよとっつぁ~ん」
ハルヒ「待てぇーい、ルパ~ン!」
キョン「無駄に走るなよ」
かがみ「転ぶわよ」
キョン「……ああ、そうか」
かがみ「何よ」
キョン「いや、お前に感じていたものの正体に気がついた」
かがみ「うっ―――だからって何でこっち見るの」
キョン「こうしてみるとすぐわかるのに、今まで気づかなかったのが不思議だぜ」
かがみ「……何なのよ、それって」
キョン「ツッコミスト同士のシンパシーって奴だろうな」
かがみ「似たもの同士ってことか。あ、相性良さそうね」
キョン「そうだな。でもボケがいないと成立しないし、そろそろ迎えに行くか」
かがみ「…………」

 

 

こなた「そういや前の席の人、いつの間にかかがみを『お前』って呼ぶようになってる」
キョン「ん、そうだな。まあ、親密さの表れってやつだ」
こなた「ぞんざいに扱うのが愛情表現って、このツンデレめ」
キョン「うるさい」
かがみ(これがツンデレか……)
ハルヒ「その割に、みくるちゃんにはずいぶんと気を遣うじゃない」
キョン「そりゃお前、朝比奈さんには嫌われたくないからな」
ハルヒ「……つまりあたしとかには嫌われてもいいと(#^ω^)ビキビキ」
キョン「お前は普段から俺を嫌ってるだろうに」
ハルヒ「……ふん!」
キョン「悪い悪い、冗談だよ」
ハルヒ「じゃあ、本当は?」
キョン「確信ってわけじゃないんだがな。

    無愛想に接しても、簡単に仲がこじれる気がしないんだ」
ハルヒ「……あっそ。でも、いつまでも楽観視してると痛い目みるわよ」
キョン「へいへい、肝に銘じておきますよ」


こなた「すごく……ツンデレです……お互い」
かがみ「なんというプレッシャー……」


こなた「メッセージ性で、アニメ関連に敵う歌はないよ」
キョン「確かに最近の歌詞は中身がないとは言われてるが、そこまでは……」
こなた「こちとら世界観の説明、登場人物の紹介、前座の盛り上げ役を

    一気に請け負ってるんだよネ(=ω=.)」

 

 

こなた「ktkr」
キョン「このイントロ……案外メジャーなとこついてきたな」
こなた「これなら前の席の人もいっしょに歌えるでしょ」
キョン「ん、まあな」

 

 

『ハレ晴れユカイ 泉こなたver.(コーラス:キョン)』

 

 

こなた「ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かすより おかずはチョココロネだよね」
キョン「何の話だ」
こなた「wktkしたいと願いながら過ごしてたよ」
キョン「かなえてくれたのは」
こなた「二次元」
キョン「おい!」
こなた「時間の果てまでBoooon!」
キョン「(乗り遅れたorz)ワープでループなこの」
こなた「二次元」
キョン「しつこい!」
こなた「何もかもを巻き込んだ妄想で―――遊ぼう♪」
キョン「はぁ……」
こなキョン「アル晴レタ日ノ事」
こなた「リアル以上のユカイと限りなくひきこもる 不自由はないサ」
キョン「ちょ、おま……明日また会うとき」
こなた「笑いながらうたた寝」
キョン「起きろ」
こなた「特典を集めよう カンタンなんだよこ・ん・な・の」
キョン「財布見てみろ、財布」
こなた「追いかけてね」
キョン「はいはい」
こなた「ついてこれるか」
キョン「アーチャー!?」
こなキョン「大きな夢&夢」
こなた「ぐっじょぶ」

 

 

キョン「お前、まじめに歌う気ないだろ」
こなた「普通に歌ってここのスレの人たちが納得するとでも?」
キョン「わかった。わかったからメタネタはよせ」
こなた「ほら、間奏終わるよ」

 


キョン「イロイロ予想が出来そうで出来ない未来」
こなた「それでも何とかなるでしょ」
キョン「テキトーだな……キラキラ光って」
こなた「オタクたちの心奪う」
キョン「;`;:;`(゜ж゜;)ブフォ!!」
こなた「二次元が希望をくれると」
キョン「それは希望か……!?」
こなキョン「時間に乗ろうよByuuuuun!」
こなた「チープでクールな年頃だもん 寂しがっちゃ恥ずかしいよなんてね 言わせて」
キョン「まともだな……」
こなた「ネトゲにつないだら向かうとこ無敵でしょ」
キョン「気のせいだったorz」
こなた「輝いた瞳ならずっと俺のターン」
キョン「俺のツッコミ力はとっくに0だ!」
こなた「上だけ見ていると現実思い知る」
キョン「がんばれ、ちびっこ」
こなた「『変わりたい!』ココロから強く思うほどみwwなwwぎwwるww」
キョン「ファイト!」
こなた「走り出すよ 後ろの人も おいでよニヤニヤするでしょ」

 

 

こなた「どれ、最後ぐらいマジメに歌おうかな」
キョン「じゃあツッコミもやめよう」
こなた「替え歌をやめる気はさらさらないけどね(=ω=.)」
キョン「……勝手にしてくれ」

 


こなた「Boooon! ワープでループなこの日常
    何もかもを巻き込んだ妄想で遊ぼう
    アル晴レタ日ノ事
    魔法以上のユカイと限りなくひきこもる 不自由はないサ
    明日また会うとき笑いながらまたーり
    嬉しさを集めよう カンタンなんだよこ・ん・な・の
    追いかけてね つかまえてみて 大きな夢&夢 好きでしょ?」

 


こなた「ふう」
キョン「カラオケで替え歌とは……よくやるぜ」
こなた「アニソンシンガーの役目は、場のあっため役だからね。

    これくらいおちゃらけた方がいいんだヨ」
キョン「……俺とお前しかいないわけだが」
こなた「あ、もちろん私はアニソンしか歌わないから」
キョン「げっ!5曲先までびっしりだと!?」
こなた「早く曲いれないとアニソン三昧になるよ(=ω=.)」
キョン「この間もう終わったでしょ」
こなた「こなー」

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