毎週のように実施されるSOS団の不思議探索で
また恒例のように遅刻の罰金としてメンバーへの
おごりを実施させられている俺の財布は
もはや健康的なダイエットから、国連の支援要請の
受け入れを検討せざるをえない状況になりはじめていた
 
ここで俺は日ごろ疑問に思っている事項について
直接本人に問い合わせることにした


 
【長門編】
 
キョン「なあ、長門」
長門「なに」
キョン「お前、この世界での生活費とかってどうしているんだ、なんとか体から仕送とかあるのか」
長門「問題ない」
長門「情報操作は得意」
キョン「情報操作って、おい」
長門「大丈夫、この国の経済に対して深刻な影響を与えるような操作はしていない」
キョン「・・・」
長門「この国の宝くじには約2%ほど、当選後の引き取りのないものがある」
長門「その中から話題にならない程度の額を都合している」
長門「ちなみに昨年1年で4億円ほど調達した」
キョン「そ、そうか なら問題ないな」
長門「ない」
 
長門はすっごい金持ちかもしれない


 
【朝比奈みくる編】
 
キョン「朝比奈さん、質問があります」
みくる「なんですかぁ」
キョン「朝比奈さん、こっちでの生活費っていったいどうしているですか」
みくる「ふふ、禁則事項です、あっでもお金の話は両親にまかせっぱなしですから」
キョン「え、ご両親って」
みくる「私も普通の人間です、ただ未来の時間平面からきているだけです、だから当然
両親もいますよ、なんか私が心配とかいって、しょっちゅうこの時間平面にきてますよ」
みくる「そういえば、この週末おとうさんは、中山がどうとかいってましたけど?」
 
競馬かよって、未来人がそれって反則ではないかい



 
【古泉一樹編】
 
キョン「古泉、おまえにも話はある」
古泉「も、ということは、あのお二方にはもう聞かれているんですね」
キョン「いや、その話じゃなくて、お前アルバイトでどのくらい稼いでいるんだ」
古泉「ああ、その話でしかた」
キョン「顔が近い」
古泉「たしかにそれなりの金額を機関からもらっています、しかし、不思議だとはおもいませんか
閉鎖空間の対応はいわばこの世界の防衛戦争です、しかも対処療法です、僕たちがいくら
閉鎖空間の対応しても、それだけでは、経済的価値はなんら生み出しません、なにしろ、海のもの
とも山のものともわからない被害を防いでいるだけですからね、出来て当然なんです」
キョン「でも機関にはスポンサーがいるんだろ」
古泉「そこです、では彼らはなぜ機関のスポンサーになっているんでしょうか?」
キョン「しらんがな」
古泉「力ですよ、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、彼女たちのとんでもない力は、いわば
オーバーテクノロジー、現在の科学技術水準では、とうてい到達できないものばかりです
この技術の一端でも手にできれば、そうですね、向こう1世紀分ぐらいは、有利になる、そんな
ものなんです、機関は現在そんなどろどろした世界にどっぷり首までつかっているんですよ」
古泉「ですから、あなたに、もし資金的な問題があるのであれば、機関としては、それ相応の
配慮はするつもりですよ」
 
古泉「でも、一番不思議なのは、あなたです、調べさせていただきましけど、あなたの家はごく
普通の高校生と小学生の子供のいる家庭、そしてあなたは、日々SOS団の活動にいそがしく
アルバイトもしていらっしゃない、それなのに、毎週の実施される、不思議探索で、団員5名分の
おごりを続けていらっしゃる、これは一体どうゆうことなんでしょうね」
 
うそだろ、でもそのとき俺は自分の財布をあけて中の金額を確認することが
どうしてもできなかった


 
【おまけ編】
 
あーまたキョンにおごらせちゃったなぁ、あいつ、こずがい大丈夫なのかな、
無理ならちゃんといってきてきれれば・・・あっ、でも団員のみんなの前ではだめね
私をたよってきてくれれば、それなりに考えるのに
 
あっ、あいつ財布わすれていっているじゃない、無用心ね
まあ、いいわ、また少しお財布に足しといてあげましょう。ふふ、あいつ気がついているのかぁ

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最終更新:2020年08月17日 06:42