古泉「機関では色々とイベントも行っています。」
キョン「ヘーソウナンダー。」
古泉「明日は賞金付きのサバイバルゲームが開催されます。賞金は300万円となってm」
キョン「待て。それはマジな話か。」
古泉「大マジです。ただ個人戦のみで参加料として一人5000円が必要なのと…」
キョン「…なのと?」
古泉「新川さんが全9回中8回優勝しています。」
キョン「なんか納得…って後の1回は誰だ?」
古泉「森さんです。」
キョン「!?」

結局俺はそのイベントに参加することにした。
なにしろ300万だぜ?
まかり間違って勝ってみろ、これからしばらく、SOS団集会での奢りが楽にn
……俺は心底奴隷根性が身についてしまったのか?

ハルヒ「というわけで! 優勝はSOS団がもらうわよ!」
キョン「個人戦だっつってんだろ」
ハルヒ「SOS団のメンバーなら、誰が勝ってもSOS団の勝利なのよ!」
キョン「そうかよ」
長門「……?」
キョン「おい長門、銃口を覗き込むな。使い方がわからないのか? 朝比奈さんは?」
みくる「あっ、あたしは一応、映画のときに……」
キョン「そういやそうだったな。長門、これはな……」
ハルヒ(む……なによ有希の手取り足取りしちゃって。むかつくなぁ)
ハルヒ「あたしもよくわかんないんだけど」
谷口「ああん? しょうがねーな、俺が」
パンパンパン!
谷口「ぎゃー!」
ハルヒ「ふーん。なるほどね。こうすればいいんだ」
谷口「がはああ……至近弾を顔面かよ……」
パンパンパン!
谷口「ぎゃーーーー!」
長門「理解した。原始的武器をモデルにした玩具」
国木田「谷口、大丈夫?」
谷口「はぁはぁ、チャックを全開にしてなきゃ危ないところだったぜ」

新川「……大佐、これはどういうことだ?」
大佐「どうやら涼宮ハルヒが手下を引き連れて参加しているようだ。
   せいぜい閉鎖空間が出来ない程度に楽しませてやるんだな」
新川「了解……それと大佐」
大佐「なんだ、スネーク」
新川「誰がスネークだ。それで……勝ってしまってもいいのだろう?」
大佐「……許可する」

古泉「ではこれより、第10回メタルギア争奪戦を開始します」
キョン「なんだそのメタルギアっつーのは」
みくる「そっ、そんな! 機関がそんなものを手に入れていたなんて……」
キョン「知ってるのかライデ……朝比奈さん」
みくる「詳しくは禁則事項ですが、凄い兵器です。歴史で習いました」
キョン「そんなものを奪い合うのか」
古泉「あ、ハリボテですし単なる雰囲気アイテムですからご心配なく。
   ストーリーは南米の……」
ハルヒ「早くルール説明しなさい!」
古泉「失礼。簡単に説明しますと、最後の一人になるまで殺しあってもらいます」
キョン「結局バトルロワイアルかよ」

第10回メタルギア争奪戦ルール
ルールその1:機関のことは口にするな。
ルールその2:機関のことは絶対に口にするな。
ルールその3:個人戦だ。誰も信用するな。
ルールその4:銃弾や刃が胴体・頭部に命中したものはデッド。
ルールその5:戦場のあちこちに武器が落ちている。使え。
ルールその6:敗者のアナルに関しては当局は一切保障しない。

谷口「まずは生き残ることを考えないとな……」
国木田「最後の二人になるまでチームプレイに徹すればいいんだね」
谷口「その通りだ。一人より二人が有利なのは絶対だからな」
国木田「おーけー。まかせてよ谷口。ところでチャックは閉めないの?」
谷口「よせよ。まだ始まったばかりだぜ?」
国木田「意味がわからないよ」

ハルヒ「よーし! いい? 同じ団員だからって遠慮なく撃つからね!」
キョン「まて。最初は協力し合ったほうが……」
ハルヒ「それじゃ散会! 次にあったときは敵同士よ!」
みくる「えっ、えっ!?」
キョン「だから待てって……もういねぇ! 長門もいねぇ! 古泉もいねぇ!」
みくる「ふぇえええ」
キョン「……しょうがない。朝比奈さん、しばらく二人で行動しましょう」
みくる「は、はい……よろしくお願いします」

ハルヒ(むっ……なんでみくるちゃんと一緒なのよっ! なんかむかつく……)
キョンの妹「あ、ハルにゃーん」
ハルヒ「あら。妹も参加してたの?」
シャミセン「にゃあ」
ハルヒ「ふーん。それじゃあしばらく共闘する?」
キョンの妹「うん!」

11:23:05 ジャングル
長門「……」
多丸兄「ふっ……来たな宇宙人」
多丸弟「我らの変幻自在の攻撃に耐えられるかな?」
長門「……!」
多丸兄「アナル!」
多丸弟「ブレイク!」
パンパンパン!
長門の銃口が火を噴くが、弾丸は木の葉を散らすだけ。
多丸兄弟は木の上を飛び回り、ひとところにとどまろうとはしない。
しかも兄弟ゆえのコンビネーション、兄が前にいたかと思えば次の瞬間上から弟が攻める。
これが谷口であったなら瞬殺ものだが、しかしそこは長門、二方向からの攻撃に冷静に対処だ。
木の陰岩の陰を利用し、攻撃の方向を意図的に一方からに制限しはじめたのだ。
多丸兄「ほう」
多丸弟「さすがだな宇宙人」
多丸兄「だが防御ばかりでは勝てんぞ」
多丸弟「くっくっく……」
長門「……」
言うとおり、長門の放つ弾丸は多丸兄弟にいまだかすりもしない。
キョンから最初にインチキ禁止を言い渡され、長門の運動能力はハルヒと互角程度に抑えられているのだ。
長門は空になったマガジンを捨て、新たに弾丸を装填した。
最後のマガジンだ。これ以上の無駄弾は撃てない。
精密射撃は長門の得意とするところだが、動き回っているものに当てるのは思ったほど簡単ではない。
止まっているものになら――妙案が浮かんだ。
だが、やはり2対1の差は厳しい。せめて隙をつくことが出来れば――
多丸兄「くくく、ジリ貧だな宇宙人!」
多丸弟「さあ、とどめだ……なに!?」
多丸兄「どうした弟よ!」
多丸弟「貴様はっ――ぐわあああああああ!」
木の上から落下する多丸弟。さきほどまで弟が立っていた枝には、長い髪を揺らす美少女が――
多丸兄「仲間か――!」
好機。狙うならば今しかない。
多丸兄の声は、長門からは死角になっている木の陰から発せられている。
多丸兄が隠れているであろう場所から、空中に目視で線を引き、角度を計算し、狙いを定める。この間1.2秒。
長門「……!」
ぱん! かん! びしっ!
多丸兄「がっ!」
くぐもった呻き声を上げ、多丸兄も落ちていった。
側面の幹に当てた弾丸が跳ね返り、樹の陰に立っていた多丸兄のこめかみを打ち抜いたのだ。
長門「跳弾。わたしの勝ち」
長門が銃をおろす。そこへ先ほど多丸弟をナイフ(スポンジ製)で刺し倒した美少女――朝倉が駆け寄ってきた。
朝倉「やったわ、さすがわたしのリボルバーナガット!」
長門「……オートマチック」

谷口「なんか悲鳴が聞こえたな」
国木田「そうだね。誰か戦ってるのかも」
谷口「迂回しようぜ。少しでも生き延びて、チャンスを待つのが賢い戦い方だからな」
国木田「そうだね。ところでチャック……」
谷口「ちっ、川だ。向こう岸に渡るべきか、引き返すべきか……」

古泉「まさかあなたと鉢合わせするとは。『陰謀』に出てきた敵組織の少女さん」
誘拐少女「へえ……古泉さん、でしたっけ。はじめまして、でしょうか」
古泉「お互い写真では見たことがあるはずですがね。機関に敵対する組織の貴方がなぜこの大会に?」
誘拐少女「……組織の運営費が……その……零細なもので……」
古泉「……大変ですね」
誘拐少女「なので勝たせて欲しいのです」
古泉「アナルしだいですね」
誘拐少女「は?」
古泉「しかし、実は女性のアナルにはあまり興味がありませんでしたよ。そういうことで、さようなら」
誘拐少女「あ、ちょ」
パンパン。
古泉「さて、僕のキョンタンはどこにいったんでしょうねぇ……ふふふ」

キョン「ぞわー!」
みくる「キョンくん!? どうしたんですか?」
キョン「いや、なんだか……凄い寒気が」
みくる「だ、大丈夫ですか?」
キョン「まあ、気のせいですよ。しかし、ハルヒのやつどこにいったんだ。まったく……」
みくる(キョンくん、さっきから涼宮さんのことばっかり気にしてる……)

新川「こちらスネ……新川。市街地に侵入した」
大佐「よし。そこには喜緑とかいう宇宙人が既に待機しているはずだ。慎重に進め」
新川「了解。ダンボールのふりをする」

喜緑「なんだか長門さん達に変な大会に参加させられてしまいましたが……生徒会長?」
会長「まったくだな。古泉もわけのわからんことばかり……む?」
喜緑「どうかしましたか?」
会長「いや……あんなところにさっきまでダンボールなんかあったか?」
喜緑「さあ……」
ダンボール「……」
喜緑「ちょっと中を開けて見ましょうか」
ダンボール「……!」
喜緑「それ、がばっ」
パンパンパン!
喜緑「……無念」
会長「なっ、貴様は!」
ダンボール「ふっ……ネイキッド(全裸)新川参上」
会長「ま、まて! いったいなんの……」
新川(全裸)「正体を見られたからには仕方が無い。アナルをもらう」
会長「よ、よせっ、うわあああ! アナルだけは!! アナルだけは!!」

大佐「首尾はどうだスネーク」
新川「一名射殺、一名アナルショックだ大佐」
大佐「よし。アナルはビデオには収めたな? 後で見せてもらう」
新川「あんたも好きだな……」
大佐「ふっ」

12時。現在の脱落者がアナウンスされる。
新川「む……多丸兄弟が負けたのか」
大佐「長門有希だ。それともう一人、朝倉涼子……やはり強敵だな」

長門「……」
朝倉「まさか喜緑さんがやられるなんて」
長門「能力を制限すればありうる。気をつけて」
朝倉「まかせて。わたしは長門さんを勝たせるためだけにここにいるのだから」

古泉「……まさか会長のアナルを先に奪われるとは。僕も狙っていたのに……許せない!
   会長のアナルを責められるのはそうはいない。きっと新川さんでしょう。……どうやら、
   僕も本気で戦わないといけないようですね……」

みくる「誘拐少女って、もしかして……」
キョン「朝比奈さんを誘拐したヤツか。なんでそんなのまで参加してるんだよ」
みくる「ひょっとしてあの、怖い未来の人も……」
キョン「大丈夫ですよ朝比奈さん。どんなヤツが相手だろうと、俺が守ります」
みくる「キョンくん……」

ハルヒ(ぬあーーー!! なんでキョンとみくるちゃんがいい感じに見詰め合ってんのよ!
    本当だったらそこにいるのはあたしでしょおっ!)
妹「どうしたのハルにゃん」
シャミセン「にゃあ」
ハルヒ「……なんでも。いきましょ」
妹「キョンくん撃たなくていーの? 撃ったら勝ちのゲームだよね?」
ハルヒ「……後でいいわよ、あんなやつ」
妹「?? はーい」

谷口「昼飯にしようぜ。うまいこと川で魚が釣れたからな」
国木田「まったく、チャック全開のおかげだね」

それは影としか表現できなかった。
密林の中を失踪する一塊の影。
漆黒のメイド服に身を包んだお下げの美女。
森園生――

12:17:22 山岳地帯
ハルヒ「つり橋か……」
妹「ちょっと怖いねー」
ハルヒ「手をつないでわたりましょ」
妹「うん――」

ハルヒ「――!」

気配を感じてハルヒが銃を構えるよりも早く、
妹「――ハルにゃんっ!」
森の手にした刀が妹の首筋に触れていた。

ハルヒ「ちょ、そんな物騒なもの……!」
森「ご安心を。スポンジ製です」
妹「ハルにゃーん……」
ハルヒ「人質ってわけね……」
森「まさか。わたしが人質を取らなければあなたに勝てないとでも?」
妹「えっ――?」
森が刃を引き、妹はあっさりと脱落した。
ハルヒ「くっ――この!」
パンパンパンパン!
夢中で銃を撃つが、弾丸は全て宙へと消える。すでに森の姿はつり橋の上に無い。
ハルヒ「どこに――」
森「ここです」
ハルヒ「――!」
足元――!
反射的にハルヒは飛びのいた。
木製の橋を貫通し、下から刀が飛び出してくる。
ハルヒ「ちょ、ちょっと! スポンジじゃないの!?」
森「刀はスポンジ――切れるかどうかは、わたしの技術しだいでございましょう――」
ハルヒ「んなっ!?」
無茶苦茶な話だが、事実スポンジにしか見えない刃が分厚い木の板をぶち破って飛び出してくるのだから信じないわけには行かない。
一方ハルヒの弾丸は全て木の板に阻まれ、その裏にいる森には届きそうも無い。
ハルヒ「くっ、なんのゲームよこれっ!」
ザク! ザク! ザク!
橋の下から飛び出す刃を反射神経だけで回避しながら、ハルヒは毒づいた。
ハルヒ「あたしはドムが好きなの!」
ドムっ!
ハルヒ「じゃあケンプファー!」
ゲスっ、ブっ、バァン!
ハルヒ「無理があるわよっ!」
森「しかも音がアナルっぽいですね」
ハルヒ「し、しるかーーー! こうなったら一か八かよ! シャミセン、あたしの足を掴んで!」
シャミセン「にゃ、にゃあ!?」
ハルヒ「とりゃあああああ!」
シャミセンに脚をつかませ、つり橋から身を投げるハルヒ。
上下逆になったハルヒと、橋の下にしがみついている森の視線がぶつかる――
パンパンパン!
森「ちっ――!」
カンカンカン!
全ての銃弾を刀で弾き飛ばす森。
ハルヒ「くっ――シャミセン、引き上げて!」
シャミセン「にゃあ(無理)」
ハルヒ「ひゃああああああああああああああああああああ!」
シャミセンとハルヒは落ちていった。
森「……まあいいでしょう。次にあったときこそ、あなたの最後です」

谷口「なんだかアチコチでぶつかりあってるみたいだな」
国木田「そーだねー」
谷口「お。なんだこのキノコ。うまそうだな」
国木田「ちょっと、ダメだよ谷口。なんでもかんでも口に入れちゃ」
谷口「うめー。うめーよこれ。お前もくってみろって」
国木田「しょうがないなぁ……あ、うまい」

12:14:09 ジャングル
それはまるで死神のように。
ジャングルを歩いていた古泉の後ろから、音も無く細い女の腕が伸び、
古泉「……!」
気がつけば首筋にナイフの刃が押し当てられていた。
朝倉「ふふ……ジ・エンドね古泉君」
妖艶に微笑む朝倉。
だが、古泉も不敵な笑みを崩さない。
ほんのちょっと朝倉が手に力を込めるだけでゲームオーバーだというのに、まだ何か策があるのだろうか?
古泉「朝倉さん……ちょっと僕の話を聞いてもらえませんか?」
朝倉「命乞い? 無駄だと思うけど」
古泉「機関が長門さんに注目していることはご存知で?」
朝倉「……まあ、知っているわ」
古泉「長門さんの私生活盗撮写真――」
朝倉「見せて」
朝倉はあっさりとナイフを収めた。
古泉「まずヌルいところから。寝姿」
朝倉「きゃー! 長門さんの寝顔っ!!! こ、これでヌルいのっ!?」
古泉「もちろん。入浴シーン、トイレシーン、そしてなんと……もあります」
朝倉「ぶばーーーーー(鼻血)! はやく、はやく!」
古泉「じゃあ後ろを向いてもらえますか?」
朝倉「こう?」
古泉「はい、ありがとうございました」
ぱん。
朝倉「……卑怯者ぉ」
長門「役立たず」
朝倉「なっ、長門さぁん! 違うの、これは……」
長門「古泉一樹。一騎打ちを申し込む」
古泉「いいでしょう。いずれはぶつかりあわねばならない相手ですし……不足はありませんよ」
朝倉「あ、あのね、わたし、あの……」
ぱんぱんぱん!
朝倉「ぎゃーーーー!」
長門「邪魔」
古泉「いきますよ――!」
長門「!」
古泉の姿が消えた。
古泉「これこそ機関が開発した光学迷彩! ふふふ、長門さんに僕の姿が見えますか?」
足音に向かって銃を撃つ長門。
古泉「あいてっ。や、やりますね」
長門「あたったら脱落」
古泉「脚ですから。まだ続行で」
長門「そんなルール聞いてない」
古泉「えー。あとでキョンタンのアナル写真あげますからー」
長門「……了解した」
朝倉「ちょっと! 卑怯よ!」
パンパンパン。
朝倉「ぎゃーーーーー!」
長門「邪魔。死んだら黙ってる」
朝倉「ふえーん」
古泉「それでは……ふふふ、見えない恐怖を味わってください長門さん」
長門「――」
今度は足音を立てないように動き始める古泉。
こうなっては、古泉が攻撃してきたときしか、位置を特定することは出来ない。
長門は大きな木を背にし、古泉の攻撃が正面から来るように誘導する。

古泉(やりますね長門さん。これではうかつに攻撃できない。狙うなら頭上からですが、
   かといって僕の実力では、樹に登ろうとしたときに気づかれて撃たれてしまう。さて――)

だが長門も、そして古泉も気づいていなかった。頭上に潜んだ伏兵の存在に。

ハルヒ「うひゃああああああああああああ!」
シャミセン「にゃああああああああああああああ!」

長門「!?」
古泉「!?」
ぐしゃ。
哀れ、長門はつり橋から落下してきたハルヒとシャミセンの下敷きになってしまった。

ハルヒ「あいててて……」
長門「きゅー」
ハルヒ「あ。有希みっけ」
パン。
長門「……無念」
朝倉「な、長門さぁーん!」
ハルヒ「あ。朝倉もみっけ」
パンパンパン。
朝倉「ぎゃーーー! あたしもう死んでるってばーーー!」

古泉(好機! いまなら涼宮さんは僕の存在自体に気づいてない!
   ふふふ……強敵を一度に始末できるなんて僕はついている!
   さあ、覚悟してください涼宮ハルヒ! そして僕のキョンタンから
   永遠に忘れ去られるがいい!)

シャミセン「にゃー(俺には匂いで分かるんだぜ、ボウヤ)。がぶ」
古泉「ぎゃあああああああああああああ!」
ハルヒ「あ。古泉君もみっけ」
ぱんぱんぱん。
古泉「あ、アナルむねーーーーーーん!」
ハルヒ「シャミセン、お手柄!」
シャミセン「にゃあ」

13時。新たに脱落したメンバーが発表される。
新川「古泉……ビッグアナルのアナルクローンであるお前が破れるとはな」
大佐「リキッドアナル古泉のことは忘れろ。ヤツのアナルは柔らかすぎた」
新川「ああ……」

キョン「おいおい、なんで妹が……何時の間に紛れ込んでたんだ?」
みくる「知らなかったんですか?」
キョン「まったく。怪我してなきゃいいけどな」
みくる「大丈夫ですよ」

誘拐少女「ケーキだそうですよ。妹さん、どうぞ」
妹「わーい」
喜緑「おいしい紅茶ですね」
多丸兄「脱落組みはすることないからねー。くつろいでてよ」
喜緑「そういえば会長の姿が見えませんが?」
多丸弟「あー……彼は、そう、ちょっとトレイじゃないかな? しかも大のほう! ははは」
多丸兄「はははは」

会長「やめろ! よせ! アナルだけは!! アナルだけは!!」
大佐「ふははははは!」

谷口「ヘビうめー。ワニもうめー」
国木田「なんだか僕たち、さっきから一回も戦ってないね」
谷口「漁夫の利を狙うのよ。知将だな、俺は」
国木田「池沼? 言いえて妙だね谷口」
谷口「わはははは。おまえも食え、ワニうめーぞ」
国木田「ほんとだ、これイケるね」
谷口「これでチャックはあと10年は全開のままだな!」
国木田「よかったね谷口」

陰謀未来人「半数近くが脱落か……ふん。そろそろ僕の出番のようだな。これも規定事項か」

キョン「あ、陰謀の未来人」
みくる「あんな目立つ崖の上で仁王立ちになってなにしてるんでしょうね」
キョン「だよなぁ。狙い撃ちだぜあれじゃあ」
みくる「あ、撃たれた」
キョン「あ、落ちた」
みくる「……」
キョン「……」

新川「大佐。陰謀の未来人をドラグノフで狙撃した」
大佐「よくやったぞスネーク。だが気をつけろ、森がそちらに向かっている」
新川「森か……ヤツには日ごろこき使われているからな」
大佐「くれぐれも……バレるなよ」
新川「ああ。まかせておいてくれ」

ハルヒ「よーし。これで残ってるのはあたしとシャミセン、キョンにみくるちゃん、
    それに森さんと新川さんだけね」
古泉「残念です。もう少しでキョンタンのアナルが僕のものになったのに」
ハルヒ「あんたそんなこと考えてたの?」
古泉「ですが新川さんは強敵ですよ。彼のダンボールは見抜けません」
ハルヒ「なにそれ」
古泉「ふふふ。いずれ貴方も新川さんの恐怖を知ることになるでしょう」
ハルヒ「いいわ。どんなヤツが相手でも、あたしは負けない! ううん、SOS団は負けないんだから!」
長門「……」
古泉「まっさきに分散して、自分で団員を各個撃破してる気がしますが、まあいいでしょう」
朝倉「長門さーん、喜緑さんがお茶にしませんかって」
長門「行く」
ハルヒ「ま、ゆっくり観戦してなさい。あたしが勝つから!」
長門「……頑張って」

森「……出てきなさい新川。ダンボールの中に隠れているのは分かっています」
新川「ちっ……」
森「相変わらずネイキッド(全裸)のようですね」
新川「女のアナルに興味は無い。失せろ」
森「不思議なことがあります」
新川「なんだ?」
森「あなたはまるで、この戦場のどこに誰がいて、どこにどんな武器や道具が隠されているか
  知っているような動きをとっている」
新川「……兵士の感だ。長年戦場で暮らしていると、そういうものが身に付く」
森「ではその裸体にベルトで括り付けている小型通信機は?」
新川「――バレたからには死んでもらう」
森「新川ァ!」
新川「もりいいいいいいいいいいいい!」
新川の構えたマシンガンが火を噴く。
だが森はその銃弾全てを刀ではじきながら、距離を詰めた。
森「銃などに頼っているうちはわたしには勝てません!」
新川「ぬぅ!」
森「覚悟――!」
ばしぃん!
振り下ろした森の刀を、眼前、新川は両の手で挟み止めていた。
森「真剣白羽取り! 実践でこれを使いこなすとは――新川、腕をあげましたね!」
新川「ふんっ!」
ぱきぃん!
森「刀を――!」
折られた刀をすばやく放棄し、森はメイド服の裾から細長い剣を数本、指に挟んで抜き出した。
新川「黒鍵か!」
森「とあっ!」
森の投げた黒鍵が新川を貫いた――ように見えた。が。
森「これは金ケシ!? 身代わりの術!」
新川「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
  無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!!」
横合いから放たれた新川のペガサス流星拳が森を打つ。
吹っ飛ばされる森。ダメージは深刻、勝ち目は薄い――
森「……く」
新川「あきらめろ。俺には勝てん」
森「ふふふ……なるほど。この装備では殺しきれませんね」
新川「!」
森「また会いましょう新川」
脱兎のごとく逃げ出す森。
逃がすわけには行かない、冷静になられたら負ける、この熱が引かないうちに勝負を決しなくては――!
新川は慌ててドラグノフを構えたが、森の姿はジャングルの闇に隠れ、すぐに見えなくなってしまった。

一方その頃、キョンとみくるは物陰から二人の戦いを眺めていた。
キョン「……あいつら人間じゃねえ」
みくる「どどどど、どうしましょうキョンくんっ」
キョン「どうするもこうするも……スナイパーライフルでもあれば、狙撃のひとつもするんですけどね」
みくる「どどどど、どうしましょう、ドラグノフ拾っちゃいました、あたし!」
キョン「なんで早くそのことを言わないんですか」
みくる「だ、だって、やっぱり人を撃ったらいけませんよ!」
キョン「いまはそんなことを言ってる場合じゃないでしょ! 早くドラグノフをかしてください!」
みくる「は、はいっ!」
キョン「よし、照準を――あれ?」
こつん、とキョンの頭に銃口があたる。
みくる「ひっ……き、キョンくん、よ、横に……」
新川「戦場で大声を立てるとはな。とんだ素人だ」
キョン「ははは……じょ、冗談だろう新川さん」
新川「ここは戦場だ。油断した兵士に与えられるものは、死しかない」
みくる「ひいいいっ!」
??「まつっさ!」
みくる「!?」
新川「……現れたな」
キョン「そ、その声はまさか……!」
みくる「つ……」

ちゅるや「ちゅるや参上!」

「「「エーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」

ちゅるや「スモークチーズはどこだいキョンくん?」
キョン「さっき食べたでしょ」
ちゅるや「にょろーん」
パン!
キョン「ちゅるやさぁーーーーん!」
ちゅるや「にょろろーーーん!」

新川「邪魔が入ったが、次は小僧、貴様の番だ……む?」
みくる「う、動かないでください!」
震える手で銃を構えるみくる。
上下にゆれる銃口は、キョンの頭に銃を押し付けている新川を狙っている。
新川「やめておけ。そんな細腕では銃の反動は抑えられん。どこに飛ぶかわからんぞ。
   自分の手でこの小僧の頭を吹き飛ばしたくなければ、銃を捨てろ」
みくる「あああ、あたしだって、こんなときのために銃器の練習はしてきてるんです!
   が、ガン=カタの餌食になりたくなかったら、キョンくんを離してっ!」

ガン=カタは拳銃を総合的に
使用する格闘技である
    (゚д゚ )
    (| y |)

この格闘技を極めることにより…
    ( ゚д゚) ;y=‐ ;y=‐
    (\/\/

攻撃効果は120%上昇
    ( ゚д゚) ;y=‐
    (\/\
         \ ;y=‐


防御面では63%上昇
    ー=y;―
        |
     (゚д゚ )
ー=y;_/| y |


ガン=カタを極めたものは無敵になる!
 ー=y;  ( ゚д゚)   ;y=‐
   \/| y |\/


うそだった。はったりだ。
未来からのエージェントとはいえ、みくるはそんな戦闘訓練など積んでいない。
それでも、少しでもキョンが逃げられる隙を作れれば――
新川「嘘だな。ならなぜセーフティを外さない? それでは弾は出ない」
みくる「え?」
みくるが自分の銃に目をおろす。
セーフティは――外れている! それこそブラフだ!
新川「ふっ――!」
みくる「ひぇ――」

ハルヒ「うらああああああああああああ!」

ハルヒのドロップキックが新川の側頭部を打ち抜いた。
スローモーションで倒れる新川。

ハルヒ「全裸でなにやってんのよあんた! うちのみくるちゃんにセクハラするつもり!?」
みくる「はっ」
そういえば新川は全裸だった!
いまさら思い出したようにみくるが両手で顔を隠す。
だが手遅れだ。みくるの脳裏には、すっかり新川のスーパーサイズドライが焼きついてしまっている。

キョン「ハルヒ……来てくれたのか」
ハルヒ「あ、あたりまえでしょ! あたしは団員がピンチだったらいつでもどこでも、すぐに駆けつけるわよ!」
新川「……ふ。やってくれる」
ハルヒ「まだ生きてたのアンタ。とっとと死になさい!」
ぱんぱんぱん!
ハルヒ「あたった――って、ウソ……」
キョン「あ、アナルで全ての銃弾を受け止めやがった……」
みくる「いやーーーーー!」
新川「俺のアナルは大佐によって鍛えられ、あらゆる弾丸を止めることが出来る。BB弾ごときでは貫通せん」
ハルヒ「そんな……! キョン、あんたもアナルで対抗するのよ!」
キョン「アナルだけは! アナルだけは!!」
みくる「お、落ち着いてください二人とも!」
新川「ふふふ、やはりお前たち相手にエアガン一丁だけでは分が悪いな。アレを使わせてもらう」
キョン「あれ?」
新川「カモン! ダンボール!」
ゴゴゴゴゴ。
ハルヒ「なっ! 全長10メートルはある巨大ダンボール!?」
新川「合体!」
みくる「新川さんがダンボールの中に収納されましたっ!?」
新川「これこそ! わが機関が開発した究極の兵器・メタルギアだ!」
ハルヒ「……ダンボールが?」
新川「ふはははは! 強化ダンボール製の装甲はBB弾ごときでは貫通せん!」
キョン「なんだと!」
パンパンパン!
カンカンカン!
はじかれる銃弾!
ハルヒ「ちょ、ちょっと! 卑怯よ!」

新川「さあSOS団よ! 怯えろ! 竦め! 何も出来ぬまま死んで行けぇ!」

きゅらきゅらきゅら……
ダンボールの中にキャタピラがついているのだろう、不気味な音を立てて迫る巨大ダンボール。
ハルヒ「こいつはピンチね……」
キョン「くそっ!」
キョンがドラグノフを構えるが、やはり弾丸は厚い装甲に阻まれてしまう。
ハルヒ「あーもう、ランチャーとかミサイルとか無いわけ?」
キョン「そんなもんあるかっ! これはゲームだぞ!」
ハルヒ「そんなこといったら、あっちだってゲームにこんなバカ兵器持ち込んでるのよ!」
みくる「け、けんかはダメですー!」
新川「ふはははは! アナルキャノン発射!」
ちゅどーん。
みくる「きゃーーーーー!」
キョン「朝比奈さん!」
ハルヒ「みくるちゃん!」
みくる「あはは……や、やられちゃいました……涼宮さん、キョンくん、この時代でお二人にあえて、あたしは……」
ハルヒ「喋っちゃダメ! 安静に……」
みくる「あ、あたしはもうダメです……それよりこれを……」
キョン「これは……水鉄砲?」
みくる「さっきドラグノフと一緒に拾ったんです……それを使って……がく」
キョン「あ、朝比奈さぁーーーーん!」
ハルヒ「くっ……キョン、みくるちゃんのカタキを討つのよ!」
キョン「しかしどうやって……」
ハルヒ「それよ! その水鉄砲! いくら強化されてるからって、ダンボールなんだったら水でふにゃふにゃになるでしょ!」
キョン「そうか、よし!」
ぴゅー。
新川「ぐわあああ! 装甲が溶ける!」
ハルヒ「いけるわ!」
新川「く……こうなったら!」
ハルヒ「えっ?」
ばんっ! がしっ!
突如ダンボールからマジックハンドが伸び、ハルヒの身体を掴み上げた!
ハルヒ「あうっ!」
新川「くくく……このお嬢さんを真っ二つにされたくなかったら、銃を捨てろ小僧」
キョン「なっ!」
ハルヒ「キョン! 言うこと聞くことないわよ!」
キョン「く……ハルヒ……」
新川「バカめ。いくら装甲を溶かしたところで、俺に直撃を当てなければ勝ちにはならん。
  水鉄砲ごときでどうにかなるとでも思っているのか?」
新川の言うとおりだ。
あの森園生をも退けた男に、キョンが水鉄砲で勝てるわけがない。
ハルヒ「だったら今は逃げて、武器を探すのよ! こいつを倒せる強力な武器がきっとどこかに落ちてるわ!」
新川「ふははは。健気なことだな。どうする小僧、このお嬢さんを見捨てて逃げるかね?」
マジックハンドがぎりぎりとハルヒの細い身体を締め上げる。
ハルヒ「きゃああああああ!」
キョン「やめろっ! ……わかった、銃は捨てる。だからハルヒを離せ」
ハルヒ「あ、こら、バカキョン! なにやってんのよアホーーー!」
キョン「アホでも構わん。勘違いするなよ。俺の知ってるハルヒは、どんな状況でも逃げろなんて命令は出さないはずだからな」

ハルヒ「えっ……」

キョン「涼宮ハルヒはいつだって前進征圧のバカ女だ。自分は帝王の星の元に生まれてきたと勘違いしてる大バカ野郎だ」
ハルヒ「キョン、ちょっとあんた、何言って……」
キョン「引かぬ、媚びぬ、省みぬ! それが涼宮ハルヒだ! 俺が死んでも、ハルヒが生き延びればSOS団は勝つ! だから――」
ガガガガガガ!
ハルヒ「あ……」
アナルマシンガンに蜂の巣にされ、キョンがゆっくりと倒れる。
ハルヒ「うそ……いや、いやぁ! キョン、バカキョン! なにやってんのよぉ! あんたが死んだら、SOS団なんてっ……!」
新川「ふっはははは。愚かなりキョン。お前のアナルは後でゆっくりといただこう……だが、まずは涼宮ハルヒ。貴様もそろそろ脱落だ!」
ハルヒ「くっ……どのみちあたしもこれまでなの……? いいえ、違うわ。キョンが命をかけてまで時間を稼いでくれたんだもの、
    こんなんで負けられない!」
新川「無駄な足掻きを――」
ハルヒ「しゃみせーーーーーん!」
シャミセン「にゃあ(まかせろ)」
シャミセンがマジックハンドにかじりつく。
新川「ぬっ! 猫ごときが、アナルアームを破壊できると……」
シャミセン「にゃあ(勘違いするなよオッサン。こいつを見な)」
新川「それはプラスチック爆弾!」
ハルヒ「シャミセン!」
シャミセン「にゃあ~(あばよハルヒ)」
カッ――
閃光と爆音、強烈な振動と共にハルヒの身体が宙に放り投げられる。
ハルヒ「――っ!」
地面を転がり、身体にまとわりついたアームの残骸を振りほどいて、ハルヒはきつくメタルギアを睨み上げた。
ハルヒ「みくるちゃん、キョン、シャミセン……あたしは……勝つわ!」
新川「くっ……アームは破壊されたがな、どのみち貴様に勝ち目は無い!」
森「それはどうでしょう」
新川「なに!」
ハルヒ「森さん!?」
森「あなたの粘りがちです涼宮さん。これをお使いなさい」

ハルヒ「これは……この剣は、まさかエクスカリバー!」

森「ええ。これならメタルギアの装甲も貫通できます」
ハルヒ「で、でも……森さんはいいの? これがあれば、森さんが優勝できるのに」
森「わたしは自主的に脱落しました。新川はこの大会で不正を働いていたのです」
ハルヒ「え?」

森「新川は大会の主催者の一人である大佐と組み、戦場の情報を逐一通信機で受け取っていたのです。
 彼らはそうやって優勝賞金を稼ぎ、アナルグッズにつぎ込んでいたんですよ」

ハルヒ「そんな! 卑怯だわ!」
森「ええ。ですがそのことに気づかなかったわたしにも責任はあります。ですから、今回はわたしも自主敗退ということで」
ハルヒ「そうなの……じゃあ、遠慮はいらないわ。使わせてもらうわね、この武器を!」
森「やってしまいなさい、涼宮さん。あなたは一人じゃない――」
ハルヒ「そうよ。あたしは一人じゃない。みくるちゃんが、キョンが、シャミセンがいてくれたからここまでこれた」
新川「おのれえええええええ! エクスカリバーごときに負けるメタルギアではないわ! 踏み潰してくれる!」

ごごごごご……大地を揺らし、メタルギアがハルヒに迫る……!

新川「ふははははははは! 怖かろう!」
ハルヒ「戦場で散った人たち! あたしの身体を貸してあげるわ!」
新川「な、なにぃ! ヤツの身体に光が集まっていく……な、なんなのだこれは!?」
ハルヒ「戦争をアナルとしか思えないあんたには分からないでしょうね! あたしの身体を通して出る力が! 人の心の光が!」
新川「人の心の光だと!? それが愚民どもにその才能を利用されているものの言葉かっ!
  恥丘がもたん時が来ているのだ! それを分かるんだよアナルっ!」
ハルヒ「知るかヴォケ!」
新川「ええい、アナルのすばらしさを理解できんものと話す舌などもたん! 死ね――な、なんだ?
   動かん!? どうしたのだメタルギア、動け、なぜ動かん!」
ハルヒ「エクス――――――」
新川「ハルヒィィィィィィィィィィィィ!」
ハルヒ「――カリバァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーー!」

――

轟音と共に白く染まる戦場。

閃光が収まった後には、真っ二つになったメタルギアと、

orzのポーズでうずくまっている新川の、真っ二つになった尻があった。

ハルヒ「……最初から尻は割れてるでしょ。あたしの勝ち、ね?」
新川「ああ――そして、私の敗北だ」



エピローグ

みくる「涼宮さぁーん!」
ハルヒ「みくるちゃん! あーもう、泣かないの! あたしが勝つって言ったでしょ」
みくる「うええええん!」
キョン「まったく、ひやひやしたぜ」
ハルヒ「ふん。なによバカキョン。勝手にカッコつけて脱落しちゃってさ」
キョン「うるせーな。どうしようもないだろ、あれじゃ」
みくる「わわわ、けんかはダメですよっ! せっかく優勝したんですから!」
キョン「まあな。よくやったぜ、ハルヒ」
ハルヒ「……ふん。……あんたもね、ほんとはちょーっとかっこよかったかもね」
キョン「朝比奈さんが庇ってくれなかったら危なかったけどな」
みくる「そ、そんなぁー。あたしは別に……」
ハルヒ「……む」
キョン「ん? なんか言ったか?」
ハルヒ「ふんっ、バカキョンは罰ゲーム決定!」
キョン「んなぁっ!? なんだそりゃ、おい――」
ハルヒ「ふーんだ。今度のSOS団ミーティングまでたっぷり考えておくからね、覚悟してるがいいわっ」

長門「約束のものを」
古泉「はいはい。キョンタンのアナルですね……」
長門「満足」
朝倉「あ、あの、あたしの長門さんは?」
古泉「ああ、すみません。長門さんはガードが固くて、実はあの寝顔も偽造です」
朝倉「じゃあ、死んで」
古泉「アナルだけは!! アナルだけは!!」

シャミセン「にゃー」
妹「あ、シャミー帰ってきた。おつかれー」
ちゅるや「やぁ、シャミーくん、スモークチーズはどこだい?」
シャミセン「にゃあ(さっき食べたでしょ)」
ちゅるや「にょろーん」

多丸兄「おめでとう涼宮さん。これが賞金の300万だよ」
ハルヒ「ありがとうございます、多丸さん。今度また面白いイベントがあったら呼んでくださいね」
多丸弟「ははは、もちろんだよ」
キョン「あれ? 森さんや新川さんは?」
多丸兄弟「ははははは……」

森「はい、二人とも覚悟はできてますね?」
新川「アナルだけは!! アナルだけは!!」
大佐「アナルだけは!! アナルだけは!!」
森「懲罰!!!!!」

喜緑「大丈夫ですか会長」
会長「うう……俺はいったい何のために……」

誘拐少女「はぁ……」
陰謀未来人「つまらないな。こうもあっさり負けるとは。ふん。だがこれも規定事項だ」
誘拐少女「……アホですよね、あなた」
陰謀未来人「褒めるな」

ハルヒ「凱旋!」
キョン「おーう」
長門「……」
みくる「うーん」
古泉「どうかしましたか?」
みくる「なにか忘れてるような気がするんですけど……」
ハルヒ「なにいってんの! 優勝したし、賞金ももらったし、何も忘れ物なんてないわよ!」
みくる「うーん……それもそうですね。心配しすぎでした」
ハルヒ「さー、帰ったらぱーっと騒ぐわよ! なにしろ300万だからね! あーもう、使い切れない!
    ともかく! SOS団! 勝利っ、おめでとーーー!」

「「「「おおおおおおーー!」」」」

……
…………
………………

谷口「おーい国木田、カエルうまいぞー」
国木田「ねえ谷口。僕たちなんか忘れてない?」
谷口「ああん? チャックはちゃんと全開だし……あ!」
国木田「なんか思い出した?」
谷口「WAWAWAわすれもの~これ!」
国木田「あ、それってRPG-7だよね。どこで拾ったの?」
谷口「ついさっきそこで。こいつがあれば優勝はいただきだよな」
国木田「そうだね。ところでさっきの白い閃光ってなんだったのかなぁ」
谷口「さぁな。どっかで爆弾でも爆発したんだろ。なぁに、俺のチャックが開いてればヘでもないぜ」
国木田「さすが頼りになるなぁ。谷口についてきてほんとによかったよ」
谷口「さぁーて、もう少し潜伏して、ころあいを見て漁夫の利だぜ。まずはSOS団だな。
   あいつらには積年の恨みがあるし、徹底的に叩いてやるぜ」
国木田「うーん、そういえば、さっきから脱落者の放送がないような気がするけど……」
谷口「おら行くぞ国木田!」
国木田「気のせいだよね。待ってよ谷口ー」

<エンディングテーマ 谷口グッマイラブ>
チャック全開? WAO! ワスレモノ!
チャック満開? HUU! ワスレモノ!
マイラバー谷口 アナルミステリー
グッドラブ谷口 アナルヒストリー
フォーエバー ザッツライク 涙を拭いてあげる
想いは風に乗って グッマイラブ……

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