- 鶴屋少女の孤独外伝 SIDE.E. -
 
ある夏の夜
皆で時を刻む
 
海辺で皆で花火大会
 
俺は、ハルヒと結ばれて
鶴屋さんとは、ずっと親友
 
「ちょっと、夜風を浴びてくるさ」
そうやって一人席を立つ鶴屋さん
 
俺は黙ってその姿を見る
「何やってんのよ」
「へ?」
「行ってあげなさいよ」
ハルヒがそう言って俺をにらむ
 
「ああ、そうだな」
 
「どうしたキョンくん?」
「いえ、ちょっと俺も疲れただけです」
「……そっか」
「鶴屋さん?」
「キョンくんの嘘つき、ずっと一緒にいてくれるって言ったのにさ」
「ごめんなさい」
「……なんてね」
 
鶴屋さんはそう言って
夜の闇の中、俺を振り向く
 
「あっかんべ」
 
その笑顔はいつまでも変わらない


 
  •  END of END -

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最終更新:2020年08月20日 01:56