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   * ポリフォニー polyphony[英]


ポリフォニーは「多声音楽」と訳されており、一般的に対位法を用いて作られた音楽のことを言う。ホモフォニーにおいては、ある1声部が主旋律をうけもち、他声部はそれを和声的に伴奏するのに対し、ポリフォニーは、2つ以上の独立した声部によって構成された楽曲を指す。また、ポリフォニーでは全ての声部が独立し、どこが主旋律で、どこが伴奏かという区別はナイ。ホモフォニーは音の垂直的関係、和音の連結に重点を置くのに対し、ポリフォニーは2声部以上の旋律の独立的な水平の流れに重点を置く。単旋律音楽以外のすべての音楽において、水平的な流れと垂直的な関係の要素どちらも除外することはできず、ある一方が主になる時には、他方が縦になり、ほとんど無視できる程になることは可能であるが、まったくその要素が無になることはない。つまり、ポリフォニー的要素とホモフォニー的要素は互いに補い合う関係にある。モーツァルトやベートーベンの後期の作品では、ホモフォニーの技法がポリフォニーの技法と様々な結合をみせている。
モノフォニーの発展の末に生まれた高度な技法がポリフォニーと考えがちだが、実際にはいつでも自然発生的に成立し得る。むしろ、ホモフォニーの方が、複雑になりすぎたポリフォニーの末に生まれたものである。よって音楽史上の発展順序は
モノフォニー → ポリフォニー → ホモフォニー となる。

※対位法:旋律をそれぞれの独立性を保ちつつ、互いに調和させて重ねる技法のこと

また・・・


   * モノフォニー monophony[英]


歴史上最古の音楽形態であり、単旋律の音楽またはその様式を指す。古代キリシアの音楽、初期の教会音楽(グレゴリア聖歌など)、トロバドゥール、トルヴェール、ミンネジンガー、マイスタージンガーなどの音楽は、いずれも本質的にモノフォニーの音楽であった。なぜなら、これらの音楽では楽器の伴奏を伴うことがあっても、その楽器伴奏は、歌唱旋律の忠実な重複であるか、あるいは、即興的な装飾に限られていたからである。


   * ホモフォニー homophony[英]


ある1声部が主旋律をうけもち、他声部はそれを和声的に伴奏する音楽形態をさす。ごく一般に、ホモフォニーは音楽史のうえで18世紀(古典派)から、19世紀(ロマン派)にかけての音楽をさす。
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