百猫一首覚え書き

2009年03月22日 (日) 01時25分53秒
目次


1~10


  1. 1 秋の田の~
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ (天智天皇)

2 春すぎて~


暑すぎて 夏来にけらし 白黒の 衣脱ぎつつ 猫は痩身に

+  ≪通訳≫
 暑い夏がやってきて、白黒の猫も毛が抜けて衣替えしているものだから痩せてしまったな~←ほんとか?


春すぎて~夏来にけらし白妙の衣は長きまろの抜け毛よ 2008-05-22 20:52:54
+  ≪通訳≫
 春が過ぎて夏が来たなぁ。白くて長い毛皮のまろちゃんも抜け毛が多くなったんだよなぁ。

 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持統天皇)

  1. 3 あしびきの~

 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む(柿本人麻呂)

  1. 4 田子の浦に~

 田子の浦に 打ち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ(山部赤人)

  1. 5 奥山に~

 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき(猿丸太夫)

  1. 6 かささぎの~

 かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きをみれば 夜ぞ更けにける(中納言家持)

  1. 7 天の原~

 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(安部仲麿)

  1. 8 我が庵は~

 我が庵は 都の辰巳 しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり(喜撰法師)

  1. 9 花の色は~

 花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに(小野小町)

11~20




21~30




31~40

40 偲れど~

忍ぶれど 仕事じゃまする猫たちは 腹時計すすむ秋の夕暮れ 2007-09-13 19:46:44
+  ≪通訳≫
 お腹が空いたのもガマンはしているけど、秋の夕暮れは猫たちの腹時計も進ませるのか?まったく、仕事をじゃましてくれるよ

偲れど しっぽに出にけり猫心 大きくふってるパンチ前だな - 2008-03-21 23:30:46
+  ≪通訳≫
 ☆

偲れど 色に出にけり我が恋は ものや思ふと人の問うまで(平兼盛)



41~50


50 君がため~

君がため 今日も縁側 パトロール メダカは元気に 泳いでいるよ

+  ≪通訳≫
 あなたのために今日も縁側をパトロールしています。ほら、あなたが世話をしているメダカたちも元気に泳いでいますよ。


 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)



51~60


52 明けぬれば~


明けぬれば 来るものとはも 知りながら なほ恨めしき 猫の目覚まし

+  ≪通訳≫
 夜が明ければ 来るとわかってるんですけれど、あまりに早くからおこしに来るので猫たちが恨めしいです。


 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな (藤原道信朝臣)

64 朝ぼらけ~


朝ぼらけ 小鳥の声に 飛び起きて 寝ぼけまなこで にゃにゃと 鳴くかも

+  ≪通訳≫
 東の空が明るくなって小鳥の声がしてきます。猫たちはその声に飛び起きてにゃにゃっと鳴くんですよね。

 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに 現れ渡る 瀬々の網代木(権中納言定頼)

61~70




71~80


80 長からむ~


ゴロゴロと 心も知らず ひざの上 二匹三匹 うたた寝の猫

+  ≪通訳≫
 人の気も知らないで、ゴロゴロとノドを鳴らしてひざの上でうたた寝をしている猫たち。二匹三匹と乗っているから重いんだよ~

 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは ものをこそ思へ(待賢門院堀河)



81~90




91~100







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最終更新:2009年03月22日 01:25