部品構造


  • 大部品: 刀鍛冶 RD:14 評価値:6
    • 部品: 水減し
    • 部品: 小割り
    • 部品: 積み沸かし
    • 部品: 下鍛え
    • 部品: 上鍛え
    • 部品: 心鉄
    • 部品: 造り込み
    • 部品: 素延べ
    • 部品: 火造り
    • 部品: 生砥ぎ
    • 部品: 土置き
    • 部品: 焼入れ
    • 部品: 鍛冶砥ぎと銘切り
    • 部品: 仕上げ研ぎ



部品定義


部品: 水減し

玉鋼を炉で熱して薄く打ち延ばし、水で冷やします。
これを水減しといい、玉鋼を低温で熱して打ち延ばした後、水に入れて急冷する事で炭素量の多い部分が砕けて取り除かれるのです。

部品: 小割り

2cmから2.5cm程度の大きさに打ち砕き、割れ具合、破面観察などにより良質なものを選別し、皮鉄の材料として準備する。
皮鉄とは刀剣を作る際の外側の鉄を指す。

部品: 積み沸かし

鋼を赤めて数回折り返し薄く延ばしてテコ棒の先に鍛接しテコ台をつくる。先に小割りした鋼をテコ台の上に行儀よく積み重ねる。和紙で包み、泥水をかけ、わら灰をまぶし、炉の中でじっくり時間を充分に加熱する。

部品: 下鍛え

充分に鋼が加熱されると、金敷の上に取り出し、崩れないように形を整え,加熱し大槌で打ち延ばしタガネを入れて2枚に折り返す。この折り返し鍛錬は12~15回程度行われる。この工程を折り返し鍛錬といい、さらに前半の工程を下鍛えという。この時の折り返しは通常一文字鍛え、十文字鍛えなど単純な折り返しである。

部品: 上鍛え

上鍛えには、色々な方法がある。短冊鍛え、柝木鍛え、木葉鍛えなどが代表的な方法。下鍛えの終わった各々の材料を組合わせて積み上げ鍛錬する。それにより板目や杢目、綾杉など地金の変化を引き出す。ここまでで皮鉄ができます。

部品: 心鉄

心鉄は刀が折れないように、芯の部分にいれる地鉄。炭素量の少ない鋼、または鉄が用いられ、数回程度の折り返し鍛錬して造られる。

部品: 造り込み

炭素量の多い硬い皮鉄で炭素量の少ない心鉄を包み込んで複合構造をつくる。これにより日本刀の特徴である「折れず曲がらずよく切れる」というが実現する。複合構造には甲伏せ、四方詰め、本三枚など色々な種類がある。

部品: 素延べ

加熱し、槌で叩いて刀の長さに打ち延ばす。テコをはずす。
この工程で反り以外の刀の姿はほとんど決定してしまいます。

部品: 火造り

整形しようとする部分を赤め、少しずつ刀の形に近づける。まず切先整え、刃の部分を薄く叩き出し、棟側も少し薄くして鎬(の線を打ち出す。焼入れ時に加わる反りを見越して少し反りを付け、茎を仕立てる。
これにより形はほとんど刀として完成する。

部品: 生砥ぎ

センと呼ばれる鋼を削るカンナの一種で肌を削り、ヤスリで擦って刀の姿を整える。
焼入れ前に行う最初で最後の研ぎです。

部品: 土置き

刃先には良く焼きが入り、棟側には焼きが入らないよう焼入れ前に刀の表面に焼き刃土を塗る。その境目にできる色々な模様の刃文を想定して土の配合具合や塗り方を工夫する。

部品: 焼入れ

刀全体を加熱し、水で冷却する。このとき、焼き刃土の濃淡で刃先は速く冷やされて硬い組織になり、また膨張するために日本刀独特の反りができる。焼戻しは炎にかざし刀身の温度を150℃程度まで上げて刀に粘りを与える。

部品: 鍛冶砥ぎと銘切り

刀匠自らが粗砥ぎして、出来映えを確認し、銘を切り込む。
刀匠自らが研ぎ師も兼任しない限りは刀匠としての仕事はここまでになります。

部品: 仕上げ研ぎ

刀匠ではなく専門の研ぎ師が行う事も多いほどに重要な研ぎの工程。
そして、日本刀として完成させるための最後の工程となります。



提出書式


 大部品: 刀鍛冶 RD:14 評価値:6
 -部品: 水減し
 -部品: 小割り
 -部品: 積み沸かし
 -部品: 下鍛え
 -部品: 上鍛え
 -部品: 心鉄
 -部品: 造り込み
 -部品: 素延べ
 -部品: 火造り
 -部品: 生砥ぎ
 -部品: 土置き
 -部品: 焼入れ
 -部品: 鍛冶砥ぎと銘切り
 -部品: 仕上げ研ぎ
 
 
 部品: 水減し
 玉鋼を炉で熱して薄く打ち延ばし、水で冷やします。
 これを水減しといい、玉鋼を低温で熱して打ち延ばした後、水に入れて急冷する事で炭素量の多い部分が砕けて取り除かれるのです。
 
 部品: 小割り
 2cmから2.5cm程度の大きさに打ち砕き、割れ具合、破面観察などにより良質なものを選別し、皮鉄の材料として準備する。
 皮鉄とは刀剣を作る際の外側の鉄を指す。
 
 部品: 積み沸かし
 鋼を赤めて数回折り返し薄く延ばしてテコ棒の先に鍛接しテコ台をつくる。先に小割りした鋼をテコ台の上に行儀よく積み重ねる。和紙で包み、泥水をかけ、わら灰をまぶし、炉の中でじっくり時間を充分に加熱する。
 
 部品: 下鍛え
 充分に鋼が加熱されると、金敷の上に取り出し、崩れないように形を整え,加熱し大槌で打ち延ばしタガネを入れて2枚に折り返す。この折り返し鍛錬は12~15回程度行われる。この工程を折り返し鍛錬といい、さらに前半の工程を下鍛えという。この時の折り返しは通常一文字鍛え、十文字鍛えなど単純な折り返しである。
 
 部品: 上鍛え
 上鍛えには、色々な方法がある。短冊鍛え、柝木鍛え、木葉鍛えなどが代表的な方法。下鍛えの終わった各々の材料を組合わせて積み上げ鍛錬する。それにより板目や杢目、綾杉など地金の変化を引き出す。ここまでで皮鉄ができます。
 
 部品: 心鉄
 心鉄は刀が折れないように、芯の部分にいれる地鉄。炭素量の少ない鋼、または鉄が用いられ、数回程度の折り返し鍛錬して造られる。
 
 部品: 造り込み
 炭素量の多い硬い皮鉄で炭素量の少ない心鉄を包み込んで複合構造をつくる。これにより日本刀の特徴である「折れず曲がらずよく切れる」というが実現する。複合構造には甲伏せ、四方詰め、本三枚など色々な種類がある。
 
 部品: 素延べ
 加熱し、槌で叩いて刀の長さに打ち延ばす。テコをはずす。
 この工程で反り以外の刀の姿はほとんど決定してしまいます。
 
 部品: 火造り
 整形しようとする部分を赤め、少しずつ刀の形に近づける。まず切先整え、刃の部分を薄く叩き出し、棟側も少し薄くして鎬(の線を打ち出す。焼入れ時に加わる反りを見越して少し反りを付け、茎を仕立てる。
 これにより形はほとんど刀として完成する。
 
 部品: 生砥ぎ
 センと呼ばれる鋼を削るカンナの一種で肌を削り、ヤスリで擦って刀の姿を整える。
 焼入れ前に行う最初で最後の研ぎです。
 
 部品: 土置き
 刃先には良く焼きが入り、棟側には焼きが入らないよう焼入れ前に刀の表面に焼き刃土を塗る。その境目にできる色々な模様の刃文を想定して土の配合具合や塗り方を工夫する。
 
 部品: 焼入れ
 刀全体を加熱し、水で冷却する。このとき、焼き刃土の濃淡で刃先は速く冷やされて硬い組織になり、また膨張するために日本刀独特の反りができる。焼戻しは炎にかざし刀身の温度を150℃程度まで上げて刀に粘りを与える。
 
 部品: 鍛冶砥ぎと銘切り
 刀匠自らが粗砥ぎして、出来映えを確認し、銘を切り込む。
 刀匠自らが研ぎ師も兼任しない限りは刀匠としての仕事はここまでになります。
 
 部品: 仕上げ研ぎ
 刀匠ではなく専門の研ぎ師が行う事も多いほどに重要な研ぎの工程。
 そして、日本刀として完成させるための最後の工程となります。
 
 


インポート用定義データ


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最終更新:2017年10月09日 22:31