作:谷坂少年
部品構造
- 大部品: 林業資源生産地(神聖巫連盟) RD:41 評価値:9
- 大部品: 林業について RD:31 評価値:8
- 大部品: 林業の主な仕事 RD:7 評価値:4
- 部品: 植栽
- 部品: 下刈り
- 部品: 除伐
- 部品: 枝打ち
- 部品: 間伐
- 部品: 主伐
- 部品: 木出し
- 大部品: 林の種類 RD:2 評価値:1
- 大部品: 林業区域 RD:3 評価値:2
- 大部品: 自然への配慮 RD:3 評価値:2
- 部品: 自然を敬う
- 部品: 木の種類への配慮
- 部品: 年間の生産木材の天井決め
- 大部品: 山菜類の採取 RD:3 評価値:2
- 大部品: 林学 RD:5 評価値:3
- 部品: 林学概要
- 部品: 林業国家試験
- 部品: 林業経営学
- 部品: 林業政策
- 部品: 造林学
- 部品: 花粉症予防
- 大部品: 漆の採取 RD:7 評価値:4
- 部品: 漆の木とは
- 大部品: 漆の需要 RD:4 評価値:3
- 部品: 漆の用途
- 部品: 漆の色
- 部品: 食用
- 部品: 接着剤として
- 大部品: 製法 RD:2 評価値:1
- 大部品: 林業と農業の連携 RD:5 評価値:3
- 部品: 農林知識の共有
- 部品: 人材交流
- 部品: 山菜と作物の交換
- 部品: 共同のきのこ栽培地
- 部品: 農林労働組合
- 大部品: 林業神話 RD:5 評価値:3
- 部品: 亜神たちの光
- 部品: 芽吹き
- 部品: 生きる糧
- 部品: 神々への返礼
- 部品: 普通の樹木へと戻る
部品定義
部品: 植栽
木の苗を森に植える前に畑で3年ほど大切に育てる。苗木は10m2あたり約3本植えつけます。植えられ、春または秋に行われる。植え付けは林業農業施設に併設された林業指定区域で行われ、それ以外の土地で行うには環境保全の観点を重視した調査と国による許可が必要となる。
部品: 下刈り
植栽した苗木に日光を当てるため、苗木以外の植物を刈り取っていく。これを5~7年間、毎年夏に欠かさず行わなければ、苗木は他の植物の影となり枯れてしまう。刈り取られた植物は集められ、国の資源として活用される。
部品: 除伐
苗木に巻き付いた蔓草や、雑木を刈り取る作業。下刈りと同じく、雑木が密集すると苗木の成長を妨げるため取り除かれる。毎年夏に行い、刈り取られた雑木は乾燥させ薪として利用する。
部品: 枝打ち
苗木は植栽してから10年~15年で4m~8mほどの高さに成長する。枝が多いと周囲の枝と重なり成長を阻害しあったり、林が暗くなり、虫がる気安くなるため切り落とす作業が必要になる。これを行うことで節の少ない使いやすい木材となる。また、枝打ちの際はロープを結び、落ちないよう工夫される。
部品: 間伐
林の込み具合に応じ、木が増えすぎないよう切っていく作業。間伐を行うことで、残った木に栄養が集中し、丈夫で太い木となる。間伐した木は搬出され、小さめの木材として市場に出る。
部品: 主伐
大きくなり、利用に適した太さになった気を伐採する作業。伐採する木の年齢は種類や使い道によって変わる。多くは30年~50年で伐採され、神事に利用されるものなどは100年をかけて育成される。伐採は斧、楔などの伐採道具で行われ、怪我が無いよう人のいる方向、倒れる向きなど配慮される。伐採の断面が雑であると山火事を引き起こすため、綺麗に木を切るための技術、事後処理が必要となる。
部品: 木出し
伐採した木の搬出作業。簡単な木のそり「木車」を押す、急こう配に丸太を引き、滑り台のようにして一本一本伐採した丸太を滑り落とす「修羅」などの方法で運び出される。
部品: 針葉樹林
マツやスギ、ヒノキやカラマツなどなどの針葉樹から構成される樹林。成長速度が他の木に比べれば速く、建材などに用いる木材として需要が高い。
部品: 広葉樹林
サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。
部品: 神域
国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。
部品: 国有林
神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。
部品: 民有林
神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。
部品: 自然を敬う
神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる
部品: 木の種類への配慮
神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。
部品: 年間の生産木材の天井決め
神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。
部品: 木のみ
林業ではどんぐりやしいのみと言ったきのみの採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。
部品: 果物類
山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。
部品: 山菜
主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。
部品: 林学概要
森林について学ぶ学問。林業従事者には必須ではないが、資格も存在する学問。主として森林の生育や今後の発展、自然保護の観点などを学んでいく学問である。
部品: 林業国家試験
国家試験に合格した場合、林業家は民間林のみならず、国の特別に地域を指定している林や、研究機関にはいることとなる。勉強には数年を要する難しい資格であるため、年間にさほどの人数も通過することができない。
部品: 林業経営学
神聖巫連盟での林業の現状、収穫について、測量法、国内外の林業需要、材木の評価法、経理、密度管理などを主として学ぶ学問。民間林を持つ場合も、国家に属する場合も必要な学問である。
部品: 林業政策
森林・林業法、保安林制度、自然保護の観点、林業の持続性など、国内外で行われる林業政策について学ぶ。特に法規に関しては民間の林業家でも必須の学問であるため、一度林業家として働きながら、これを学ぶために大学に入るものも多い。
部品: 造林学
森林の更新方法、下刈、除伐、間伐、主伐などの林業の作業方法や、虫除け、獣除けの仕方を学ぶ学問。実作業を行ううちに覚えられるものでもあるが、座学として行っておくと造林に対して一層深い見識を得られる。
部品: 花粉症予防
林業においてスギは素早く成長するため重宝されるが、大量の花粉を出し人々を花粉症にしてしまうことで有名である。このため、神聖巫連盟では花粉症を予防するため、杉だけに偏らない林業を推奨している。
部品: 漆の木とは
かぶれをおこしやすい樹木であるため、子供が近寄ることは禁じられる樹木。花は6月ごろに咲く。山林として育てることで、器などに用いる漆の汁を集めることができる樹木である。
部品: 漆の用途
漆の一般的な用途は塗料である。漆を塗られた器は漆器と呼ばれ、食器や高級家具に用いられる。防虫防腐効果がある一方、日焼けに弱い素材の器となるため、塗り直しが必要とされる。神聖巫連盟では神膳をささげる際に用いられる重要な器。
部品: 漆の色
神聖巫連盟にて用いられる漆の色は主として赤、黒である。神膳の器に用いられる色は赤であり、顔料を用いてその色は塗り分けられる。その深い色味は国内外問わず珍重されている。
部品: 食用
漆の新芽は山菜特有のえぐみがなく、美味とされる。味噌汁やてんぷらとして食べられるが食べられなくなる時間がはやく、これは林業家にのみ食べられる食材である。
部品: 接着剤として
漆は接着剤としても用いられ、割れた磁器などをくっつける時にも用いられる。小麦粉と練り合わせ、長い期間をかけての硬化後、赤漆、金粉と言う順序で塗り、金つぎという器の工芸的価値を高める修繕を行える。
部品: 樹液の採取
対象とする木に切り込みを入れ、器を設置することで樹液をかき集める。かき集められた樹液はあらみと呼ばれ、これを加工することで器の塗装に用いる漆となる。
部品: 精製
あらみには不純物が混じっているため、加熱後にろ過を行う。このろ過を行った漆を生漆と呼び、器の作成に用いる。精製が終わったのちに辰砂等の顔料を加えることで色味がつき、鮮やかな赤い色を付けることができる。
部品: 農林知識の共有
農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。
部品: 人材交流
農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。
部品: 山菜と作物の交換
農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。
部品: 共同のきのこ栽培地
林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。
部品: 農林労働組合
農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。
部品: 亜神たちの光
世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。
部品: 芽吹き
そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。
部品: 生きる糧
芽はみるみるうちに成長し、やがて大きな木と、重い頭を垂れる稲穂となった。人々はこれを光となった神々の化身と考え、生きるための材木、畑のための種とした。
部品: 神々への返礼
その一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。
部品: 普通の樹木へと戻る
木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。これが神聖巫連盟における、農林業の起源である。
提出書式
大部品: 林業資源生産地(神聖巫連盟) RD:41 評価値:9
-大部品: 林業について RD:31 評価値:8
--大部品: 林業の主な仕事 RD:7 評価値:4
---部品: 植栽
---部品: 下刈り
---部品: 除伐
---部品: 枝打ち
---部品: 間伐
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---部品: 木出し
--大部品: 林の種類 RD:2 評価値:1
---部品: 針葉樹林
---部品: 広葉樹林
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---部品: 神域
---部品: 国有林
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---部品: 自然を敬う
---部品: 木の種類への配慮
---部品: 年間の生産木材の天井決め
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---部品: 木のみ
---部品: 果物類
---部品: 山菜
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---部品: 林学概要
---部品: 林業国家試験
---部品: 林業経営学
---部品: 林業政策
---部品: 造林学
--部品: 花粉症予防
--大部品: 漆の採取 RD:7 評価値:4
---部品: 漆の木とは
---大部品: 漆の需要 RD:4 評価値:3
----部品: 漆の用途
----部品: 漆の色
----部品: 食用
----部品: 接着剤として
---大部品: 製法 RD:2 評価値:1
----部品: 樹液の採取
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-大部品: 林業と農業の連携 RD:5 評価値:3
--部品: 農林知識の共有
--部品: 人材交流
--部品: 山菜と作物の交換
--部品: 共同のきのこ栽培地
--部品: 農林労働組合
-大部品: 林業神話 RD:5 評価値:3
--部品: 亜神たちの光
--部品: 芽吹き
--部品: 生きる糧
--部品: 神々への返礼
--部品: 普通の樹木へと戻る
部品: 植栽
木の苗を森に植える前に畑で3年ほど大切に育てる。苗木は10m2あたり約3本植えつけます。植えられ、春または秋に行われる。植え付けは林業農業施設に併設された林業指定区域で行われ、それ以外の土地で行うには環境保全の観点を重視した調査と国による許可が必要となる。
部品: 下刈り
植栽した苗木に日光を当てるため、苗木以外の植物を刈り取っていく。これを5~7年間、毎年夏に欠かさず行わなければ、苗木は他の植物の影となり枯れてしまう。刈り取られた植物は集められ、国の資源として活用される。
部品: 除伐
苗木に巻き付いた蔓草や、雑木を刈り取る作業。下刈りと同じく、雑木が密集すると苗木の成長を妨げるため取り除かれる。毎年夏に行い、刈り取られた雑木は乾燥させ薪として利用する。
部品: 枝打ち
苗木は植栽してから10年~15年で4m~8mほどの高さに成長する。枝が多いと周囲の枝と重なり成長を阻害しあったり、林が暗くなり、虫がる気安くなるため切り落とす作業が必要になる。これを行うことで節の少ない使いやすい木材となる。また、枝打ちの際はロープを結び、落ちないよう工夫される。
部品: 間伐
林の込み具合に応じ、木が増えすぎないよう切っていく作業。間伐を行うことで、残った木に栄養が集中し、丈夫で太い木となる。間伐した木は搬出され、小さめの木材として市場に出る。
部品: 主伐
大きくなり、利用に適した太さになった気を伐採する作業。伐採する木の年齢は種類や使い道によって変わる。多くは30年~50年で伐採され、神事に利用されるものなどは100年をかけて育成される。伐採は斧、楔などの伐採道具で行われ、怪我が無いよう人のいる方向、倒れる向きなど配慮される。伐採の断面が雑であると山火事を引き起こすため、綺麗に木を切るための技術、事後処理が必要となる。
部品: 木出し
伐採した木の搬出作業。簡単な木のそり「木車」を押す、急こう配に丸太を引き、滑り台のようにして一本一本伐採した丸太を滑り落とす「修羅」などの方法で運び出される。
部品: 針葉樹林
マツやスギ、ヒノキやカラマツなどなどの針葉樹から構成される樹林。成長速度が他の木に比べれば速く、建材などに用いる木材として需要が高い。
部品: 広葉樹林
サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。
部品: 神域
国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。
部品: 国有林
神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。
部品: 民有林
神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。
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神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる
部品: 木の種類への配慮
神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。
部品: 年間の生産木材の天井決め
神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。
部品: 木のみ
林業ではどんぐりやしいのみと言ったきのみの採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。
部品: 果物類
山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。
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主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。
部品: 林学概要
森林について学ぶ学問。林業従事者には必須ではないが、資格も存在する学問。主として森林の生育や今後の発展、自然保護の観点などを学んでいく学問である。
部品: 林業国家試験
国家試験に合格した場合、林業家は民間林のみならず、国の特別に地域を指定している林や、研究機関にはいることとなる。勉強には数年を要する難しい資格であるため、年間にさほどの人数も通過することができない。
部品: 林業経営学
神聖巫連盟での林業の現状、収穫について、測量法、国内外の林業需要、材木の評価法、経理、密度管理などを主として学ぶ学問。民間林を持つ場合も、国家に属する場合も必要な学問である。
部品: 林業政策
森林・林業法、保安林制度、自然保護の観点、林業の持続性など、国内外で行われる林業政策について学ぶ。特に法規に関しては民間の林業家でも必須の学問であるため、一度林業家として働きながら、これを学ぶために大学に入るものも多い。
部品: 造林学
森林の更新方法、下刈、除伐、間伐、主伐などの林業の作業方法や、虫除け、獣除けの仕方を学ぶ学問。実作業を行ううちに覚えられるものでもあるが、座学として行っておくと造林に対して一層深い見識を得られる。
部品: 花粉症予防
林業においてスギは素早く成長するため重宝されるが、大量の花粉を出し人々を花粉症にしてしまうことで有名である。このため、神聖巫連盟では花粉症を予防するため、杉だけに偏らない林業を推奨している。
部品: 漆の木とは
かぶれをおこしやすい樹木であるため、子供が近寄ることは禁じられる樹木。花は6月ごろに咲く。山林として育てることで、器などに用いる漆の汁を集めることができる樹木である。
部品: 漆の用途
漆の一般的な用途は塗料である。漆を塗られた器は漆器と呼ばれ、食器や高級家具に用いられる。防虫防腐効果がある一方、日焼けに弱い素材の器となるため、塗り直しが必要とされる。神聖巫連盟では神膳をささげる際に用いられる重要な器。
部品: 漆の色
神聖巫連盟にて用いられる漆の色は主として赤、黒である。神膳の器に用いられる色は赤であり、顔料を用いてその色は塗り分けられる。その深い色味は国内外問わず珍重されている。
部品: 食用
漆の新芽は山菜特有のえぐみがなく、美味とされる。味噌汁やてんぷらとして食べられるが食べられなくなる時間がはやく、これは林業家にのみ食べられる食材である。
部品: 接着剤として
漆は接着剤としても用いられ、割れた磁器などをくっつける時にも用いられる。小麦粉と練り合わせ、長い期間をかけての硬化後、赤漆、金粉と言う順序で塗り、金つぎという器の工芸的価値を高める修繕を行える。
部品: 樹液の採取
対象とする木に切り込みを入れ、器を設置することで樹液をかき集める。かき集められた樹液はあらみと呼ばれ、これを加工することで器の塗装に用いる漆となる。
部品: 精製
あらみには不純物が混じっているため、加熱後にろ過を行う。このろ過を行った漆を生漆と呼び、器の作成に用いる。精製が終わったのちに辰砂等の顔料を加えることで色味がつき、鮮やかな赤い色を付けることができる。
部品: 農林知識の共有
農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。
部品: 人材交流
農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。
部品: 山菜と作物の交換
農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。
部品: 共同のきのこ栽培地
林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。
部品: 農林労働組合
農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。
部品: 亜神たちの光
世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。
部品: 芽吹き
そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。
部品: 生きる糧
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部品: 神々への返礼
その一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。
部品: 普通の樹木へと戻る
木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。これが神聖巫連盟における、農林業の起源である。
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"title": "広葉樹林",
"description": "サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。",
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},
{
"title": "林業区域",
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{
"title": "神域",
"description": "国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。",
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},
{
"title": "国有林",
"description": "神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。",
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},
{
"title": "民有林",
"description": "神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。",
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],
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{
"title": "自然への配慮",
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{
"title": "自然を敬う",
"description": "神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる",
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},
{
"title": "木の種類への配慮",
"description": "神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。",
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},
{
"title": "年間の生産木材の天井決め",
"description": "神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。",
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],
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{
"title": "山菜類の採取",
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{
"title": "木のみ",
"description": "林業ではどんぐりやしいのみと言ったきのみの採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。",
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},
{
"title": "果物類",
"description": "山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。",
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},
{
"title": "山菜",
"description": "主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。",
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},
{
"title": "林学",
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"children": [
{
"title": "林学概要",
"description": "森林について学ぶ学問。林業従事者には必須ではないが、資格も存在する学問。主として森林の生育や今後の発展、自然保護の観点などを学んでいく学問である。",
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},
{
"title": "林業国家試験",
"description": "国家試験に合格した場合、林業家は民間林のみならず、国の特別に地域を指定している林や、研究機関にはいることとなる。勉強には数年を要する難しい資格であるため、年間にさほどの人数も通過することができない。",
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},
{
"title": "林業経営学",
"description": "神聖巫連盟での林業の現状、収穫について、測量法、国内外の林業需要、材木の評価法、経理、密度管理などを主として学ぶ学問。民間林を持つ場合も、国家に属する場合も必要な学問である。",
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},
{
"title": "林業政策",
"description": "森林・林業法、保安林制度、自然保護の観点、林業の持続性など、国内外で行われる林業政策について学ぶ。特に法規に関しては民間の林業家でも必須の学問であるため、一度林業家として働きながら、これを学ぶために大学に入るものも多い。",
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},
{
"title": "造林学",
"description": "森林の更新方法、下刈、除伐、間伐、主伐などの林業の作業方法や、虫除け、獣除けの仕方を学ぶ学問。実作業を行ううちに覚えられるものでもあるが、座学として行っておくと造林に対して一層深い見識を得られる。",
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],
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{
"title": "花粉症予防",
"description": "林業においてスギは素早く成長するため重宝されるが、大量の花粉を出し人々を花粉症にしてしまうことで有名である。このため、神聖巫連盟では花粉症を予防するため、杉だけに偏らない林業を推奨している。",
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{
"title": "漆の採取",
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"title": "漆の木とは",
"description": "かぶれをおこしやすい樹木であるため、子供が近寄ることは禁じられる樹木。花は6月ごろに咲く。山林として育てることで、器などに用いる漆の汁を集めることができる樹木である。",
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{
"title": "漆の需要",
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{
"title": "漆の用途",
"description": "漆の一般的な用途は塗料である。漆を塗られた器は漆器と呼ばれ、食器や高級家具に用いられる。防虫防腐効果がある一方、日焼けに弱い素材の器となるため、塗り直しが必要とされる。神聖巫連盟では神膳をささげる際に用いられる重要な器。",
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},
{
"title": "漆の色",
"description": "神聖巫連盟にて用いられる漆の色は主として赤、黒である。神膳の器に用いられる色は赤であり、顔料を用いてその色は塗り分けられる。その深い色味は国内外問わず珍重されている。",
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{
"title": "食用",
"description": "漆の新芽は山菜特有のえぐみがなく、美味とされる。味噌汁やてんぷらとして食べられるが食べられなくなる時間がはやく、これは林業家にのみ食べられる食材である。",
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{
"title": "接着剤として",
"description": "漆は接着剤としても用いられ、割れた磁器などをくっつける時にも用いられる。小麦粉と練り合わせ、長い期間をかけての硬化後、赤漆、金粉と言う順序で塗り、金つぎという器の工芸的価値を高める修繕を行える。",
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{
"title": "製法",
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"title": "樹液の採取",
"description": "対象とする木に切り込みを入れ、器を設置することで樹液をかき集める。かき集められた樹液はあらみと呼ばれ、これを加工することで器の塗装に用いる漆となる。",
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{
"title": "精製",
"description": "あらみには不純物が混じっているため、加熱後にろ過を行う。このろ過を行った漆を生漆と呼び、器の作成に用いる。精製が終わったのちに辰砂等の顔料を加えることで色味がつき、鮮やかな赤い色を付けることができる。",
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],
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{
"title": "林業と農業の連携",
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{
"title": "農林知識の共有",
"description": "農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。\n",
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{
"title": "人材交流",
"description": "農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。",
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{
"title": "山菜と作物の交換",
"description": "農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。\n",
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{
"title": "共同のきのこ栽培地",
"description": "林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。\n",
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{
"title": "農林労働組合",
"description": "農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。",
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{
"title": "林業神話",
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"title": "亜神たちの光",
"description": "世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。",
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{
"title": "芽吹き",
"description": "そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。",
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"title": "生きる糧",
"description": "芽はみるみるうちに成長し、やがて大きな木と、重い頭を垂れる稲穂となった。人々はこれを光となった神々の化身と考え、生きるための材木、畑のための種とした。",
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{
"title": "神々への返礼",
"description": "その一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。",
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{
"title": "普通の樹木へと戻る",
"description": "木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。これが神聖巫連盟における、農林業の起源である。",
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最終更新:2017年08月15日 21:25