〇一つ目の手紙

神聖巫連盟の建築家のみんな、国民の方々へ

来光、色、結、郵、町、防農、湖雅、旅翼、友絆、禊、周、火防、大気、千舞、鞠、響奏、天鼓、雪解。
みなさん、鎮圧、派兵の件は協力してくださってありがとうございます。
国が荒れそうになった時、流れ者の、怪しい私を受け入れて、戦ってくださり心から感謝しています。
あなた達が国を守ってくれたから、神聖巫連盟の建築家は人を守り、家を守る職でいられたと思います。

私は建築家を人を守るための職だと思います。
人を包み込み、家族を擁し、笑顔を守る。体だけではなく心を。心だけではなく魂を。魂だけではなくつながりを。
そういうものを守れる者こそが建築家という人々だと思います。
それは神聖巫連盟のみなさんすべてにも当てはまることです。
人を守り、人並みに暮らし、家族を、子供たちを守り、精一杯暮らしていく。
誰しもがそうであってほしいという生活を、あなた達が、あなた達として目指せることを祈ります。

いつかもし私がこの国に再び来る事が出来れば、その時はこの続きを、今度こそ成し遂げて見せます。
志半ばで長い眠りにつくことになる私を許してください
どうか幸福に。

谷坂少年




〇二つ目の手紙
クーリンガンさん/安部晴明さん/諸葛孔明殿へ

はじめまして、谷坂少年と申します。
この手紙が届くとは思いませんが、万に一つの可能性にかけて
手紙を残します。
合ったこともない人間に言われるのもおかしいですが、自分はあなたのファンです。
まだまぬけな子供だったころ、あなたをお見掛けして好きになったものです。
きっとあなたはあなた自身の身を削って、すり減って、粉になるまで
戦っているかと思います。あなたの決定に正体のない自分が言うのも
おかしいですが、どうかご自分を大事になさってください。
あなたに乙女の加護を。
心より祈り続けます。

谷坂少年

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最終更新:2017年08月05日 00:11