部品構造
- 大部品: 農林業生産地(神聖巫連盟) RD:60 評価値:10
- 部品: 農林業神話
- 大部品: 農業部門 RD:34 評価値:8
- 大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:3
- 部品: 季節に合った作付け
- 部品: 環境にあった品種
- 部品: 救荒作物
- 部品: 穀物畑
- 部品: 根菜畑
- 大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:3
- 部品: 土壌診断
- 部品: 有機物の投入
- 部品: 湛水
- 部品: 輪作での対応
- 部品: 藩国の環境に適した対応
- 大部品: 獣・虫対策 RD:4 評価値:3
- 部品: 獣除けの工夫
- 部品: 虫除けの知識
- 部品: 作物を食べられない工夫
- 部品: 畑の監視体制
- 部品: 農地管理
- 部品: 一時保管倉庫
- 大部品: 食糧生産地 RD:18 評価値:7
- 大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:3
- 部品: 季節に合った作付け
- 部品: 環境にあった品種
- 部品: 救荒作物
- 部品: 穀物畑
- 部品: 根菜畑
- 大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:3
- 部品: 土壌診断
- 部品: 有機物の投入
- 部品: 湛水
- 部品: 輪作での対応
- 部品: 藩国の環境に適した対応
- 大部品: 害獣・害虫対策 RD:6 評価値:4
- 部品: 害獣・害虫の定義
- 部品: 害獣除けの工夫
- 部品: 害虫除けの知識
- 部品: 獣・虫よけの薬品
- 部品: 直接駆除をする
- 部品: 畑の監視体制
- 部品: 農地管理
- 部品: 一時保管倉庫
- 大部品: 林業部門 RD:19 評価値:7
- 大部品: 林業の主な仕事 RD:7 評価値:4
- 部品: 植栽
- 部品: 下刈り
- 部品: 除伐
- 部品: 枝打ち
- 部品: 間伐
- 部品: 主伐
- 部品: 木出し
- 大部品: 林の種類 RD:3 評価値:2
- 大部品: 林業区域 RD:3 評価値:2
- 大部品: 自然への配慮 RD:3 評価値:2
- 部品: 自然を敬う
- 部品: 木の種類への配慮
- 部品: 年間の生産木材の天井決め
- 大部品: 山菜類の採取 RD:3 評価値:2
- 部品: 神聖巫連盟独自の農法開発
- 大部品: 林業と農業の連携 RD:5 評価値:3
- 部品: 農林知識の共有
- 部品: 人材交流
- 部品: 山菜と作物の交換
- 部品: 共同のきのこ栽培地
- 部品: 農林労働組合
部品定義
部品: 農林業神話
世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。芽はみるみるうちに成長し、やがて大きな木と、重い頭を垂れる稲穂となった。人々はこれを光となった神々の化身と考え、生きるための材木、畑のための種とした。
その一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。
その一部を田畑の一画に植え、毎年それらの稲穂の米で作り上げた神酒を奉納する者たちがいた。彼らは与えられた稲の数だけ、神酒を作り礼を尽くそうと考えたのだ。
木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。
これが神聖巫連盟における、農林業の起源である。
部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥を割り出す作業。土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
部品: 獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。神聖巫連盟では式神を配備して獣を退ける。
部品: 虫除けの知識
虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。その被害を防ぐため、神聖巫連盟では鳥型や小動物型の式神を配備し、食べてもらうなどの対策を取っている。
部品: 作物を食べられない工夫
人体にはほぼ害はないが、獣や虫が苦手とする成分を使用することで食糧生産地を守る。主に唐辛子水を撒く、炭を水で溶いたものを撒くなどしているが、効く虫もいれば効かない虫もある。
部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、少人数ではすべてを把握できなくなる。そのため、夜間は複数人での交代制の見回りや、式神にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥や土壌改善用の薬品を割り出す作業。
低物理と高物理では手段が違うが、土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
部品: 害獣・害虫の定義
自然に存在する獣にもさまざまな種類があるが、その中でも「人間の活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般」をさす。
家畜等を除けばほぼすべての獣が該当しうるが、今回の場合、畑を荒らす等の「(個人・公共問わず)資産に被害を与える」獣を害獣と呼ぶ。
同様に、上記と条件の一致する昆虫を「害虫」と呼ぶ。
部品: 害獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。
部品: 害虫除けの知識
害虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。
その被害を防ぐには、『卵の段階で取り除く』『薬品を巻いてイモムシを殺す』等の対策を行う。
部品: 獣・虫よけの薬品
人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。
薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。
どちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。
部品: 直接駆除をする
害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。
必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。
なお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。
部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、人の目ではすべてを把握できなくなる。
そのため、夜間は監視カメラ(低物理域ではそれに準ずるもの)にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
部品: 植栽
木の苗を森に植える前に畑で3年ほど大切に育てる。苗木は10m2あたり約3本植えつけます。植えられ、春または秋に行われる。植え付けは林業農業施設に併設された林業指定区域で行われ、それ以外の土地で行うには環境保全の観点を重視した調査と国による許可が必要となる。
部品: 下刈り
植栽した苗木に日光を当てるため、苗木以外の植物を刈り取っていく。これを5~7年間、毎年夏に欠かさず行わなければ、苗木は他の植物の影となり枯れてしまう。刈り取られた植物は集められ、国の資源として活用される。
部品: 除伐
苗木に巻き付いた蔓草や、雑木を刈り取る作業。下刈りと同じく、雑木が密集すると苗木の成長を妨げるため取り除かれる。毎年夏に行い、刈り取られた雑木は乾燥させ薪として利用する。
部品: 枝打ち
苗木は植栽してから10年~15年で4m~8mほどの高さに成長する。枝が多いと周囲の枝と重なり成長を阻害しあったり、林が暗くなり、虫がる気安くなるため切り落とす作業が必要になる。これを行うことで節の少ない使いやすい木材となる。また、枝打ちの際はロープを結び、落ちないよう工夫される。
部品: 間伐
林の込み具合に応じ、木が増えすぎないよう切っていく作業。間伐を行うことで、残った木に栄養が集中し、丈夫で太い木となる。間伐した木は搬出され、小さめの木材として市場に出る。
部品: 主伐
大きくなり、利用に適した太さになった気を伐採する作業。伐採する木の年齢は種類や使い道によって変わる。多くは30年~50年で伐採され、神事に利用されるものなどは100年をかけて育成される。伐採は斧、楔などの伐採道具で行われ、怪我が無いよう人のいる方向、倒れる向きなど配慮される。伐採の断面が雑であると山火事を引き起こすため、綺麗に木を切るための技術、事後処理が必要となる。
部品: 木出し
伐採した木の搬出作業。簡単な木のそり「木車」を押す、急こう配に丸太を引き、滑り台のようにして一本一本伐採した丸太を滑り落とす「修羅」などの方法で運び出される。
部品: 針葉樹林
マツやスギ、ヒノキやカラマツなどなどの針葉樹から構成される樹林。成長速度が他の木に比べれば速く、建材などに用いる木材として需要が高い。
部品: 広葉樹林
サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。
部品: 竹林
竹にはいくつも種類はあるものの、針葉樹林や広葉樹林などと違い、単独の種類で竹林を構成する場合が多い。旺盛な繁殖力を持つため、他の森林と違い取りつくさないようにというよりも増えすぎないようにという注意が必要です。
部品: 神域
国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。
部品: 国有林
神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。
部品: 民有林
神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。
部品: 自然を敬う
神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる
部品: 木の種類への配慮
神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。
部品: 年間の生産木材の天井決め
神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。
部品: 木の実
林業ではどんぐりやしいのみと言った木の実の採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。
部品: 果物類
山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。
部品: 山菜
主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。
部品: 神聖巫連盟独自の農法開発
神聖巫連盟では当初農法に悩まされていた。虫や獣を退ける手段が少なく、自力で対応するしかなかったのだ。そこにやってきたのが式神使いである。神聖巫連盟では虫除け、獣避けには式神を主として用いている。その生き物に対応する天敵の式神を配置し、同族の生き物を呼び出してもらい、撃退している。
部品: 農林知識の共有
農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。
部品: 人材交流
農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。
部品: 山菜と作物の交換
農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。
部品: 共同のきのこ栽培地
林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。
部品: 農林労働組合
農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。
提出書式
大部品: 農林業生産地(神聖巫連盟) RD:60 評価値:10
-部品: 農林業神話
-大部品: 農業部門 RD:34 評価値:8
--大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:3
---部品: 季節に合った作付け
---部品: 環境にあった品種
---部品: 救荒作物
---部品: 穀物畑
---部品: 根菜畑
--大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:3
---部品: 土壌診断
---部品: 有機物の投入
---部品: 湛水
---部品: 輪作での対応
---部品: 藩国の環境に適した対応
--大部品: 獣・虫対策 RD:4 評価値:3
---部品: 獣除けの工夫
---部品: 虫除けの知識
---部品: 作物を食べられない工夫
---部品: 畑の監視体制
--部品: 農地管理
--部品: 一時保管倉庫
--大部品: 食糧生産地 RD:18 評価値:7
---大部品: 生産する作物の選定 RD:5 評価値:3
----部品: 季節に合った作付け
----部品: 環境にあった品種
----部品: 救荒作物
----部品: 穀物畑
----部品: 根菜畑
---大部品: 連作障害対策 RD:5 評価値:3
----部品: 土壌診断
----部品: 有機物の投入
----部品: 湛水
----部品: 輪作での対応
----部品: 藩国の環境に適した対応
---大部品: 害獣・害虫対策 RD:6 評価値:4
----部品: 害獣・害虫の定義
----部品: 害獣除けの工夫
----部品: 害虫除けの知識
----部品: 獣・虫よけの薬品
----部品: 直接駆除をする
----部品: 畑の監視体制
---部品: 農地管理
---部品: 一時保管倉庫
-大部品: 林業部門 RD:19 評価値:7
--大部品: 林業の主な仕事 RD:7 評価値:4
---部品: 植栽
---部品: 下刈り
---部品: 除伐
---部品: 枝打ち
---部品: 間伐
---部品: 主伐
---部品: 木出し
--大部品: 林の種類 RD:3 評価値:2
---部品: 針葉樹林
---部品: 広葉樹林
---部品: 竹林
--大部品: 林業区域 RD:3 評価値:2
---部品: 神域
---部品: 国有林
---部品: 民有林
--大部品: 自然への配慮 RD:3 評価値:2
---部品: 自然を敬う
---部品: 木の種類への配慮
---部品: 年間の生産木材の天井決め
--大部品: 山菜類の採取 RD:3 評価値:2
---部品: 木の実
---部品: 果物類
---部品: 山菜
-部品: 神聖巫連盟独自の農法開発
-大部品: 林業と農業の連携 RD:5 評価値:3
--部品: 農林知識の共有
--部品: 人材交流
--部品: 山菜と作物の交換
--部品: 共同のきのこ栽培地
--部品: 農林労働組合
部品: 農林業神話
世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。芽はみるみるうちに成長し、やがて大きな木と、重い頭を垂れる稲穂となった。人々はこれを光となった神々の化身と考え、生きるための材木、畑のための種とした。
その一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。
その一部を田畑の一画に植え、毎年それらの稲穂の米で作り上げた神酒を奉納する者たちがいた。彼らは与えられた稲の数だけ、神酒を作り礼を尽くそうと考えたのだ。
木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。
これが神聖巫連盟における、農林業の起源である。
部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥を割り出す作業。土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
部品: 獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。神聖巫連盟では式神を配備して獣を退ける。
部品: 虫除けの知識
虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。その被害を防ぐため、神聖巫連盟では鳥型や小動物型の式神を配備し、食べてもらうなどの対策を取っている。
部品: 作物を食べられない工夫
人体にはほぼ害はないが、獣や虫が苦手とする成分を使用することで食糧生産地を守る。主に唐辛子水を撒く、炭を水で溶いたものを撒くなどしているが、効く虫もいれば効かない虫もある。
部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、少人数ではすべてを把握できなくなる。そのため、夜間は複数人での交代制の見回りや、式神にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
部品: 季節に合った作付け
当然のことながら、作物には「育つのに適した天候・気温・湿度」がある。
それから逆算し、適した時期に作付けを行うことで、安定した成長を見込める。
自然を操作することはできないが、合わせることは出来るのだ。
部品: 環境にあった品種
藩国によって、寒暖の差、乾季と雨季、四季の流れといった環境は違う。
そのため、品種は生産国の環境に沿った物が選定される。
部品: 救荒作物
主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。
一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。
共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。
これらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。
部品: 穀物畑
主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。
主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。
その用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。
部品: 根菜畑
救荒作物ともなるジャガイモやサツマイモの他、ニンジンやダイコンといった根菜を育てる畑。
主食だけでは栄養に偏りがあるため、土壌改良を兼ねて根菜が育てられる。
部品: 土壌診断
土壌の状態を確認し、土地がやせ細らないために適切な量の堆肥や土壌改善用の薬品を割り出す作業。
低物理と高物理では手段が違うが、土壌の栄養分を探ることで不足を割り出す方法をとる。
部品: 有機物の投入
動物性肥料や植物性肥料を使用し、土壌を改善することで病気を避け、生産性を安定化させる。
わざわざ書くまでもないが、生育に適した状態に調整するために行うことであって、作物が大量にとれるように土壌を改良するというものではない。
部品: 湛水
畑によっては、一定期間水を溜めることで病原体や害虫を処理し、水溶性の塩類を水に溶け出させることで塩害を避ける手段も取れる。
殆どの病原体や害虫は、水中で長時間は生きられないため効果は高い。
が、畑の地形や形状によってはこの手段はとれない。
部品: 輪作での対応
いくつかの異なる作物を同じ畑で作り回すことで、土壌の養分の偏りを防ぐ。
連作障害の原因のうち、ほぼすべての物に有効ではあるが、同じ畑で一つの種類を栽培することに比べると
「同じ量を取るために倍以上の面積を必要とする」「育てる作物が変わるので、その分の知識や技術が必要となる」という欠点がある。
部品: 藩国の環境に適した対応
これらの連作障害対策のうち、各藩国で育成する作物や環境、食糧生産地の規模により、各国に適した物を行う。
全てをやることで効果が高まるわけではなく、適した物を、必要なだけ行うことが大事である。
部品: 害獣・害虫の定義
自然に存在する獣にもさまざまな種類があるが、その中でも「人間の活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般」をさす。
家畜等を除けばほぼすべての獣が該当しうるが、今回の場合、畑を荒らす等の「(個人・公共問わず)資産に被害を与える」獣を害獣と呼ぶ。
同様に、上記と条件の一致する昆虫を「害虫」と呼ぶ。
部品: 害獣除けの工夫
藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。
その他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。
部品: 害虫除けの知識
害虫にもさまざまな種類がいるが、一番わかりやすいものは「直接葉等を食べてしまう」イモムシたちだろう。
その被害を防ぐには、『卵の段階で取り除く』『薬品を巻いてイモムシを殺す』等の対策を行う。
部品: 獣・虫よけの薬品
人体にはほぼ害はないが、獣や虫には害となる薬品を使用することで食糧生産地を守る。
薬品に関しては、自然由来の材料で作ったものもあれば、人工的に合成された薬品もある。
どちらも一長一短であるため、場合により使い分けすることもある。
部品: 直接駆除をする
害獣・害虫は放置すれば放置するほど、増えてゆく。
必要とあらば、直接駆除することで、数を減らすことも重要である。
なお、駆除する予定の害獣が「食べられるもの」だった場合、駆除の後、おいしく頂くこととなる。
部品: 畑の監視体制
生産地の規模が大きくなるほど、人の目ではすべてを把握できなくなる。
そのため、夜間は監視カメラ(低物理域ではそれに準ずるもの)にて監視を行い、問題があれば対処するという方法をとる。
部品: 農地管理
各自が自由に、好きな物を作るのではなく、農地を区切り、気候と環境に合わせた生産物の管理を行うことで効率的な生産が可能となる。
また、連作障害対策で輪作をする場合や、虫害発生時にも有効となる。
部品: 一時保管倉庫
収穫した作物や、備蓄となる救荒作物を一時的に保管するための倉庫。
ここに一度集め、虫食いのチェックや、分類・品質分けの後、分配されたり、さらに大きな倉庫に移される。
部品: 植栽
木の苗を森に植える前に畑で3年ほど大切に育てる。苗木は10m2あたり約3本植えつけます。植えられ、春または秋に行われる。植え付けは林業農業施設に併設された林業指定区域で行われ、それ以外の土地で行うには環境保全の観点を重視した調査と国による許可が必要となる。
部品: 下刈り
植栽した苗木に日光を当てるため、苗木以外の植物を刈り取っていく。これを5~7年間、毎年夏に欠かさず行わなければ、苗木は他の植物の影となり枯れてしまう。刈り取られた植物は集められ、国の資源として活用される。
部品: 除伐
苗木に巻き付いた蔓草や、雑木を刈り取る作業。下刈りと同じく、雑木が密集すると苗木の成長を妨げるため取り除かれる。毎年夏に行い、刈り取られた雑木は乾燥させ薪として利用する。
部品: 枝打ち
苗木は植栽してから10年~15年で4m~8mほどの高さに成長する。枝が多いと周囲の枝と重なり成長を阻害しあったり、林が暗くなり、虫がる気安くなるため切り落とす作業が必要になる。これを行うことで節の少ない使いやすい木材となる。また、枝打ちの際はロープを結び、落ちないよう工夫される。
部品: 間伐
林の込み具合に応じ、木が増えすぎないよう切っていく作業。間伐を行うことで、残った木に栄養が集中し、丈夫で太い木となる。間伐した木は搬出され、小さめの木材として市場に出る。
部品: 主伐
大きくなり、利用に適した太さになった気を伐採する作業。伐採する木の年齢は種類や使い道によって変わる。多くは30年~50年で伐採され、神事に利用されるものなどは100年をかけて育成される。伐採は斧、楔などの伐採道具で行われ、怪我が無いよう人のいる方向、倒れる向きなど配慮される。伐採の断面が雑であると山火事を引き起こすため、綺麗に木を切るための技術、事後処理が必要となる。
部品: 木出し
伐採した木の搬出作業。簡単な木のそり「木車」を押す、急こう配に丸太を引き、滑り台のようにして一本一本伐採した丸太を滑り落とす「修羅」などの方法で運び出される。
部品: 針葉樹林
マツやスギ、ヒノキやカラマツなどなどの針葉樹から構成される樹林。成長速度が他の木に比べれば速く、建材などに用いる木材として需要が高い。
部品: 広葉樹林
サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。
部品: 竹林
竹にはいくつも種類はあるものの、針葉樹林や広葉樹林などと違い、単独の種類で竹林を構成する場合が多い。旺盛な繁殖力を持つため、他の森林と違い取りつくさないようにというよりも増えすぎないようにという注意が必要です。
部品: 神域
国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。
部品: 国有林
神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。
部品: 民有林
神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。
部品: 自然を敬う
神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる
部品: 木の種類への配慮
神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。
部品: 年間の生産木材の天井決め
神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。
部品: 木の実
林業ではどんぐりやしいのみと言った木の実の採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。
部品: 果物類
山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。
部品: 山菜
主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。
部品: 神聖巫連盟独自の農法開発
神聖巫連盟では当初農法に悩まされていた。虫や獣を退ける手段が少なく、自力で対応するしかなかったのだ。そこにやってきたのが式神使いである。神聖巫連盟では虫除け、獣避けには式神を主として用いている。その生き物に対応する天敵の式神を配置し、同族の生き物を呼び出してもらい、撃退している。
部品: 農林知識の共有
農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。
部品: 人材交流
農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。
部品: 山菜と作物の交換
農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。
部品: 共同のきのこ栽培地
林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。
部品: 農林労働組合
農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。
インポート用定義データ
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"title": "農林業生産地(神聖巫連盟)",
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"title": "農林業神話",
"description": "世界が滅びを迎えていた頃、神聖巫連盟の人々は亜神と化していた。そこへある日、いなくなったはずの藩王が戻り、亜神と化した国民へ人に戻るように説得していった。国民たちは頷き、あるものは人に戻り、あるものは光となった。国民の大半は光となり、国はまばゆい光に包まれた。そのとき、人に戻ったものはわずかだったという。そのわずかな人々でさえ、生き残ることは困難に思えた。家もなければ樹木もなく、ただ藩王が土を戻すために焼き払った地に、わずかに草木が芽吹くのみであった。耕せば開墾でもできようが、実る種も、家を建てる建材もなかったのだ。人々が往生していると、やがて足元に小さな芽が芽吹いた。芽はみるみるうちに成長し、やがて大きな木と、重い頭を垂れる稲穂となった。人々はこれを光となった神々の化身と考え、生きるための材木、畑のための種とした。\nその一部を苗木にし、山々に植えることで、光となった神々への返礼としようとするものたちがいた。彼らはまだ土の山であった山肌を開墾し、植林し、一本一本の木を墓標に見たてようと考えたのだ。木を植え、伐採を繰り返すうち、木々の成長速度は遅くなり、やがて普通の樹木へとなっていく。\nその一部を田畑の一画に植え、毎年それらの稲穂の米で作り上げた神酒を奉納する者たちがいた。彼らは与えられた稲の数だけ、神酒を作り礼を尽くそうと考えたのだ。\n木々への敬意、恩義は子々孫々受け継がれ、決して忘れられることはないだろう。稲穂への感謝もまた、子々孫々受け継がれていくことだろう。\nこれが神聖巫連盟における、農林業の起源である。\n",
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"description": "主流の作物が不作の際にも比較的生育が良く、安定した収穫が見込める作物。\n一般的には粟・稗や、蕎麦、根菜ではジャガイモやサツマイモ等。備荒作物ともいう。\n共通して、「低温に強い」「生育期間が短い」「乾燥に強い」という作物が該当する。\nこれらは収穫後、使用する分以外は保管倉庫に緊急用に備蓄される。",
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"description": "主に穀物類を育てる畑。広大な土地が必要。\n主食となる米・麦・トウモロコシといった代表的な穀物の中から、藩国に適した種類を育てる。\nその用途の他、飼料としての雑穀や、酒造用の穀物の栽培も行われる。",
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"description": "藩国によって様々な野生動物がいるため方法は様々だが、基本の方法として「飛び越えれない高さの柵を立てる」というものがある。\nその他、その害獣より強い生き物の匂いのするものを置く、罠を仕掛ける、案山子を立てる、等、状況と藩国技術にあった方法を取り、害獣を近づけさせないようにする工夫。神聖巫連盟では式神を配備して獣を退ける。",
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"title": "主伐",
"description": "大きくなり、利用に適した太さになった気を伐採する作業。伐採する木の年齢は種類や使い道によって変わる。多くは30年~50年で伐採され、神事に利用されるものなどは100年をかけて育成される。伐採は斧、楔などの伐採道具で行われ、怪我が無いよう人のいる方向、倒れる向きなど配慮される。伐採の断面が雑であると山火事を引き起こすため、綺麗に木を切るための技術、事後処理が必要となる。",
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{
"title": "木出し",
"description": "伐採した木の搬出作業。簡単な木のそり「木車」を押す、急こう配に丸太を引き、滑り台のようにして一本一本伐採した丸太を滑り落とす「修羅」などの方法で運び出される。",
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{
"title": "林の種類",
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"children": [
{
"title": "針葉樹林",
"description": "マツやスギ、ヒノキやカラマツなどなどの針葉樹から構成される樹林。成長速度が他の木に比べれば速く、建材などに用いる木材として需要が高い。",
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},
{
"title": "広葉樹林",
"description": "サクラやカエデ、ミズナラやシイ、カシなどなどから構成される樹林。針葉樹林に比べれば成長速度は遅いが、木の実や家具としての需要が高い。",
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},
{
"title": "竹林",
"description": "竹にはいくつも種類はあるものの、針葉樹林や広葉樹林などと違い、単独の種類で竹林を構成する場合が多い。旺盛な繁殖力を持つため、他の森林と違い取りつくさないようにというよりも増えすぎないようにという注意が必要です。",
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{
"title": "林業区域",
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"children": [
{
"title": "神域",
"description": "国で管理される森林。神聖巫連盟が砂漠であったころから、初期に神々によって茂った森を始祖とする。復興当初はこちらの成長速度の速い樹林から木材を切り出していたが、別の林業が発展していくうち、徐々に神域として隔離されていった。一般人が入ることは禁止されており、一部管理者、国政に携わる者のみが入ることができる。小さな社が建っており、毎年感謝の神酒がささげられる。この森林で使われたすべての木を返し、そして静かに保ち続けることが神々への恩返しであると考えられている。神域として指定される頃には木々は神の力を失っており、ごく普通の樹木と同じ速度で成長する。",
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},
{
"title": "国有林",
"description": "神域とは別に作られた国有林。環境の保全や後述の民有林では生産されにくい樹木を中心に育てており、文化保全の取り組みなども行われている。",
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},
{
"title": "民有林",
"description": "神域・国有林からさらに派生した民間の林。年間の伐採、林の拡大、環境への配慮は国の法規によって定められており、毎年の報告、監査を受けている。国からの評価を受け、毎年最優秀者は表彰される。",
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],
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},
{
"title": "自然への配慮",
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"children": [
{
"title": "自然を敬う",
"description": "神聖巫連盟の林業では、自然を敬う精神が重要視される。林業は発達しすぎれば本来人間の手が加えられずに発達するはずの原生林が失われ、木の種類が偏ってしまうこともあり、それらを抑制するためにも「自然」を守る精神が必要になる",
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},
{
"title": "木の種類への配慮",
"description": "神聖巫連盟の林業は、生えている林の種類への配慮も行う。例えば杉科の樹木は成長速度が速く木材に向いているが、花粉などを大量に出すため花粉症を引き起こしやすい。人間への被害だけでなく、植物や動物への環境を悪くしないためにも、樹木の種類が偏らないよう、林業林を増やす場合は成長の農林部門への申請が必須となる。",
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},
{
"title": "年間の生産木材の天井決め",
"description": "神聖巫連盟せは、年間に生産・伐採される樹木が毎年ある程度、天井が定められている。これは林業のいたずらな拡大による自然環境を破壊しないため、消費社会化しないための対処でもある。",
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{
"title": "山菜類の採取",
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"children": [
{
"title": "木の実",
"description": "林業ではどんぐりやしいのみと言った木の実の採取も行われる。これらの木のみはあく抜きをすることで林業従事者の貴重なエネルギー源となり、木の実餅やパンのような食品を作り、祝辞の際に主に食される。",
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},
{
"title": "果物類",
"description": "山林ではアケビや木苺など、いわゆるフルーツが産されることもある。季節によって実る果物は変わるが、春から夏にかけ、山林は色とりどりの果物を人々へと恵んでくれる。",
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},
{
"title": "山菜",
"description": "主として春、秋。山々では山菜やきのこが産されるようになる。どちらも有毒種が含まれる場合があるため、収穫された山菜は専門家により厳重にチェックされ、見た目の似た近似種がない無毒のもののみが基本的に流通に乗っていく。",
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{
"title": "神聖巫連盟独自の農法開発",
"description": "神聖巫連盟では当初農法に悩まされていた。虫や獣を退ける手段が少なく、自力で対応するしかなかったのだ。そこにやってきたのが式神使いである。神聖巫連盟では虫除け、獣避けには式神を主として用いている。その生き物に対応する天敵の式神を配置し、同族の生き物を呼び出してもらい、撃退している。\n",
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{
"title": "林業と農業の連携",
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"children": [
{
"title": "農林知識の共有",
"description": "農業と林業は職業従事者、また農林学者の間で盛んに知識の共有が行われている。山々の存在は田畑に影響し、田畑の存在もまた山々に必要なものだからである。\n",
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{
"title": "人材交流",
"description": "農業と林業は生産地域が近く、お互いに時折人材交流を行いその仲を深めている。農業家は木の登り方やきのみの種類、山での安全な歩き方、山の神々とのあり方を学び、林業家は田畑などの栽培方法、食料の加工方法や田畑の神々とのあり方を学んでいく。",
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{
"title": "山菜と作物の交換",
"description": "農業家と林業家はお互いの作物を交換し、やりとりを行なっている。きのみや山菜、穀物や野菜とお互いに作れないものを交換しあい、密接にかかわりあっている。\n",
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{
"title": "共同のきのこ栽培地",
"description": "林業と農業の交流の一環として、きのこ栽培があげられる。山からとれるきのこを養殖し、おいしく安全にきのこ栽培を行う方法を模索している。共同研究として毎年レポートが国にあげられ、その監査が政庁から派遣、褒賞などが行われる。\n",
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"title": "農林労働組合",
"description": "農業従事者、林業従事者は共同の労働組合を持っている。給与や技術、市場把握、祭などの運営や管理、推進を行い、国に対する提案などを行う。",
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最終更新:2017年08月04日 22:51