• 夏越しの祓え

6月ももう終わりですね。
農業博覧会も無事終わり少し寂しげになった気がします。
今日は各神社が夏越しの祓えを行っています。
そのため、国としては特別な事はせずにただ保育園、小学校、児童養護施設で給食やおやつに水無月を出させていただきます。
私はこうした行事が今後も続いていけるように力を入れていきます。
神々と私たちの生きていく時間は違うけれど、神々にとっては流れる時間のわずか一瞬かもしれないれど、それでも私達は子ども達の世代も孫の世代も、そしてその先の世代もずっと変わらぬ関係を結び続ける事で神様達を孤独にさせない事ができるのです。
変わる事無く思っている事を示すためにもこうした行事は大切な物なのですよ。
私たちも自分達より短い時間を生きる者達を彼らが世代を重ねても変わらぬ愛情を持って接してきていたでしょう。
もしも忘れている人がいるなら思い出してください。
菜の花や朝顔、ひまわりは毎年花を咲かせてくれますが、それは毎年違う花です。ですがそれでも私たちは変わらぬ愛情でもって愛でています。
植物だけではありません。
鈴虫や松虫達の虫の音を、夜の闇を舞う蛍の光を、色鮮やかな蝶の舞を私達は愛しみ、彼らがこれからも私達と共に暮らしていけるように彼らの生活の場が奪われないように努力してきています。
どちらも私達が目にする、耳にするのは一年の内の本の一時、次の年目にしてもそれは去年とは別の者達。
けれど私達はそれでも変わらない所が好きなのです。
神々や、クーリンガンから見て、私達が世代を重ねても変わらぬ所で好きになってもらえるように、そしてそれを確実に次の世代へ伝えていけるようにがんばりましょう。
悪魔のみんなも神々も妖怪たちもクーリンガンもそしてみなさんもこの国で暮らしているみんな私の大切な子ども達。
だからお互いに争わないで済めるようにがんばります。
家族の仲が良くないのはとても寂しい事。
仲良く暮らしていけることを夏越しの祓えが行われているこの日に願わせてもらいます。
敵意ではなく善意を、憎しみではなく愛を向け合えますように。

発表日:2009/06/30
作成者:藻女

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最終更新:2009年06月30日 22:49