□■□□■□
 シンデレラと白雪姫は、怒ってお城から出て行ってしまいました。
 所かわって…。
 あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。

おじいさん(ミツキ):「おばあさんや、わしは竹やぶで竹を切ってきますね」
おばあさん(柊 久音):「(ミツキさん、手を切らないように気をつけてください。本当に竹は切らずに、フリだけでいいはずですので)」
おじいさん(ミツキ):「(はい。わかりました)」
おばあさん(柊 久音):「では、私は川に洗濯に行ってきます」
おじいさん(ミツキ):「どうぞお気をつけて」

□■□□■□
  おじいさんが竹やぶに入ると、光っている竹が一つありました。
 割ってみると、かわいらしい女の赤ちゃんがおりました。

かぐや姫(ボロマール):「女の子じゃないー!!」
おじいさん(ミツキ):「まあ、なんてかわいい赤ちゃんでしょう!」
かぐや姫(ボロマール):「(ミツキさんのおじいさん、ほのぼのしてかわいいなあ)」
おじいさん(ミツキ):「家につれて帰りましょう」
かぐや姫(ボロマール):「はいっすー!」

□■□□■□
 おばあさんが川で洗濯をしていると、向こうのほうから大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。

おばあさん(柊 久音):「ああ、大きな桃ですね。よいしょっと。この桃を持って帰っておじいさんと一緒に食べることにしましょう。よいしょ、よいしょ、おじいさん、桃を拾ってきましたよ。一緒に食べましょう」
おじいさん(ミツキ):「わああ!おおきな桃ですね」
おばあさん(柊 久音):「では、切りましょう。すぱ!」
桃太郎(雹):「ほぎゃー!ほぎゃー!」
おばあさん(柊 久音):「ああ、男の赤ちゃんが」
おじいさん(ミツキ):「あれまあ、おばあさん、私は今日、竹の中から女の子を見つけましたよ」
おばあさん(柊 久音):「こんな日もあるんですねえ」

□■□□■□
  桃太郎とかぐや姫は、兄弟のように仲良く育ちました。
 二人の子どもたちが大きくなったある日のこと。
 村は、現れては略奪を繰り返す鬼の話で、もちきりでした。

桃太郎(雹):「おじいさん、おばあさん!私はもう我慢できません!!鬼退治にいってきます!!」
おばあさん(柊 久音):「気をつけていってきてくださいね」
おじいさん(ミツキ):「おばあさん、あれを持たせてあげたらどうでしょうか」
おばあさん(柊 久音):「そうですね。つ【きびだんご】」
桃太郎(雹):「ありがとうっ!おじいさん、おばあさん、かぐや姫、いってきます!!(すちゃ!)」
かぐや姫(ボロマール):「(十二単を着せられて、しくしく泣いている)」

□■□□■□
  桃太郎が鬼退治に出かけてからというもの、かぐや姫はしくしくと泣いてばかりです。
 美しいかぐや姫のうわさをきいた王子様。かぐや姫に会いにいくと求婚しました。
 「私は月の人間です。月に帰らなければなりません」
 王子は姫を帰したくなくて、兵士たちに家のまわりを守らせます。
 そこへやってきた月からの使者。
 不思議なことに兵士たちは、すべて眠ってしまいました。

かぐや姫(ボロマール):「しくしくしく。やっと終わる~~~~。」

□■□□■□
  そこへ、鬼退治を終えた桃太郎が戻ってきました。
 月に帰ろうとするかぐや姫を見て、自分の気持ちに気が付いた桃太郎。

桃太郎(雹):「待ってくれ!かぐや姫!好きです!!」
かぐや姫(ボロマール):「∑」
桃太郎(雹):「私と結婚してください!!」
かぐや姫(ボロマール):「∑∑  ……だから、女装もBL(ぼーいず らぶ)も嫌あああ!!!(大泣き)」
桃太郎(雹):「かぐや姫、何をそんなに泣いているのですか(ボロマさん、お芝居ですよ)」
かぐや姫(ボロマール):「姫っていうなあ!!もういやだあああああ!!」

□■□□■□
  桃太郎と同じく、桃太郎のことが好きだという自分の気持ちに気が付いたかぐや姫。
 泣いて、月に帰るのを嫌がりました。
 そのときです。
 ひとすじの光が月から差し、立派な月の王が姿を現しました。

月の王(あすふぃこ):「何を泣いているのです、姫よ」
かぐや姫(ボロマール):「姫じゃないーーっ!!」
月の王(あすふぃこ):「そんなに月に帰りたくないのか。いや、わかった。姫はこのまま地上に留まるがよかろう。桃太郎としあわせになるんですよ」
かぐや姫(ボロマール):「え…、ちょっと待って!王様?!」
王子(藻女):「いい王様だね♪」
桃太郎(雹):「かぐや姫!しあわせになりましょう!!」
かぐや姫(ボロマール):「いやだああああ!!!王様!!僕、月に帰ります!!ああああ!!お迎えの人たちが帰ってゆくー!!まってくれー!!僕もつれてってー!!かむ・ばーっく!!」

□■□□■□
  こうしてかぐや姫と桃太郎は結婚して、しあわせに暮らしました。
 幸せそうな二人をみて、王子さまも幸せでした。

                                 ~完~

かぐや姫(ボロマール):「ちょっと待って!!終わるなーーっ!!!」
王子(藻女):「楽しかったね♪」
おじいさん(ミツキ):「楽しかったですw」
月の王(あすふぃこ):「緊張しました。うまく言えてたでしょうか…」
桃太郎(雹):「上手でしたよ」
白雪姫(みぽりん):「あすふぃこさん、上手ですう!」
おばあさん(柊 久音):「ではこれから、みたらし団子茶房<巫>でお茶でもいかがですか?」
シンデレラ(七比良 鸚哥):「いいですねーww」
七人のこびとA(若葉りっか):「お団子食べながら、打ち上げですね!」
七人のこびとB(有馬 信乃):「ぼろまさん、泣いてないで行きますよ」
かぐや姫(ボロマール):「BLはんたーい!!BLはんたーい!!そもそも僕らの歓迎SSじゃなかったんですか??おかしいですよ!!」
七人のこびとB(有馬 信乃):「男女でクジを引けばよかったんですがねえ」
白雪姫(みぽりん):「ほえ?それじゃあ、つまんないですよー♪(にこにこ)」
かぐや姫(ボロマール):「………(真っ白)」


                          こんどこそ、おしまい♪♪


~~~副題「ぼろまさんの受難」(笑)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年08月12日 20:39