参照事例ファイル p.5 表4 を引用↓
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つまり小3の34名に「4枚の袋にりんごが3個ずつ」を「立式」させたら
「3×4」と答えた児童 8名
「4×3」と答えた児童 21名
で、この「4×3」のほうが「式は誤答」だというわけですが、表4の1と2のデータを付き合わせてみると「4×3」と書いた21名は「式が誤答でも絵には正しく表すことが出来た」21名と対応づいている、という推定が有力です(確実ではありません)。
さて、この仮定のもとに、ここで式と絵の誤答・正答の状況を表にしてみましょう。
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かっこの中の(3×4)のような記入は、そのブロックの子がどんな式を書いたのか、という推定です。
絵・式がともに誤答の4名は「加減算」の式を書いたものと思われます。
加減算の式を書いた、ということは、「問題文を読み取れていない」わけです。
逆に、「4×3」の式を書いた21名は「絵が描けた」つまり「問題文を正しく読み取れている」と考えられます。
(なお、3+3+3+3 の解答は「絵が誤答、読解NG」に入れてありますが、これも確証はありません。3が4つという式にはなっているので、読解は正しいけれど絵がうまくなかっただけという可能性が高いです。とはいえ、4×3の21名が「絵は正しかった」ことに比べると1名だけなので、主要な論点とはしなくてよいでしょう)
この結果から分かること
1.立式順序で問題状況の理解を測ることはできない
2.絵を描かせれば、問題状況の理解を測ることができる。
・・・・・・・(以下、きっと何か続く)
最終更新:2015年11月22日 12:22