�◆悄峩眄菊�は日本人だった」元自衛隊南西航空混成団指令空将佐藤守 著（講談社）』はトンデモ本ではありません。その２
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しかし、なぜ、金策の子である疑いがある金正日が金日成の後継者となれたかが、いちばん本書の説が怪しい箇所ではある。 政敵との熾烈な抗争ｐ210〜212 ところが、どういう風の吹き回しか、１９７０年代に入ると、金正日の名が後継者候補として挙がり始める。 すべて秘密裏にではあったが、１９７３年９月４日、金正日は党組織及び宣伝煽動工作担当書記に選出され、翌１９７４年２月２２日には、党中央政治委員、党書記に決定された。１９７０年代後半までには、ほぼ後継者としての地位が固まったと見られている。 そして、１９８０年１０月に開かれた朝鮮労働党第六回大会が公式の場での初お披露目となり、党書記に就任、事実上、正式な金日成主席の後継者となった。 とはいえ、第六回大会ではっきりと後継者指名されたわけでは無論なく、金日成の代理役を獲得したに過ぎない。それでも正式な後継者になったと認知されたのは明らかだった。 １９７０年代まで、北朝鮮ニュースを専門的に取り扱う『朝鮮通信』を含め、日本、韓国の各種報道機関は、金正日を「金正一」、そして母・金正淑を「金貞淑」と表記していた。それが変更されたのが、１９８０年１０月の労働党大会だった。日本でも朝鮮総連がマスコミ各社に金正一の「一」を「日」に改めるよう求めた。また、金正一から金正日に変更されると、同時に金貞淑も金正淑と改められた。 この名前の変更に関して、ジャーナリストの恵谷治氏はこう推測している。 ｛正一(ジョンイル)が「正日」と改名されたのは、金日成の「唯一後継者」としての正統牲を誇示するため、母の正淑一ジョンスク一と父の日成(イルソン）の双方の名前から一字をとった名前であることを示すためだったと考えられる。そのため、正一は「正日」、貞淑は「正淑」に変更されたに違いない。母の「正」と父の「日」の字から成る「正日」はまさに、金日成と金正淑の正統な嫡男というわけである。朝鮮には父や祖父から一字をもらうアフターネームの習慣はないといわれるが、進歩派を自認する共産主義者はそうした伝統を無視したのだった｝ かくして金正日は「皇太子」の座を射止めたわけだが、仔細に事実を検証してみると、この間、内部で激しい権力闘争があったことがうかがえる。 たとえば１９７１年、金日成は、夫人・金聖愛は自分と一心同体で、金聖愛の発言は自分の発言と同じだという趣旨の発表をしている。つまり、自分の政治パートナーは金聖愛だと宣言したに等しい。 これに対して反発し、金聖愛の追い落としを企んだのが金正日だった。金聖愛は、金日成より２０歳も年下で、下手をすると、金日成の死後、彼女に政権を牛耳られかねない。焦った金正日は、護衛総局の幹部に命じ、当時、朝鮮民主女性同盟の委員長だった金聖愛の身辺を徹底的に洗わせた。そして嘘か真か、女性同盟の経理に不正があった事実を突き止める。 金正日の標的にされたのは金聖愛ばかりではない。入民軍の中将だった兄の金聖甲にもクーデ夕-策謀の罪を着せ、金聖愛もこの計画の共同謀議をしたとして、平壌の北にある慈母山城に幽閉した。 独裁者は常に疑心暗鬼の極みにある。金日成は、金正日の報告を信じ、金聖愛の活動を禁じた。金日成が金正日の言葉を疑わなかったのは、当時、金正日が金日成の忠実な部下を演じていたからである。 たとえば、１９７１年５月１０日、金正日は党中央委員会組織指導部幹部に、「金日成バッジ」をすべての人民がつけるよう指示している。 金日成に取り入りながら蜜月関係を築いた金正日は、その４年後の１９７５年、今度は金日成の実弟・金英柱を追放する。先述した通り、金英柱は抗日のパルチザンだった時代、日満軍警に捕らえられ、一時期、満州の日本人商店で働いていた。この経歴をとって、「金英柱は親日派で、革命の裏切り者。金日成一家の革命経歴を汚した」とレッテルを貼り、金日成の同意を取り付け、追放したのだった。 かくして、金正日は、ようやく１９８０年の労働党大会で念願の書記に就任するところまでこぎつけたのだった。 １９８０年代、金日成と金正日は、生涯最高の関係にあったと見られている。１９８５年には金日成が、「金正日同志の命令は、党の政策だと思い、執行せよ」とのお達しを出すほど金正日を信頼していたのだ。 ご存知の通り金正日は、大の日本びいきである。日本食を好み、個人秘書兼専属料理人に日本人藤本健二氏（仮名）を置いた。最愛の夫人は在日朝鮮人であった高英姫である。１９８０年までは赤坂の超高級クラブ「コルドンブルー」へ出没していたのだ。金正男がに日本に密入国を繰り返していたのは父親譲りである。 私は本書には書いてはいないが、金策の他にも多くの残置諜者が存在し、金日成政権を誕生させ、金正日政権を作り出したのではないだろうか？と思う。 人民軍の夫将たちの愛唱歌は「ラバウル小唄」P272 将軍が愛する日本のものは食べ物だけではない。 金正日の愛車はトヨタのセンチュリーだという。当然ながら安全性には細心の注意が払われており、防弾ガラス、鉄板も普通の市販車に比べると分厚い改造車で、藤本氏によると、ドアはことのほか重かったらしい。 金正日がトヨタの「セルシオ」のカタログを見て興味を示したので、藤本氏が「最高級車だ」と説明すると、すぐに七台購入した。しかし「セルシオ」は半年でお払い箱になった。その原因が北朝鮮国内の悪路だったというからおもしろい。やわらかいサスペンションが悪路に耐えられなかったのだ。 藤本氏は、宴会場には必ず「カラオケセット」があり、日本の歌もよくうたわれたという。 「瀬戸の花嫁」は幹部たちもよく合唱したそうだが、藤本氏が歌った「草津節」を金正日が気に入り、藤本氏に何度もリクエストした。演歌では「都はるみ」か「島倉干代子」を北朝鮮に呼ぼうという話もあったらしい。 演歌だけではなく、宴会では軍の大将たちは酔っ払うと、どういうわけか日本の軍歌を歌っていた。藤本氏はこう書いている。 ｛将軍も、みんなが歌うのを聞きながら鼻歌で参加することもある。軍隊を経験していない日本人の私にはわからない歌もたくさんあったが、将軍のお気に入りは「ラバウル小唄」だった。この歌が出てくると、一緒になって歌っていた。映画好きの将軍は、寅さんの主題歌を一緒に歌うこともあったが、上手に歌っていた｝ 金日成が革命歌謡を日本の軍歌から盗用していたことも考え合わせれば、軍歌が朝鮮人民軍で歌い継がれていても、別におかしくはない。 金正日が日本びいきなのは理解できるが、『軍の大将たちは酔っ払うと、どういうわけか日本の軍歌を歌っていた』ここに引っかかる。 軍の大将達も、金策同様帝国陸軍の残置諜者ではないだろうか？ 『「東条英機」副題：阿片の闇 満州の夢 太田尚樹 著（角川学芸出版）』に非常に興味深い箇所がある。 ｐ80 解説するのは、元奉天特務機関にいた中田光一である。 「先ず特務というのはね、内容は絶対に表に出せないし、痕跡を残せないから、資料みたいなものはほとんど残しませんでしたね。 特務というと日本では、終戦を境にそこで活動がピタリと止まったように考えている向きがあるけどね、そうでもないですよ。開戦も終戦も、一部の特務機関員には一通過地点。 だから満州全土に散っていた正規の特務機関員は約三千人ですが、一割が末帰還者です。その多くは戦後も現地に残って情報収集活動をっづけた、残置諜者です。 まあその後、ぽつりぽつり帰ってはきましたが、帰国の道が閉ざされていたこともあって、帰りたくとも帰れない者もいたんですな」 中国大陸に広く展開する総勢百万の勢力を支えるには、国家予算では追いつかず、現地の阿片収益に頼る構造となっていたのである。 帝国陸軍が中国大陸から容易に引き上げない理由の一端が分かるような気がする。 東条英機、満州国を影で牛耳る甘粕機関の甘粕政彦、そして戦後首相に上り詰めた当時満州国政府の総務次長の岸信介が、熱河省一帯と満州の阿片を仕切っていたのである。 甘粕機関は中国満州一帯の闇社会を牛耳る存在となっていた。残置諜者などという高級な人間ではなく、大陸浪人が、阿片の権益にからみ満州の馬賊に身をやつし北朝鮮軍に紛れた者も多かったはずである。３千人の十分の一３００人その八掛け２４０人の残置諜者が新生北朝鮮軍に紛れて地位が高かったと考えたとしたらいかがなものであろうか？２４０人でなくとも２０人の精鋭で皆将軍となれば、金正日の宴会で軍歌歌われる理由も理解できる。そして金日成・金正日親子をその地位に就かせたのが金策こと畑中理と畑中理と気脈を通じた帝国陸軍残置諜者達ではないだろうか？ 金正日が国家を挙げて覚せい剤や、精巧なドル紙幣を偽造するのは、当に帝国陸軍の特務機関そのもの。北朝鮮は帝国陸軍の延長線上にこの国家があると考えると、非常にわかり易い。 佐藤守氏の本書はトンデモ本ではなく、もし事実であれば現代史どころか現国際政治さえひっくり返るスキャンダルである。 考えてみれば、太平の惰眠を貪る平和ボケした日本を目覚めさせてくれたのは、金正日のおかげだ！ 拉致、核、中距離ミサイル、工作船などで、憲法９条がいかに間違いであるかを証明してくれたのだ！この功績は戦後日本にとって非常に大きい。 � 悄峩眄菊�は日本人だった」元自衛隊南西航空混成団指令空将佐藤守 著（講談社）』はトンデモ本ではありません。その１ 2010/1/5(火) 午後 11:56 http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/30891870.html
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興味深い内容です。
転載させてください。
2011/11/27(日) 午後 0:10 [ tearface ]
どうぞ
2011/11/27(日) 午後 1:50