Red Fox

読まずにレッテル貼りする人は出入り禁止

クジラウォーズ シーシェパードをテレビショーにする動物チャンネル

アンケート
リンク先のアニマルプラネットのページの右下にアンケート。その通りと思う人は「Yes」をクリック。
「クジラ戦争」はシーシェパードが日本の捕鯨船団との交戦を行なう事を助長しているか?
Yes, it does.
(その通り)
No, it doesn't.
(そうではない)
 5月27日のシーシェパードのピーター・ベスーン被告の裁判では「ベスーン被告はドキュメンタリー番組のカメラマンに撮影させる目的で第2昭南丸に侵入する事を計画し、カメラマンと一緒に水上オートバイに載って船に接近した」[>>1]と指摘されていたが、これはCS/ケーブルチャンネルのアニマルプラネットのシリーズ『Whale Wars』(クジラウォーズ、鯨戦争) の事である。

 また今年の1月6日のアディ・ギル号の第二昭南丸への衝突で6人の乗組員のうち肋骨6本を骨折し負傷したニュージーランド人はアニマルプラネットのカメラマンである。

 2007-08年シーズンのシーシェパードの2回目の捕鯨妨害キャンペーン以来シーシェパードにカメラクルーが同行し、劇薬やレーザー光線を用いたり体当たりをするなど日本の調査船団に対して物理的な攻撃を行なうこの環境テロ組織をまるで正義の味方のヒーローとして放送し、シーシェパードの資金源となる寄付金集めに多大な貢献をしているこの番組の存在がシーシェパードの活動の背景にあり大きな影響を及ぼしている事はよく知られてはいる事ではあるが、日本で放送されていないこの番組に関して日本語版ウィキにも項目はないので、この「一方的にシーシェパード側の視点で作られている番組」がどのように主張しているのかをまとめてみる事にした。

写真:(SettleTV)


 トップ写真は『クジラウォーズ』の宣伝用動画の冒頭に出るタイトルデザインであるが、デザインといいタイトルの語感といい、これは明らかに『スターウォーズ』を意識しているものだろう。
 また下の写真は番組の宣伝等で用いられているものであるが、まるで巨大な悪のデススターに立ち向かうファルコン号のような演出である。


シーズン1 (shared2u.com)

シーズン2 (Animnal Planet)

 このドキュメンタリーはヘリコプターを使った空中撮影映像を多用して、シーシェパードが日本の調査船団に対する妨害行為や攻撃を空中や至近距離から撮影した、エンターテインメント的な戦闘アクションものであり、試聴者が通常見る事の出来ない戦争ジャーナリズム的なアングルの「テロ実況ドキュメンタリー」的な好奇心を煽る作りになっており、それだけではなく数ヶ月間のシーシェパードの航海で起こった様々なトラブルや人間模様も描いた、アドベンチャードラマのような演出にもなっている。


 以下の日鯨研撮影写真に見られるように、シーシェパードの攻撃を背後からカメラマンが至近距離から撮影している様子が写ったものが日本側撮影の写真に大量にあり、これはまさしくテレビショーである。(クリックで実サイズ)


日新丸に酪酸瓶を投擲するSS活動家達。(2008.3.3)(日本鯨類研究所)

ポール・ワトソンが第2勇新丸に向けてロケット・ライン・ランチャーを構える。(2009.2.5)(日本鯨類研究所)

アディ・ギル号活動家がレーザー光線を第2昭南丸乗組員に対し照射。(2009.12.23)(日本鯨類研究所)

日新丸に対しランチャーを使って薬品を撃ち込むベスーン被告。(2010.2.11) (日本鯨類研究所)

テレビカメラで撮影しながらスティーブ・アーウィン号が日新丸に対して放水砲を使う。(2010.2.16) (日本鯨類研究所)

ボブ・バーカー号所属ゴムボートの活動家が第3勇新丸に薬品瓶等を投擲 。(2010.2.24) (日本鯨類研究所)

 ワトソンは、全世界にいる3万5000人のサポーターからの寄付でシーシェパードの運営をまかなっているが、特にオーストラリアとニュージーランドから大きな支持があると話している。[>>2]

 しかしここで行なわれているのは、ドクロ旗のもとに劇薬やレーザー光線などの武器を用いて他国の船団を攻撃するという海賊行為であり、それを一方的にシーシェパード側の視点で描くという手法はアメリカでも批判も多い。[>>3]

 それでもこの『クジラウォーズ』のシーズン1 (2008年11月7日〜12月19日、全7回) はアニマルプラネット史上最高視聴率を記録しテレビアカデミー栄誉賞を受賞するなど成功を収め、それが翌年のシリーズ2 (2009年7月5日〜8月21日、全11回) と先週の金曜日に開始したシリーズ3 (2010年6月4日〜8月27日、全13回) に繋がっている。番組時間は1話43分。

 『クジラウォーズ』シリーズ1の放送開始時に、アニマルプラネットのマージョリー・カプラン社長は、主張の強いリアリティスタイルの番組でアニマルプラネットを再ブランド化し『クジラウォーズ』がヒット作となる事を期待すると、これがアニマルプラネットの新路線であると環境テロ番組への意気込みを示していた。[>>4]



Season 1
収録:2007年12月5日〜2008年3月8日:SS第2回反捕鯨キャンペーン「ミガルー作戦」
放送:2008年11月7日〜12月19日

 シーズン1では、2008年1月にSSメンバー2名が第二勇新丸に侵入した事件から、3月の酪酸等での攻撃までがドキュメントされている。

 またシーシェパードはこの「ミガルー作戦」の際に、それまで「ロバート・ハンター号」という名称であった船を「スティーブ・アーウィン号」と改名しているが、これはアニマルプラネットの番組ホストで2006年9月に事故で死亡したスティーブ・アーウィンにちなんだものである。

 未亡人のテリ・アーウィンによればスティーブは生前シーシェパードの捕鯨妨害活動の遠征への参加を希望していたとの事であるが[>>5]、アニマルプラネットが『クジラウォーズ』の番組制作を開始する際に、その前年に不慮の死を遂げた番組ホストの名前をシーシェパードの船につけるというのも、非常に番組の話題作り的なキャンペーン色が強いわざとらしさがある。


『クジラウォーズ』シーズン1の予告編1 (2'31")



『クジラウォーズ』シーズン1の予告編2 (1'28")


 以下はアニマルプラネットのウェブサイトに掲載されている各エピソードの概略である。また英語版ウィキペディアに部分的に異なる旧バージョンと見られる解説が転載されているため、ここではそれらを合わせてより詳しい内容にしている。

 アニマルプラネットの解説は完全にシーシェパード側の視点と主張で書かれているため、その内容の偏りをより明確にするために日本鯨類研究所の発表を中心にまとめた概略を青文字でつけてある。

 現在DVD発売されている『クジラウォーズ』であるが、301分のシーズン1473分のシーズン2が20ドル以下の破格の値段で売られており、ウェブ上での全編公開というアニマルプラネットも採算度外視で反捕鯨キャンペーンを行っている当事者である。
 またアニマルプラネットはYouTubeチャンネルでも『クジラウォーズ』の関連動画を大量にアップをしている。


 ちなみにアニマルプラネットのウェブサイト上の『クジラウォーズ』の全編動画や関連動画は日本ではブロックされているとの話も目にしたが、日本ドメインのプロキシで調べたところアクセス出来るので、日本国内からでも閲覧出来るはずである。


エピソードタイトル 米国放送日
101 乾し草の中の針 2008年11月7日 (2008-11-07)
ポール・ワトソンは日本の捕鯨加工船日新丸とシーシェパード船のスティーブ・アーウィン号の対峙時に捕鯨クルーによって狙撃されたという。このエピソードはそしてその3ヶ月前にこの船の初出港時にフラッシュバックする。

ワトソンは、海洋保護のために戦う自らを「エコ海賊」と呼ぶ過激派環境グループのシーシェパードの船長で創設者である。彼等の使命は南極海でクジラを殺戮する日本の捕鯨を止める事である。ワトソンの34人の多国籍ボランティアのクルーはオーストラリアのメルボルンから出港したが、彼はこのような危険なキャンペーンに参加する積もりなのかを問うた。出航後直ちに新入りは激しい船酔いになった。その後海上で4人を乗せた小ボートが転覆し、ヘリコプターの羽がダメージを受けた。シーシェパードが最初に捕鯨船を発見した時、船長はこの任務を始める前にも深刻な危険に晒される事を怖れた。

エピソード1の紹介動画

エピソード1の関連動画:[デルタ号転覆] (1'00")
[エピソード1の全編動画] (43'14")

【解説】シーシェパードがスティブアーウィン号を豪メルボルンを出港したのは2007年12月5日。エンジン故障のために12月24日にメルボルンに戻り年明けの1月1日に再出港した。SSがロバートハンター号をスティーブ・アーウィン号に改名したのはこの出港時。[>>6]


102 理想的なものは何もない 2008年11月14日 (2008-11-14)
捜索開始から数週間後、シーシェパードは遂に日本の捕鯨船の第二勇新丸を発見。ワトソンは2名のクルーメンバーを第二勇新丸に乗船させクジラ殺戮を止めるように告げる手紙を届ける危険なプランを考えた。彼のプランは国際事件を作り出す事を願ったものだが、それは安全面の議論でメンバーを二分した。ベン・ポッツとガイルス・レーンの2名が参加する事になり、敵船の欄干を乗り越える準備をした。彼等は直ちに日本の乗組員に拘束され、2名のシェパードメンバーを乗せたまま勇新丸はスピードを上げた。

エピソード2の予告編 (0'31")

エピソード2の関連動画:[日本の捕鯨船に乗り込む] (1'55") [悪臭爆弾VS放水砲] (1'55") [プロプファウラー] (プロベラに絡ませるブイ付きロープ) (2'01") [捕鯨船への嫌がらせ方法] (1'19")
[エピソード2の全編動画] (43'16")

【概略】2008年1月15日14:00、シーシェパードは2隻の大型ゴムボートから第二勇新丸に対し酪酸ビンや粉末薬品を投げ込んだりブイ付きロープをスクリューに絡ませようとするなど妨害行為を行った後、15:54にSSのベンジャミン・ポッツ (28) とガイルス・レーン (35) の2名がゾディアックボートから同船に侵入したため、暴力行為も想定されたため第二勇新丸乗組員が2名を拘束し荷物検査を行った後船内事務室に収容した。その後もSS側は第二勇新丸以外の調査船等に妨害行為を展開していた。[>>7]


103 我々が国際事件である 2008年11月21日 (2008-11-21)
スティーブ・アーウィン号との交渉も対面もなしに、第二勇新丸は2名のメンバーを返すために指定された場所で政府船舶にポッツとレーンを引き渡す事に同意した。
シーシェパードの2名を日本の捕鯨船の第二勇新丸に人質に取られた事で、ワトソン船長は自ら作り出した国際メディアの嵐に満足し、捕鯨船団側の人質返還の申し出を拒否した。彼はオーストラリアと日本政府の関わりを要求し、最後に返還に関して交渉した。
夕方になって一等航海士のピーター・ブラウンは、シーシェパードがメンバーを引き取りに行く際に第二勇新丸への攻撃を決めた。4名のクルーメンバーが危険な任務を行うためゾディアック社製のインフレータブルボート「デルタ号」に乗った。長時間の無線コンタクトの後、偵察パイロットのクリス・アルトマンは彼等が間違った方向に向かっており夜になる前に戻らなければならないと報告した。この状況の調査には遅過ぎた。船外ボートとの無線連絡が途絶え、孤立したデルタ号は暗く極寒で広大な南極海で遭難する危険にあった。
連絡の結果、幸運にもデルタ号は2時間以上経ってスティーブ・アーウィン号に帰還し、ポッツとレーンを引き取るスケジュールは遅れた。


エピソード3の予告編 (0'31")

エピソード3の関連動画:[微笑みと波] (1'41") [夜襲計画] (2'53")
[エピソード3の全編動画] (43'31")

【概略】豪国籍のポッツの拘束に対し豪のスティーブ・スミス外務大臣が日本政府に働きかけ[>>8]、日本側は2名の侵入目的が「抗議文の手交」であった事から2日後に両名をSS側に戻す事になった。手紙には豪裁判所が調査捕鯨の中止命令を決定した件が書かれていた[>>9]
農水省の諸貫課長補佐が「シーシェパードが危険で不法な活動を行わないと約束するならいつでも2名を返す」とし、返還に際しスティーブ・アーウィン号は10海里離れた所で待機、ゾディアックボートにて引き渡す事、ヘリもデッキ上に留まり一切の撮影を許可しないとの条件を付けたため[>>10-11]、これがSS側に「人質」と言わせる口実にされたようである。

東京の日鯨研がSSに連絡を試みたが、事件の引き延ばしを図っていたSS側はこの条件に不満があるとして応答がなく、最終的に仲介のオーストラリアの税関巡視船オセアニック・バイキング号に22:20頃に引き渡された。[>>12]
日鯨研は、侵入した2名は着替えや雑貨などを持参しており長期滞在の積もりであったのは明らかであったと見ている[>>13]。その後18日2:03、SSのゴムボートが接近し第三勇新丸に酢酸弾10発を投げ込んだ。[>>14]

この事件に関して1982年からシーシェパードのメンバーで翌年に脱退している一等航海士のピーター・ブラウンは同年4月に、2名が人質の状況になったのはスティーブ・アーウィン号がその場を去ったために日本側が2名を追い出せない状況になったからだとインタビューで語っている。[>>15]
オセアニックバイキング号は元々豪政府が調査船団を監視するために1月8日に出港していたもので2月12日まで調査船団を追航し続け、時には異常接近を行うなどして日本側が10回以上も警告を行っている。
またグリーンピースは1月11日〜26日まで調査船団を追跡し、22日に日新丸とタンカーの補給活動を妨害している。[>>6]



104 我々はフーリガン 2008年11月28日 (2008-11-28)
長い3日間の後、ガイルズ・レーンとベン・ポッツは勇新丸から無事にスティーブ・アーウィンに戻り、直ちにメディアの有名人になった。
それからクルーは彼等を追航する日本の捕鯨船団のスパイと見られる正体不明の船舶を発見し、テーブル型氷山の背後から軍事関係者が乗っていないかを偵察する事した。そして不法軍事活動の様子がない事を見てから一時的に追い払った。
その後クルーはスティーブ・アーウィン号の居場所を捕鯨船団に知らされるのを防ぐため、待ち伏せしそれが日本のスパイ船か見定めるためにデルタ号とヘリが発進し、間もなく第68福吉丸と特定した。
ワトソンはスパイ船に乗り込み通信設備を破壊し交信不能にする攻撃を行うよう乗組員を説得するが、デルタ号の発進の際にモーターラフト発信に使う油圧クレーンが破損し、攻撃の中止だけでなくシーシェパードの任務全体が危険に晒された。


エピソード4の予告編 (0'31")


[エピソード4の全編動画] (43'32")

【概略】第三勇新丸への襲撃の後スティーブ・アーウィン号は18日5:30にオセアニックバイキング号と合流し2名を引き取った。[>>6]


105 ドアが閉まり様々な事が壊れる 2008年12月5日 (2008-12-05)
船の技術者は2台のエンジンのうち一つが壊れていると報告した。スティーブ・アーウィン号はエンジンのダメージ、油圧クレーンやヘリなどの技術的問題のため、もはや日本の捕鯨船に付いて行く事は出来ず、捕鯨が続く中修理のために船は単独エンジンでメルボルンに戻った。
帰り道で彼等はオーストラリアのサイズの巨大な海洋性の嵐に見舞われた。何とか生還した後、彼等は祝いのパーティーを開いたが、幹部達は怒りスティーブ・アーウィン号を禁酒船にするように命じた。これは多くのボランティアにとって不幸続きの挙げ句の果ての出来事であり、彼等は着岸後に船を去る事を決めた。莫大なエンジン修理費とコアメンバーのみで、シーシェパードはこの反捕鯨キャンペーンを貫徹するのに十分な予算がない事を心配した。
到着の際には彼等は市民や警察から歓迎され喝采された。ポッツとレーンは帰還で直ちに有名人となった。新メンバーのリクルートをして偵察ヘリなしに彼等は南極海に戻り、まだなお彼等を尾行する不審船を見付けた。


エピソード5の予告編 (0'31")

エピソード5の関連動画:[パーティーの時間だ] (1'24")
[エピソード5の全編動画] (43'32")

【概略】スティーブアーウィン号は2月2日にメルボルンに戻った。日本政府は豪政府に法的処置を求めたが、スティーブアーウィン号は2月14日に出港した。[>>6]


106 レディーファースト 2008年12月12日 (2008-12-12)
新たなボランティアで武装し、シーシェパードは日本の捕鯨船団を見付けるために沖に向かった。不審船の第68福吉丸が再びスティーブ・アーウィンを尾行している事に気付いた後、シーシェパードは氷山の間に紛れ込み第68福吉丸をやり過ごす事に成功した。
スティーブ・アーウィン号は捕鯨船の勇新丸の一つをレーダーに捕え捕鯨船団の位置を正確に特定し、船長は賞金を示し別な乗船作戦を計画した。それは全て女性からなる逮捕状を届けるチームである。
多くのメンバーは彼女達が航行中の大型船に飛び乗る安全面で心配をした。メンバーが2隻の船外ボートの運び出しで苦労をしている間、緊張が増し、統制の取れていない甲板員に喧嘩が発生した。任務中に一人の女性メンバーがデルタ号で重症を負い、彼女はスティーブ・アーウィン号に戻った。
夕方には船全体が停電になり動力なしに氷山の海を漂流した。


エピソード6の予告編 (0'31")

エピソード6の関連動画:[スターウォーズの戦術] (1'42")
[エピソード6の全編動画] (43'31")

【概略】スティーブアーウィン号は2月14日に出港し9日後の同月23日に調査船団を見つけ襲撃を試みたが、天候急変による視界不良のため失敗した。シーシェパードは「逮捕状」を持って強行乗船する積もりだったという。[>>6]


107 沸点 2008年12月19日 (2008-12-19)
電力が回復したスティーブ・アーウィン号は遂に日本の捕鯨船団で最も重要な捕鯨加工船の日新丸を発見し2回にわたって接近した。ワトソンが公海上で「最も悪」と呼ぶものである。全てはこの瞬間のためにあり、日本の捕鯨船の警告にかかわらずシーシェパードは攻撃をした。
クジラの小群が2隻の「戦闘中」の船の間を泳ぎ、最終的に船対船のバトルが開戦した。日新丸の船長は「侵入を試みるなら拘留する」と録音音声による警告を数回行った。リクルートされたシーシェパードメンバーはまず酢酸の悪臭爆弾を日新丸のデッキに投げた。日本側は3人のクルーメンバーが悪臭爆弾によって負傷したと主張する。2隻の船が2回目に出会った時、日新丸クルーは仕返しに催涙弾を使用すると脅し反動グレネードを投げたが、スティーブ・アーウィンは再び先制攻撃を加えた。
戦闘の最中、船長は狙撃されたと主張し、防弾チョッキに撃ち込まれた彼の心臓を狙った弾丸を取り出した。シーシェパードはポール・ワトソンは無事であり勝利でもって南極海を出発したとメディアに対し発表した。
ワトソンは2回目のミッションは500頭のクジラを救い成功であるが、南極海でクジラがもはや殺戮されなくなるまでこの任務は終わらないと締めくくった。スティーブ・アーウィン号は燃料が尽きる前にメルボルンに戻った。


エピソード7の予告編 (0'31")



エピソード7のダイジェスト (3'36")

エピソード7の関連動画:[暴力的衝突] (1'59") [母船への最初の攻撃] (1'50") [クジラの遊泳自由] (2'04")
[エピソード7の全編動画] (43'32")

【概略】3月2日にスティーブ・アーウィン号が調査船団を捕捉し日新丸は追尾を振り切ろうとしたが、3月3日未明に追いつかれ5:37に接近、7:10から8:14にかけて日新丸に5回にわたり100本以上の酪酸ビンとメチルセルローズ粉末の入った紙袋を投げつける襲撃を行い、当初は無人の甲板を狙っていたが5回目の攻撃では人間を狙って攻撃を行い、海上保安官2名と日新丸乗組員2名が軽傷を負った。[>>6][>>16]豪のスミス外相はSSを非難し[>>17]、日本政府はオーストラリアとオランダの駐日大使を召喚して抗議をした[>>18]

スティーブ・アーウィン号は日新丸を追い続け、3月7日の12:36から13:50の間4回にわたり再び攻撃を行った。攻撃は同様に酪酸や成分不明の瓶や粉末袋を船内居住区や人間を狙って行われ海上保安官1名が成分不明の液体を直接浴びた。
海上保安官が数度にわたって無線で警告を行ったが攻撃が止まないため音響投擲弾による警告を7回行った。シーシェパード側はこれを手榴弾と主張している。
スティーブ・アーウィン号は3月8日にも接近したが、攻撃は行わず同月15日にメルボルンに入港した。
これを受けて同日豪政府が危険行為の自粛を呼びかける声明を発表[>>19]、3月8日にIWCがシーシェパードへの違法妨害行為の非難声明を発表した。[>>20-21]

ポール・ワトソンは日本側によって狙撃されたと3月17日にABCラジオで主張[>>22]しているが、日鯨研と海保側はこれは捏造であると否定している。[>>23]
8月18日に警視庁公安部はラルフ・クー [米](41)、ジョナサン・バチェラー [米](30)、ダニエル・ベバウィ [英](28) の3名に逮捕状を請求した。[>>24]


[訳=岩谷] (原文:英語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。

 南極海の揺れる船の上から、もう一隻の揺れる船上の遠距離の1人の人物を特定して心臓を狙って狙撃して命中するとは、海上保安官の腕前はゴルゴ13も真っ青という辺りだろうか (笑)



Season 2
収録:2008年12月4日〜2009年2月6日:SS第3回反捕鯨キャンペーン「ムサシ作戦」
放送:2009年6月5日〜8月21日


シーズン2の宣伝ポスター (Find Stuff)
 『クジラウォーズ』の第二シーズンは、2008年12月から2009年2月にかけて行われた「ムサシ作戦」のドキュメンタリーである。この作戦名は宮本武蔵にちなんだものだという。[>>25]
 この2009年1月には調査船団の第二共新丸の乗組員1名が行方不明となり、捜索活動を行っていた際にシーシェパードが捜索妨害を行い、その後プロペラの修理を行うために第二勇新丸がインドネシアに向かった際にオーストラリアのフリーマントル市の市長がインドネシアのスラバヤ市長に対して入港拒否を行うように圧力をかけるなど、日本では2ちゃんねるを中心に話題になった事件が起こっている。

 第一シーズンの成功を受けて第二シーズンは全11エピソードに規模が拡大され、出航の数日間ハリウッド女優のダリル・ハンナが乗り込むなど、メディアを意識したよりテレビショーとしての演出が意図されているものとなっている。[>>26]

 またシーズン2には「Yoko」という名前の日本向けの広報活動を行う日本人のSSメンバーも登場するが、この人物は常にフェイスマスクをして更に顔にぼかしが入るなど、その身元は隠されている。アニマルプラネットも「traitor」の意味は理解しているようだ。

 シーズン2は2009年の6月5日から米国、6月10日からカナダで、10月6日から英国で、その他南アフリカなど英語圏の国で放送されているが、シーズン1ほどの興行的成功は収めていないようである。


『クジラウォーズ』シーズン2の予告編 (0'31")



 以下はシーズン1と同様に、アニマルプラネットのウェブサイトの各回の解説の訳であるが、説明自体がシーズン1に比べて短く簡単なものしか発表されていない。

 このうち特に注目して頂きたいのはエピソード3と4である。日本船団が行方不明者の捜索を行なっていた際に、ウェブ上の解説には攻撃をしないように命令をしたと書いてあるにもかかわらず、SSは第二共新丸のすぐ側まで接近したり衝突未遂で威嚇行動を繰り返している様子が動画には写されている。


エピソードタイトル 米国放送日
201 氷の音 2009年6月5日 (2009-06-05)
このシリーズは日本の捕鯨船団との劇的な出会いから始まる。そしてエピソードは2ヶ月前の船の初出港にフラッシュバックする。ポール・ワトソンとシーシェパードは彼等の最も激しい反捕鯨キャンペーンとなると約束した南極海に向かった。しかし出港間もなく船の羅針盤が故障し、彼等はオーストラリアサイズの大型の嵐に遭遇した。

エピソード1の関連動画:[氷原でのナビゲーション] (1'29")
[エピソード1の全編動画] (43'32")

【概略】スティーブアーウィン号は12月4日に単独でブリスベンを出港し女優のダリル・ハンナを数日間乗船させ、タスマニア州ホバートに立ち寄り12月10日に出港した。[>>26]


202 鋼鉄の柔軟性 2009年6月12日 (2009-06-12)
巨大な気象システムが到来し、スティーブ・アーウィン号は大型氷山の裏に避難せざるを得なかった。朝までに彼等は氷に閉じ込められ身動きが取れなくなった。氷は老朽化した船を押し始め船体は内側にへこんだ。身動きが取れなくなり船体が深刻なダメージを受ける恐れがあった。

氷山の衝突 (1'33")
 
エピソード2の関連動画:[衝突への航路] (1'36") [鋼鉄の柔軟性] (2'28")
[エピソード2の全編動画] (43'32")

【概略】12月19日に氷でプロペラを損傷した第二勇新丸が修理のために船団を離れ北上をしていた20日9:06にスティーブ・アーウィン号と遭遇した。SSは攻撃用の化学薬品をボートに搭載して発進したが悪天候と計器故障のために引き返した。[>>26]
12月26日には目視専門船海幸丸が18:07にスティーブ・アーウィン号と遭遇、酪酸や塗料入りの瓶を大量に投げ後方から接触、無線で南極海からの退去を求める声明文が日本語で読み上げられた。[>>26]


203 我々の船と同じ位悪い 2009年6月19日 (2009-06-19)
シーシェパードは船隊の位置情報を集めたが、燃料が不足している事に気付いた。港に戻るかどうかを検討していた時、彼等は船から落ちた1名の乗組員を捜索する日本の船団を偶然見付けた。

衝突の時 (1'08")


威嚇作戦 (2'21")


悪臭爆弾の対決 (1'19")

エピソード3の関連動画:[衝突への航路] (1'36")
[エピソード3の全編動画] (43'32")

204 美味しいカラスを食べろ 2009年6月26日 (2009-06-26)
シーシェパードは船から落ちた乗組員を捜索する日本の船団を偶然見付けた。ワトソンはクルーに戦闘体勢を取らないように命じ、彼等は港に戻った。至近距離のターゲットに攻撃出来ない苦悩。そこで見知らぬ人物が船長に封筒を手渡したが、それには謎の白い粉が詰められていた。

エピソード4の関連動画:[海が荒れ始める] (1'19") [ピーター・ブラウンが去る] (1'39")
[エピソード4の全編動画] (43'32")

【概略】2009年1月5日3:30頃、目視調査船第二共新丸の白崎玄操機手が行方不明になり、調査船団は捕鯨を中断し捜索活動を始めた。1月6日19:45にスティーブ・アーウィン号が無灯火で接近し、女性の声の日本語で「捜索を支援する」と呼びかけたが、危険を感じた日本側が断ったところ「捜索活動終了後は妨害を再開する」と宣言し、捜索活動中の第二共新丸の370mまで接近するなど4時間にわたって捜索活動を妨害した。その後スティーブ・アーウィン号は給油のため豪のホバートに向かった。[>>26-29]
アニマルプラネットのウェブ上の説明では戦闘態勢を取らないように指示したと書かれているが、実際は上記のYouTube動画に見られるように衝突寸前の接近行為を行なっており、明らかな捜索妨害が行なわれていた事はクジラウォーズにもドキュメントされている。


205 脅迫は通用しない 2009年7月10日 (2009-07-10)
スティーブ・アーウィン号はホバートで検疫を受け、クルーは炭疽菌に晒されていないかどうかを不安の中待機した。最終的に彼等は全てパスし、一等航海士のピーター・ブラウンはキャンペーンを止めてから船を去るのに時間を無駄にはしなかった。

エピソード5の関連動画:[捕鯨船が照準を合わせる] (1'34") [音響兵器搭載か?] (1'16")
[エピソード5の全編動画] (43'42")

【概略】スティーブ・アーウィン号は1月17日にホバートに入港し給油と物資補給をし、1月21日に出港した。[>>26]
第二勇新丸は氷でダメージを受けたプロペラ修理のために1月15日にインドネシアのスラバヤに着き、豪フリーマントル市長による圧力で入港を拒否されたと一時豪メディア等で報じられたが[>>30-31]、実際は15日には修理は完了し第二勇新丸はスラバヤを出港していた。[>>32]


206 フック 2009年7月17日 (2009-07-17)
日本の捕鯨船団に包囲され、シーシェパードはキャンペーン最大の戦闘日となる準備は出来ていた。ヘリパイロットのクリス・アルトマンは飛び立ちクルーの不安を確認した --- 全ての捕鯨船は音響兵器を装備していた。それに加えて日新丸は網に覆われ酢酸の使用はほぼ不可能となっていた。ジェミナイはプロプファウラー (プロペラに絡ませるロープとブイ) の使用を試みたが、数回の試みの後、捕鯨船はロープを水から取り去った。音響兵器が見えたが使用はされなかった。

エピソード6の関連動画:[プロプファウラーの出番だ] (1'55") [日本人の反撃] (1'02") [攻撃失敗] (2'33")
[エピソード6の全編動画] (43'42")

【概略】2月1日7:35に船団にスティーブ・アーウィン号が接近、船団は避航をしたが2月2日3:06に追いつかれ、SSはボートを発進させて酢酸や染料の瓶を多数投擲、プロプフォウラー (PED) を海中に投入するなどの攻撃を5:00過ぎから5時間のわたって繰り返した。
SSはプロプフォウラーの回収を行なわなかったため捕鯨船団側が回収を行なっている。SS側は日本側が金属の物体を投げつけたと主張しているが日本側は否定。[>>26][>>33]


207 物を投げる願望 2009年7月24日 (2009-07-24)
日本の三隻の捕鯨船の全てが霧の中から突然出現し、ワトソンは日新丸を追跡していた。数においてシェパードは圧倒的に劣っていた。

エピソード7の関連動画:[霧の中から] (2'10") [氷の中に戻る] (1'35") [新たな作戦に異議] (1'56")
[エピソード7の全編動画] (43'42")

【概略】2月3日と4日にもスティーブ・アーウィン号は日新丸に執拗にまとわりつき、船団は回避のための移動を続けた。[>>26]


208 おとりとスイッチ 2009年7月31日 (2009-07-31)
シーシェパードが日本の捕鯨船団との4日目の準備をしていた時、アンディとサイモンは攻撃のベスト戦略に関して言い争っていた。

エピソード8の関連動画:[日本の正面に突撃] (1'23") [ヘリパイロットへの日本の攻撃] (1'41") [日本は攻撃を続ける] (3'17")
[エピソード8の全編動画] (43'26")

209 クレイジーイワン August 7, 2009年8月7日 (2009-08-07)
燃料は残り僅かになり、ボートはスティーブ・アーウィンに引き返したが、小ボートを安全に収容するためにワトソンは、高速で旋回して波のない水面を作り出す危険な軍事作戦「クレイジーイワン」を実施しなければならなかった。
シーシェパードは日本の船団との戦いを続けたが、メンバーは彼等の作戦の高価に対して疑問を持ち始めていた。

エピソード9の関連動画:[プロウファウルの成功] (1'42") [警告砲を発射] (1'57") [クジラの死] (2'32")
[エピソード9の全編動画] (43'42")

【概略】2月5日10:30、SSはヘリとゴムボート2隻を発信させ、11:30頃に各船に対し酪酸便を多数投擲、第三勇新丸にはロープを投入、更に12:30及び14:00頃調査船に向けて信号弾や救命索発射ロケットを発射[>>26]、また100mもの長さのもやい網を船尾から曳航して日新丸の前を横切った。攻撃は15時頃まで続いた。[>>34]


210 悪夢 2009年8月14日 (2009-08-14)
日本の船団がクジラの死骸を屠殺のために日新丸に引き上げている時シーシェパードのショックは怒りに変わった。ポール・ワトソンは戦いの準備をクルーに命じるが、日本の放水砲によってシーシェパードメンバーは方向感覚を狂わされ投げ込むコントロールを失った。日本の別な捕鯨船がもう一頭のクジラの死骸を収容した。しかしその後第三勇新丸はシーシェパードの目の前で一頭のクジラを殺した。

エピソード10の関連動画:[クジラが銛で刺され殺される] (2'29") [シーシェパードは退却しない] (1'53")
[エピソード10の全編動画] (43'41")

【概略】2月6日、船団は捕鯨再開を試みた。SSはボートを発進させずロープを曳航、酪酸便の投擲やロケット弾の発射を行なった。5:20に勇新丸が鯨を日新丸に引き渡す際にスティーブ・アーウィン号が、付近で警戒にあたっていた第二勇新丸に体当たりをし、乗組員を狙って酪酸便を投げつけた。また勇新丸の乗組員は金属ボルトを投げつけられた。[>>26][>>35]


211 絶望の岸辺を眺める 2009年8月21日 (2009-08-21)
最終回。シーシェパードは捕鯨船弾の操業の妨害を試み続けた。第三勇新丸が一頭のクジラの死骸を日新丸に移動しようとした時、ワトソン船長はスティーブ・アーウィン号でクジラの移送を妨げようとした。第一勇新丸が入って来てワトソンの妨害を阻止しようとし2隻の船はフルスピードで衝突した。両サイドが衝突に関して相手を非難をした。

エピソード11の関連動画:[船尾に接近し衝突] (1'52") [クジラウォーズのウェディング] (1'38") [法的問題] (1'35")
[エピソード11の全編動画] (43'42")

【概略】15:59に日新丸船尾付近で鯨を渡す作業中の第三勇新丸の船尾にスティーブ・アーウィン号が体当たりし、左舷船尾付近の外板が大きくへこんだ。SSの活動家二名が第三勇新丸に乗り込もうとしたが未遂に終わった。[>>26][>>36]
ポール・ワトソンは、第二勇新丸によるクジラの死骸の受け渡しを阻止しようとした時に第一勇新丸が船首の前に入って来て、第二勇新丸の動きによって衝突が不可避だったと主張している[>>37]が、日本側は意図的な衝突と非難。[>>38][>>39]
スティーブ・アーウィン号がホバートに戻った際にオーストラリア連邦警察はアニマルプラネットの撮影ビデオと航海記録を押収した。[>>40]


[訳=岩谷] (原文:英語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。


Season 3
収録:2009年12月7日〜2010年3月6日:SS第4回反捕鯨キャンペーン「ウォルチング・マチルダ作戦」
放送:2010年6月4日〜8月27日

 今年の6月4日から放送が始まったシーズン3は、現在裁判中のピーター・ベスーン被告のアディ・ギル号が第二昭南丸に衝突して大破し、その翌月にベスーン被告が第二昭南丸に侵入して拘束されるなどの非常にタイムリーな内容だけに、最高で懲役15年となるこの裁判の進行中に放送されるこの番組でどのように扱われるかが興味深い。

 シリーズ1の成功からか、この年にはシーシェパードは、2009年に米TVタレントのボブ・バーカーの500万ドルの寄付で購入したノルウェー製元捕鯨船に「ボブ・バーカー号」と命名し、更にアディ・ギルという人物の資金提供でベスーンから購入した高速艇に「アディ・ギル号」と命名するなど、アニマルプラネットを利用したキャンペーンによる寄付金で更に規模を拡大し、番組自体も全13エピソードと過去のシリーズで最大規模のシリーズとなっている。

 以下は5月18日に発表されたシーズン3のプレビューである。

シーズン3の予告編 (1'01")


 以下は現時点でアニマルプラネットのウェブサイトで発表されているシリーズ3の概要。

 エピソード1は既に関連動画が数種類が発表されているが、そのうち「アディ・ギル号」の動画に注目して頂きたい。アディ・ギル号が搭載していたと以前から言われていた殺傷能力のあるボーガンが0:53よりはっきりと映っている。


エピソードタイトル 米国放送日
301 スパイに囲まれて 2010年6月4日 (2010-06-04)
南極海で捕鯨シーズンが始まり、シーシェパードは新たな危険なキャンペーンを開始した。三隻の船が別々な港から出港し、ポール・ワトソン船長は今回は戦隊の大将という困難なタスクを担う。

アディ・ギル号 (2'08")



ワトソンは何故クジラを守るのか (2'09")



ボブ・バーカー号 (2'06")


エピソード1の関連動画:[ワトソンは何故クジラを守るのか] (2'09") [アディ・ギル号] (2'07") [ボブ・バーカー号] (2'06")[モーシャス島での足止め] (1'37")

【解説】2009年12月7日にスティーブ・アーウィン号はフリーマントルを、18日頃にボブ・バーカー号がモーリシャスから、19日にアディ・ギル号がホバートを出港。アディ・ギル号はSSがベスーンから購入。[>>41]


302 危険を横切る 2010年6月11日 (2010-06-11)
高速航行と追跡の繰り返しの試みの後、ポール・ワトソン船長は危険な決定をした。その頃シーシェパードのスピードボートのアディ・ギル号は故障したレーダーの修理のためにドックに戻った。
[エピソード2の全編動画]

エピソード2の関連動画:[ザトウクジラ] (2'17") [衝突警報] (1'53") [アディ・ギルの散髪] (2'30") [狂った科学者] (1'46")

【解説】12月23日0:30頃、アディ・ギル号が第二昭南丸に対して船尾からロープを曳航して直前を衝突寸前の距離で蛇行し、頻繁にレーザー交戦を照射、ランチャーから球状の物体を発射するなど3時間にわたって攻撃を行なった。アディ・ギル号はトラブルを起こし突如停船、スティーブ・アーウィン号は12月29日にホバートに戻り、31日日に出港している。[>>41]時系列的にはエピソード2の方が3-4より後となる。


303 地獄の心から 2010年6月18日 (2010-06-18)
シーシェパードは2週間もの間捕鯨偵察船に容赦なく尾行をされている。ポール・ワトソン船長がその強敵に対する大規模な酪酸瓶攻撃を指令し、彼等は公海上の全面交戦の中にいた。

【概略】第二昭南丸は12月10日にスティーブ・アーウィン号を発見し追航し、妨害を事前に予防する目的で警戒にあたった。[>>41]


304 ステルス攻撃 2010年6月25日 (2010-06-25)
シーシェパードのステルスボートのアディ・ギル号は、尾行者から解放され捕鯨船弾の残りを見付けるため、日本の捕鯨偵察船に奇襲攻撃をした。

【概略】12月17日15時頃から2時間にわたりスティーブ・アーウィン号はヘリを発進させ緑色のレーザーを第二昭南丸に向けて勝者、ロープを曳航するなど、第二昭南丸に対する攻撃を行なった。
12月22日11時過ぎにもロープを流しレーザー光線、酪酸瓶の攻撃を行なった。[>>41]


305 追跡のスリル 2010年7月9日 (2010-07-09)
1ヶ月近くの捜索の末、シーシェパードは遂にその究極のターゲットを見付けた。世界でただ一隻の捕鯨加工船の日新丸である。

【概略】2010年1月6日3時頃より、ボブ・バーカー号とアディ・ギル号が調査船団に対してロープを投入、レーザー交戦を照射、ランチャーで酪酸弾を撃ち込むなど攻撃。[>>41]


106 エピソード6 (タイトル未定) 2010年7月16日 (2010-07-16)
世界の底で、シーシェパードの船の一隻が衝突によって打ちのめされた。乗組員がデッキの上で立ち尽くし、シーシェパードが誇るスピードボートを横目に疾走するホラーを眺めていた。

【概略】1月6日12:30頃、アディ・ギル号は第二昭南丸の側方より進路を塞ぐように接近し衝突し船首部分が大破。ボブ・バーカー号が曳航を始めたもののロープが切れたためアディ・ギル号を放棄。[>>41]


307 エピソード7 (タイトル未定) 2010年7月23日 (2010-07-23)
ステルス船の破壊的損失の余波の中、シーシェパードは新たな情熱と強さでキャンペーンに戻った。残った2隻の船が日本の船団の狩りに戻る。

【概略】第二昭南丸はボブ・バーカー号の追航を開始したが1月15日にボブ・バーカー号がゴムボートを発進させロープを曳航したり発煙弾を投擲した。[>>41]


308 エピソード8 (タイトル未定) 2010年7月30日 (2010-07-30)
残り少ない燃料と飲料水、ダメージを受けたヘリで、シーシェパードの日本捕鯨団の狩りは中断された。港に戻る途中、レーダーは彼等が避けられない2つの巨大な嵐を示す。

【概略】スティーブ・アーウィン号は1月28日にフリーマントルに入港、30日に出港した。[>>41]


309 エピソード9 (タイトル未定) 2010年8月6日 (2010-08-06)
シーシェパードが日新丸に接近すると、4隻の捕鯨船に包囲された。突然一隻の日本船が危険に接近し、デッキの乗組員は直ちに身構え、二隻の船は激しく衝突した。

【概略】2月6日、ボブ・バーカー号が日新丸に接近、船団は避航を開始したが、ボブ・バーカー号は第二昭南丸に対しスリングショットによる酪酸弾の投擲、信号弾の発射、発煙弾の投擲、レーザー光線の照射、ロープの曳航などの攻撃を加えた。第三勇新丸に酪酸を投擲しようと異常接近の末に船尾に接触した。[>>41]


310 エピソード10 (タイトル未定) 2010年8月13日 (2010-08-13)
シーシェパードは数では劣っていても日本船団からのいじめをはねつけた。甲板員は衝突の損害を見るために船の側面から退け、鋼鉄船体に深い傷があり浸水している事を発見した。

【概略】この後2月8日にスティーブ・アーウィン号が加わり11日 (船団側に負傷者3名)、14日、17日に大規模な妨害を行い、15日にはピート・ベスーンが第二昭南丸に侵入し拘束された。22日にスティーブ・アーウィン号が、24日にボブ・バーカー号が現場を離れ3月6日にホバートへ入港した。[>>41]


311 エピソード11 (タイトル未定) 2010年8月20日 (2010-08-20)
(解説未発表)

312 エピソード12 (タイトル未定) 2010年8月27日 (2010-08-27)
(解説未発表)

313 エピソード13 (タイトル未定) 2010年8月27日 (2010-08-27)
(解説未発表)

[訳=岩谷] (原文:英語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。

 シーズン3に至っては、勝手にぶつかっておいて「打ちのめされた」だの「日本船団がシーシェパードをいじめている」である。


 それにしても、『クジラウォーズ』はシーズンを重ねる毎にどんどん劣化しているように見えるのだが・・・ ネタ切れなのか日本を無理矢理悪魔化している辺りが痛々しい。今回はエピソード数を増やし過ぎたためか各回の内容がスカスカになっているようにも見える。
 それとも最初からシリーズ3を全13回にする予定でシーシェパードの船を増やして攻撃の数ばかり増やしたのだろうか?

 



【協力求む!!】

アンケート「アニマルプラネットはシーシェパードのテロ活動を煽っているか?」

 シリーズ3が開始してアニマルプラネットが面白いアンケートを行なっている。それは『クジラウォーズ』の番組がシーシェパードの戦闘行為を助長していると思うかという質問の二択アンケートである。

 以下の記事中ではアンケートを行なう理由として、日本鯨類研究所から名指しで批判されている事を挙げているが、一方でアニマルプラネットのウェブで見られるシリーズ1と2の動画には冒頭に「この番組内で語られているオピニオンは必ずしもアニマルプラネットと同じものではない」という但し書き付きがついており、ここに来てこういうアンケートを行ないこういう但し書きがついているという事は、番組の成功に比例して社会的批判も高まっているのだろう。

 2日前の時点では「Yes」(煽っている) が63%だったのが、ここ2日間で「No」が増えて来て現在59%まで退行している。日本国内から一人でも多くの人が「Yes」に投票してアニマルプラネットの責任を明確にする事に協力して頂ければと思う。

 以下の訳記事のアンケート部分をクリックすると元記事にジャンプするのでそちらで投票が出来る。



日本の捕鯨船は『クジラウォーズ』をどう考えているか?
チェルシー・ヘッドクイスト (HowStuffWorls.com)
アニマルプラネット

悪臭爆弾を投げるシーシェパード

日本鯨類研究所が発表したこの写真には、南極海においてシーシェパードの船に乗った反捕鯨活動家が酪酸入りのガラス瓶を日本の捕鯨加工船「日新丸」に投げている。
 2008年の開始以来、アニマルプラネットのTVシリーズ『クジラウォーズ』は、日本の捕鯨船団とシーシェパードの公然の敵対関係のクローズアップな視界を試聴者に提供して来た --- 少なくともシーシェパードの視点では。日本政府は『クジラウォーズ』の論評を避けているが、その代わりにシーシェパードの行為とその攻撃に関する他国との外交関係を指摘する傾向がある。

 日本政府が『クジラウォーズ』に関して沈黙しているが、日本鯨類研究所は多くをコメントしている。この非営利研究機構は日本の農水省の法的権限において捕鯨を行なっており、アニマルプラネットのこのシリーズに関して強硬に意見を述べて来た。


アニマルプラネットに責任逃れはさせない

 日鯨研はウェブサイトで「鯨類捕獲調査に対する不法なハラスメント及びテロリズム」の見出しのアップデートポストにおいてアニマルプラネットに言及している。それらは「アニマルプラネットがクジラ保護の欺瞞をごり押ししている」「オランダ船籍の海賊はまだアニマルプラネットの割当には足りない」などのタイトルである。

 これらのタイトルにはあからさまな背後の意味がある --- 『クジラウォーズ』の撮影が、シーシェパードやその船スティーブ・アーウィン号の乗組員を、日鯨研がハラスメントや犯罪活動やエコテロリズムとみなす行動に動機付けているというものである。シリーズ1の後、アニマルプラネットは日鯨研に対し『クジラウォーズ』制作のプロセスに参加するように繰り返しアプローチしているが、その関係は友好的どころでなく、将来的にいかなるコラボレーションも疑わしく見える。


「クジラ戦争」はシーシェパードが日本の捕鯨船団との交戦を行なう事を助長しているか?
Yes, it does.
(その通り)
No, it doesn't.
(そうではない)

不法攻撃から利益を得て資金を供給するのか?

 日鯨研のスポークスマンは「日鯨研は合法的操業に対する犯罪活動による、そしてそこから利益を得るTVシリーズに協力する心積もりはない。アニマルプラネットがシーシェパードと協力を始めて以降、日鯨研の調査船団に対するシーシェパードの不法な攻撃は時間的・強さ的に増加しており、数名の船員が負傷をしている。アニマルプラネットとそのプロデューサーはシーシェパードの不法で危険な行動の筋書きを立てている事を否定しているが、アニマルプラネットはその主張を保証するための適切な第三機関を置く事に抵抗している」としている。

 この点に関して、アニマルプラネットはシーシェパードの行動に如何なる支持も出さないようにプロデューサー達を指導し続けており、彼等が起こす活動を記録しているだけれある。

 日鯨研はアニマルプラネットとシーシェパードの両方が、日鯨研の船舶への攻撃の放送で利益を得ていると断言している (アニマルプラネットは視聴料で、シーシェパードは寄付である)。彼等はこの利益が更なる攻撃への財源となり、スポークスマンによればその結果「アニマルプラネットはこれらの攻撃に関して非難される事から逃れる事は出来ない」というのである。

 日本の捕鯨者達は『クジラウォーズ』に低い評価をしていても、それはそれでフェアだろう。

[訳=岩谷] (原文:英語)
*本翻訳の転載には許可を必要としないが必ず出典元を明記の事。転載・引用に関して内容の編集や追加・改変を行なう場合は変更箇所の文責の明示を条件とする。
Animal Planet (Chelsea Hedquist). "What do Japanese whalers think about Whale Wars?"

 アニマルプラネットはシリーズ1でさんざんヤラセをやっておいて、日本を悪役に仕立て上げてシーシェパードの寄付金集めに協力しているこの茶番の制作に、日鯨研に協力しろと言って来ているのである。

 両方の視点からの番組制作という体裁を繕いたいのならそれは詭弁に過ぎない。そもそも日本側は好き好んでシーシェパードのテロを受けているのではないのだから、このような番組の制作自体が間違いである。
 エコテロリズム組織に協力をした側、つまり原因を作った側がそれを既成事実にして日本側に協力を要求するなどそのような行為は当たり屋に等しい。

 実際、アニマルプラネットのYouTubeチャンネルのシーズン1の予告編動画の解説には今もって以下のような事が書かれている。

クジラウォーズ - 海のバトル
シーシェパードのメンバーは、手榴弾、銃や人質のシチュエーションとの対峙において、クジラを救うために本当に必要な事は何かを目撃する。
クジラウォーズ - アニマルプラネットで金曜日9時から。

AnimalPlanetTV. "Whale Wars - Battle at Sea". YouTube, Aug 31, 2008.

 つまり、アニマルプラネット側は未だに日本側が発砲したり手榴弾を使って攻撃したという主張のままであるが、日本側がポール・ワトソンに発砲して命中したという事実はなくこれは全て番組の演出のヤラセであると日本鯨類研究所側は抗議をしており、この主張のままで日本側に協力をしろなど虫が良過ぎる話である。




関連エントリー

ザ・コーヴ上映中止を受けてシホヨス監督のレスポンス (2010.6.6)
シーシェパードの納税申告書 (2010.5.28)
シーシェパードの捕鯨妨害に関するLAタイムズの読者コメント (2010.5.28)
創世記に見られる欧米人のロジック (2008.2.26)
オーストラリアの日本人殺害請願放送 (2008.2.22)
デンマーク・フェロー諸島の捕鯨 (2008.1.18)
アメリカンルーツへの日本の執着 (NYタイムズ) (2008.1.13)
日本人墓地:豪北西部ブルームで40基以上破壊される (2005.6.24)




参考サイト:

シー・シェパードの調査捕鯨妨害事件 (msn産経ニュース 2010)
鯨類捕獲調査に対する不法なハラスメント及びテロリズム (日本鯨類研究所)
Cool Cool Japan !!!



脚註:

  1. ^ NHKニュース. 『反捕鯨団体元船長 傷害は否認』, 2010年5月27日 19時26分. [魚拓]
  2. ^ msn産経ニュース. 『シー・シェパード、今度はクロマグロ漁妨害へ「衝突はすべて日本に非」』, 2010.2.9 20:01.
  3. ^ Wall Street Journal (Nancy Dewolf Smith). "Surprising Adventures", NOVEMBER 7, 2008.
  4. ^ USA Today (Gary Strauss). "'Whale' saviors on warpath for Japanese hunters", November 7, 2008.
  5. ^ Sea Shepherd Conservation Society. "Sea Shepherd Renames Its Whale Defending Ship the Steve Irwin", December 05, 2007.
  6. ^ 日本鯨類研究所. 『2007/08年第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)−妨害活動等の概要−』, 2008年4月14日.
  7. ^ 水産庁. 『第21次南極海鯨類捕獲調査に対する妨害について』, 2008年1月16日.
  8. ^ Vancouver Province, The. "Japan orders whalers to free 2 Sea Shepherd hostages". Canada.com, JANUARY 16, 2008.
  9. ^ asahi.com. "Japan to release whaling activists", 01/17/2008.
  10. ^ Australian Associated Press. "Activists will be held until demands met - Japan". stuff.co.nz, JANUARY 16, 2008.
  11. ^ 日本鯨類研究所. 『シー・シェパード侵入者の釈放について』, 2008年1月17日.
  12. ^ Japan News Review. "Anti-whaling activists handed over to Australian vessel", January 18, 2008 1:19 am.
  13. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパード侵入者をオセアニック・バイキング号へ引き渡し完了』, 2008年1月18日..
  14. ^ 水産庁. 『第21次南極海鯨類捕獲調査に対する妨害について』, 2008年1月18日.
  15. ^ Cape Cod Times (Doug Fraser). "Cape man fights whalers", April 09, 2008.
  16. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパードが日本の調査船を襲撃』, 2008年3月3日.
  17. ^ Australian Associated Press/AFP (Xavier LaCanna, Sandra O'Malley). "Australia condemns 'stink bomb' protest". Brisbane Times, March 3, 2008 - 4:30PM.
  18. ^ AFP. "Japan summons Aussie diplomat over alleged acid attack". Couriermail.com.au, March 03, 2008 11:00PM.
  19. ^ Hon Stephen Smith, Australian Minister for Foreign Affairs. "Press release: Incident in the Southern Ocean", 2008-03-07.
  20. ^ International Whaling Commission. "Chair’s Report of the Intersessional Meeting on the Future of IWC". Couriermail.com.au, 2008-03-08.
  21. ^ 日本鯨類研究所. 『国際捕鯨委員会、シーシェパードを非難』, 2008年3月9日.
  22. ^ BBC. "Protester says whalers shot him", 7 March 2008, 09:53 GMT .
  23. ^ Australian Associated Press. "Japan denies Sea Shepherd claims". Sydney Morning Herald, March 7, 2008.
  24. ^ BBC. "Japan sets sights on whaling activists", 16:38 GMT, Wednesday, 20 August 2008 17:38 UK.
  25. ^ Sea Shepherd Conservation Society. "2008-2009 Whale Defense Campaign: Operation Musashi", June 26, 2008.
  26. ^ 日本鯨類研究所. 『2008/09年第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)−妨害行動の概要−』, 2009年4月14日.
  27. ^ 日本鯨類研究所. 『第二共新丸における落水事故の発生について』, 2009年1月5日.
  28. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパード、第二共新丸行方不明者捜索を妨害』, 2009年1月7日.
  29. ^ asahi.com. 『シー・シェパード、捕鯨船団に再三接近 不明者の捜索中』, 2009年1月7日13時32分.
  30. ^ Jakarta Globe. "Indonesia Rebuffs Japanese Whaling Ship Amid Widespread Outcry Over Annual Hunt", Jan 15, 2009. [魚拓]
  31. ^ Sydney Morning Herald (Andrew Darby). "Indonesian port repaired whaling ship, despite reports", Jan 19, 2009, 18:12.
  32. ^ ABC News (Geoff Thompson). "Whaling Ship Sent Packing" Surabaya, January 17, 2009.
  33. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパードが日本の調査船を襲撃』, 2009年2月2日.
  34. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパードが繰返し日本の調査船を襲撃』, 2009年2月5日.
  35. ^ 日本鯨類研究所. 『調査船団は鯨の捕獲調査を再開した:シーシェパードの襲撃も再開(速報)』, 2009年2月6日.
  36. ^ 日本鯨類研究所. 『シーシェパード妨害船が調査船に体当たり:危険な妨害活動がエスカレート(速報)』, 2009年2月6日.
  37. ^ Reuters. "Anti-whaling protest ship collides with Japanese whaler", Feb 6, 2009.
  38. ^ Associated Press. "Anti-whaling protest ship collides with Japanese whaler". CBC, February 6, 2009 | 5:22 AM ET .
  39. ^ Institute of Cetacean Research. "^ 2009.2.6 Dutch vessel rams Japanese ship for second time (Part.2) New footage from the Yushin Maru No.3's crow nest". 2009.
  40. ^ news.com.au. "Govt distances itself from Japanese-ordered AFP raid on Steve Irwin ship", February 22, 2009 12:00am.
  41. ^ 日本鯨類研究所. 『2009/10年第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)−妨害行動の概要−』, 2010年5月14日.
疳の虫魔切り如意山寶珠院 - www.nyoisan-houjuin.or.jp
疳の虫・魔切り護身法・間接修法可能教育相談運命別最適子(人)育て法伝授
アーチェリー・クロスボウ - body-guard.jp/
アーチェリー・クロスボウ・スリングショットなどおいています。
なぜ、有名人の歯は白い? - www.eh-direct.com
知ってる人は知ってる白い歯の秘密…歯が白い人がしてる30秒の習慣は?
FC2 Management
AddClips ブックマークに登録 はてなブックマーク - クジラウォーズ シーシェパードをテレビショーにする動物チャンネル このエントリーをはてなブックマークに追加

ご訪問有り難うございました。

お知らせ (2010.5.20):
昨今、特にはてブやツイッターが普及して以降は、常連を除くコメントのおよそ8割が内容を読まずに批判や中傷かマルチポストを書き込む迷惑ポストとなっている現状のため、今後コメント欄は恒久的に承認制とします。
当ブログのガイドラインの条件を満たさないコメントは承認致しません。
なおエントリー内容と直接関係ない話題や、レスに調査を要するものなど、こちらの負担になるものに関してはレスは致しませんのでご容赦下さい。
ブログ主宛でない独り言スタイルのコメントや、名無しコメントに関しては原則としてレスは省略させて頂きます。
初来のコメントはその後のアクセスが確認出来る場合にのみレス致します。

当ブログからの訳文および本文の引用や転載に関しては当ブログの引用・転載のガイドラインを参考下さい。

コメント

お疲れ様です。

ご指摘の通り、殆どスターウォーズのノリですね(笑
突っ込みどころへ笑ってしまいました(汗
ドクロの旗を掲げて、寒いからでしょうけど、黒いマスクをつけて、何か投げている、というのは、もはや、どこの国のテロリストとも、同じかと存じます。

しかし、恐怖とか、敵意とか、そういうのは金になりやすいんでしょうか。
薬物入り便を投げつけて、生活も出来て、3億で笑いの提供以外役に立たない船をつくり、いや、良い生活をしていますね。
また、日本の船舶へ侵入しても何か投げても、殺されない事を知っているので、やりたい放題ですね。
アニマルプラネット、好きだったんですが、やはりこういう所は、偏向過ぎます。
正直、支那の犬や猫を生きたまま毛皮を剥がしているのは許せない事と思っているんですが、そういう私も多少は似たり寄ったりの所はあるとしても、何を、こんな奴らが正義の人ぶっているんだか、世の中の理不尽さを、改めて思います。

  • 2010/06/08(火) 22:42:20 |
  • URL |
  • 白獅子 #-
  • [ 編集]

サウスでネタにされてた番組か?

  • 2010/06/08(火) 22:53:55 |
  • URL |
  • no name #RFphBmaY
  • [ 編集]

白獅子さん

『ザ・コーヴ』に関しても指摘されているのが、動物愛護を主張するにも牛や豚や鶏のように欧米で食べられているものを攻撃すると支持を得にくいから、取り合えず欧米の大半の国で食べられていないクジラやイルカ漁を標的にした方がキャンペーンにし易いという事ですが、クジラやイルカのように日常的に人間と接触しない海の動物の方が幻想の対象になり易いのでしょう。

白人同士のアイスランドやノルウェーやフェロー諸島をターゲットにこんな番組を作ったら彼等にとって余りにも生々しいのに対し、異人種の日本人相手だからよりリアリティのないバーチャルのSF世界の娯楽映画のノリで見てしまう人もより多いのではないかと思います。

アニマルプラネットは「ミーアキャットの世界」など、動物を擬人化し過ぎてわざとらしい演出の限りを尽くした生っちょろい「自然は友達」的な番組作りが目立つので、そこにそのままある自然と共存するという文化的価値観の強い日本の番組作りとは根本的に異なり、そういう点が「自然を支配する人類」という欧米の価値観が歪んだ形で出た番組という印象は以前から持っていましたが、『クジラウォーズ』にしろこういう子供騙し的な作りは視聴者レベルの低い層をターゲットにしているのだろうと思います。
同じシーシェパード絡みでも、『ザ・コーヴ』と比べても下らなさのレベルは雲泥の違いがあります。

かつて自然や多人種を支配し搾取し尽くした欧米人も、自然を守ると豪語して他文化を抹殺しようとする現代の欧米人も、その価値観の根は同じ所にあるでしょう。

  • 2010/06/09(水) 21:37:15 |
  • URL |
  • 文太 #gJtHMeAM
  • [ 編集]

コメントの投稿

太字の文が入ります。 斜体の文が入ります。 下線の文が入ります。 打ち消しの文が入ります。 色付きの文が入ります。 絵文字を挿入します。 
管理者にだけ表示を許可する

  • 投稿者名の右側に表示される文字列のトリップは成り済まし防止のためのもので、パスワードを入れる事によって表示されます。
  • 初めてコメントされる方は当ブログのガイドラインを一読下さい。
  • 明らかに読まずに書き込んでいるもの、及び公開プロキシによる書き込みは無条件で削除します。
  • エントリーと無関係の要件 (他の読者が目を通す必然性のないもの) は『足跡帳』(連絡事項など) の方にお願いします。

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://redfox2667.blog111.fc2.com/tb.php/227-1b5fa704
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバックは承認制とさせて頂いております。トラックバックのガイドラインを参照下さい。

[PR] キャッシング スキルアップ iPhone4 / FC2ブログ