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旧ソ連
■ ソ連軍による戦争犯罪…ヨーロッパとの共闘は可能か? 「ぼやきくっくり(2017.8.25)」より
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 少し古い号ですが、正論2017年3月号(2月1日発売)の有馬哲夫さんの、ソ連軍とヨーロッパにまつわる記事を読んで、頭をスコーンと叩かれたような衝撃を受けました。

 今まで日本中心に考えてきて、ヨーロッパ視点で考えたことがほとんどなかったので。

 でも、それは有馬さんも同じだったらしいです。

 有馬さんも日本にいる時は、当然ながら「真ん中に日本列島がある世界地図のイメージ」で世界を見ていて、「情報は得ているものの、ヨーロッパなど視野に入っていなかった」そうだから。

 有馬さんは、この記事を書いた時、ヨーロッパの真ん中スイスにいました。
 すると、日々接する人の影響もあったのでしょうが、ヨーロッパ人、特にドイツ人のものの見方、考え方をするようになったのだと。

 ちなみに、ヨーロッパでは日本の歴史問題(中韓との揉め事)はまったく報道がされず、されたところで、誰も関心を払わないそうです。

 ヨーロッパ人は、ナチス・ドイツのホロコーストや性奴隷化、それにソ連軍による百万人単位の捕虜や民間人の虐殺、占領地の女性に対するレイプの規模の大きさと悪質さを知っています。

※ナチス・ドイツの性奴隷化、占領地の女性に対するレイプについては、かつて拙ブログでも取り上げたことがあります。
2015/2/14:ドイツの何を見習えというのか? ナチス治下の慰安婦の実態とワイツゼッカーの本音

(※mono....中略)
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でも、今回私が衝撃を受けたのはそこじゃなくて、ソ連軍によるヨーロッパでの被害。

 記事では、被害の中身が数字とともに具体的に示されていて、本当に驚きました。

 日本とその周辺(東アジア)の近現代史は、多少勉強して分かってきたつもりだけども、ヨーロッパについてはほとんど無知だったから。

 たとえば、シベリアに抑留された日本の軍民はおよそ64万人で、約1割が祖国に生きて帰ることはできませんでしたが、ドイツの場合は、ソ連軍の捕虜となった約355万人のうち、110万人余りがついに帰らなかった。

 そのほか、戦争中とその後の占領期に、ドイツの200万人以上もの民間人がソ連軍の戦争犯罪によって命を失ったことを、ドイツの歴史研究が明らかにしているそうです。

 その無惨さを、有馬さんはこう表現しています。

【それらを読むと、満州進攻が始まったのが戦争末期の8月9日であり、ソ連軍の占領が南樺太・千島列島以外の本土に及ばなかったことを神に感謝したい気持ちになる】

 ドイツが日本と大きく違うのは、ソ連軍による筆舌に尽くしがたい戦争犯罪が、戦争中だけでなく占領期も延々と続いていたこと。

 ドイツ人は、ロシア人に物理的だけでなく象徴的にもレイプされ、そのトラウマから立ち直ってはいないと、ドイツの研究者は言っているそうです。

 ドイツ人はみな加害者であって、被害者ではないという固定観念は、ヨーロッパではもはや通用しなくなっているのだとか。

 イタリアにも、ソ連軍の捕虜となって悲惨な目に遭った人が多いそうです。

 有馬さんのお父様は、シベリア抑留経験者ですが、あるイタリア人と出会った時にそのことを話すと、彼は「私の父もです」と言って有馬さんの手をとり、目を潤ませたそうです。

(※mono...中略)
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 枢軸国側ではなかったのに、ソ連軍に同様の目に遭わされた国民も意外に多く、それは第二次大戦前後にソ連が占領したバルト三国やポーランドなどの国民です。

 これも最近の研究で、ソ連軍の戦争犯罪が明らかになってきており、特にバルト三国は人口が少ないのに、全国民の数割にあたる十万単位の民間人が犠牲となっているそうです。

 吉田清治の慰安婦狩りの大嘘と違い、ポーランドではソ連軍によって実際に若い女性が多数拉致され、軍用トラックで移送され、施設に監禁され、長期間にわたりレイプされた挙げ句、その多数が殺害されました。

 有馬さんはこう言います。

【ご存知のように彼らは満州でも日本人女性に同じことをした。中韓両国が姑息にも口をつぐんでいるのは、中国と朝鮮の女性も彼らの犠牲になったということだ】

 ナチス・ドイツも似たようなことをしていましたが(虐殺や虐待によりソ連軍捕虜330万~350万人が死亡したとされる)、ソ連軍とは違って、ニュルンベルクで裁かれ、今も戦後賠償を求められています。

 一方、ソ連軍は裁きを受けず、賠償もすることなく、あろうことかドイツ軍を裁く側に回ったのです。

 あるいはドイツはまだバルト三国に比べればまだマシかもしれません。
 バルト三国はむしろ戦後になって「民族浄化」が本格化しているそうです。

 何十万もの国民がソ連の過疎地に強制移住させられ、囚人同様の生活を強いられたばかりでなく、一方で、ソ連は大量のロシア人をこれらの国に「入植」させ、まさしく国を奪おうとしたのだという。

 何だか、中国共産党がチベットやウイグルにしてきたことを思い出しますね。

 そのうえで、有馬さんはこう主張します。

【私がいいたいことは現在のロシアの前身であるソ連が先の戦争でいかに悪逆非道を働いたかということより、ヨーロッパには日本人の心の痛みを理解でき、共通の認識を持っている人々が、われわれが思っている以上に多くいるということだ】

 アジアを全く知らず、日本人と朝鮮人と中国人の見分けもつけられない人々だが、ソ連に対する思いに関してだけは、互いに深く理解しあえるのだと。

 そして、有馬さんはこんな提案をするのです。

【こういったヨーロッパの人々と連帯して、ソ連戦争犯罪被害者同盟を結成し、まずはソ連の戦争犯罪を明らかにし、次いでそれを国際社会に訴え、最終的には、ナチスの戦犯のように、死ぬまで(あるいは死んでも)その罪を追及することができないものか。最低でも犯罪者の名を全世界に公表することはできないだろうか】

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)
















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最終更新:2017年08月28日 20:46