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第三次安倍第三次改造内閣】 / 【石破茂
■ 手堅い小野寺と揺らぐ石破 「日比野庵本館(2017.8.2)」より
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内閣改造人事の調整が進んでいます。

先日、辞任した稲田防衛相の後任には、小野寺五典氏の再任が内定したと報じられています。

小野寺氏といえば、前回、防衛相を退任する際の号泣演説と、退任した日、防衛省本省庁舎を出るときに、背広組のみならず制服組も交えた多くの支持者に見送られていたことが、話題に登ることがありますけれども、防衛相としての小野寺氏の評判は非常に高いものがあります。

小野寺氏は自分の目で確認することが重要と信じ、自分自身で物事について調べる人でした。前回の防衛相の時は、毎週末各地の自衛隊の施設を訪れ、基地に勤務する隊員とその家族を激励するだけでなく、現場隊の組織に関する質問や、人事事項についても質問を重ねました。

そうした事もあり、小野寺氏は多くの人の声に耳を傾け、自衛隊隊員によく好かれていたそうです。

小野寺氏は、制服姿で隊員達を訪問していないときには、東京・市ヶ谷の防衛省での執務、委員会や他の国会の集会への出席をこなしつつ、多くの外国訪問をこなし、海外でもとりわけアメリカの指導者の間で、人気を博した人物です。

今回の再任に際しても、ネット等では、任せられる、安心だという声が上がっています。筆者としても、無難に手堅い人事だと思いますね。

一方、評判を落としているのは、今回の内閣改造で防衛相もあるかと一部で取り沙汰されていた石破氏です。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


★ 小野寺五典元防衛相「過去ここまで厳しい安保環境は日本になかった」「一番しんどい今この瞬間、政治判断を間違えないよう…」 千葉「正論」懇話会で講演 「産経ニュース(2017.8.2)」より
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千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張で1日に開かれた千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤・千葉商工会議所顧問)の第60回講演会。講師の衆院議員で元防衛相の小野寺五典氏は「我が国の防衛と安全保障」と題した講演の中で、軍備増強を進める北朝鮮や中国、ロシアに隣接する日本の厳しい安全保障環境を説明した上で、今後の日米同盟や自衛隊のあり方について、変化に応じた政治判断の必要性を訴えた。

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 要旨

 東アジアの状況は、そこに住んでいる人にとっては緊張感がないと思うが、外から見ると実は大変な状況にある。

 北朝鮮は核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を繰り返し、世界で唯一、外交的なチャンネルを持っていない国でもある。

 中国は日本の防衛費の3倍以上で軍事力を増強している。その中国と東シナ海で緊張関係にあるのは日本である。

 さらにロシアは極東に重層的に部隊を配備しており、宗谷海峡ではロシアの艦隊が冷戦時代以上に頻繁に行き来するようになった。航空機のスクランブルも急増するなど、極東ロシア軍は過去最大の増強をしている。

 こうした現場に直面しているのが日本であり、過去にここまで厳しい安全保障環境を日本は経験したことがないと思う。

 これからは日本が紛争の当事国となって、どこかの国と対峙(たいじ)するかもしれない。万が一のときは日本が同盟国の米国を巻き込んで国際社会の力を借りないと、領土と国民を守れない状況になっている。

 もし皆さんが防衛大臣になって、役所からレクチャーを受けて、実際に指揮命令を出す立場になったら、この危機感というものを共有していただけるのではないか。「こういう立場になれば、こういう現実を常に考えて対応する」ということが必要ではないかと思う。

 いま直面する一番大きな課題は、北朝鮮への対応である。日本の主要都市は、完全に北朝鮮の弾道ミサイルの射程圏内にある。日本はミサイル防衛システムなど専守防衛の範囲内で、自衛隊の装備をしっかりとすることが必要だ。そして中国との関係は、外交での解決しかない。

 現在の緊張関係が数十年後にどうなるかというと、また局面が変わってくる。そのときには違った安全保障環境の中で、さまざまな自衛隊のあり方を考えていけばいい。

 そういった変化を考えると、一番しんどいのがいまこの瞬間、この時期だ。時代の変化とともに、その瞬間の政治判断を間違うことなく、しっかりと対応していきたいと思っている。
















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最終更新:2017年08月03日 20:54