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世界に誇るジャパン
2024/01/16
今回は巨大化が止まらない西之島が実は各国から狙われている!?80兆円経済価値の島の真相をお伝えします


■ 西之島「マグマ枯れず 1分毎に噴火」面積拡大 海保と地理院 「ハザードラボ(2017.5.11)」より
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火山活動を再開した小笠原諸島の西之島について、海上保安庁は10日、「溶岩流が海上に張り出し、面積は東京ドームの約59倍に拡大した」と上空からの観測結果を明らかにした。

 今月2日に航空機で西之島上空を観測した海保によると、火口内にできた新しい火砕丘の中央で、ストロンボリ式噴火が40〜60秒間隔で発生し、灰色の噴煙が高さ約500メートル上空に立ち上るようすを確認。

 火口北側の2カ所にできた溶岩の流出口からは、島の南西岸に向かって流れる溶岩が見られた。海上に張り出した溶岩流によって、海岸線は以昨年9月時点に比べて西へ約170メートル、南西方向へ約180メートル拡大。島の面積は2.75㎢とわずかに拡大し、2013年の噴火以前に比べて約13倍、東京ドームの約59倍になった。

 観測に同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は、「新しくできた火砕丘から見えるマグマの最上部の位置が、4月27日の観測時点と変わらないことから、地下のマグマの供給が依然として続いていると考えられる」と指摘している。

 一方、国土地理院は、米航空宇宙局(NASA)のランドサット衛星が9日にとらえた最新の赤外線観測画像を公開。それによると海保が現場観測した2日に比べて溶岩流がさらに南下して海岸線を押し広げているのがわかる。

■国内の他の火山の現状は、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。


★ <西之島>再噴火でどうなる? 地形や生態系、研究者が注視 「Yahoo!news[毎日新聞](2017.5.9)」より
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 小笠原諸島の西之島が4月、約1年半ぶりに噴火した。2013年の噴火以降、面積を元の島の12倍ほどにまで拡大したことで話題となったほか、ゼロから復活する生態系の過程を観察できる「実験場」としても注目されていた。今回の再噴火で、同諸島の父島から約130キロ離れた南の孤島は、研究者から熱い視線を注がれている。


 「噴火は収束し、しばらくないと思っていた」と驚くのは、再噴火後の4月25日、上空から西之島を観察した東京大地震研究所の前野深准教授(火山地質学)。昨年10月、噴火後初の上陸調査にも参加したが「上陸地点を含めかなり広い場所が新しい溶岩で覆われていた」と話す。

 前野准教授によると、溶岩流は、島の中心部の小さな山の北側にある3カ所の火口から、西側に向けて流れ出ている。1日当たりのマグマの噴出量は約20万立方メートル。13年からの活動時もほぼ同じ量の噴出量だったため「前回と同じような活動レベル」という。

 そうなると、気になるのが島がさらに拡大するかどうかだ。現在の西之島は、西側や南西側がやや欠けた円のような形をしているが、前野准教授は「今の活動がだらだらと続けば、欠けた部分を埋めるような形で島が拡大する」と考える。一方で、溶岩は遠くに流れると冷えて固まるため「拡大には限度があり、今の面積がさらに2倍になるようなことはおそらくない。ある程度広がれば、今度は島の標高を高くする方向に働く」と予想する。ただし、このままいけば、旧島は完全に新しい溶岩の下に隠れる可能性が高いという。

 昨年の調査で、海鳥は旧島で繁殖していた。同じく、昨年10月に西之島へ上陸した森林総合研究所の川上和人主任研究員(鳥類学)は「個体が全くいなくなるということは考えにくいが、かなり間近で影響を受けていることは間違いないだろう」と指摘する。

 これからの時期は西之島で生息するカツオドリ、オナガミズナギドリなどの繁殖期。川上さんは「噴火後、鳥がどうやって繁殖地を維持するのか十分に分かっておらず、継続的にモニタリングすることは学術的にも価値が高い」と研究の継続に期待を寄せる。

 環境省は今年度、鳥類や昆虫、植物など幅広く生態系の現状を調べる「西之島総合学術調査」を計画。夏と秋の2回、上陸調査を予定していたが、夏の上陸調査は見合わせる方針だ。秋にも上陸が難しい場合は、小型無人機「ドローン」で島内を撮影するなどの代替案を検討する。同省の学術調査の担当者は「ダイナミックな地形の変化など、今後も興味は尽きない。状況が許せば、再び上陸調査を行いたい」と意欲を示している。【飯田和樹、五十嵐和大】




















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最終更新:2024年03月16日 15:40