+ ニュースサーチ







日露関係
■ プーチン訪日:日本の合意形成スキームを表示するイベントだったかも 「DEEPLY JAPAN(2016.12.17)」より
(※mono....前中後長文大幅に略、詳細はブログ記事で)
/
で、結局、日露の問題というのは、これぞまさに日米合同委員会案件なわけですよね(笑)。日本の国軍たる米軍と日本の高級官僚の集まりであるところの日米合同委員会がどう言っているのかこそ、ロシアも、そしてその他多くの外国も知りたいところでしょう。

プーチンの訪露をはさんだ一連の動きは、日本では日本国民が選んだ政治家はどのぐらいまで動ける、判断できるものなのか、または、日本では大きな問題において日本の一般大衆、日本のエスタブリッシュメント、その意志執行者としての日本政府の合意形成はどのように行われるのか、というのを測るためのイベントだった、みたいな感じがする。

/
さてここに問題がある。

日本ったら頑固に極東米軍の下僕と化してしまって、日米合同委員会、いいじゃないですか便利で、みたいなふざけた人々になってる(笑)が、日本の敗戦を機にばらけたり、ペンディングになっている問題を、日本国民の民主的な意志を反映させずに決められるものなのか、ってのは非常に大きな問題ではなかろうか。

日米合同委員会には日本国民の民主的な意思を反映させる仕組みはゼロで、それが故に効率的なのだが、果たしてそれでやっていけるものなのか?

日本では、いいよ、となるんだが(笑)、アメリカは各種制度は腐っても、根幹は、一人ひとりの私たちの国アメリカ。all men are create equalの私たちのアメリカであるという根幹に揺るぎはないので、人々による統治、民主主義を推進せず、積極的にシークレットな強権主義を擁護するかのような処置としての日米合同委員会(というか実際官僚は帝国日本の解体を逃れたので今いるのはその残滓、そこを極東米軍の合体ですからね)を許し続けるというのは全くOKでない。つか、こんなことになってるとはアメリカ人はほぼ知らない。知ったらなんていうんだろう?

元々、おおざっぱにいえば米国務省系統は、日本が極東米軍による私的支配みたいなことになっているのを遺憾としている、という話ともつながる。

ということで、多分、今って、あんまり刺激しない形で日本にも少しは目を覚ましてもらうしかないとか思われているんじゃなかろうか。プーチンのあの長々としたインタビューはそのための問題点整理と思えば納得がいく。

プーチンのインタビューは読売が行ったインタビューなわけですからね。そりゃやっぱりCIAに背いた、ではないでしょう。現在のアメリカで、諜報、情報、軍、治安機関を横断して、ネオコン的な人たちとそうでない人たちとの間で暗闘があるようだ、という話と重ねると、そうでない人たちによって承認されたか、はたまた、むしろ積極的に行け、と言われたのでは?

日本人、関係するアメリカ人の政治的是正見解主義はプーチンには関係ないからいろいろ言えちゃう。これは今年の2月にドイツ大衆紙ビルトが行った長いインタビューを思い出させる。プーチンはいわゆる忌憚のない意見をアーカイブから出して来た様々なエビデンス付きで話してた。

下僕っていいわよ、みたいな呑気な日本に、ちょっとは独立的になれよ、昔の記録とか出せよ、お前、いい加減整理しろよ、という声がかかっている、と。こんな感じ?

もちろん日本のエスタブリッシュメントはやりたくない。

で、それができなければ、まぁお前は仕方ないからずっと格下な、ってなるんだと思う。

それならそれでいいやと成っちゃうのが日本だってのがまたまた問題なんだけど(あはは)、多分、上の推測が成り立つのであれば、今後も、どうでもとにかく目を覚ませ的なアプローチが来ると思う。

下記の広範で書いた政治的是正知識万能主義はもうもたないだろう、ってなことと話もあうよね。

















.
最終更新:2023年12月16日 18:11