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■ 日本の生産性は、先進国でいちばん低いと言われることについて 「Ryu-Sanのブログ(2016.12.9)」より
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欧米型の視点である。労働の目的が異なることを無視して、労働価値を労働生産性で比較すること自体が問題である。日本人の労働価値は、所得よりも労働満足度にある。相手からどのくらい利益を得られるかではなく、相互がどのくらい幸福感を感じた取引であるかが重要なので、供給する側がサービスオーバーになり、投入労働を分母にした生産性が下がるのは仕方がない。それを前提とした薄利高満足による統合的経済活動満足度という視点で見るべきである。その結果として好景気にさえなれば日本は市場に占有する。現在の状況は世界同時不況の結果として価格競争になっているために他ならない。
この目的は日本経ともいわれるナショナリズムを形成しており、経済もその一部である。この目的の違いを無視するところに反グローバルの原点があることに欧米経済のグローバル派は無神経にも気が付かない。





■ 労働生産性キチガイ 「あるウソつきのブログ(2016.12.9)」より
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【東洋経済】「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実 日本の生産性は、先進国でいちばん低い
http://toyokeizai.net/articles/-/148121

 またこの話かと思った。

#blockqoute
 という導入から…


ですが、不思議なこともあります。日本ではなぜか、欧州では当たり前の「1人あたりで見て、世界第○位」という話はほとんど聞かれません。

 という話になり、


  • 日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
 → 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
  • 日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
 → 1人あたり輸出額は世界第44位
  • 日本は「製造業生産額世界第2位」のものづくり大国である
 → 1人あたり製造業生産額はG7平均以下
  • 日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国である
 → 1人あたり研究開発費は世界第10位
  • 日本は「ノーベル賞受賞者数世界第7位」の文化大国である
 → 1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位
  • 日本は「夏季五輪メダル獲得数世界第11位」のスポーツ大国である
 → 1人あたりメダル獲得数は世界第50位

 こういう話になるわけだ。で。


能力が高いのに結果が良くない。これは、「潜在能力」が活かされていないことを示しています。

 こういう結論に至るわけだ。ウンザリだね。
 で、この日本をこきおろす「1人あたりの」ランキングを見てほしいんだけど。
 ノーベル賞受賞者数、及び五輪のメダル獲得数については、国単位での成果なので、1人あたりにする意味がまるでない。これで見るならインドや中国人のノーベル賞受賞者や、メダル獲得数が史上最悪である。中国人やインド人は、日本人より人種的に数段劣るのか?そんな事はあるまい。

 この2つは、他のランキングのある要素を薄めるため、戦略的に追加されたランキングだ。
 では、残りのランキングを見てみよう。


  • 日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
 → 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
  • 日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
 → 1人あたり輸出額は世界第44位
  • 日本は「製造業生産額世界第2位」のものづくり大国である
 → 1人あたり製造業生産額はG7平均以下
  • 日本は「研究開発費世界第3位」の科学技術大国である
 → 1人あたり研究開発費は世界第10位

 わかるだろうか。全部カネの統計なのだ。
 つまり、結局これらのランキングで日本が低迷している理由は1つだけなのだ。1人あたりの所得。日本の労働生産性が低いと、このイギリス人は言いたいのだ。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


■ OECD調べの「日本人の労働生産性は低い」についてちょっと調べてみた 「Hacks for Creative Life!(2014.5.22)」より
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物事というのは都合の良いように解釈される物だし、データの一部を切り取って「ドヤ!」と持論の裏付けだとアピールしたすること自体は一種のプレゼンテーションだから悪いとは思わない。
その中でもよく恣意的に使われるデータの一つが『OECD2013年調査では「日本人の労働労働生産性は加盟34カ国中21位、先進7カ国中最下位」』って話。
つまり、日本人は生産性低いよねーという日本人の多くが持っている日本人観。実際、僕もこういう話を鵜呑みにしていて「日本人は生産性が低く、残業してやっと欧米と同程度」ってずっと信じていた。

【12:32追記】ブコメを見ると、この記事が「労働生産性」を否定している様にとらえられている様なので補足。僕自身もこの指標は意味があるものだと思ってます。問題なのは、この指標値を(恣意的なのか理解せずになのかは別として)誤用している人が結構いることで、皆それにだまされないように気を付けてねー、という注意喚起が本記事の趣旨です。

それもそのはずで、OECDが出している労働生産性は、購買力平価換算のGDPを就業者数で割っているから。


一人当たりのGDPランキングは、購買力平価換算していないGDPを、全人口で割っているから、似ているけど意味合いは結構違う。

これ、つまりどういうことかっていうと、とりあえず業種業態働き方問わず1年間に生み出された付加価値である「GDP(国内総生産)」を購買力平価でならして、「就業者」と自己申告している人の数でエイヤっと割っているに過ぎないと言うこと。

要するに、農業だろうと、公務員だろうと、ブラックだろうと、サラリーマンだろうとパートだろうと契約だろうと派遣だろうとフリーランスだろうと、とりあえず「就業者」として国が把握していれば、母数に含まれるということ。対して割られる側のGDPは家計支出は勿論、政府支出、輸入、利子だって含まれてるわけだからなんというか、割と「おおらかな指標値」なわけです。

暴論を言えば、政府がバカみたいに政府支出を増やしてGDPを押し上げれば、労働生産性があがるわけですからね。あら不思議。

ただ、だからといって「実は日本人の生産性は高いんだぜ?」なんて言うつもりは毛頭ない。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)

















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最終更新:2016年12月11日 22:39
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