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■ 知られざる江戸時代3人の偉人の物語 「Jcastトレンド(2015.9.17)」より
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◆磯田道史著「無私の日本人」

 本書は、無名ながら稀有の廉潔さを示した三人の江戸人の評伝である。

 内村鑑三「代表的日本人」、宮本常一「忘れられた日本人」と本書を併せ"日本人三部作"と言うと、流石に褒め過ぎだろうか。

古人を甦らせる

 著者は史学専攻の研究者だが、本書は古文書に関する論文では無論ない。まるで見てきたかのように活き活きと人々の言動を紡ぎだす「ものがたり」だ。歴史の彼方に消え去った古人を現代に甦らせる著者の力量は「武士の家計簿」で実証済だが、更に磨きがかかった印象である。

 本書が紹介するのは、穀田屋十三郎(こくだやじゅうざぶろう)、中根東里(なかねとうり)そして太田垣蓮月(おおたがきれんげつ)の三人。いずれも知らぬ名前であったが、蓮月はWikipedia(ウィキペデイァ)に載っている。歴史を紐解けば、高名無名を問わず文字通り星の数ほど偉人がいたことを実感させられる。


■ 『知られざる日本の偉人たち』 「雅楽多(2012.7.30)」より
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オリンピックが始まった。普段TVを見ることはほとんどないが、オリンピックのときはTVが楽しみでしょうがない。ルールをあまり理解していない競技でも、「頑張れ!」「負けるな!」と応援できる。理由はよくわからないが、スポーツのこういうところが素晴らしい。ところで、オリンピックのトラック競技で日本人がメダルを手にしているのを見たことがあるだろうか。日本人がこの快挙を成し得たのは、1928年のアムステルダムオリンピックである。そして、最後もこのときである。つまり、ただ一人、人見絹枝しかいない。まさしく、偉人であるが、なかなか知られていない。タイトル通り、そんな偉人を紹介した本である。

  • 突如として表舞台から消された「地下鉄の父」  早川徳治
  • 滅びゆく「アイヌ叙事詩」を蘇らせた女流詩人   知里幸恵
  • ハリウッドの絶頂に立った「日本人俳優」      早川雪洲
  • 日本人初の「女性メダリスト」となったアスリート  人見絹枝
  • GNPの1割を稼ぎ出した「財界のナポレオン」    金子直吉
  • 栄光と挫折を往復し続けた「昭和の喜劇王」    榎本健一
  • 「不可能」といわれた日英同盟を結んだ外交官  林 薫
  • 幕末最強の軍隊を組織した「最後の軍師」     津田出
  • 大佐階級を捨てた「反戦」ジャーナリスト      水野広徳
  • 維新と同時に「表舞台」を去った幕閣        高橋泥舟



どの人物の物語もおもしろい。早川雪洲は、芝居の経験がないにもかかわらず、自信があると言い芝居をする。しかも、父親が死んだことを知っての、日本へ帰ろうと立ち寄ったロサンゼルスで。そんな彼が、白人女性の毛皮のコートを踏んで歩くまでの人気者になるのだ。当たり前だが、無理にそうさせたわけではない。彼が、車から降りるとき、足元にある水たまりに彼女たちはコートを投げたのだ。1920年代ということを考えると、想像もできない。それこそハリウッド映画のワンシーンではないか。
生き様ということでは、高橋泥舟がかっこいい。幕末の人物である。望みの地位を与えると言われながら、「ご勝手に。」と言う。徳川慶喜に意見を言うために、「お許しが出るまで一歩も動かぬ。」と言い、本当に7日間一歩も動かなかった。この高橋泥舟は、勝海舟、山岡鉄舟とともに「幕末の三舟」とまで言われた人物である。明治政府もその才能を欲したが、また断る。「総理大臣なるものにしてくれるなら、出仕しよう。」と言って。しかも、維新のあとは政治的発言もしなかったのだから、その忠義たるや見事の一言に尽きるのではないだろうか。

(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)














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最終更新:2016年08月23日 22:02